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外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム (サイエンス・アイ新書) 新書 – 2018/5/16
門田 修平
(著)
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外国語は科学的に学習すれば誰でも話せる
外国語習得を成功に導く4つの要素があります。「インプット処理」「プラクティス」「アウトプット産出」「モニタリング」です。また、これら4つの要素を支え、学習を促進するのが「シャドーイング」です。本書は、シャドーイングの効果を科学的根拠とともに解説し、その学習方法を提案しています。これまで徒労に終わることが多い外国語習得。科学的に理解して実践すれば誰もが英語が話せる、そんな夢が実現できるのです。そのために本書は、効率のよい外国語習得の理論と実践法を科学的データに基づいて提供します。
序章 なぜわたしたちは外国語をうまく話せないのか
第1章 まず必要なインプット処理
第2章 「知っている」から「使える」へ変えるプラクティス
第3章 スピーキングに必要なプロセス
第4章 シャドーイングによるアウトプット産出への効果
第5章 外国語学習に必須のモニタリング能力
第6章 シャドーイングの効果的な実践方法
終章 100万語シャドーイングのすすめ
外国語習得を成功に導く4つの要素があります。「インプット処理」「プラクティス」「アウトプット産出」「モニタリング」です。また、これら4つの要素を支え、学習を促進するのが「シャドーイング」です。本書は、シャドーイングの効果を科学的根拠とともに解説し、その学習方法を提案しています。これまで徒労に終わることが多い外国語習得。科学的に理解して実践すれば誰もが英語が話せる、そんな夢が実現できるのです。そのために本書は、効率のよい外国語習得の理論と実践法を科学的データに基づいて提供します。
序章 なぜわたしたちは外国語をうまく話せないのか
第1章 まず必要なインプット処理
第2章 「知っている」から「使える」へ変えるプラクティス
第3章 スピーキングに必要なプロセス
第4章 シャドーイングによるアウトプット産出への効果
第5章 外国語学習に必須のモニタリング能力
第6章 シャドーイングの効果的な実践方法
終章 100万語シャドーイングのすすめ
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2018/5/16
- 寸法11.5 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-10479739532X
- ISBN-13978-4797395327
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対象商品: 外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム (サイエンス・アイ新書)
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商品の説明
出版社からのコメント
仕事で、プライベートで、また海外でも日本国内でも、必要なときに英語がよどみなく口をついて出てくる。これを夢見ている人は多いと思います。しかし現実には、英語など外国語の習得は、私たち多くの日本人にとって、これまでずっと、克服困難な積年の課題です。
言語の習得をめぐる、隣接諸科学、たとえば言語学、音声学、認知心理学、認知科学、脳神経科学の発展には目を見張るものがあります。また、英語など外国語の学習についての第二言語習得研究も、特にここ十数年の間にめざましい進歩を遂げ、世界的に数々の研究成果が出されています。言語習得について、これらの領域の成果を集約したのが、本書で提案している「インプット処理」「プラクティス」「アウトプット産出」「モニタリング」の4つのポイントです。
他方、インプット音声をひたすら復唱するシャドーイングは、通訳、特に同時通訳のトレーニングとして、一部の学校や関係者により、熱心に実践されてきました。それが、近年さまざまなトレーニング本が刊行されるようになり、一般に広く注目されるようになりました。最近では、さまざまな大学、高等学校の英語クラスで実施されようになっています。
しかし、実のところ、シャドーイングが、英語など外国語の習得に効果があることを、学習者向けに、きちんと科学した(科学的に明らかにした)書籍はこれまでまず見当たりません。
