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ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学 単行本 – 2015/9/17
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集団を賢くする方法が、ビッグデータで明らかに!
のべ数百万時間におよぶ社会実験のビッグデータから、「人間の集団」がもつ普遍的性質を解明。社会科学と人間理解に革命を起こす画期的研究を、第一人者が綴る。
【内容より】◎従来とはケタ違いのデータ量で社会科学に革命を起こす
◎人間集団の意思決定は、ミツバチのそれと似ている
◎自分の知り合い同士もやはり知り合いである組織は強い
◎会議で誰もが平等に話すと、生産性・創造性は高くなる
◎バブルやパニックを引き起こす「エコーチャンバー」
◎市場原理でなく「集団の力」を使うインセンティブ
センサなどによる詳細な観測で得た人間行動のビッグデータにより、人間は他者から、単純な法則に則ったかたちで影響を受けていることが明らかになった。たとえば、ある新しい習慣を身につけるかどうかの確率は、その習慣を既に持っている人物との接触の量や、その人との社会的絆の強さから見積もれるのである。
この知見をもとに、集団や社会に影響が広がるようすを示すモデルを構築、実際の観測データを組み込むことにより、集団の振る舞いや、集団全体の生産性・創造性に関しても、驚くべき正確さで予測することが可能になった。
さらに、著者はその予測をもとに、組織を改善したり、または一から構築したりするために、社会に介入する方法も開発、実際に現場で適用し多くの成功を収めている。著者らのモデルは、数十万人を擁する都市のスケールへも拡張可能で、都市の生産性や創造性の改善にも役立てることが可能だ。
画期的な成果を次々生んでいるこの「社会(ソーシャル)物理学」は、社会科学に革命を起こし、企業などの組織運営に大きな改善をもたらすだけでなく、都市計画や社会制度設計などにも大きなインパクトを与えるもの。その最新の成果を、研究者自らが綴る。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2015/9/17
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-10479422155X
- ISBN-13978-4794221551
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商品の説明
著者について
著者 アレックス・ペントランド Alex Pentland
マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。MITメディアラボ創設から関わり、現在は同ラボのヒューマンダイナミクス研究グループ所長を務める。ビッグデータ研究の世界的第一人者で、フォーブス誌が選ぶ「世界で最も有力な7人のデータサイエンティスト」にも選ばれた。また10以上のビッグデータ関連の会社を創立した起業家でもある。世界経済フォーラムでは、ビッグデータと個人データ保護に関するイニシアチブを主導した。邦訳されている著書に『正直シグナル―非言語コミュニケーションの科学』(みすず書房)がある。
訳者 小林啓倫(こばやし あきひと)
株式会社日立コンサルティング 経営コンサルタント。筑波大学大学院卒。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、2003年に米バブソン大学にてMBAを取得、2005年より現職。著書に『ドローン・ビジネスの衝撃』(朝日新聞出版)、訳書に『シンギュラリティ大学が教える 飛躍する方法』(日経BP)、『ビッグデータテクノロジー完全ガイド』(マイナビ)など。
解説 矢野和男(やの かずお)
株式会社日立製作所研究開発グループ 技師長。早稲田大学物理修士卒、工学博士。1984年に日立製作所入社。ウエアラブル技術を用いたビッグデータの収集・分析により世界的に注目を集め、Erice Prizeなど国際的な賞を多数受賞。本書著者と、本書の中でもとり上がられている人間行動計測の共同研究を行った。東京工業大大学院連携教授。文部科学省情報科学技術委員。IEEEフェロー。著書に『データの見えざる手―ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社)がある。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2015/9/17)
- 発売日 : 2015/9/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 479422155X
- ISBN-13 : 978-4794221551
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 374,864位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

<<小林 啓倫(こばやし あきひと) >>
経営コンサルタント。1973年東京都生まれ。獨協大学卒、筑波大学大学院修士課程修了。
システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業、大手メーカー等で先端テクノロジーを活用した事業開発に取り組む。著書に『FinTechが変える! 金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス』、『ドローン・ビジネスの衝撃』、『IoTビジネスモデル革命』(朝日新聞出版)、訳書に『ソーシャル物理学』(草思社)、『データ・アナリティクス3.0』(日経BP)など多数。また先端テクノロジーのビジネス活用に関するセミナーも多数手がけている。個人ブログ「POLAR BEAR BLOG」は2011年度のアルファブロガー・アワードを受賞。
Twitter: @akihito
Facebook: http://www.facebook.com/akihito.kobayashi
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
(分野)ビッグデータ、社会学、情報科学
