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かもめのジョナサン完成版 単行本 – 絵本, 2014/6/30
ダブルポイント 詳細
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購入オプションとあわせ買い
伝説のかもめが帰ってきた! 幻の最終章、ついに世界公開。全世界で四千万部を売ったベストセラーへ新たに加えられた奇蹟の最終章――。「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、やがて精神世界の重要さに気づいたジョナサンだが、彼が消えた後、弟子のかもめたちはジョナサンの神格化を始める。教えの形骸化、自由の圧殺、やがて……。いま開かれる、自由と意志と救いの扉。五木寛之渾身の〈創訳〉が、あなたを変える。
- 本の長さ170ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2014/6/30
- 寸法13.3 x 1.8 x 19.2 cm
- ISBN-104105058053
- ISBN-13978-4105058050
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対象商品: かもめのジョナサン完成版
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2014/6/30)
- 発売日 : 2014/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 170ページ
- ISBN-10 : 4105058053
- ISBN-13 : 978-4105058050
- 寸法 : 13.3 x 1.8 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,826位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月13日に日本でレビュー済み
ただでさえ薄い本ですが、大量にかもめの写真が挟まれるので分量はさらに少ないです。短く、非常に読みやすい自由についての小説です。自由になるにはどうすればいいか?本書ではそれを練習だと何度も繰り返しています。訳者解説で書かれていますが、自由という内面世界での追求に必要なことが、現実世界での「飛ぶ」という日常生活のレベルの向上であるというのは私達の生活にも関わる部分です。
2023年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、俺が中学校の時、かじりついて読んでた本だ。最近、最終章が足されたというので、何となく購入した。定年を過ぎ、あらためて読み直してみると、パンくずのために集まる他のカモメにも、いろいろ事情があるのだろうかと思ってしまう。いつの間にか、自分がオーソリティに祭り上げられ、若い連中にフッと批判される立場になっている。あれ、おかしいな、権威を嫌っていた自分が権威をふるう方になっている。自分の人生を振り返えらせるような、息子にも読ませたい人生の参考書だ。
2022年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この 書籍のレヴューを書こうと思っていたのに。。。皆さまのレヴューで、賛否両論。。。それを、読むほうが、楽しくなってしまった。
2015年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「イリュージョン」でこの作家の言いたいことは言い尽くされているのかなと感じました。
最初から読み直して面映いような居心地悪さを感じながら読み終えました。
一言で言えばこの「完成版」の終章は、イリュージョンに描かれているエピローグと同じです。
ただ、事故から復活したバックがこの忘れられていた終章に眼を通して、現代においてこそこの「預言者の偶像化」「純粋さの変質」の危うさがぴったりとマッチするように感じたであろうことは理解出来なくはありません。
バックはジョナサンによって大きな経済的な成功を手にしたでしょうが、実はそのことがもしかしたら最もバックの求める生き方を疎外してしまったのではないだろうか...などと勝手な想像をしたくなりました。
これに対して新作の「ヒプノタイジング・マリア」はずっと面白い、と個人的に思っています。
最初から読み直して面映いような居心地悪さを感じながら読み終えました。
一言で言えばこの「完成版」の終章は、イリュージョンに描かれているエピローグと同じです。
