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新版 才能ある子のドラマ―真の自己を求めて 単行本 – 1996/5/10
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社新曜社
- 発売日1996/5/10
- ISBN-104788505541
- ISBN-13978-4788505544
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商品の説明
出版社からのコメント
◆才能ある子のドラマ◆ 親から子へ繰り返される凄惨な人間支配のドラマ。その心的メカニズムと幼児虐待の恐るべき結末を初めて暴いたミラーの第一作が新たに蘇った。いまや本書を抜きに、アダルト・チルドレンや多重人格等、現代人の破滅の人生を解き明かすことはできない。
内容(「MARC」データベースより)
あなたが抑圧している、子ども時代の情動のドラマを明るみに出すこと、ミラーの心理療法はそこから始まる。インナーチャイルド思想の原点となった第一作の改訂新版の邦訳。
抜粋
自分の感情をもち、それと真摯に、自ら欺くところなく関わることのできる人は、感情をイデオロギーによって粉飾する必要がなく、したがって他の人にとって危険ではありません。現在あれほど広範囲に広がっている、民族主義的な紛争をみても、問題はいずれも抑圧された感情と本来の責任を負うべき者の記憶が抑圧されていることから生れる、同じような誤解であって、合理的な理由などないことは明らかです。世界中の民族主義者はお互いに大変似ています。まるで国際的な統一部隊の制服の様に、その人たちは生の憎悪と破壊への耽溺を身にまとっています。この破壊性の源泉は一つです.つまりこの人たちは、同じように子どもの頃ひどい目に合わされ、それをまったく思い出さないか、あるいは認めたくないと思っているのです。それに、そのようなことがあるとは、すべての社会が、つい最近までまったく認めていませんでした。今日私たちは、このような否認をもはや続けているわけにはいきません。その危険は爆発的に大きくなっていますから。自分の本当の物語を、忘却の闇から発掘する用意のある人は、他の人たちに同じ方向に一歩踏み出すよう促す事に〓なります。そうしてそれは、自分たちの覚醒した意識によって、今日の「政治」の暗闇に、これまで可能であったより多くの光と明瞭さをもたらすよう、呼びかけることでもあるのです。(「療法の鏡に映る軽蔑」より)
登録情報
- 出版社 : 新曜社; 新版 (1996/5/10)
- 発売日 : 1996/5/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4788505541
- ISBN-13 : 978-4788505544
- Amazon 売れ筋ランキング: - 403,720位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,880位臨床心理学・精神分析
- - 6,495位心理学入門
- - 6,851位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感想を述べるより要点をまとめてみました。
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思春期に子供は親への服従から抜け出て、新しい考えや新しいグループに順応するが、それが本当の自分の考えに根ざしていない場合、再びその考えやグループに服従することになる。それは自己の否定になり、抑鬱気分になる。
子供の頃から両親より知的な面で優れ、両親からは褒められるが、様々な問題を一人で抱えていかなければならなかった人は...相談された人にどのような種類の重大な問題も知的手段ではねのけるように言う。相談した人は自分の辛い気持ちをわかってもらえないと感じる。
親から手玉に取られて、ひどい損害を被った人は、人が人を手玉に取るのをめざとく見つける。ある集団に属しても、そのグループの言いなりにはならない。他人の苦しみもはっきりと素早く感じることができる。
イデオロギー、配偶者、自分の子供の中に初めてかつての両親の姿が意識される形で現れる。
適応が上手くできないと生き残れないような幼児期を過ごすと、不安が大人になっても残り、新しいグループへ帰属し、そのグループへの忠誠は絶対的なものとなる。(オウム真理教などへの忠誠心はこれか?)
ありのままを愛されていた子供は寛容をまなぶ。
虐待の記憶が明確に意識されるにつれて、自分と虐待相手の区別をやかましく言う、自分を何かの役に立つように差し出したりしなくなる、自分を独立した人格だと感じるようになる。
真の自己を捜し、それを生きる可能性を見いだした人は人間社会の裏と表(本音と建て前)を分けて生きなくても良くなる。そして、人間が子供時代に否定され、禁じられた側面を抑圧するあまり、後の暴力を振るようになったり、猥褻な行為に逃れたりすることもなくなる。
人格の分裂の原因は子供時代の教育にある。
趣味も真実の自分から目をそらす方法となっている場合が多い。
「善良な」偽りの自己は社会の規範に従うこと、つまり社会化によって獲得される。それに対して「悪い」自己は両親からの自己に対する掃け口に根を持っている。
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思春期に子供は親への服従から抜け出て、新しい考えや新しいグループに順応するが、それが本当の自分の考えに根ざしていない場合、再びその考えやグループに服従することになる。それは自己の否定になり、抑鬱気分になる。
子供の頃から両親より知的な面で優れ、両親からは褒められるが、様々な問題を一人で抱えていかなければならなかった人は...相談された人にどのような種類の重大な問題も知的手段ではねのけるように言う。相談した人は自分の辛い気持ちをわかってもらえないと感じる。
親から手玉に取られて、ひどい損害を被った人は、人が人を手玉に取るのをめざとく見つける。ある集団に属しても、そのグループの言いなりにはならない。他人の苦しみもはっきりと素早く感じることができる。
イデオロギー、配偶者、自分の子供の中に初めてかつての両親の姿が意識される形で現れる。
適応が上手くできないと生き残れないような幼児期を過ごすと、不安が大人になっても残り、新しいグループへ帰属し、そのグループへの忠誠は絶対的なものとなる。(オウム真理教などへの忠誠心はこれか?)