本書は、外国語習得の上記4つのポイントのそれぞれにシャドーイングが非常に効果的であることを、科学的な研究成果(実証データ)をもとに示しています。そして可能な限り、外国語を話せるようになるしくみを明らかにしたいと思います。
以上のような科学的な実証データにもとづいた学習方法は、ほとんど「王道」と言って差し支えないでしょう。この学習方法を実践することで、実は誰にでも、英語、その他の外国語をすらすらと話せるようになりたいという夢は、実現できると考えます。本書が、みなさんの夢の実現になんらかのかたちで資するものであれば、著者としてこの上ない歓びです。
言語の習得をめぐる、隣接諸科学、たとえば言語学、音声学、認知心理学、認知科学、脳神経科学の発展には目を見張るものがあります。また、英語など外国語の学習についての第二言語習得研究も、特にここ十数年の間にめざましい進歩を遂げ、世界的に数々の研究成果が出されています。言語習得について、これらの領域の成果を集約したのが、本書で提案している「インプット処理」「プラクティス」「アウトプット産出」「モニタリング」の4つのポイントです。
他方、インプット音声をひたすら復唱するシャドーイングは、通訳、特に同時通訳のトレーニングとして、一部の学校や関係者により、熱心に実践されてきました。それが、近年さまざまなトレーニング本が刊行されるようになり、一般に広く注目されるようになりました。最近では、さまざまな大学、高等学校の英語クラスで実施されようになっています。
しかし、実のところ、シャドーイングが、英語など外国語の習得に効果があることを、学習者向けに、きちんと科学した(科学的に明らかにした)書籍はこれまでまず見当たりません。
本書は、外国語習得の上記4つのポイントのそれぞれにシャドーイングが非常に効果的であることを、科学的な研究成果(実証データ)をもとに示しています。そして可能な限り、外国語を話せるようになるしくみを明らかにしたいと思います。
以上のような科学的な実証データにもとづいた学習方法は、ほとんど「王道」と言って差し支えないでしょう。この学習方法を実践することで、実は誰にでも、英語、その他の外国語をすらすらと話せるようになりたいという夢は、実現できると考えます。本書が、みなさんの夢の実現になんらかのかたちで資するものであれば、著者としてこの上ない歓びです。
著者について
門田修平(かどた しゅうへい)
関西学院大学法学部教授、関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科教授。博士(応用言語学)。専門分野は心理言語学、応用言語学、第二言語習得など。特に第二言語としての英語の知覚・処理そして記憶・学習の心的メカニズムについて研究しており、その成果を英語の学習・教育に応用した著書をこれまでも数多く出版している。
関西学院大学法学部教授、関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科教授。博士(応用言語学)。専門分野は心理言語学、応用言語学、第二言語習得など。特に第二言語としての英語の知覚・処理そして記憶・学習の心的メカニズムについて研究しており、その成果を英語の学習・教育に応用した著書をこれまでも数多く出版している。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2018/5/16)
- 発売日 : 2018/5/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 479739532X
- ISBN-13 : 978-4797395327
- 寸法 : 11.5 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 121,195位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 46位通訳 (本)
- - 55位サイエンス・アイ新書
- - 642位英語リスニング
- カスタマーレビュー:
著者について