ただ、事故から復活したバックがこの忘れられていた終章に眼を通して、現代においてこそこの「預言者の偶像化」「純粋さの変質」の危うさがぴったりとマッチするように感じたであろうことは理解出来なくはありません。
バックはジョナサンによって大きな経済的な成功を手にしたでしょうが、実はそのことがもしかしたら最もバックの求める生き方を疎外してしまったのではないだろうか...などと勝手な想像をしたくなりました。
これに対して新作の「ヒプノタイジング・マリア」はずっと面白い、と個人的に思っています。
2020年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすい上に、単純に物語としておもしろかったです。
あとがきで訳者は本質を探ろうとかなりの深読みをしていますし、
レビューでも夥しいほどの長文からこの本に対する熱意や興奮が読み取れますが、
難しいことは気にせず、表面的な部分だけでも楽しめます。
ジョナサンがスピードを求める姿には興奮しますし、ファンタジーな展開や、
考えさせられる場面も多くあります。
内容は写真も多数あり、短いお話なので気楽に読めます。
あとがきで訳者は本質を探ろうとかなりの深読みをしていますし、
レビューでも夥しいほどの長文からこの本に対する熱意や興奮が読み取れますが、
難しいことは気にせず、表面的な部分だけでも楽しめます。
ジョナサンがスピードを求める姿には興奮しますし、ファンタジーな展開や、
考えさせられる場面も多くあります。
内容は写真も多数あり、短いお話なので気楽に読めます。
2015年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カモメのジョナサンを読了した。
1970年に出版されたアメリカの小説だ。僕が生まれる15年も前に出版された本になる。
食べるために飛ぶのではなく、飛ぶために飛ぶ。
ただ飛ぶことが楽しくて、ろくに食事もせずに飛行技術の訓練ばかりしている変わり者のカモメ、ジョナサンの物語だ。
ジョナサンはあくまでカモメとして書かれているけれど、本当にカモメのことを書きたかったのかはわからない。このジョナサンにとって「飛ぶこと」を自分にとっての何に置き換えて読むのか、それによって感想が変わってくるのではないかと思う。
僕は、「飛ぶこと」を「生きること」に置き換えて読んだように思う。
食べるために生きるのではなく、いかに生きるか、そう語りかけてくるような物語だった。
Part4までの4部構成になっていて、独断と偏見に基づくタイトルをつけるのであれば
Part1 勇敢なジョナサンの挑戦について
Part2 ジョナサン修行・悟り編
Part3 ジョナサン伝説へ。
Part4 ジョナサンがいなくなって、その後
一番好きなのはPart1。少年漫画のような熱さがある。奇しくも好きなマンガの一つであるジョジョの奇妙な冒険の第一部の主人公の名前もジョナサンで不思議なつながりを感じる。
「カモメの一生があんなに短いのは、退屈と、恐怖と、怒りのせいだということ」
「ほとんどのカモメは飛ぶということを至極簡単に考えていて、それ以上のことをあえて学ぼうなどとは思わないものである。すべてのカモメにとって重要なのは飛ぶことではなく、食べることだった」
「骨と羽だけだって平気だよ、かあさん。僕は自分が空でやれることはなにか、やれないことは何かってことを知りたいだけなんだ。ただそれだけのことさ」
ジョナサンの言葉と姿勢がかっこよくてしびれる。
Part2・3はちょっと哲学的な感じ。ほかのレビューも読んでみたけれど禅の思想が入っているんじゃないかというのはなかなかわかる気がする。
この章に、ジョナサンのセリフで好きなフレーズがある。
「ほかのことと全部おんなじさ、フレッチャー。練習だよ」
同じくらい好きなのはPart4。
もともとはPart3までの構成で40年ぶりに追加された新章。僕はPart3までの旧版を読んだことがないので世代を超えた感想はないけれどPart4で救われる人は意外といるんじゃないかと思う。
「ひとたびメッセージを学ぶことに興味をもつと、彼らは厄介な努力を、つまり訓練・高速飛行・自由・空で輝くことなどを怠るようになっていった」
実践を伴わない学習に意味はないと痛烈に書いている。
また五木寛之の新しいあとがきにはブッダや法然を比較にして書かれているの興味深かった。
1970年に出版されたアメリカの小説だ。僕が生まれる15年も前に出版された本になる。
食べるために飛ぶのではなく、飛ぶために飛ぶ。
ただ飛ぶことが楽しくて、ろくに食事もせずに飛行技術の訓練ばかりしている変わり者のカモメ、ジョナサンの物語だ。
ジョナサンはあくまでカモメとして書かれているけれど、本当にカモメのことを書きたかったのかはわからない。このジョナサンにとって「飛ぶこと」を自分にとっての何に置き換えて読むのか、それによって感想が変わってくるのではないかと思う。
