「WEBマンガ総選挙2018」で第一位(2018年9月発表)を受賞した、都道府県擬人化バトル漫画の第五巻。
鳥取県を主人公として、同県が「次の首都」になるまでが描かれます。
シリアスともギャグともつかぬ、適度な「ゆるさ」をたたえた語り口が人気を呼ぶ一方で、各都道府県の名産品・県民性・歴史等が常に敬意をもって的確に捉えられている点、いつもながら感心させられます。
実際、本書を旅行ガイドとして活用する読者の方々が出現しています。
さて、既に二十四の都府県が登場して、佳境に入ってきた本作品、今回の第五巻では新キャラとして北海道、沖縄県、三重県が加わり、計二十七都道府県の様々な思惑が交錯します。
とりわけ観光界の「南北の雄」、北海道と沖縄の、意表を突く形での出現ぶりは見ものです。
さらなる詳細は、見てのお楽しみ、ということで...。
総選挙の第一位受賞を巡る雑感:
ところで、「四十七都道府県の神様たちによる首都争奪戦」というシンプル極まりない筋立てのこの作品が、ここまで多くの読者の支持を得るに至った理由は何か?
色々考えられて興味深いところですが、あえて際立った功績をひとつだけ挙げるとすれば、
これまでとかく「私小説」的な殻にこもりがちになっていたウェブ漫画界に、思い切った擬人化群像劇(何しろメインキャラが理論的には四十七人!)という形で新風を吹き込み、読者層を一気に拡げた点は見逃せないと思われます。
加えて、主人公を「鳥取さん」に設定する英断により、群像劇であると同時に主人公のシンプルで清々しい成長物語にもなっている点も、読者の自然な共感を呼んだのかもしれません。
最後に個人的には、本作品が国内旅行の活性化のきっかけとなり、ひいては国内旅行の料金が全体的に少しお手頃になってくれれば素晴らしい、などと想像しています。
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四十七大戦(5) (アース・スターコミックス) コミック – 2018/11/12
一二三
(著)
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北海道、独立!? 北海道VS.沖縄、開幕!!
47都道府県の神が次の「首都」を争う都道府県擬人化バトル、第5巻!
九州地方との戦いを制した鳥取さん。だが時を同じくして北海道が独立宣言を行うという驚愕の展開が!
都道府県のゆる神達はざわめき、様々な思惑が交差する――…。
岡山さんが主役の番外編も収録!
47都道府県の神が次の「首都」を争う都道府県擬人化バトル、第5巻!
九州地方との戦いを制した鳥取さん。だが時を同じくして北海道が独立宣言を行うという驚愕の展開が!
都道府県のゆる神達はざわめき、様々な思惑が交差する――…。
岡山さんが主役の番外編も収録!
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社泰文堂
- 発売日2018/11/12
- 寸法12.8 x 1.5 x 18.2 cm
- ISBN-104803012458
- ISBN-13978-4803012453
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2018年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年4月4日に日本でレビュー済み
娘の為に購入しました。
可愛い絵で地理の勉強が出来るのがとても良いと言っていました。
あまり得意でない事に興味を持ち始めた様なので購入して良かったです。
可愛い絵で地理の勉強が出来るのがとても良いと言っていました。
あまり得意でない事に興味を持ち始めた様なので購入して良かったです。
2018年12月24日に日本でレビュー済み
私にとってはクリスマス読書に。
とにかく、読むのに時間がかかる、結構文字が多いから。
「うちとこ」シリーズとはとは異なる視点で、各都道府県の特性がキャラ化されて戦う設定が面白い。
それにしても、東京が少年キャラで若いのは何故?
鹿児島がオッサンで、山口がオッサンのはずなのに少年で、
沖縄と北海道が仲良しで、滋賀が二重スパイで、
首都圏をめぐる争い、北海道独立で食料自給率がピンチの日本全国。
前衛的な地理の授業のように面白い。
押しキャラは特にないが、地方の悲哀はひしひし感じる。それがいいのかも。
とにかく、読むのに時間がかかる、結構文字が多いから。
「うちとこ」シリーズとはとは異なる視点で、各都道府県の特性がキャラ化されて戦う設定が面白い。
それにしても、東京が少年キャラで若いのは何故?
鹿児島がオッサンで、山口がオッサンのはずなのに少年で、
沖縄と北海道が仲良しで、滋賀が二重スパイで、
首都圏をめぐる争い、北海道独立で食料自給率がピンチの日本全国。
前衛的な地理の授業のように面白い。
押しキャラは特にないが、地方の悲哀はひしひし感じる。それがいいのかも。
2018年11月24日に日本でレビュー済み
ここからまた新たに展開していくストーリーから目が離せません!
これまで出てきていたゆる神様の行動や、初登場のゆる神様、そして明かされる事実など読んでいて非常にドキドキします。ここからどうなるのか?鳥取くんはどうするのか?そして他のゆる神様はどうするのか?
色々なドキドキと期待を抱ける展開でした。番外編では、やっぱり素敵なゆる神様の表情を見ることが出来て楽しかったです!
これまで出てきていたゆる神様の行動や、初登場のゆる神様、そして明かされる事実など読んでいて非常にドキドキします。ここからどうなるのか?鳥取くんはどうするのか?そして他のゆる神様はどうするのか?
色々なドキドキと期待を抱ける展開でした。番外編では、やっぱり素敵なゆる神様の表情を見ることが出来て楽しかったです!
2018年11月15日に日本でレビュー済み
この作品では、今までも時々、〝狂気顔〟(と言えばいいのでしょうか?)が出てきていたのですが、私はどうもそれが苦手で... 。
今回巻はそれが話の根本に関わる所と大きく絡んでいたので少し読むのに苦労しました。
それから、キャラクターで、訳ありとはいえ、言葉遣いが悪すぎるのも読んでいて不快でした。
ストーリーはとても良いのですが、言葉の言い方や、過激な表現が不快だったのでこのように評価させていただきました。
今回巻はそれが話の根本に関わる所と大きく絡んでいたので少し読むのに苦労しました。
それから、キャラクターで、訳ありとはいえ、言葉遣いが悪すぎるのも読んでいて不快でした。
ストーリーはとても良いのですが、言葉の言い方や、過激な表現が不快だったのでこのように評価させていただきました。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
五巻まできたのに北国の存在が…
四十七大戦とあるが半分位しか出てないし、登場キャラが南側に偏ってるように見えてしまう。(主人公は鳥取なので仕方ないとも思ってたのですがもう五巻ですよ!)
今巻では一部、個人的に苦手だなあと思う所があったので★3です。
四十七大戦とあるが半分位しか出てないし、登場キャラが南側に偏ってるように見えてしまう。(主人公は鳥取なので仕方ないとも思ってたのですがもう五巻ですよ!)
今巻では一部、個人的に苦手だなあと思う所があったので★3です。