最も大事なことだが本書は購入する必要がない。
「電遊奇譚」で検索すれば本書に収録されているほぼ全てを読める。それも、より正しい形で。
はじめに読むならばやはり「其一:身を滅ぼしてまでゲームに打ち込む理由」がいいだろう。
好き嫌いが分かれると評される類のものだと思うが、実際はそうではない。好き嫌いではなく、合う合わない、の方がたぶん正しい。
徐々にゲームから遠ざかっているし、著者のような知性とも多彩な人生経験とも無縁であるにも関わらず、出来が違う遠い世界の人間が著した途方もない、そして無縁な、出来事の記録とは感じなかった。
ゲームをこよなく愛していたとしても、ゲームと現実を区別するタイプにはおそらく合わない。
ゲームにあまり親しんでいなかったとしても、ゲームから離れて久しくなったとしても、ゲームが現実の一部、現実の延長という感覚を持っている者には、よく合うだろう。
繰り返しになるが本書は購入する必要がない。
にも関わらずうっかり2,000円近くも払ってしまった理由はよくわからないが、ひょっとしたら著者の才能に賭けたくなったのかもしれない。
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電遊奇譚 (単行本) 単行本 – 2018/4/13
藤田 祥平
(著)
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人生がゲームなのではなく、ゲームこそ人生の解釈である。ありとあらゆるゲームの魅力に取り憑かれた若者が経巡る青春と喪失の遍歴。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2018/4/13
- 寸法13.2 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104480815449
- ISBN-13978-4480815446
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2018/4/13)
- 発売日 : 2018/4/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4480815449
- ISBN-13 : 978-4480815446
- 寸法 : 13.2 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 483,940位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 994位ロシア・東欧文学研究
- - 7,153位日本文学研究
- - 8,591位日本のエッセー・随筆
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当たり前だろう。古今の名作を含む参考文献を前に、初めて書を出す者の言うことか。
謙遜でもしているつもりか。作品を出すのは、己の優位を世間に見せつけるためなのか。
ゲームのように勝った負けたの世界なのか。新たな価値を生み出すのに他者と比較して
どうする。
まあそれはともかく、本書は「コマンドを入力せよ」を既に読んでいれば、ネタバレが
多く興味を削ぐ部分もあるが、初見であれば前半はそれなりに新鮮に映るであろう。
しかし、後半になると失速してしまう。「妻と山陰をドライブした」「テーブルフットボールを
した」「テキサスホールデムをした」「競馬をした」「夫婦と三人で桃鉄をした」・・・
ふ~ん、それで? ゲームと人生について思いつくまま書いても脈略がない。 宇宙はすべからく
電子的な現象であり、記憶としてセーブし、再びロードせよ、さらば救われん? 一体、読者に
何を訴えたいのか。「前半の読者を振り落として」まで書いたものがこれか? 発表の機会が
与えられたから書いた? 書籍として後世に残すのであれば、当然それに値するものかどうかを
厳しく峻別すべきであろう。ゲームをクリアすることが目的ではないのだから、機が熟すまで待てばよい。
あと、両書を読んで気になるのが、ネタが尽きてしまった、という印象である。
これまでの経験や知識を集大成したものとして見事に結実したのはいいが、それは既に
食べられてしまった。これを肥やしとして、全く新たに新鮮な驚きを以て再び出会える
ことを大いに期待したい。
謙遜でもしているつもりか。作品を出すのは、己の優位を世間に見せつけるためなのか。
ゲームのように勝った負けたの世界なのか。新たな価値を生み出すのに他者と比較して
どうする。
まあそれはともかく、本書は「コマンドを入力せよ」を既に読んでいれば、ネタバレが
多く興味を削ぐ部分もあるが、初見であれば前半はそれなりに新鮮に映るであろう。
しかし、後半になると失速してしまう。「妻と山陰をドライブした」「テーブルフットボールを
した」「テキサスホールデムをした」「競馬をした」「夫婦と三人で桃鉄をした」・・・
ふ~ん、それで? ゲームと人生について思いつくまま書いても脈略がない。 宇宙はすべからく
電子的な現象であり、記憶としてセーブし、再びロードせよ、さらば救われん? 一体、読者に
何を訴えたいのか。「前半の読者を振り落として」まで書いたものがこれか? 発表の機会が
与えられたから書いた? 書籍として後世に残すのであれば、当然それに値するものかどうかを
厳しく峻別すべきであろう。ゲームをクリアすることが目的ではないのだから、機が熟すまで待てばよい。
あと、両書を読んで気になるのが、ネタが尽きてしまった、という印象である。
これまでの経験や知識を集大成したものとして見事に結実したのはいいが、それは既に
食べられてしまった。これを肥やしとして、全く新たに新鮮な驚きを以て再び出会える
ことを大いに期待したい。