(頁数)本編258頁+解説10頁+付録51頁+参考文献等23頁
(出版日)2015/9/17
本書は、いわゆる「集合知」が個人や社会にどんな影響を及ぼすのかについて書かれています。また、MITメディアラボのチームによる新しい「社会学」へのアプローチを記したものでもあります。
本書の特徴は、集団を平均化して解析して今までの手法とは違い、集団に属する個人の変化の過程(情報の伝播の過程)を追っていった点にあります。つまり、個人間の情報のやり取りで発生する「情報の流れ」を定量的に解析して得られた結果が本書の内容です。
筆者の主張では、人々の行動をビッグデータ解析した結果、個人は集団との関わりの中で、互いに学習しあうこと(社会学習)でより良い集団を形成されることが示されました。そして、こうした効果を得るには、その集団に「多様性(ダイバーシティ)」があることが必要だと述べています。
この「多様性」とは人種や性別という表面的な多様性ではなく、「思考の多様性」を指しており、人々が独立した意見を持った社会でないと、より良い「社会学習」は得られないとのことです。更に、人と人が密接に「繋がりすぎた社会」では、思考が単一化、暴走してブームやパニックを引き起こす危険性があると述べています。
ビッグデータ解析による新しい社会学、またビッグデータ自体が社会に及ぼす影響を知る上で、かなり興味深い本でした。
【内容】
本書で扱われるデータは、「インフルエンザの流行と感染者の接触人数の変化」、「都市の人口と生産性の変化」、「1マイルあたりのGDPとアイデアの流れの速さ」など多岐にわたっています。
インフルエンザに関わると、感染初期は人との接触が増え、発症すると接触が減るという解析結果は、人との接触回数の大きな変化は、病気のシグナルとして捉えられる可能性を示しています。
また、都市の生産性が高いのは、多くの人と関わり、アイデアを交換する機会が多いからであり、これは都市内での行動範囲が広いほど効果が高いということです。実際、「1マイルあたりのGDP」と「通勤時間の長さ」は高い相関関係があるそうです。
しかし、大都市であっても、交通機関が上手く発展していないと、その効果は限定的で、北京などは渋滞がひどく、規模は大きくても小都市が林立している状態なため、上手く情報の交換が行われず、生産性が低い状態だと述べられています。
【感想】
ビッグデータは、今までマーケティングの分野でしか注目されていませんでしたが、今回、社会全体に影響を観測出来ることが証明されました。
また、人と人とのつながりが、人間社会の発展において非常に重要だと再確認された点も、大変興味深かったです。
創造的な生産性はメンバー全員の均等な発言がある場合最大化されるという部分は意外でしたが、インフルエンザに罹患する可能性の高い地域の予測は「風邪が流行っているから人混みではマスクをしよう」という常識からでもたどり着ける結論もあります。
ビッグデータの活用によるインフラの最適化に至ってはなんだか空恐ろしいような印象を受けました。
この本はかなり具体的な記述が多くなく、抽象的なのであまり分かりやすくない。もう少し分かりやすく書き下した本であって欲しかった。
ペントランド先生は本文中で、集団をアイデアを生み出すマシーンと表現していますが、私の印象は、あたかも集団が多細胞生物かのようであり、人間はその細胞群のようなイメージを持ちました。あるセル(人間)は外部でアイデアを探求した上で、それをコミュニティ内に持ち込む。そしてソーシャルネットワークを通じて、その新アイデアが浸透していく、というプロセスをビッグデータによって可視化するフレームワークを提示したことになります。これはあたかも人間が「神の目線」を得たかのようであり、以前に読んだ「ホモデウス」の著者が、これからの人間は「不死・幸福・神性」を求めていくだろう、と述べていたのを思い出しました。デジタル全盛時代には否応なく本書に書かれているような社会分析が増えていくのでしょう。そして著者が述べているように、これは一つ間違えるとビッグブラザーが支配する恐ろしい社会を作ってしまいますが、正しく使う事で、流行病の拡散を防げるなど社会をより良い方向に導いてくれるのでしょう。大きな希望と恐怖の両方を感じる不思議な本でしたが、多くの人が本書を読んでおくべきだと感じました。
成功例の数々が挙げられるが,基本的に自分の研究室の事例という驚異的な内容になっている.
一方で,考察がとにかく軽い.
物理との類似性,社会科学的視点の導入,これらはさらっと援用されるのみで,本質に迫る
姿勢は見られない.物理の文脈で例えるなら,応用物理分野のノリに近い.
とはいえ,本書の知名度が低い理由が分からないほどの必読書.
自問自答しながら読めば,様々な世界が広がる気がする.
社会物理学は、アイデアが社会的学習を通じて人々の間をどのように伝わっていくのか、またその伝播が最終的に企業・都市・社会の規範や生産性、創造的成果といったものをどうやって決定づけるのか、私たちの理解を助けるものだ。
創造力とは一般的に優れたアイデアを持つ抜群い頭の良い、ごく少数の人々だけが持つように思われがちだが、実際には違う。
常に創造的で深い洞察力を持つ人々は「探求者」であり、「異なる」視点を持つ人々、「異なる」アイデアを探そうとするのである。
かつて、スティーブジョブズもこう述べている。
創造力とは、物事を結びつける力にすぎません。
クリエイティブな人々に「どうやってそれを思いついたの?」と尋ねても、彼らはバツの悪い思いをするだけでしょう。
彼らは思いついたのではなく、目にしたにすぎないからです。
しばらく眺めているうちに、彼らの目にははっきりと形が浮かんできます。
クリエイティブな人々は、自らの経験をつなぎ合わせ、新しいものを合成するのです。
つまりは、この本で訴えているのは、社会を市場や階級といった概念でとらえるのではなく、個人と個人の間で行われる交流のネットワークとしてとらえる必要があるということだ。
ビッグデータ、IoT、AIと言う言葉がよく使われる今ならこの本に書かれていることもそれ程目新しいとは思われないのかもしれませんが、この本が米国で出版されたのが2014年、この本の中でも度々登場するソシオテック・バッジが作られ、論文発表されたのがさらに以前の2007年(日本ではまだスマートフォンが登場する前)であることを考えると、さすがメディアラボやるな!と思いました。
ちなみに解説を書いているのは日立の矢野和男氏で、ペントランド教授とは2004年~2009年の間共同研究をされていたようです。