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専門は第二言語習得研究。心理言語学、応用言語学からのアプローチ。第二言語としての英語が、どのようにして知覚・処理され、記憶・学習されるかそのメカニズムについて研究している。これまでも現在も、ことばの科学会(JSSS)、大学英語教育学会(JACET)リーディング研究会、外国語教育メディア学会(LET)関西支部基礎理論研究部会の3つを中心に活動。趣味は、やはり食べて、飲んで、語って、唄うこと。それと旅行。カラオケの選曲はポップスから演歌まで多種多様ですので、ぜひご一緒に。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャドウイングのハウツウモノかと思って購入したらかなりアカデミックな内容でした。読み切るまで相当エネルギーを要します。それだけ素晴らしいということです。よくもこんなに安い値段で発刊できるものだと変なところで感心しました。
2018年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【ポイント】
・日本人が、外国語(英語)のコミュニケーション能力を身につけるのがなぜ困難か1.接する時間(=学習時間)の差違 2.コミュニケーションの同時並行処理 3.母語(日本語)と学習対象語(英語)の言語距離
・心理言語学的能力の獲得のポイント 1.インプット処理 2.プラクティス 3.アウトプット産出 4.モニタリング
・大量インプットこそが外国語習得の「必要条件」であり、同時に「十分条件」であると仮定した(インプット仮説)
・外国語の習得に不可欠なインプットとしておおよそ100万語程度が対象言語の文法を操り、文の理解や生成を自動的に行うための大前提だと述べ、自らのレベルにあった大量のインプットを言語学習システムに提供することが絶対的条件である
・インプット処理と、インタラクションを含むアウトプット産出をつなぐ、プラクティス(反復練習)が重要である。
・シャドーイング学習法の「インプット効果」は、私たちの生得的・本能的学習システムを活用した結果であると言える。
・顕在的・意図的に学習した外国語の構文・文法・語彙などの知識も、インプット処理やアウトプット産出で、継続的にそれらを長期記憶から繰り返し取り出して活用しているうちに、想起しているという意識を伴わないで検索できる潜在記憶に変貌していく
・一定量の顕在知識をまず学習して、その後徐々に自動的に活用できる知識に変貌させることが有効である
・シャドーイングのトレーニングが、おそらくは、学習者のワーキングメモリで活用される、声に出さない内的リハーサル(内語反復)の発音の高速化につながると考えられる
・多読・多聴における反復プライミングによる繰り返し学習の効果。ワーキングメモリのサブボーカルリハーサルの高速化を促進するシャドーイングのプラクティス効果とは異なる、反復検索の効果になる。同一の単語や語句を、異なる文脈の中で、何度も処理を繰り返すことでさらに大きな学習効果が得られる。これも、外国語(英語)を「知っている」状態から「使える」状態に転化するプラクティスの重要な役割。
・単語を覚えるとき、単語帳をつくってリストアップして学習するよりも、できるだけ前後の単語と一緒に覚えてしまうようにすることが重要。ただシャドーイングのプラクティスや多読・多聴のプラクティスをたくさん積むことで、自身で特に意識しなくても実はこのようなストックは間違いなく自然に(無意識のうちに)潜在的記憶(知識)として蓄積されていく。
・シャドーイングの学習の最初の段階では、意味もわからないまま音声をひたすら復唱するという音響・音韻レベルの復唱になりがち。しかし、その学習に時間をかけて徐々に音声復唱に慣れてくると、少しずつ自動化が進み、復唱と同時に、聞いた音声の意味も楽しみながらシャドーイングを実行することが可能になってくる。
・シャドーイングを繰り返すと正確に復唱できる単語の割合は、5回程度までは上がっていく。言い換えると5回までのシャドーイングの繰り返しは効果的だが、それ以上繰り返してもさらに正確にできるようにはなりにくいということ。素材を5,6回程度シャドーイングした段階で、別の素材に移っていくのが適切ということ。
[シャドーイングの学習ステップ]
①リスニング:全部聞いてわかるまで繰り返す必要はない。何度も聞かないと意味がわからない音声ではシャドーイングは難しすぎる。一度聞いてほぼ概要がつかめるものを選んでまず聞く。
②マンブリング:小声でまずはやってみる。これでシャドーイングが可能な素材であるかどうかを判断する。もしだめなら、別のテキストと音声を探す。リスニング同様、1回チャレンジすれば十分
③パラレルリーディング:テキストを目で追いながら同時に行うシャドーイング。音声を聞きながら音読すると言っても差し支えない。リスニングやマンブリングで発音が聞き取れなかった箇所を中心にテキストを参照しつつ行う。もしパラレルリーディングの必要がなくすぐにシャドーイングに行ける場合は飛ばしてOK
