この本は、基本的には「リファレンスマニュアル」です。メニューコマンドの使い方がひととおり紹介されていて、それに解説が付いている、という風情の本です。このため、最初の方から細かな話がたくさん出てきますので、Drupalをある程度知っている人でないと読むのが苦痛だと思います。まずは大まかな概念や、初歩的な使い方をざっくりマスターしてしまいたい人、細かな部分は後回しにしたい人には、向かない本だと思います。
ですがDrupalをある程度知っているなら、こんな網羅的な内容の本より、実践例がたくさん掲載されている本の方がよいように思います。この本は結局、どういう人をターゲットにした本なのかよくわかりません。コンセプトの検討不足のように感じました。

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Drupal Pro Book CMSカスタマイズ&デザインガイド 大型本 – 2008/3/28
本書は、CMS(コンテンツ管理システム)であるDrupal(ドゥルーパル)の解説書です。CMSとは、HTMLを知らない人でも簡単にウェブサイトが構築できるソフトウェアのことで、世の中には数多くの種類があります。その数多いCMSのなかで、「なぜDrupalなのか?」 ウェブサイトを構築し、簡単なコンテンツを閲覧できるようにするだけであれば、どのCMSを利用しても変わらないはずです。しかし、読者が次のようなニーズを持っているとしたら、迷わずDrupalの利用をおすすめします。
●可能な限りウェブサイトを自分で管理したい
●個性的なデザインのサイトを作りたい
●他人の作ったさまざまな拡張機能を利用したい
●自分で拡張機能をプログラミングしたい
Drupalを利用すれば、CMSを利用していることなど微塵も感じさせずに、高機能かつデザインセンスの高いウェブサイトを短期間に構築できます。事実、DrupalはNASAなど米国のメジャーなサイトでも利用され、また米国で行われたCMSコンテストで第1位を受賞するなど、高く評価されています。もちろんDrupalは、簡単かつお手軽にウェブサイトを構築したいと思う人にも有用なCMSです。Drupal.orgなどで提供されている「モジュール」と呼ばれるプログラムを追加するだけで、e-CommerceサイトやSNS、ブログサイトなどを簡単に構築できます。
そうした既存のモジュールを利用するだけはなく、「将来どんな機能拡張が必要になるかわからないが、とにかく拡張性の高いCMSを利用したい」といったニーズにも応える、とっても魅力的なソフトウェアです。
このように、Drupalの持つ潜在的な能力はとても高いのですが、その実力をフルに活用するにはもちろんある程度の学習が必要になります。本書では、Drupalの持つ能力を十分に活用できるよう、Drupalの本質的な部分に重点を置いて解説しました。本書の内容を理解すれば、自分の好きなデザインを実装したり、拡張機能のプログラミング(モジュール開発といいます)ができるようになるでしょう。(本書「はじめに」より抜粋)
●可能な限りウェブサイトを自分で管理したい
●個性的なデザインのサイトを作りたい
●他人の作ったさまざまな拡張機能を利用したい
●自分で拡張機能をプログラミングしたい
Drupalを利用すれば、CMSを利用していることなど微塵も感じさせずに、高機能かつデザインセンスの高いウェブサイトを短期間に構築できます。事実、DrupalはNASAなど米国のメジャーなサイトでも利用され、また米国で行われたCMSコンテストで第1位を受賞するなど、高く評価されています。もちろんDrupalは、簡単かつお手軽にウェブサイトを構築したいと思う人にも有用なCMSです。Drupal.orgなどで提供されている「モジュール」と呼ばれるプログラムを追加するだけで、e-CommerceサイトやSNS、ブログサイトなどを簡単に構築できます。
そうした既存のモジュールを利用するだけはなく、「将来どんな機能拡張が必要になるかわからないが、とにかく拡張性の高いCMSを利用したい」といったニーズにも応える、とっても魅力的なソフトウェアです。
このように、Drupalの持つ潜在的な能力はとても高いのですが、その実力をフルに活用するにはもちろんある程度の学習が必要になります。本書では、Drupalの持つ能力を十分に活用できるよう、Drupalの本質的な部分に重点を置いて解説しました。本書の内容を理解すれば、自分の好きなデザインを実装したり、拡張機能のプログラミング(モジュール開発といいます)ができるようになるでしょう。(本書「はじめに」より抜粋)
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社インプレス
- 発売日2008/3/28
- ISBN-104844325272
- ISBN-13978-4844325277
登録情報
- 出版社 : インプレス (2008/3/28)
- 発売日 : 2008/3/28
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 480ページ
- ISBN-10 : 4844325272
- ISBN-13 : 978-4844325277
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,468,337位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,381位Web構築・管理
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海外ではトップシェアのオープンソースCMS「Drupal」。日本語の情報源が不足していて敷居が高かったのですが,本書をDrupalを手に取ってみたい人たちの福音になりそうです。
まず,使用手順についての説明が丁寧です。白黒なのが勿体ないぐらいのスクリーンショット・ソースコード量。開発者にとってはフォーム要素の解説が嬉しいところ。フォームはWeb開発でも面倒な部分ですが,DrupalにはForm APIが定義されているので,習得すれば楽に開発が可能になります。
