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夢を生きる (単行本) 単行本 – 2018/3/1
羽生 結弦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ソチオリンピックで世界の頂点に立った後も、自身のもつ世界最高得点を幾度も更新し、理想の演技を究め続けた2015-18年。平昌オリンピックに至るまでの成長の軌跡を、羽生結弦選手本人が語り尽くす最新インタビュー集。
2015-16年、16-17年、17-18年シーズンの各プログラムにこめた思いや、技術面で進歩をはかるために取り組んできた様々な挑戦、スケートに対する情熱や応援してくださるすべての方への感謝の気持ちなどを熱く語る。
雑誌「Ice Jewels」に掲載されたインタビューに加え、単行本オリジナルの最新コンテンツを収録。
初公開の写真を含め、試合中からオフショットまで、カラー写真も多数掲載。見どころ読みどころ満載の一冊。
2015-16年、16-17年、17-18年シーズンの各プログラムにこめた思いや、技術面で進歩をはかるために取り組んできた様々な挑戦、スケートに対する情熱や応援してくださるすべての方への感謝の気持ちなどを熱く語る。
雑誌「Ice Jewels」に掲載されたインタビューに加え、単行本オリジナルの最新コンテンツを収録。
初公開の写真を含め、試合中からオフショットまで、カラー写真も多数掲載。見どころ読みどころ満載の一冊。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2018/3/1
- 寸法14.9 x 1.7 x 21.1 cm
- ISBN-104120050491
- ISBN-13978-4120050497
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商品の説明
著者について
1994年、宮城県仙台市生まれ。ANA所属。4歳からスケートをはじめ、08年ジュニア選手権優勝。10年にシニアデビューし、13年グランプリファイナル初優勝。14年ソチオリンピック金メダリスト。18年平昌オリンピック代表選手。14・17年の世界選手権優勝、全日本選手権とグランプリファイナルで4連覇。フィギュアスケート男子シングル競技における世界最高記録を度々更新している。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2018/3/1)
- 発売日 : 2018/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4120050491
- ISBN-13 : 978-4120050497
- 寸法 : 14.9 x 1.7 x 21.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 297,769位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,163位スポーツ (本)
- - 47,648位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

5 星
読み応えのある、羽生選手の“夢”の生き方でした
オリンピック2連覇と言う偉業の陰に、怪我や体調不良の繰り返しに打ち勝ちながら、プログラムの綿密な改良を重ねてきた姿に感銘を受けました。国民栄誉賞授与も検討されているのも、当然と言えるでしょう。フィギュアに掛ける情熱が、インタビューに答える羽生結弦選手の言葉からひしひしと伝わってきました。インタビュアーの言葉も簡潔、且つフィギュアに対する知識の深さからか無駄のない質問で、フィギュアにあまり詳しくなかった自分でも、インタビューで構成されている本ではありますが惹き込まれて一気に読むことができました。技術を芸術の域に到達させる、と言う事を羽生選手が発言されてたように、それは羽生選手なら可能だ!と思わせてくれる演技は、これだけ真摯にフィギュアに向かう姿勢が形作っているのだと思います。他の方のレビューが素晴らしいので、あまり上手くは語れませんが、2015年〜2018年までの苦しみながらも進化を遂げてきた羽生選手の軌跡がよく分かりました。カラー写真なども豊富ですね。“夢を生きる”に相応しい、読み応えのある1冊でした。追記僭越ながらイメージイラストです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月15日に日本でレビュー済み
タイトルが凄く気に入りました😆
「もっと強く、自分らしく」
結弦❤️にピッタリハマってます‼️
Amazonで購入
メディアを読み込めませんでした。
「もっと強く、自分らしく」
結弦❤️にピッタリハマってます‼️
2020年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速丁寧な対応ありがとうございます。
状態がとても良かったです。
テレビのインタビューなどでは伝えきれない羽生選手の競技の取り組みかたや思いが伝わってくる本です。
状態がとても良かったです。
テレビのインタビューなどでは伝えきれない羽生選手の競技の取り組みかたや思いが伝わってくる本です。
2018年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
.
