2016年2月から2017年にわたる小泉小委員会、と言われた政治家主体の、そして恐らく若手政治家のみでは初めての(古参議員と官僚主導ではない)政策提言に至る500日のルポ。
有識者講義に続き、それぞれの信念と事実と未来予想に基づき、政治家が議論し、想像し、思い描く次世代へのメッセージを描く。
これまで戦後形作られて来た人生や成功、仕事、家庭という形やあり方という固定感、レールから、さらに自由になれる時が来た。その自由さを進めるためにどんなルールや仕組みが大事なのか。戦後を第一の創業としたときに、今は日本の第二の創業にあたる、としている。
いずれも骨太の議論が収載されているが、特に子ども保険の部分は圧巻。政治家の本気を見ることができる。
白黒つかない事を苦しみながら、善意と良心で切り拓く政治という仕事の醍醐味を見た気分。
今(2017/12-2018/4月くらいか?)読むのに旬な本と思います。今後はさらに議論が進んで行くので、それ以降は過去の政策提言の貴重な資料になると思います。
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人生100年時代の国家戦略 単行本 – 2017/12/8
藤沢 烈
(著)
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尾崎行雄財団主催「咢堂ブックオブザイヤー2017」大賞(国政部門)受賞!
「将来の首相」小泉進次郎の500日にわたる激闘を描いた、初めての本!
新しい日本の姿がここにある!
小泉進次郎が代表代行を務める「2020年以降の経済財政構想小委員会」で交わされた、500日間の激論。
これに端を発した社会保障改革は、安倍政権による「全世代型の社会保障論」へも多大な影響を与えた。
政財界を巻き込んだ論争へと発展した小泉らの「人生100年時代の国家戦略」の真意は、どこにあったのか。
小泉進次郎の前に立ちはだかった「抵抗勢力」とは何だったのか。
小泉らと共に走り続けた男、新世代のオピニオン・リーダー藤沢烈氏が、小泉進次郎と若手議員20人による
「激闘の500日」と、そこから見えた小泉進次郎らの「国家観」をドラマチックに描き出す。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かつて幸せになるために作られたレールが今、
この国の閉塞感につながっている。
政治が、その「レール」をぶっ壊していく。
もっと自由に生きていける日本を創るために。
――小泉小委員会の提言「レールからの解放」より抜粋
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【小泉小委員会とは】
2016年2月、小泉進次郎、村井英樹、小林史明を中心に若手議員でつくられた
自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」(委員長代行:小泉進次郎)の通称。
500日間にわたり、迫り来る人生100年時代の国家戦略が議論された。
全体コンセプトである「レールからの解放」(同年4月)に基づいて発表された
「厚生労働省分割案」(同年5月)、「人生100年時代の社会保障へ」(同年10月)、
「こども保険の導入」(2017年3月)はいずれも党内外で大きな話題を呼び、政府にも影響を与えた。
「将来の首相」小泉進次郎の500日にわたる激闘を描いた、初めての本!
新しい日本の姿がここにある!
小泉進次郎が代表代行を務める「2020年以降の経済財政構想小委員会」で交わされた、500日間の激論。
これに端を発した社会保障改革は、安倍政権による「全世代型の社会保障論」へも多大な影響を与えた。
政財界を巻き込んだ論争へと発展した小泉らの「人生100年時代の国家戦略」の真意は、どこにあったのか。
小泉進次郎の前に立ちはだかった「抵抗勢力」とは何だったのか。
小泉らと共に走り続けた男、新世代のオピニオン・リーダー藤沢烈氏が、小泉進次郎と若手議員20人による
「激闘の500日」と、そこから見えた小泉進次郎らの「国家観」をドラマチックに描き出す。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かつて幸せになるために作られたレールが今、
この国の閉塞感につながっている。
政治が、その「レール」をぶっ壊していく。
もっと自由に生きていける日本を創るために。
――小泉小委員会の提言「レールからの解放」より抜粋
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【小泉小委員会とは】
2016年2月、小泉進次郎、村井英樹、小林史明を中心に若手議員でつくられた
自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」(委員長代行:小泉進次郎)の通称。
500日間にわたり、迫り来る人生100年時代の国家戦略が議論された。
全体コンセプトである「レールからの解放」(同年4月)に基づいて発表された
