銀行の本は、金融機関関係者が書いているものが、多いと思いますが、
専門的であるがゆえに、視野が狭い、枠にはまった、常識的な見方しか
できていなかったのではないか。
と本書を読んでいて、感じました。
金融というと専門的になってしまいますが、生活者の視点で考えると、
何か「もの・サービス」を購入し、その対価として代金を支払うという
「決済手段」は、生活の一部です。
現在のフィンテックで一般の生活者に身近なものは、やはり「決済」であり、
「決済」からの派生、付加価値を与えることが、決済手段を提供する企業の
ビジネスの収益の源泉となります。
こう考えると流通業、もの・サービスを提供する企業が決済手段を
自社に内包(もしくはパートナーを得る)していくことは当然だと思います。
そこには当然、顧客データの蓄積・利活用も生じます。
日本において、キャッシュレス決済の普及が、海外のキャッシュレス先進国より
遅れているのであれば、人口・マーケットが減少している日本国内ではありますが、
そこにはまだまだ、多様なビジネスチャンス、収益の源泉があるように思えます。
ただし、「決済手段」という側面からいうと、
ビットコインの負の側面が話題になっているように、
「預金取扱金融機関」である銀行が、どうして多様な規制・業務の制約を受けているのか、
ということは、プラス、前向き(正の側面)に考えるべきだと思います。
本書にあるように、
「決済手段」が成り立つには「信用・信頼関係」を担保するものが必要です。
そこをクリアし、より生活者の生活にストレスなく溶け込めていくことが、
重要なファクターとなる気がします。
いまさらですが、キャッシュレスの推進は、消費者の購買力を向上させ、
経済にもよい影響をもたらすと思います。
本書を軽い気持ちで購入しましたが、軽くは本書は読了できません。
ゆっくりといろいろなことに思いをめぐらせながら、
とても良い読書ができたと思います。
新品:
¥1,320¥1,320 税込
ポイント: 13pt
(1%)
お届け日 (配送料: ¥480
):
4月14日 - 16日
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店 販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
新品:
¥1,320¥1,320 税込
ポイント: 13pt
(1%)
お届け日 (配送料: ¥480
):
4月14日 - 16日
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
中古品: ¥156
中古品:
¥156

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える: 日経ムック ムック – 2018/12/11
若林恵
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,320","priceAmount":1320.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,320","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"2LL0Ml%2B5yY8mckn2AqAxVANGGNsp%2FrZf02OTGG7%2Fz3AmYSfZPn5P4v12jVHE1PjdFQsf1T%2BvnvLYYpThbsmJpXMHWU%2FoOTrkpfsV68IUiCA%2BIGUw1y%2FYwjKt4nTZiYzCKMPGbkw%2FZ%2BV%2FUMYwR13OCjCg9pEY6Nsq3msl%2FF9%2BLsntdJF3nkrF2g%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥156","priceAmount":156.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"156","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"2LL0Ml%2B5yY8mckn2AqAxVANGGNsp%2FrZf5n6omHxX1a8O5590xAH%2BYQvnAlv4gi%2BGGNKwwTji8ZwV5f7QWI28RKxn2r%2BHILljZ1Orkg5aTVDRPUoJAtC2XBD2008AhTiyfH8FN1RDAp%2BwYlTO35fM1v25dDwx1NsBVahPKV7iPQ%2FRuSOMqW1V7g%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える」
- 本の長さ136ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版社
- 発売日2018/12/11
- 寸法23 x 0.9 x 28.4 cm
- ISBN-104532182751
- ISBN-13978-4532182755
よく一緒に購入されている商品

対象商品: NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える: 日経ムック
¥1,320¥1,320
4月 14 - 16 日にお届け
通常9~10日以内に発送します。
¥1,980¥1,980
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥1,760¥1,760
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
若林 恵|ワカバヤシ・ケイ(責任編集)
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)。
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)。
登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版社; New版 (2018/12/11)
- 発売日 : 2018/12/11
- 言語 : 日本語
- ムック : 136ページ
- ISBN-10 : 4532182751
- ISBN-13 : 978-4532182755
- 寸法 : 23 x 0.9 x 28.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 441,231位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,269位銀行・金融業 (本)
- - 79,232位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の銀行員は融資中心の対面営業で、現金・手形を集金し、賞与資金稟議を紙で書いてました。
次世代銀行ではデータが生命線となり、対面営業も現金も稟議も無くなり、店舗も無くなり、営業チャネルがスマホになるそうです。まるでSFですが中国では現実にあるそうです。
本書はイメージ写真やインタビュー記事をパラパラとめくりながら、次世代銀行のイメージやキーワードを学べるよう工夫されています。本部行員なら一読しておいたほうが良いでしょう。
次世代銀行ではデータが生命線となり、対面営業も現金も稟議も無くなり、店舗も無くなり、営業チャネルがスマホになるそうです。まるでSFですが中国では現実にあるそうです。
本書はイメージ写真やインタビュー記事をパラパラとめくりながら、次世代銀行のイメージやキーワードを学べるよう工夫されています。本部行員なら一読しておいたほうが良いでしょう。
2019年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素人がいきなり読んでも分かるとは言えない、洒落た感じの本。未来って誰にもわからないけど、業界に関わりそうな人が今はこんな事始めてたり、こんなことを言ってるという情報を列記している情報の列記資料かな。
2020年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
銀行を入口にキャッシュレス、マネー、決済、デジタルアイデンティティなどかなり広い範囲に思索が及ぶ。読み物としても面白い。
2018年12月15日に日本でレビュー済み
行き場を失った資本主義。その中核をなす銀行の次なる姿を探る行為は、銀行とは、という本質にまで遡る。各国の最先端を巡ってみると、そこに通奏するのは「個人のために」というモチベーション。
日本よりも先に、いち早く現金を無意味にした中国からは、アリペイを展開するアント日本法人の香山社長に話を伺い、その先にジーマクレジットの影を論じるというバランス感が心地よい。同じくIT大国インドについても、国策インディア・スタックが紙メディアで紹介されるのは珍しいことではないだろうか。
編集長を務める若林恵さんは、旧態依然な出版業界に風穴を開ける実業家だ。本誌も製作と流通の分離を果たす。だからこそ、他人事ではない、血の通った論考が展開されているのかも知れない。
日本よりも先に、いち早く現金を無意味にした中国からは、アリペイを展開するアント日本法人の香山社長に話を伺い、その先にジーマクレジットの影を論じるというバランス感が心地よい。同じくIT大国インドについても、国策インディア・スタックが紙メディアで紹介されるのは珍しいことではないだろうか。
編集長を務める若林恵さんは、旧態依然な出版業界に風穴を開ける実業家だ。本誌も製作と流通の分離を果たす。だからこそ、他人事ではない、血の通った論考が展開されているのかも知れない。
2019年1月12日に日本でレビュー済み
銀行に対する経済学的アプローチから、その本質と、インターネットによるコネクテッド社会から、未来のあるべき銀行に対しての論考集。幅広且つ深く論考されており、アイディアとして、インプットしておきたい内容。