④意味チェック:もしわからない単語、構文があれば必要に応じて発音や意味などを調べる。
⑤プロソディシャドーイング:英語の発音に注意を向け、できるだけ模倣しながら復唱することが重要。特にリズムやイントネーションに注意する。可能な限り、苦もなくできるようになる(ほぼ自動化を達成する)まで練習する必要がある。
⑥コンテンツシャドーイング:文の意味内容を楽しみながら、同時に口からすらすらと復唱した音声が出てくる状態になることが目標。このコンテンツシャドーイングによってリスニングの入り口である「音声知覚」がほぼ自動的にできるようになる。
・シャドーイング学習を実践していくにあたっては、英文の読みやすさ、インプット音声の速度などを考慮し、かなりやさしめの素材、すなわち自分の学力をiとしてそれよりも低い「i-1」「i-2」くらいの素材を選ぶことがポイント
・文や文章の構造がすぐには把握できないものであっても、それにあまりこだわりすぎずに、インプット音声そのものを楽しみながら復唱に集中することが肝要。
・発話スピードの向上を達成し、そのあとの潜在学習の促進を可能にしてくれることを考えると、音声をポーズの間にいったん覚えて行うリピーティングよりも即時的なシャドーイングのほうが、第二言語の流暢性の習得には適していると考えられる。
・一般に外国語の学習、特に話し言葉の理解や産出トレーニングをするときは、それだけに集中せず、身体を動かすなど何か別のことと一緒にやると効果的。シャドーイングなど言葉の学習と身体の運動はとても共鳴しやすく相乗効果を発揮し、すぐれた学習効果を生む
・日本人が、外国語(英語)のコミュニケーション能力を身につけるのがなぜ困難か1.接する時間(=学習時間)の差違 2.コミュニケーションの同時並行処理 3.母語(日本語)と学習対象語(英語)の言語距離
・心理言語学的能力の獲得のポイント 1.インプット処理 2.プラクティス 3.アウトプット産出 4.モニタリング
・大量インプットこそが外国語習得の「必要条件」であり、同時に「十分条件」であると仮定した(インプット仮説)
・外国語の習得に不可欠なインプットとしておおよそ100万語程度が対象言語の文法を操り、文の理解や生成を自動的に行うための大前提だと述べ、自らのレベルにあった大量のインプットを言語学習システムに提供することが絶対的条件である
・インプット処理と、インタラクションを含むアウトプット産出をつなぐ、プラクティス(反復練習)が重要である。
・シャドーイング学習法の「インプット効果」は、私たちの生得的・本能的学習システムを活用した結果であると言える。
・顕在的・意図的に学習した外国語の構文・文法・語彙などの知識も、インプット処理やアウトプット産出で、継続的にそれらを長期記憶から繰り返し取り出して活用しているうちに、想起しているという意識を伴わないで検索できる潜在記憶に変貌していく
・一定量の顕在知識をまず学習して、その後徐々に自動的に活用できる知識に変貌させることが有効である
・シャドーイングのトレーニングが、おそらくは、学習者のワーキングメモリで活用される、声に出さない内的リハーサル(内語反復)の発音の高速化につながると考えられる
・多読・多聴における反復プライミングによる繰り返し学習の効果。ワーキングメモリのサブボーカルリハーサルの高速化を促進するシャドーイングのプラクティス効果とは異なる、反復検索の効果になる。同一の単語や語句を、異なる文脈の中で、何度も処理を繰り返すことでさらに大きな学習効果が得られる。これも、外国語(英語)を「知っている」状態から「使える」状態に転化するプラクティスの重要な役割。
・単語を覚えるとき、単語帳をつくってリストアップして学習するよりも、できるだけ前後の単語と一緒に覚えてしまうようにすることが重要。ただシャドーイングのプラクティスや多読・多聴のプラクティスをたくさん積むことで、自身で特に意識しなくても実はこのようなストックは間違いなく自然に(無意識のうちに)潜在的記憶(知識)として蓄積されていく。
・シャドーイングの学習の最初の段階では、意味もわからないまま音声をひたすら復唱するという音響・音韻レベルの復唱になりがち。しかし、その学習に時間をかけて徐々に音声復唱に慣れてくると、少しずつ自動化が進み、復唱と同時に、聞いた音声の意味も楽しみながらシャドーイングを実行することが可能になってくる。
・シャドーイングを繰り返すと正確に復唱できる単語の割合は、5回程度までは上がっていく。言い換えると5回までのシャドーイングの繰り返しは効果的だが、それ以上繰り返してもさらに正確にできるようにはなりにくいということ。素材を5,6回程度シャドーイングした段階で、別の素材に移っていくのが適切ということ。
