ミニマリズムを実行することにより著者の心が充実に満ち溢れていく姿が伝わり、清々しい気持ちになりました。
暴飲暴食は心身のストレスを一時的に紛らわしている。
一見ミニマリズムと関係がないように思えますが密接に関わっていることが書かれており、ハッとさせられました。
特に『酒は不幸の一時停止』
この言葉が刺さりました。
私はミニマリスト側の人間ですが、酒だけは手放せなかったのです。しかし、変わりました。これからは常習せず誰かと楽しむ時だけに飲もうと思えました。
気を紛らわすために何かに依存している方にもこの本をお勧めします。
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イメージ付きのレビュー
捨てることで心もキレイに
まず冒頭のページ（添付写真）を見て驚きました。物であふれかえった部屋が本当にキレイに！！ミニマリストという生き方が流行っていることを知らずに本書を手に取りました。人間の脳（の容量）は５万年前から変わっていないのに、現在はモノや情報があふれ、脳はそれらを吸収するのに疲れ切っていました。それに対処するのが、「ミニマリスト＝徹底した片付け」による気分解放です。著者が言うミニマリストは、本当に「欲しいモノ」ではなく、「必要なモノ」が分かっている人。「本当に大事なモノ以外は捨てる、減らす人のこと」とあり、情報化社会からの逸脱を説くようでした。「捨てることは失うではなく、得ること」モノを捨てることにより失うより多く手に入ります。時間、空間、掃除のしやすさ、自由、エネルギー。いざ捨てようと思っても大事なモノ（実は大事だと思っていたが、触れるのはよくてせいぜい年１・２回）を捨てるか迷った時は、それを写真に撮ると未練が残らないし散らからない。→それを読み、溜まりに溜まった写真アルバムを処分しました。「買った時の値段のままで考えない」モノを処分しようと思った時、「これは８万円で買ったからなあ」と考えると、手放し難くなり安値で売り払い難くなったりしますが、新車も新築も買った瞬間から中古品になることを自覚した上で手放すこと。（逆に、どうしても必要な場合はそれを自覚した上で購入すること）最後にこうありました。「汚れてもいない皿を洗おうと考えない」。洗うのは今日使った皿だけで、明日の皿や明後日の皿、１年分の皿まで洗うことを考えてしまうと誰でも嫌になり不安になり、今日の皿洗いがおぼつかなくなってしまう。同じく将来の失業、結婚できるかどうか、年を取り病気になること、孤独死。これらはまだ汚れてもいない皿でなので、今を一生懸命生き、皿を洗う時が来たらその時にどう洗えばいいか考えようとあり、片付けだけでなく生き方も学びました。必要になるかもしれないモノは、本当に必要になった時に再び入手すればいい。いつか弾くだろうと思って１０年以上部屋の飾りになっていたキーボードを始末しました。弾こうと思った時にまた買えばいいと思いました。おかげで部屋が広くなりました。著者のような完全なミニマリストになるのは難しいですが、一歩ずつ近づきたいと思います。
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Andy Hanna
Minimalism
2019年3月4日に英国でレビュー済みAmazonで購入
