谷口菜津子さんの漫画とレシピが大好きな自分にとってはご褒美のような本です。
自炊はよくする方でおいしい料理を作りたいとは思っても、コレとコレを混ぜて炒めておわり！というレシピ本にはやりごたえを感じず、かといって専門書を買ってまでやりたいほどモチベーションは高くなく、でも時間をかけて料理をする方法がよくわからない、そんな自分にとってバランスがいいレシピがこの本には揃っていました。また夜勤がある仕事をしているので漬け込む系のレシピは「一晩漬け込むだけなら出勤前に作っちゃえばよし」「食材を頻繁に買いすぎると腐らせてしまうが買わなすぎると夜勤明けにご飯がない悲しい状態」を解決してくれるので嬉しすぎます。
作ったもの
【牛肉ねぎ醤油漬け(ローストビーフ)】
つけダレにオレンジジュース!?という衝撃のレシピでしたがうますぎて一瞬で完食してしまいました。
【パンチェッタ】
よくある塩漬け豚レシピですが、一緒に紹介されていたカルボナーラがやばいほどうまい。
でも豚バラを衛生的に保つのが難しかったので今度はしっかり消毒してから再挑戦したいです。
【自家製ツナ】
うますぎて何度も作りました。ネットによくある最初から魚を油で煮るタイプではなく味付けした魚を蒸してオイルにつけるツナですが市販のツナとは全く別の味わいです。
【しらすオイル漬け】
全く味の想像がつかず、1ページでちょろっと書いてあるだけで、本当にそんな驚きの味になるのか疑問でしたがこれも何度も作りました。バゲットにのせてもうまいのですがレタスとの相性が抜群です。
【切り身の味噌漬け】
味噌煮は知ってるけど味噌漬けの魚というものに全然馴染みがなく「この本に載ってる以上きっとおいしいだろうから、作ってみようかな」とスーパーで安かったサーモンで作ったら破格の旨さ。魚の油が！こんなに風味が増して！とご飯がすすみました。野菜やちくわを漬けてもうまいらしいので今度試します。
作ってる最中
【ロースハム】
【チーズのオイル漬け】
出来上がりが楽しみです。ほかのレシピも全部作りたいです。
この本のおかげでスーパーに行くと常に塊肉が安くなってないかギラついた目で探すようになりました。いつも「誰がこんなでかい肉買うんだ？」と思ってましたが自分が買うことになるとは。またそれまであまり買わなかった魚もよく買うようになりました。気前よく大量に油を使う料理が多いのですが谷口先生もこれ作ったんだよな、よく考えたら油は開封したらとっとと使い切ったほうがいいしなと思うと思い切って使えました。
在宅ワーカーで家にいる時間が長くてお酒が大好きな「谷口先生のためのレシピ本」だと思いますので、簡単お手軽時短レシピの対局に位置するレシピ本です。お家で時間をかけて料理を美味しくする方法を教えてくれたこの本には感謝してます。谷口先生の漫画の新刊も楽しみですが、またこういうレシピ本を出してほしいです。
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