20年も前のことを心の底に留めているのは私だけじゃないんですね。もはや信仰に近い存在です。不遇の子ども時代があり、まだ何者でもなかった青年期に出会い、考え、別れ。イマも刻々と過去になっていく。地球上の人に会いきる時間などあるはずもないのだから、あの時会えた事が奇跡なんじゃないかって😭
燃え殻さんの文章の綴り方が心に染み入りました。
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イメージ付きのレビュー
胸がざわめき、チクチクする一冊。アラフォー男子にオススメ！
胸がざわつき、チクチクする一冊 アラフォー男性視点で過去の回想と現在が交錯する恋愛小説です。これは同世代のアラフォー男性には是非オススメ！ 主人公の過去と自分の過去が重なって「あの時のあのひと」を思い出し、胸がざわつき、チクチクとする一冊でした。 作中に出てくる「オザケン」「デイリーan」「文通」等のワードを懐かしく感じる方はさらにオススメです。自分の「あの時」のすれ違い、「あの時」の後悔が呼び起こされる。 主人公を通して自分の過去の経験がよみがえってきます。 ほんのわずかな行き違い、すれ違いで上手くいかなかった過去の恋愛を思い出し、胸が締め付けられます。現代と過去の回想が行き来する構成が作品の特徴です。 話は現代と過去を行き来します。この作品の特徴で、私は違和感なく没頭できましたが、あまり読みなれていない方は読みづらく感じるかもしれません。文庫本は、あいみょんさんがエッセイを寄稿。作品のスパイスに。 文庫本の巻末に歌手あいみょんさんのエッセイ「アンサーソング」が収録されています。作品を読んだ後に読むと相乗効果でより心に深く作品が刺さります。 例えるなら、ラーメンの面を完食した後にスープを味変して更に味に深みが出る感じです。 こちらも是非残らず読んでほしいです。 この本をお勧めしたい方・40代男性。「オザケン」「デイリーan」という言葉にピンと来る方。・過去に恋愛ですれ違いを感じた事がある方。・最近失恋した方。