羽生さんの語り口の率直さと共に、大震災の被災地への温かい配慮を含めた
郷土への思いの強さ、芯の強さには今更ながら感じ入ります。
本文中の、プログラムへのこだわりや、スケートへの思い入れもさることながら、
フィギュアスケート選手、そして頂点としてのオリンピック・チャンピオン
として、自分が周囲に、そしてスケート界に、さらにもっと広い社会、世界に
どんな貢献が可能であるのか、必要なのかを常に考えて、実行しようとしている
姿勢には、ただただ脱帽するばかりです。
ローマは一日にしてならず、といいますが、羽生さんのような不世出の名スケーターも、
日常からの深い自己省察を経て形作られたものであることを再認識しました。
若き キング・オブ・アイス の更なる活躍と発展を願って已みません。
【追記】
3月2日付の報道で、政府が羽生選手に国民栄誉賞を授与する方針を固めたことが
明らかにされました。羽生選手の栄誉を心から喜びたいと思います。
羽生さんの語り口の率直さと共に、大震災の被災地への温かい配慮を含めた
郷土への思いの強さ、芯の強さには今更ながら感じ入ります。
本文中の、プログラムへのこだわりや、スケートへの思い入れもさることながら、
フィギュアスケート選手、そして頂点としてのオリンピック・チャンピオン
として、自分が周囲に、そしてスケート界に、さらにもっと広い社会、世界に
どんな貢献が可能であるのか、必要なのかを常に考えて、実行しようとしている
姿勢には、ただただ脱帽するばかりです。
ローマは一日にしてならず、といいますが、羽生さんのような不世出の名スケーターも、
日常からの深い自己省察を経て形作られたものであることを再認識しました。
若き キング・オブ・アイス の更なる活躍と発展を願って已みません。
【追記】
3月2日付の報道で、政府が羽生選手に国民栄誉賞を授与する方針を固めたことが
明らかにされました。羽生選手の栄誉を心から喜びたいと思います。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
If you do not have previous Ice Jewel volumes this is a good one, a summary of all interviews from vol 1 till 8. Worth a buy and read, if you don't wanna spend on the actual magazines and are only interested in Yuzuru Hanyu.
2018年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリンピック2連覇の前から予約していました。第1〜9章までが、写真も文章もIce Jewelsからの再録で、このフィギュア雑誌は全号読んでいるので、正直、途中までは新鮮味を感じずにいました。
…が、最後の10章が…結弦さんの素顔が垣間見える内容でしたので、同じ男の子を持つ母親としては、心に染み入る内容でした。
平昌オリンピックが終わり、やはりスペシャルイヤーなので、雑誌や著書は厳選しつつも、既に5冊購入してしまっていますが、どれもそれぞれに、力作揃いです。こちらもその一つ。
私は羽生さんの、オンとオフの写真いずれも大好きですが、それ以上に、これまで語られて来た内容に感銘を受けております。
そして、読み物としてはIce Jewlsが、一番インタビューの内容が深く濃い(あくまで主観ですが)と思っているので、今回の本も、改めて羽生結弦という選手が、どれだけ多くのことを考え、試行錯誤を繰り返してここまで来たのかということが私の中でまた、整理されました。
インタビュアーの力量も大きいと思います。
特に、羽生さんがジャンプというものをどのように捉えて、中でもアクセルジャンプについてどう思っているかがわかるので、2連覇後の「4回転アクセル挑戦宣言」も、更に説得力が増してきます。
これまで、著書としては『蒼い炎』『蒼い炎II』、能登直さんの写真集、田中宣明さんのシーズンフォトブックを購入しましたが、それら全てに、羽生結弦さんの直筆メッセージ(もちろん印刷ですが)が入っており、今回もしっかり入っていました!
また、あとがきには、いつも通り支えてくれた家族やスタッフやファンへの感謝の言葉、そして最後に、これまで習ってきた全ての先生方に対して一人一人名前を挙げての謝辞。
これが、羽生結弦さんという人の素晴らしさであり、皆から愛される所以ですね。
これも、幼い頃に見たオリンピックで、選手が先生への感謝の言葉を述べているシーンを見て以来、自分もインタビューされるときに言おう!と夢見てきたとか。
小さい頃の都築先生との4回転、5回転ジャンプの約束といい、子供の頃から、なんとしっかりしたビジョンをお持ちだったのでしょう!
そして更にその約束を果たすべく、常に前進し続けている…出来るものなら、私も小さい頃からやり直したいです。
羽生結弦さん、知れば知るほど、感銘を受け、ますます応援したくなる方です。
ファンとしては、これからも写真やインタビューを目にすることを心待ちにしていますが、同時にご本人は息が詰まったり疲れたりしないか心配にもなります…矛盾していますが、どうぞ無理なさらず、これからの挑戦やご活躍も、心より応援しております!
