北斗の拳２

勇敢な青年になったバットと美しく成長したリンは、ジャコウと天帝の圧制に苦しむ人々を助けようと「北斗の軍」を結成。だが、戦いなれぬ人々を率いて、苦戦を続けていた。彼らは、伝説の救世主ケンシロウの出現を待ち続けていた。だが、一部の人間にはケンの死亡説さえ流れていた。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ハルに助けられた「流れ者」は、ハルが働くバーで身体を休めていた。そこへやって来る天帝軍の死刑官ゲルド。奴はかつて天帝に反旗を翻した「赤龍党」の残党狩りを楽しんでいた。自爆してでもゲルドを倒そうとするハルの前でマントを取る「流れ者」。彼こそ北斗神拳伝承者・ケンシロウだったのだ！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

隠密行動をとっていたリンとバット。だが、エリア司令官バスクの手下によって、関係のない男女がリンとバットとして捕らえられてしまう。非情なバスクは、その女を見せしめに処刑しようとする。死を覚悟して名乗りをあげようとするリンとバット。そこに現れたのは、ラオウの愛馬・黒王号を従えたケンシロウだった！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ケンシロウがようやく北斗の軍に合流したことで、リンやバットはもちろん軍の誰もが心強く思っていた。そんな中、ケンシロウの存在はエリア司令官ゲイラにも報告されていた。賞金首を届に来た賞金稼ぎのアインは、ゲイラから最高の賞金首ケンシロウのことを聞かされ「自分が倒す」と鼻息を荒くする。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

かつてケンシロウと共に戦った南斗水鳥拳のレイは、とある豊かな村に葬られていた。だが、マミヤ、アイリもいるその村は天帝軍の将、元斗皇拳・紫光のソリアによって襲撃されてしまう。エリア攻略のため活動をしていた北斗の軍は、ちょうどその付近を行軍中。村の異変を目撃しケンシロウが助けに走る！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

北斗の軍を待ち受ける、天帝軍の将にして元斗皇拳・最強の男、金色のファルコ。ファルコひとりに敗北を喫した北斗の軍。全員の命と引き換えに、リーダーを抹殺を要求するファルコ。リーダーを名乗り、リンを守ろうとするバットだが、ファルコはリンこそが本当のリーダーであると見抜く。ファルコとリンとの間の因縁とは！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

北斗のリーダーは抹殺しなければならない。だが、リンは自分がかつて救った命。ファルコはそれでもリンを抹殺しようとしていた。その様子を見ていた犯罪者のハーン兄弟は、見張りの青年に自らを拘束するコンクリートを破壊するよう指示する。彼らもファルコに惨殺された南斗108の流派、南斗双鷹拳の伝承者だったのだ。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

「ケンが命を取らなかった男なら、きっと悪い奴じゃない」そう考えたバットは、アインと2人でエリアを一つ攻略してしまう。それが災いし、二人の攻め落としたエリア長官ベロンの目の仇にされ、ベロンはアインの女・アスカを誘拐する。アインの愛する女とは、幼い女の子だった。二人の関係は？　アインの戦う理由とは？　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

元賞金稼ぎのアイン、老将リハクを加えた北斗の軍は、中央帝都を目前にしていた。リハクにより語られるファルコの過去。ラオウと対峙したファルコは、村を守るために自らの足を差し出した過去を持つという。一方、帝都内部では、赤光将軍ショウキがジャコウに反旗を翻す。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ジャコウはファルコに命令する。「天帝を助けたくば北斗を倒せ！」と。自分がケンシロウに敗れたならば、ジャコウはすべての責任を天帝になすりつけて逃げるだろう。そう考えたファルコは、忠実な部下と愛する女ミュウに帝都爆破用の起爆装置を託し決戦の地へと向かった。そしてついにケンシロウとの頂上決戦が始まる！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ケンシロウとファルコの決戦が繰り広げられる中、リンは天帝の声を感じていた。ジャコウの罠で地底深くに突き落とされた一同は、天帝ルイを発見する。リンとルイは双子の姉妹。「天帝はひとりでなければならない」という掟により、ファルコは幼子のリンを抹殺するようジャコウに指示されたが、密かに彼女を救ったのだった。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

天帝を使って野望を達成しようと考えたジャコウの企みが徐々に崩れ行く中、事態は収拾に向かって進み始めていた。しかしその矢先、地下深くに閉じ込められたリンたちは、ジャコウが崩した岩盤によって殺されかける。そこでアインは一同を地上に戻すために地面を拳で打ち抜いたが、岩盤に打ち込まれた杭はビクともしない。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

切り札の天帝を救出されたことで、もはやジャコウは裸の王様でしかなかった。部下は彼を見捨て、怒りに燃えるファルコに滅殺されてしまう。平和が訪れた喜びも束の間。緑光のタイガが、リンを連れ去り「死の海」を渡ろうとしているという事実が発覚する。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

