本作ではカジノ特区となった近未来の東京を舞台に、
行政の思惑によってギャンブル依存症にされた人たちと、
そこに立ち向かう刑事の活躍が描かれます。
カジノ特区となった東京ベイエリアの描写に説得力があり、
もしかするとやがて本当にこうなるのかも……と思わせられるリアリティが。
このあたりは一読の価値がありです。
しかけのからくりについての雑学的なものも面白く、
ヒト・ポリオーマ・ウィルスの話などは本書で初めて知りました。
キャラクターがよくもわるくも漫画的なところは、
読み手にはよって好みがわかれそうですが、私は面白かったです。
エンタメ小説として大満足。
最後の「HEAVEN」の描写は、漫画や映像でやるととても面白そう。
ビジュアル描写が非常に印象に残る作家さんです。
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デビル・イン・ヘブン 単行本 – 2013/12/11
河合莞爾
(著)
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購入オプションとあわせ買い
警察小説、未来形!
2020年、世界的なスポーツの祭典と同時に創設された「カジノ特区」。
その暗部には唾棄すべき巨大な悪意が蠢いていた!
君臨する「天使」に審判の刃を向けるべく、凶弾迫る中、刑事・諏訪は汚濁の檻に挑む!
一気読み間違いなし!
予測を裏切る、大興奮! !
最注目の新鋭による、傑作エンターテインメント!
雑居ビルから、一人の老人が転落死。現場には「黒い天使」のトランプが落ちていた。
刑事・諏訪は犯罪と見て謎を追うが、直後、カジノ特区「聖洲署」への異動命令が!
聳えるタワー、巨大歓楽街、謎の自衛集団、死神と呼ばれる男、そして青眼の天才ギャンブラーの伝説――
東京湾に出現した楽園には、地獄の顎(あぎと)が開いていた!
「国が国民の生命を大事にしていると、本気で思ってるんですか?」
2020年、世界的なスポーツの祭典と同時に創設された「カジノ特区」。
その暗部には唾棄すべき巨大な悪意が蠢いていた!
君臨する「天使」に審判の刃を向けるべく、凶弾迫る中、刑事・諏訪は汚濁の檻に挑む!
一気読み間違いなし!
予測を裏切る、大興奮! !
最注目の新鋭による、傑作エンターテインメント!
雑居ビルから、一人の老人が転落死。現場には「黒い天使」のトランプが落ちていた。
刑事・諏訪は犯罪と見て謎を追うが、直後、カジノ特区「聖洲署」への異動命令が!
聳えるタワー、巨大歓楽街、謎の自衛集団、死神と呼ばれる男、そして青眼の天才ギャンブラーの伝説――
東京湾に出現した楽園には、地獄の顎(あぎと)が開いていた!
「国が国民の生命を大事にしていると、本気で思ってるんですか?」
- 本の長さ423ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2013/12/11
- ISBN-104396634307
- ISBN-13978-4396634308
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商品の説明
著者について
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。2012年に第32回横溝正史ミステリ大賞を『デッドマン』で受賞し、デビュー。シリーズ続編の『ドラゴンフライ』ともども、その圧倒的なリーダビリティとキャラクター性でファンを増やしている。出版社勤務。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月15日に日本でレビュー済み
舞台となるカジノの描写が陳腐、かつカジノゲームについても誤りが多すぎて、カジノ好きな僕は萎えます。。
プロローグからいきなりバカラの3条件が間違ってたり(しかもそれで勝敗が真逆の結果に変わってしまう)、本編でもルーレットの玉を小さな銀色と書いたり(パチンコじゃないんだから…)、スロットマシンのレバーを引く客がいたり(今時、全部ボタンだよ。どんなアンティークマシンかと)、カジノの知識、取材不足が気になって、話に入り込めません。。
まだ全体の1/5、100頁くらいしか読んでませんが、ちょっと読み続けるのが苦痛になってきました。
せめてストーリーとして惹きつける内容であれば我慢しますが、登場人物もなかなかに陳腐で、賄賂を受け取る汚職刑事、既得権益の経営者たち、ツンデレ中国娘。。まるでVシネマ。
余程、この著者のファンなら良いかもですが、僕はもういいです。
特にカジノ好きな方にはおススメできません。
プロローグからいきなりバカラの3条件が間違ってたり(しかもそれで勝敗が真逆の結果に変わってしまう)、本編でもルーレットの玉を小さな銀色と書いたり(パチンコじゃないんだから…)、スロットマシンのレバーを引く客がいたり(今時、全部ボタンだよ。どんなアンティークマシンかと)、カジノの知識、取材不足が気になって、話に入り込めません。。
まだ全体の1/5、100頁くらいしか読んでませんが、ちょっと読み続けるのが苦痛になってきました。
せめてストーリーとして惹きつける内容であれば我慢しますが、登場人物もなかなかに陳腐で、賄賂を受け取る汚職刑事、既得権益の経営者たち、ツンデレ中国娘。。まるでVシネマ。
余程、この著者のファンなら良いかもですが、僕はもういいです。
特にカジノ好きな方にはおススメできません。
2015年1月25日に日本でレビュー済み