「厚生労働省分割案」(同年5月)、「人生100年時代の社会保障へ」(同年10月)、
「こども保険の導入」(2017年3月)はいずれも党内外で大きな話題を呼び、政府にも影響を与えた。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2017/12/8
- ISBN-104492212353
- ISBN-13978-4492212356
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商品の説明
著者について
藤沢 烈(フジサワ レツ)
小泉小委員会オブザーバー
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長
1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。現在、総務省「地域力創造アドバイザー」、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務。復興活動の中で小泉進次郎と出会い、小泉小委員会の民間オブザーバーに就任。
小泉小委員会オブザーバー
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長
1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。現在、総務省「地域力創造アドバイザー」、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務。復興活動の中で小泉進次郎と出会い、小泉小委員会の民間オブザーバーに就任。
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2017年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年7月29日に日本でレビュー済み
小泉進次郎を中心とした若手メンバーが、政策提言をどのようにまとめていったのか。
自民党といえば、保守的なイメージが付きまとうが、そのなかでリーダーシップを発揮し、若手ならではの意見を小委員会としてまとめていく様子が赤裸々につづられている。
政治家の報道は国会中継での怠惰さのみがマスメディアには取り上げられるが、このような未来への取り組みこそ報道されるべきだと思う。
この中で印象に残ったのは、やはり政治家というのは非常に言霊を大切にしなければならない職業なのだなということ。
どの層に対して、どういう言葉を使ったメッセージを出すのか、それをすごく慎重に議論している。
政治家は失言などでもよく取り上げられるが、良くも悪くも「言葉を発する」ということが仕事なのである。
その議論の生々しいところを余すところなく記してあるのは貴重な資料のように思う。
リーダーがどのような言葉を発するべきなのかということについても通ずるものがあるという意味ではどんなリーダーが読んでも参考になるだろう。
自民党といえば、保守的なイメージが付きまとうが、そのなかでリーダーシップを発揮し、若手ならではの意見を小委員会としてまとめていく様子が赤裸々につづられている。
政治家の報道は国会中継での怠惰さのみがマスメディアには取り上げられるが、このような未来への取り組みこそ報道されるべきだと思う。
この中で印象に残ったのは、やはり政治家というのは非常に言霊を大切にしなければならない職業なのだなということ。
どの層に対して、どういう言葉を使ったメッセージを出すのか、それをすごく慎重に議論している。
政治家は失言などでもよく取り上げられるが、良くも悪くも「言葉を発する」ということが仕事なのである。
その議論の生々しいところを余すところなく記してあるのは貴重な資料のように思う。
リーダーがどのような言葉を発するべきなのかということについても通ずるものがあるという意味ではどんなリーダーが読んでも参考になるだろう。
2017年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉進次郎氏の能力の高さと彼を取り巻く多様な人材の500日に及ぶ政策立案までの奮闘記。
「年金なんてもらえない」「子育てなんてできないよ」という若い世代こそ読むべきで、同世代の政治家の生々しい活動と政策に至る議論が見れる貴重な本。
日本の未来を楽観的に信じつつも、世代間ギャップを埋めようと現実を見据えて地に足がついた施策を遂行できるリーダーがいることに安堵しつつも、30代の大統領が誕生している世界において、日本の政治家の若返りの必要性を強く感じた。
「年金なんてもらえない」「子育てなんてできないよ」という若い世代こそ読むべきで、同世代の政治家の生々しい活動と政策に至る議論が見れる貴重な本。
日本の未来を楽観的に信じつつも、世代間ギャップを埋めようと現実を見据えて地に足がついた施策を遂行できるリーダーがいることに安堵しつつも、30代の大統領が誕生している世界において、日本の政治家の若返りの必要性を強く感じた。
2018年2月1日に日本でレビュー済み