拡張モジュールの紹介もありますが,本書では有名処を押さえた形です。ニーズがあり利用者も多い反面,Webで公開されている玉石混淆のモジュール群の魅力(選択肢が多いこと)が見えない点は残念。モジュール説明だけにターゲットを絞った本が必要なのかもしれません。
設定項目についての紹介と説明が多い点では,資料的な価値あり。サイト管理者にとっては各設定項目の理解が不可欠ですが,項目が多いのと英語なのが習得の妨げになっていました。開発者向けでは,変数・プロパティリストの表があって助かります。
また,例題に沿って実際にモジュールを作成する手順が丁寧に解説されており,手を動かして開発に慣れることができます。テーマ作成についても同様。終章には著者のサイト「暮旅ドットコム」の開発プロセスが紹介されていますが,若干淡泊な印象も。
ちなみに昨年発売の英語本「Pro Drupal Development」は高度な開発者向けでした。動作フローチャートがあるのも特徴です。英語力とPHPの高い知識が求められますので,より本格的な開発をされる方は本書の後にこちらを参照しましょう。
本書は「Pro Book」と題していますが,「Start Book」とも呼んでも良いと思います。これから先,本書を足がかりにして日本国内でのDrupalユーザが広まることを期待します。
まず,使用手順についての説明が丁寧です。白黒なのが勿体ないぐらいのスクリーンショット・ソースコード量。開発者にとってはフォーム要素の解説が嬉しいところ。フォームはWeb開発でも面倒な部分ですが,DrupalにはForm APIが定義されているので,習得すれば楽に開発が可能になります。
拡張モジュールの紹介もありますが,本書では有名処を押さえた形です。ニーズがあり利用者も多い反面,Webで公開されている玉石混淆のモジュール群の魅力(選択肢が多いこと)が見えない点は残念。モジュール説明だけにターゲットを絞った本が必要なのかもしれません。
設定項目についての紹介と説明が多い点では,資料的な価値あり。サイト管理者にとっては各設定項目の理解が不可欠ですが,項目が多いのと英語なのが習得の妨げになっていました。開発者向けでは,変数・プロパティリストの表があって助かります。
また,例題に沿って実際にモジュールを作成する手順が丁寧に解説されており,手を動かして開発に慣れることができます。テーマ作成についても同様。終章には著者のサイト「暮旅ドットコム」の開発プロセスが紹介されていますが,若干淡泊な印象も。
ちなみに昨年発売の英語本「Pro Drupal Development」は高度な開発者向けでした。動作フローチャートがあるのも特徴です。英語力とPHPの高い知識が求められますので,より本格的な開発をされる方は本書の後にこちらを参照しましょう。
本書は「Pro Book」と題していますが,「Start Book」とも呼んでも良いと思います。これから先,本書を足がかりにして日本国内でのDrupalユーザが広まることを期待します。
2008年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近総合的なCMSを探していて、たまたま [...] でいろんなCMSを比較した所Drupalがほぼ全項目上位に入っていたので興味を示しました。Drupalを構築、カスタマイズやデザインするならばこの本をお勧めします。英語圏ではDrupalの本はしばしば出ていますが日本圏ではこの本が唯一頼れる本だと思います。解説は分かりやすく、情報も満載です。本章はDrupal 5.7をメインに解説しておりますが最後の章で最新のDrupal 6について紹介はしています。年末や来年上半期ぐらいにDrupal 6の解説の方も楽しみにしていますのでGIM社さん宜しくお願いします!!
2008年4月8日に日本でレビュー済み
Drupalの機能性、拡張性の高さは知っていたので、ちょうどDrupalで会社(中小企業です)のHP構築を始めたところでした。
ところが日本語の解説書がとにかく少なく(ほとんどなく)、毎日が英語の本やマニュアルとの悪戦苦闘で挫折寸前でした。そんなときに、この本の存在を知り、購入しました。
英語で読んでもいまいち意味不明だった事柄が、日本語でやさしく書かれているではないですか。例えば「メニュー」作成の2つの方法、「フォーラムモジュール」のトッピック、コンテナの概念や、画像系モジュールのimage attachとimage assistの違いだとか・・・
おかげでサイト構築の効率が以前に比べて3倍くらいアップした感じです。もっと前にこんな本を発売して欲しかったです。
Drupalは拡張性が高い代わりに各種設定が複雑で、英語のマニュアルだけでは日本人には理解に限界があるので、こんな日本語の解説本は必須です。逆にある程度、基本的な設定が完了すればDrupalではコンテンツの追加や構成の変更など簡単なので、Web開発に大きな費用をかけられない中小企業にとっては最適なCMSだと感じました。
Drupalは奥が深く、1冊ではとても足りないので、早く第2弾、第3弾の出版を期待します。
本書でも基本的なモジュールの解説はありますが、もっと多くのモジュールを詳しく解説する「モジュール編」などあると大変助かります。
ところが日本語の解説書がとにかく少なく(ほとんどなく)、毎日が英語の本やマニュアルとの悪戦苦闘で挫折寸前でした。そんなときに、この本の存在を知り、購入しました。
英語で読んでもいまいち意味不明だった事柄が、日本語でやさしく書かれているではないですか。例えば「メニュー」作成の2つの方法、「フォーラムモジュール」のトッピック、コンテナの概念や、画像系モジュールのimage attachとimage assistの違いだとか・・・
おかげでサイト構築の効率が以前に比べて3倍くらいアップした感じです。もっと前にこんな本を発売して欲しかったです。
Drupalは拡張性が高い代わりに各種設定が複雑で、英語のマニュアルだけでは日本人には理解に限界があるので、こんな日本語の解説本は必須です。逆にある程度、基本的な設定が完了すればDrupalではコンテンツの追加や構成の変更など簡単なので、Web開発に大きな費用をかけられない中小企業にとっては最適なCMSだと感じました。
Drupalは奥が深く、1冊ではとても足りないので、早く第2弾、第3弾の出版を期待します。
本書でも基本的なモジュールの解説はありますが、もっと多くのモジュールを詳しく解説する「モジュール編」などあると大変助かります。