「鏑木班シリーズ」とは別の単独作で、2020年の東京オリンピック開催を念頭に、最近解禁・創立が話題となっている「カジノ特区」を舞台とした超近未来小説。その「カジノ特区」の名称は<聖州>(勿論、「ハリウッド=聖林」のもじり)で、その<聖州>を政官民を巻き込んで支配している<天使>と呼ばれる謎の人物が存在するという設定。聖書を意識している事が良く窺える。主人公は刑事で、<天使>の謎を含めた<聖州>の実態を白日の下に晒すために奔走するという物語展開。
しかし、作品の意匠がサッパリ不明で、読み応えを全く感じなかった。安っぽい正義感で、「カジノ特区」を設けるとこのように治安が悪くなると警告したいのか、「カジノ特区」を舞台としたハードボイルド風の小説を描きたいのか、「カジノ特区」創立の目的が高齢者から金を巻き上げて自殺に追いやる少子高齢化対策だという社会問題を描きたいのか、皆目判然とせず、非常に中途半端な内容である。更に、ストーリー展開も雑なら、人物関係も雑。作中に何度"たまたま"という言葉が出て来たか数えられないくらいである。特に、主人公が何十年も会っていなかった父親に<聖州>で"たまたま"出会うシーンには呆れ果ててしまった。<プロローグ>を読むと、読者には<天使>の正体が分かってしまうのも雑なストーリー展開の例で、大きな瑕疵だろう。
また、作中には明示されていないが、主人公達の捜査手法は「鏑木班シリーズ」で頻出する「アブダクション=仮説的推論」である。即ち、<天使>なる人物が政官民を巻き込んで<聖州>を支配していると仮定したら、<聖州>や他の場所で起こっている事件・事象を巧く説明出来るというもので、そこにはロジックは存在せず、ロジックを期待する大方のミステリ・ファンにとっては得心の行くものではないだろう。何から何まで中途半端の駄作だと思った。
しかし、作品の意匠がサッパリ不明で、読み応えを全く感じなかった。安っぽい正義感で、「カジノ特区」を設けるとこのように治安が悪くなると警告したいのか、「カジノ特区」を舞台としたハードボイルド風の小説を描きたいのか、「カジノ特区」創立の目的が高齢者から金を巻き上げて自殺に追いやる少子高齢化対策だという社会問題を描きたいのか、皆目判然とせず、非常に中途半端な内容である。更に、ストーリー展開も雑なら、人物関係も雑。作中に何度"たまたま"という言葉が出て来たか数えられないくらいである。特に、主人公が何十年も会っていなかった父親に<聖州>で"たまたま"出会うシーンには呆れ果ててしまった。<プロローグ>を読むと、読者には<天使>の正体が分かってしまうのも雑なストーリー展開の例で、大きな瑕疵だろう。
また、作中には明示されていないが、主人公達の捜査手法は「鏑木班シリーズ」で頻出する「アブダクション=仮説的推論」である。即ち、<天使>なる人物が政官民を巻き込んで<聖州>を支配していると仮定したら、<聖州>や他の場所で起こっている事件・事象を巧く説明出来るというもので、そこにはロジックは存在せず、ロジックを期待する大方のミステリ・ファンにとっては得心の行くものではないだろう。何から何まで中途半端の駄作だと思った。
2014年3月6日に日本でレビュー済み
作者三作目にして初の近未来ミステリ。とはいえ、どうも前2作と比べると雑さが目立つ。舞台はほんの少しだけ未来、オリンピック後の東京なのだが、その設定だけで前作では普通に描かれていたリアリティを放棄してしまったように思える。
もちろん、リアリティがなくても良い小説はいくらでもあるのだが、本作はどちらかというと設定的にもリアリティを要求するタイプの小説であるように思う。
例えば比較的最初の方に保険を利用した闇のシステムが登場し、実は裏ではこうなっているといった種明かしがされるが、これがどうにもデタラメで全く経済的合理性が欠如したものであることなどはその一例である。(保険に関して私は正直チトうるさいほうだが)
そもそも物語の中心人物はある特殊能力を活かして、この世界をのし上がっていく設定になっているのだが、その特殊能力自体になんの説明もないばかりか、誰がどう考えてももう少し有効な能力の活かし方を考えるであろう。(確かに物語としてはアリなのだが、読んでいる方としてはなんの説明もないため、まったく共感をおぼえない)
全体の設定とか、面白くできる要素はかなり入っており、全体的にサスペンスフルな話でもあることから読んで損するということはないが、作者の過去2作と比べると残念ながら高い評価は与えられない。星三つでもかなりおまけしたつもりである。
もちろん、リアリティがなくても良い小説はいくらでもあるのだが、本作はどちらかというと設定的にもリアリティを要求するタイプの小説であるように思う。
例えば比較的最初の方に保険を利用した闇のシステムが登場し、実は裏ではこうなっているといった種明かしがされるが、これがどうにもデタラメで全く経済的合理性が欠如したものであることなどはその一例である。(保険に関して私は正直チトうるさいほうだが)
そもそも物語の中心人物はある特殊能力を活かして、この世界をのし上がっていく設定になっているのだが、その特殊能力自体になんの説明もないばかりか、誰がどう考えてももう少し有効な能力の活かし方を考えるであろう。(確かに物語としてはアリなのだが、読んでいる方としてはなんの説明もないため、まったく共感をおぼえない)
全体の設定とか、面白くできる要素はかなり入っており、全体的にサスペンスフルな話でもあることから読んで損するということはないが、作者の過去2作と比べると残念ながら高い評価は与えられない。星三つでもかなりおまけしたつもりである。