正直、1巻を読み始めた時は自分が読んで楽しい様な漫画じゃないかなと思ったが、中盤辺りからアプローチが面白いかなと思い始めたものの、3巻読了時点であと1巻でまとまるのかと云う部分が気になった。
結果、話としては一応解決し、いくつも説明不足なのか自分の読解力の問題か粗く感じる部分も残ったが、このくらいの長さでまとめなきゃならなかった漫画としては、「俺たちの闘いはこれからだ」ＥＮＤの多い中では、よく出来ていると感じた。
一応、長くも短くも出来る設定だったのは上手いところ。
しかし、ヒロインキャラの動機の部分が少し足りなかったかなと云うのが正直な感想。
また、主人公の能力に関しても同様か。(他にもいくつか何で？って思う部分はあるけども)
それでもエピローグまで描けていた事もあり、読後の印象は悪くない。
その辺で★4とした。
ホラーものとして見た場合、何だかよく判らないものを突き通すか、説明し説話風にするのが定番であるが、本作は後者としてはありがちなオチであり、説明不足がどうしても足を引っ張っている。
しかし、これを元に映画化するには丁度良い分量で、登場人物から新人アイドルの登竜門的なホラーＶシネに非常に向いていると思われる。
メディアファクトリーなのもあり、角川はＶシネ化を検討してみては？
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