ありのままを愛されていた子供は寛容をまなぶ。
虐待の記憶が明確に意識されるにつれて、自分と虐待相手の区別をやかましく言う、自分を何かの役に立つように差し出したりしなくなる、自分を独立した人格だと感じるようになる。
真の自己を捜し、それを生きる可能性を見いだした人は人間社会の裏と表(本音と建て前)を分けて生きなくても良くなる。そして、人間が子供時代に否定され、禁じられた側面を抑圧するあまり、後の暴力を振るようになったり、猥褻な行為に逃れたりすることもなくなる。
人格の分裂の原因は子供時代の教育にある。
趣味も真実の自分から目をそらす方法となっている場合が多い。
「善良な」偽りの自己は社会の規範に従うこと、つまり社会化によって獲得される。それに対して「悪い」自己は両親からの自己に対する掃け口に根を持っている。
2011年9月10日に日本でレビュー済み
本を拝読いたしました。私の立場は、精神分析的なアプローチの効果を否定するものでなく、根本的な心理的解決には有効な場合があると考えるものです。ただし、そのリスクの大きさを思うと、専門家の援助なしに、このように幼時体験をリアルに想起させる本を読み、過去の情動記憶を呼び起こして新たな認識のフレームを作り出してしまうことには、今は臨床家として疑問を持っています。一時、非常に苦しみが増して当人を追い詰めたり、家族関係を破壊的な状況に追い込む可能性があることは、知られたほうがよいと思います。世界的に精神分析的アプローチに変わり認知主義パラダイムの心理学に基づいた精神療法アプローチが多く支持される時代へ移行してきたのには、それなりに深い理由があるということです。人には適用というものがあります。その方にとっては適用でない方法に基づいて、辛い過去の記憶を独自に扱おうとすると、徹底的に当人自身が傷ついてしまう可能性があります。そのことをよく理解した上で読まれることをおすすめ致します。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある程度優等生で、親の期待に応えることに価値を見出していた幼少期の自分。
そんな自分の内面を探っていた時に、出会った本です。
専門的な知識など全くありませんが、共感しながら読めました。
母親となった今、わが子に同じような思いをさせてしまう危険があるのではないかと、
恐れをもっていましたが、この本を読み、また自分自身内面を見つめることにより、
そのような恐れは少なくなったと思います
幼少期、いわゆる『いい子』であった人におすすめします。
そんな自分の内面を探っていた時に、出会った本です。
専門的な知識など全くありませんが、共感しながら読めました。
母親となった今、わが子に同じような思いをさせてしまう危険があるのではないかと、
恐れをもっていましたが、この本を読み、また自分自身内面を見つめることにより、
そのような恐れは少なくなったと思います
幼少期、いわゆる『いい子』であった人におすすめします。
2018年8月28日に日本でレビュー済み
同著者の「魂の殺人」と比較すると優しく分かり易い。
しかし内容は非常に深く、ある程度の精神分析学、医学的な知識を得た上で再読するとスルメみたいな本になる。
読む度に新しい発見がある、そんな本です。
これ読んで良かったと思える人は"自己愛(ナルシシズム)"に着眼して本あさられるといいです。
愛情が無い環境と病的ナルシシズムの肥大は切っても切れない関係にあって、自己喪失の病=自己愛の障害、ですから。
しかし内容は非常に深く、ある程度の精神分析学、医学的な知識を得た上で再読するとスルメみたいな本になる。
読む度に新しい発見がある、そんな本です。
これ読んで良かったと思える人は"自己愛(ナルシシズム)"に着眼して本あさられるといいです。
愛情が無い環境と病的ナルシシズムの肥大は切っても切れない関係にあって、自己喪失の病=自己愛の障害、ですから。
2010年4月6日に日本でレビュー済み
アリス・ミラーの著書としては、「魂の殺人―親は子どもに何をしたか」のほうが有名なようです。
「魂の殺人」は心にガツンガツンと響く感じで、正直、読んでいて、とても疲れてしまいました。
「才能ある子のドラマ」のほうが、雰囲気が柔らかく、私はこちらのほうが好きです。
「魂の殺人」は心にガツンガツンと響く感じで、正直、読んでいて、とても疲れてしまいました。
「才能ある子のドラマ」のほうが、雰囲気が柔らかく、私はこちらのほうが好きです。
2003年7月9日に日本でレビュー済み
幼い頃に抑圧されたモノがある場合、救いとなる本です。
抑圧していた子供時代の記憶や感情を呼び覚まし、
真正面からそれと対峙し、それをキチンと意識して経験する事で、
過去を乗り越え、失われた記憶や抑圧していた感情を再び自分のものにする手助けになる本。
抑圧していた子供時代の記憶や感情を呼び覚まし、
真正面からそれと対峙し、それをキチンと意識して経験する事で、
過去を乗り越え、失われた記憶や抑圧していた感情を再び自分のものにする手助けになる本。