[シャドーイングの学習ステップ]
①リスニング:全部聞いてわかるまで繰り返す必要はない。何度も聞かないと意味がわからない音声ではシャドーイングは難しすぎる。一度聞いてほぼ概要がつかめるものを選んでまず聞く。
②マンブリング:小声でまずはやってみる。これでシャドーイングが可能な素材であるかどうかを判断する。もしだめなら、別のテキストと音声を探す。リスニング同様、1回チャレンジすれば十分
③パラレルリーディング:テキストを目で追いながら同時に行うシャドーイング。音声を聞きながら音読すると言っても差し支えない。リスニングやマンブリングで発音が聞き取れなかった箇所を中心にテキストを参照しつつ行う。もしパラレルリーディングの必要がなくすぐにシャドーイングに行ける場合は飛ばしてOK
④意味チェック:もしわからない単語、構文があれば必要に応じて発音や意味などを調べる。
⑤プロソディシャドーイング:英語の発音に注意を向け、できるだけ模倣しながら復唱することが重要。特にリズムやイントネーションに注意する。可能な限り、苦もなくできるようになる(ほぼ自動化を達成する)まで練習する必要がある。
⑥コンテンツシャドーイング:文の意味内容を楽しみながら、同時に口からすらすらと復唱した音声が出てくる状態になることが目標。このコンテンツシャドーイングによってリスニングの入り口である「音声知覚」がほぼ自動的にできるようになる。
・シャドーイング学習を実践していくにあたっては、英文の読みやすさ、インプット音声の速度などを考慮し、かなりやさしめの素材、すなわち自分の学力をiとしてそれよりも低い「i-1」「i-2」くらいの素材を選ぶことがポイント
・文や文章の構造がすぐには把握できないものであっても、それにあまりこだわりすぎずに、インプット音声そのものを楽しみながら復唱に集中することが肝要。
・発話スピードの向上を達成し、そのあとの潜在学習の促進を可能にしてくれることを考えると、音声をポーズの間にいったん覚えて行うリピーティングよりも即時的なシャドーイングのほうが、第二言語の流暢性の習得には適していると考えられる。
・一般に外国語の学習、特に話し言葉の理解や産出トレーニングをするときは、それだけに集中せず、身体を動かすなど何か別のことと一緒にやると効果的。シャドーイングなど言葉の学習と身体の運動はとても共鳴しやすく相乗効果を発揮し、すぐれた学習効果を生む
2018年9月2日に日本でレビュー済み
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シャドーイングの科学的根拠とされる研究の現時点でのまとめといったところでしょうか。
メタ認知の重要性を知って、音読のときにも聞き取りや自身の発音に意識を集中力が変わった気がします。
メタ認知の重要性を知って、音読のときにも聞き取りや自身の発音に意識を集中力が変わった気がします。
2019年12月9日に日本でレビュー済み
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経験者のノウハウが分かりましたので、購入してよかったです。
2019年8月31日に日本でレビュー済み
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適確な指導者がいなく,学習法を自分で編み出す必要がある方,また英語を教える立場の方は,この本で,英語学習の学的な分析を勉強するといいか思います。図がわかりやすいです。
2019年6月11日に日本でレビュー済み
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内容が少し難しいが、本気でスピーキングに取り組むなら、徹底して理論を学ぶのも良いと思います。シャドーイングの有効性が詳細に説明されています。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
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理論や研究結果が書かれていて、説得力がある。
2018年8月2日に日本でレビュー済み
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シャドーイングがいかに効果があるかを解説した本ですね。
シャドーイング実践のための本を買った方が早いかも知れません。
シャドーイング実践のための本を買った方が早いかも知れません。