文章が下手で読みづらかった。筆者が状況に酔っているだけで、その場の臨場感を伝えるのに失敗している。中身が知りたいのに、大事なところで空転している。「徹夜でがんばった」ということが知りたいのでも、政治家の来歴(〜銀行出身、〜のエリートという表現が内容に関わりがあれば別だが)が知りたいわけでもない。これまでの検証に基づいて、政治家たちがどのように考え、議論して、明日への策を形作ったかが知りたかった。筆者の自分が果たした役割といった、自分推しの記述も不要。がっかりした。
2017年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療に従事している身として、今までの社会保障制度のあり方や持続可能性には強い危機感を持っています。本書は、従来の「レールからの解放」により、人口減少時代をポジティブに生きるための政策作りに奔走する若き政治家たちの500日の記録であり、大変読み応えがありました。
「魔の二回生」など、不祥事ばかりが報道されましたが、人口減少という「静かなる有事」に真摯に向き合う政治家たちがいることを知り、未来に少し希望が持てたような気がします。
「魔の二回生」など、不祥事ばかりが報道されましたが、人口減少という「静かなる有事」に真摯に向き合う政治家たちがいることを知り、未来に少し希望が持てたような気がします。
2017年12月14日に日本でレビュー済み
1973年、自民党内に「青嵐会」なる、派閥横断の若手政策集団が結成された。当時衆院1期の石原慎太郎を代表に据え、時の田中角栄内閣の対中政策に猛反対した。
彼らの取り組みは結実しなかったが、メンバーは軒並み立身出世した。石原を始め、中川一郎、渡辺美智雄、ハマコーこと浜田幸一、森喜朗らである。1979年をもって解散した。
それから37年後の2016年、小泉進次郎を筆頭に、自民若手による「2020年以降の経済財政構想小委員会」、通称「小泉小委員会」が設立された。本書は、その活動を精緻にまとめたものだ。
小泉小委員会も、必ずしも官邸と歩調を合わせるわけではなかった。特に「こども保険」政策は世論を大いに喚起。500日間の活動を経て、2017年夏に活動を休止した。
いずれも新進気鋭の若手議員を擁した「青嵐会」と「小泉小委員会」だが、いくつか違いもある。
-------------
1.政権と対立するか協調するか
→青嵐会は田中内閣の政策に反発。一方で小泉小委員会は、政府方針がまだない2020年以降の政策を検討した。
2.外交か内政か
→青嵐会は対中外交の提言を発表。小泉小委員会は社会保障4分野(医療/介護/年金/子育て)を中心とする内政政策を提言した。
3.メンバー同士の対立
→青嵐会は思想の対立によりメンバーが続々退出。解散後は一部メンバーで中川派を結成。それに対し、小泉小委員会は思想の対立を議論で乗り越えた。結果として休止後も、メンバーの関係性は維持/強化されている。
-------------
この比較を通じて見えてくるのは、若手議員が体現している、新しい政治家のあり方であろう。
小泉小委員会は、「対立」や「破壊」といった分かりやすいイメージを帯びてはいない。が、着実に政府議論を補完し、財源に立脚した極めて現実性の高い政策を提示した。
これは将来的に小泉世代の特色となりうるのではないか。すなわち、対立から協調/包含へ。武骨から強かへ。破壊から創造の政治へ。
近い将来、本書が「小泉世代の青春の書」として位置付けられる日が来るかもしれない。
彼らの取り組みは結実しなかったが、メンバーは軒並み立身出世した。石原を始め、中川一郎、渡辺美智雄、ハマコーこと浜田幸一、森喜朗らである。1979年をもって解散した。
それから37年後の2016年、小泉進次郎を筆頭に、自民若手による「2020年以降の経済財政構想小委員会」、通称「小泉小委員会」が設立された。本書は、その活動を精緻にまとめたものだ。
小泉小委員会も、必ずしも官邸と歩調を合わせるわけではなかった。特に「こども保険」政策は世論を大いに喚起。500日間の活動を経て、2017年夏に活動を休止した。
いずれも新進気鋭の若手議員を擁した「青嵐会」と「小泉小委員会」だが、いくつか違いもある。
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1.政権と対立するか協調するか
→青嵐会は田中内閣の政策に反発。一方で小泉小委員会は、政府方針がまだない2020年以降の政策を検討した。
2.外交か内政か
→青嵐会は対中外交の提言を発表。小泉小委員会は社会保障4分野(医療/介護/年金/子育て)を中心とする内政政策を提言した。
3.メンバー同士の対立
→青嵐会は思想の対立によりメンバーが続々退出。解散後は一部メンバーで中川派を結成。それに対し、小泉小委員会は思想の対立を議論で乗り越えた。結果として休止後も、メンバーの関係性は維持/強化されている。
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この比較を通じて見えてくるのは、若手議員が体現している、新しい政治家のあり方であろう。