僕は、「飛ぶこと」を「生きること」に置き換えて読んだように思う。
食べるために生きるのではなく、いかに生きるか、そう語りかけてくるような物語だった。
Part4までの4部構成になっていて、独断と偏見に基づくタイトルをつけるのであれば
Part1 勇敢なジョナサンの挑戦について
Part2 ジョナサン修行・悟り編
Part3 ジョナサン伝説へ。
Part4 ジョナサンがいなくなって、その後
一番好きなのはPart1。少年漫画のような熱さがある。奇しくも好きなマンガの一つであるジョジョの奇妙な冒険の第一部の主人公の名前もジョナサンで不思議なつながりを感じる。
「カモメの一生があんなに短いのは、退屈と、恐怖と、怒りのせいだということ」
「ほとんどのカモメは飛ぶということを至極簡単に考えていて、それ以上のことをあえて学ぼうなどとは思わないものである。すべてのカモメにとって重要なのは飛ぶことではなく、食べることだった」
「骨と羽だけだって平気だよ、かあさん。僕は自分が空でやれることはなにか、やれないことは何かってことを知りたいだけなんだ。ただそれだけのことさ」
ジョナサンの言葉と姿勢がかっこよくてしびれる。
Part2・3はちょっと哲学的な感じ。ほかのレビューも読んでみたけれど禅の思想が入っているんじゃないかというのはなかなかわかる気がする。
この章に、ジョナサンのセリフで好きなフレーズがある。
「ほかのことと全部おんなじさ、フレッチャー。練習だよ」
同じくらい好きなのはPart4。
もともとはPart3までの構成で40年ぶりに追加された新章。僕はPart3までの旧版を読んだことがないので世代を超えた感想はないけれどPart4で救われる人は意外といるんじゃないかと思う。
「ひとたびメッセージを学ぶことに興味をもつと、彼らは厄介な努力を、つまり訓練・高速飛行・自由・空で輝くことなどを怠るようになっていった」
実践を伴わない学習に意味はないと痛烈に書いている。
また五木寛之の新しいあとがきにはブッダや法然を比較にして書かれているの興味深かった。
2014年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
40年ぶりに「第4章 Part4」を追加収録して「完成版」として発売された本書をよう
やく読むことができました。
飛ぶことは生きるため(餌を食べる)の手段ではなく、飛ぶこと自体に生きる意味を見出
そうとしたジョナサンは求道的でもあります。群れを追放され、それでも高みを目指す姿
は70年代アメリカ(世界)の「何」を映し出していたのか?
自分の信じた行いをする = 自由 と解釈するのはたやすいことですが、あまり理屈をつけず
に単純に「おとぎ話」「寓話」として読んでも素敵です。
40年前、「Part 3」まで収録された「原本」を読んで、今回の「完成版」を再読された
方は、もしかしたら格別の想いをもって読まれたかもしれませんが、ボクはこの本こそが
初読であり、これが「かもめのジョナサン」です。
Part 3を読み終えて、「この次の章は40年の時を超えているんだな」と自分に言い聞かせ
て読みました。生意気な言い方になるかもしれませんが、ボクは完成版にしっくりときまし
た。理屈っぽくなりたくありませんが、「自由」とか「群衆」とか「永遠」とか、そんな
普遍的なことがらについて、それこそ空を飛ぶかのように考えることができました。
体裁も美しく、書棚に並べても「ちょっと誇らしい」感じがする本です。
やく読むことができました。
飛ぶことは生きるため(餌を食べる)の手段ではなく、飛ぶこと自体に生きる意味を見出
そうとしたジョナサンは求道的でもあります。群れを追放され、それでも高みを目指す姿
は70年代アメリカ(世界)の「何」を映し出していたのか?
自分の信じた行いをする = 自由 と解釈するのはたやすいことですが、あまり理屈をつけず
に単純に「おとぎ話」「寓話」として読んでも素敵です。
40年前、「Part 3」まで収録された「原本」を読んで、今回の「完成版」を再読された
方は、もしかしたら格別の想いをもって読まれたかもしれませんが、ボクはこの本こそが
初読であり、これが「かもめのジョナサン」です。
Part 3を読み終えて、「この次の章は40年の時を超えているんだな」と自分に言い聞かせ
て読みました。生意気な言い方になるかもしれませんが、ボクは完成版にしっくりときまし
た。理屈っぽくなりたくありませんが、「自由」とか「群衆」とか「永遠」とか、そんな
普遍的なことがらについて、それこそ空を飛ぶかのように考えることができました。
体裁も美しく、書棚に並べても「ちょっと誇らしい」感じがする本です。