…が、最後の10章が…結弦さんの素顔が垣間見える内容でしたので、同じ男の子を持つ母親としては、心に染み入る内容でした。
平昌オリンピックが終わり、やはりスペシャルイヤーなので、雑誌や著書は厳選しつつも、既に5冊購入してしまっていますが、どれもそれぞれに、力作揃いです。こちらもその一つ。
私は羽生さんの、オンとオフの写真いずれも大好きですが、それ以上に、これまで語られて来た内容に感銘を受けております。
そして、読み物としてはIce Jewlsが、一番インタビューの内容が深く濃い(あくまで主観ですが)と思っているので、今回の本も、改めて羽生結弦という選手が、どれだけ多くのことを考え、試行錯誤を繰り返してここまで来たのかということが私の中でまた、整理されました。
インタビュアーの力量も大きいと思います。
特に、羽生さんがジャンプというものをどのように捉えて、中でもアクセルジャンプについてどう思っているかがわかるので、2連覇後の「4回転アクセル挑戦宣言」も、更に説得力が増してきます。
これまで、著書としては『蒼い炎』『蒼い炎II』、能登直さんの写真集、田中宣明さんのシーズンフォトブックを購入しましたが、それら全てに、羽生結弦さんの直筆メッセージ(もちろん印刷ですが)が入っており、今回もしっかり入っていました!
また、あとがきには、いつも通り支えてくれた家族やスタッフやファンへの感謝の言葉、そして最後に、これまで習ってきた全ての先生方に対して一人一人名前を挙げての謝辞。
これが、羽生結弦さんという人の素晴らしさであり、皆から愛される所以ですね。
これも、幼い頃に見たオリンピックで、選手が先生への感謝の言葉を述べているシーンを見て以来、自分もインタビューされるときに言おう!と夢見てきたとか。
小さい頃の都築先生との4回転、5回転ジャンプの約束といい、子供の頃から、なんとしっかりしたビジョンをお持ちだったのでしょう!
そして更にその約束を果たすべく、常に前進し続けている…出来るものなら、私も小さい頃からやり直したいです。
羽生結弦さん、知れば知るほど、感銘を受け、ますます応援したくなる方です。
ファンとしては、これからも写真やインタビューを目にすることを心待ちにしていますが、同時にご本人は息が詰まったり疲れたりしないか心配にもなります…矛盾していますが、どうぞ無理なさらず、これからの挑戦やご活躍も、心より応援しております!
2018年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015-2016年シーズンから、平昌オリンピック直前までのインタビュー本である。
写真が4割近くあり、演技中の真剣な表情あり、演技が終わった後の笑顔あり、エキシビションや練習風景やオフの写真もバランスよく盛り込まれている。着物姿も3ページある。巻末は2010-2018年のコスチュームの写真で、16歳から23歳までの写真が2ページずつある。
読んで感じたのは、羽生選手の思考力と分析力の高さである。そして、常に怪我と戦ってきたことがよく分かった。
2015-2016年のシーズン、シーズン前半に世界最高得点を2試合続けて塗り替えながら、世界選手権で2年連続の2位に終わった。最大の目標だった王座奪回を逃し、試合後の2週間程は、毎晩、毎晩、試合で負けてホテルの部屋で泣いている、そんな夢をずっと見ていたという。
怪我をしていたとはいえ、心と身体のバランスをコントロールできれば、いい演技ができたのに、ショートの後に身体の状態が一気に下がってしまい、フリーの前には燃え尽きたような状態だったという。これから先、そんな状態になってもノーミスで演技できるくらいにレベルを上げなければと答えている。
その後2ヶ月間も休まなければならないほどの怪我をしていても、精神をコントロールできれば勝てたという言葉には驚いた。また1シーズン休んで足を治すことに専念することも考えなくはなかったが、1シーズン休養した選手は復帰した後で大変そうだったので、それは絶対嫌だなと思ったという。