リンが連れ去られたのは「死の海」を渡った先にある「修羅の国」。力だけが全てを決めるその国には、北斗の源流が存在するとされる。海賊船で海を渡るケンシロウ、その隻眼・隻腕・片足の船長「赤シャチ」は、かつて修羅の国に攻め込んだが、息子すら置き去りにして逃げ出したという。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

名も無き修羅に敗北したファルコ。闘いの中はずれた義足がその敗因だった。名誉のために再び修羅に挑むファルコ。土に潜る修羅に対し、地面を凍らせる滅凍黄色凄陣で修羅が飛び出すのを待ち構えるファルコ。死を覚悟しながら繰り出すファルコの元斗皇拳は、修羅を捉えるか……！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

名を許された修羅・砂時計のアルフ。リンをめぐっての修羅同士の闘いに勝利した彼は、ケンシロウの抹殺を命じられる。毒のマントを被せ、自由を奪ってからケンシロウに攻撃を浴びせるアルフだが、2分内で散ったのはアルフの方だった。その頃、リンは北斗琉拳を使うシャチに連れ出されていた。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

北斗琉拳を操る男シャチ。目的は、修羅の国を支配する3人の羅将を倒すこと。一方、ケンシロウは、修羅の国であえて愛を説く女、シャチのかつての恋人レイアに「悪に染まったシャチを殺して」と言われる。そして、追っ手に行く手を阻まれたシャチ。傷つけずに相手の内臓を奪うというカイゼルとシャチの闘いの結末は！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

シャチは、ケンシロウを羅将ハンにぶつけてハンの体力を消耗させようと、リンを連れたままハンの居城を目指していた。ボロとしてリンをハンに差し出す芝居をしながらハンに近づくシャチ。変装を見破られると、早くもハンと戦闘状態に入る。が、ハンの実力を確かめ、逃げを打つ。一方ケンシロウは、すでにハンの居城に……。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ケンシロウとハンの戦いを観戦しながら、この国で生きるには強さが必要だと語るシャチ。北斗琉拳の使い手だったその老人に弟子入りしたシャチは、愛を説く恋人のレイアの反対を押し切って鬼になることを決意。「いずれ救世主がこの国を変える」と発言したジュウケイの下で拳を磨いた。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

シャチの策略により、ケンシロウの存在は「ラオウの来襲」として国中に知らせられた。畏怖する修羅、開放に期待する人々。そんな中、その報に安堵したジュウケイは、彼の過去を語る……彼が3人の羅将に北斗琉拳を教え、修羅の国を生み出すもととなったこと、そして、この修羅の国がラオウやケンシロウの故国であること……。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ハンの死の間際の「お前は救世主にはなれない」の言に、戸惑うケンシロウ。だが、未だ修羅の国はラオウ渡航の知らせが間違いであることに気づかず、混乱が続く。そんな中、ラオウを待ち望んでいた村人コセムは、一斉蜂起を決意。だが、ラオウは到来していないことを知った修羅たちの手で村人たちは虐殺されてしまう。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ラオウ伝説が崩壊したことにより、反乱分子の鎮圧と圧政が広まる。コセムの息子ロックは、ラオウ到来を信じ決起するつもりで村に戻ったが、父の死とラオウ伝説の崩壊を知らされ愕然とする。「自分がラオウ伝説を引き継ぐ」……そう決意したロックは、仲間と共に「ラオウの軍」を結成。修羅たちに戦いを挑もうとするが……。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

第三の羅将になろうと、サソリの修羅ギャモンとその一味は、人質を取ってロックたちをけしかけ、ケンシロウを襲撃。ロックの瞳の奥に宿る哀しみを見抜いていたケンシロウは、あえて罠にかかることで黒幕のギャモンを引っ張り出そうとしていた。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

第三の羅将ハンが殺されたとあり、第二の羅将ヒョウはケンシロウ討伐のため自ら軍を率いて出陣した。だが、事の経緯を知った北斗琉拳の老師ジュウケイは言う「ケンシロウはヒョウに勝てぬ」と。そして語られる驚くべき事実。ケンシロウはヒョウの実の弟であり、さらにヒョウには隠された秘密が……！　(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116

ケンシロウを探し求めるヒョウを、北斗琉拳のジュウケイ老師が待ち受けていた。ケンシロウがヒョウに勝てないと信じたジュウケイは、命をかけてヒョウの記憶を蘇らせようとしたのである。一方シャチは、おのれの野望のために、リンを第一の羅将カイオウに引き渡した。カイオウは宣言する。「新世紀の王となる」と。(C)武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション 1987,版権許諾証TH-116