小泉小委員会は、「対立」や「破壊」といった分かりやすいイメージを帯びてはいない。が、着実に政府議論を補完し、財源に立脚した極めて現実性の高い政策を提示した。
これは将来的に小泉世代の特色となりうるのではないか。すなわち、対立から協調/包含へ。武骨から強かへ。破壊から創造の政治へ。
近い将来、本書が「小泉世代の青春の書」として位置付けられる日が来るかもしれない。
2018年1月3日に日本でレビュー済み
「レールからの解放」の肯定派の議員は、
「レールを壊せば落ちこぼれはいなくなり、誰も年齢を気にしない社会を作る」 牧原議員
などといっているが現実感を感じられなかった。
また、レールを壊せと言っている議員の親が元総理大臣であったり、本人が東大法学部卒であったり、最上級のレールの上に乗っかっている。
自分は一貫してレールの外に生きてきたが、レールの外の厳しさが彼らにわかるのかと疑問に感じた
むしろ「レールからの解放」というスローガンに懐疑的な議員の発言の方が普通の人の考えを反映しているように思った。
「レールからの解放とは成功者のものだと思う」 大沼議員
「労働生産性を上げ続けられる人などどこにいるのか。普通の人は普通の生活がしたいだけだ。安心感がないと結婚したり子供産んだりすることはできない」
「レールをなくしたら社会は混迷する。新卒で就職しない道もあるかもしれないが、それを選べるのは余裕のある人。普通の人が読んだら何を言っているんだと思うのではないか」 安藤議員
「レールを壊せば落ちこぼれはいなくなり、誰も年齢を気にしない社会を作る」 牧原議員
などといっているが現実感を感じられなかった。
また、レールを壊せと言っている議員の親が元総理大臣であったり、本人が東大法学部卒であったり、最上級のレールの上に乗っかっている。
自分は一貫してレールの外に生きてきたが、レールの外の厳しさが彼らにわかるのかと疑問に感じた
むしろ「レールからの解放」というスローガンに懐疑的な議員の発言の方が普通の人の考えを反映しているように思った。
「レールからの解放とは成功者のものだと思う」 大沼議員
「労働生産性を上げ続けられる人などどこにいるのか。普通の人は普通の生活がしたいだけだ。安心感がないと結婚したり子供産んだりすることはできない」
「レールをなくしたら社会は混迷する。新卒で就職しない道もあるかもしれないが、それを選べるのは余裕のある人。普通の人が読んだら何を言っているんだと思うのではないか」 安藤議員
2017年12月17日に日本でレビュー済み
本書は、自由民主党(以下「自民党」という。)の党内委員会で、昨年(平成28年)2月に発足した「2020年以降の経済財政構想小委員会」における約500日間における議論の記録である。若手のホープ・小泉進次郎衆議院議員が委員長代行を務めたことから、通称「小泉委員会」と呼ばれており(以下「委員会」という。)、筆者は委員会のオブザーバーとして、委員会の様子をつぶさに観察しているので臨場感のある文章になっている。
委員会では、若手政治家達が迫り来る人生100年時代の国家戦略を練ったものであり、「レールからの解放」、つまり十人十色の多様な人生設計をコンセプトとし、「厚生労働省分割案」、「人生100年時代の社会保障へ」、「こども保険の導入」を提言してきた。
その政策案を取りまとめるまでに委員会メンバーの熱い、活発な議論が飛び交い、白熱した情景が思い浮かぶようだ。若手政治家達の本気と迫力が伝わってくる。
委員会でまとめられた提言は、今後、党・政府において更に案がもまれ、具体的な政策になっていくであろう。
それにしても、自民党の政治家というのは一般論としてやはり優れている。委員会における、陣笠議員達の粗削りな議論を一蹴することなく、中堅・ベテラン議員がきちんと受け止め、必要があれば助言し、援護射撃するなどして若手を育てていこうとする懐の広さは、他の政党にはないもので、やはり自民党は我が国で唯一、まともな政党であると思うし、小泉氏をはじめ、委員会に参加した他の議員たちがこれから大きく成長し、我が国を牽引していくと思うと、国民として頼もしい限りである。
委員会では、若手政治家達が迫り来る人生100年時代の国家戦略を練ったものであり、「レールからの解放」、つまり十人十色の多様な人生設計をコンセプトとし、「厚生労働省分割案」、「人生100年時代の社会保障へ」、「こども保険の導入」を提言してきた。
その政策案を取りまとめるまでに委員会メンバーの熱い、活発な議論が飛び交い、白熱した情景が思い浮かぶようだ。若手政治家達の本気と迫力が伝わってくる。
委員会でまとめられた提言は、今後、党・政府において更に案がもまれ、具体的な政策になっていくであろう。
それにしても、自民党の政治家というのは一般論としてやはり優れている。委員会における、陣笠議員達の粗削りな議論を一蹴することなく、中堅・ベテラン議員がきちんと受け止め、必要があれば助言し、援護射撃するなどして若手を育てていこうとする懐の広さは、他の政党にはないもので、やはり自民党は我が国で唯一、まともな政党であると思うし、小泉氏をはじめ、委員会に参加した他の議員たちがこれから大きく成長し、我が国を牽引していくと思うと、国民として頼もしい限りである。