p102で、「ケガが治ったアスリートが『休んでいた時間は無駄じゃなかった』とインタビュー等で答えているが、この言葉は、成功した人は言えるけど、成功しなかった人は言えないと思う。僕だって(2016年の)世界選手権前の3ヶ月間が完全に無駄だったと思ってしまうくらい、いやですから。これから五輪に向かっていく中で、もしも五輪で成功できたら、勝てなかった世界選手権の前の準備期間も無駄ではなかったと言えると思う。今はそのとき、そのとき、自分がすべきだと思えることを一つ一つ積み上げていって自信をつけることが大事だと思っています」と語っている。
先日読んだ「Number」の記事で、右足の怪我は完治しておらず、痛み止めを飲まなければジャンプは跳べなかったと書かれていた。そして「ソチ五輪の後、怪我や病気に苦しみながら、この4年間を過ごしてきた。何もなく、順風満帆で来られたとしたら、平昌オリンピックで金メダルを獲れなかった」と語っていた。怪我が治っていなかったこと、それでもあれだけの演技ができたことに、本当に驚いた。まさにこれまでの苦労はこの時のためにあったのだと思えた。
ノルディック複合で銀メダルを獲った渡辺暁斗選手も肋骨を骨折していたことが分かった。万全の体調でなくても試合に挑み、結果を出せる強さを持ったアスリートたちを心から尊敬する。
小学生のときの指導者の都築章一郎氏が、イーグルやステップからジャンプを跳ぶ練習をさせたなど、いろいろな指導者から学んだ基礎があるからこそ、今の羽生選手があることも分かった。羽生選手を育ててくれた指導者たちにも感謝したい。
写真が4割近くあり、演技中の真剣な表情あり、演技が終わった後の笑顔あり、エキシビションや練習風景やオフの写真もバランスよく盛り込まれている。着物姿も3ページある。巻末は2010-2018年のコスチュームの写真で、16歳から23歳までの写真が2ページずつある。
読んで感じたのは、羽生選手の思考力と分析力の高さである。そして、常に怪我と戦ってきたことがよく分かった。
2015-2016年のシーズン、シーズン前半に世界最高得点を2試合続けて塗り替えながら、世界選手権で2年連続の2位に終わった。最大の目標だった王座奪回を逃し、試合後の2週間程は、毎晩、毎晩、試合で負けてホテルの部屋で泣いている、そんな夢をずっと見ていたという。
怪我をしていたとはいえ、心と身体のバランスをコントロールできれば、いい演技ができたのに、ショートの後に身体の状態が一気に下がってしまい、フリーの前には燃え尽きたような状態だったという。これから先、そんな状態になってもノーミスで演技できるくらいにレベルを上げなければと答えている。
その後2ヶ月間も休まなければならないほどの怪我をしていても、精神をコントロールできれば勝てたという言葉には驚いた。また1シーズン休んで足を治すことに専念することも考えなくはなかったが、1シーズン休養した選手は復帰した後で大変そうだったので、それは絶対嫌だなと思ったという。
p102で、「ケガが治ったアスリートが『休んでいた時間は無駄じゃなかった』とインタビュー等で答えているが、この言葉は、成功した人は言えるけど、成功しなかった人は言えないと思う。僕だって(2016年の)世界選手権前の3ヶ月間が完全に無駄だったと思ってしまうくらい、いやですから。これから五輪に向かっていく中で、もしも五輪で成功できたら、勝てなかった世界選手権の前の準備期間も無駄ではなかったと言えると思う。今はそのとき、そのとき、自分がすべきだと思えることを一つ一つ積み上げていって自信をつけることが大事だと思っています」と語っている。
先日読んだ「Number」の記事で、右足の怪我は完治しておらず、痛み止めを飲まなければジャンプは跳べなかったと書かれていた。そして「ソチ五輪の後、怪我や病気に苦しみながら、この4年間を過ごしてきた。何もなく、順風満帆で来られたとしたら、平昌オリンピックで金メダルを獲れなかった」と語っていた。怪我が治っていなかったこと、それでもあれだけの演技ができたことに、本当に驚いた。まさにこれまでの苦労はこの時のためにあったのだと思えた。
ノルディック複合で銀メダルを獲った渡辺暁斗選手も肋骨を骨折していたことが分かった。万全の体調でなくても試合に挑み、結果を出せる強さを持ったアスリートたちを心から尊敬する。
小学生のときの指導者の都築章一郎氏が、イーグルやステップからジャンプを跳ぶ練習をさせたなど、いろいろな指導者から学んだ基礎があるからこそ、今の羽生選手があることも分かった。羽生選手を育ててくれた指導者たちにも感謝したい。