狩猟・採集時代でも、人類は、既知の事態なら、起っても適切に対処できたと思います。
しかし、未知の事態には、手探りで対応するしかなかったでしょう。それは、現代でも同じです。
ワクチンも治療薬もない未知のコロナウイルスには、既知の感染症対策(手洗い・うがい・マスク・密を避ける等)をしながら、感染力や毒性などを探り、ワクチンを開発していくしかないでしょう。人類が全知全能だなんて思ってる人がいたら、思い上がりも甚だしいですね。
ただ、人類を、イノベーターvs無知な大衆 という対立構図で描くのは?です。イノベーターの自由な研究・開発は尊重すべきですが、研究・開発のためなら何をしてもよいのではなく(例えば、人間の遺伝子を操作するのは、人権や倫理上の問題があります)、ある程度の制約は必要でしょう。また、日本では、昭和40年代までは、高額所得者にかなり高率の累進課税が課せられていました。しかし、それでも、当時は次々とイノベーションが起こりました。それは、イノベーターの最大の関心事は金儲けよりも好奇心や使命感を満たすことだったからではないでしょうか。国や自治体を運営するには、運営のための税収を得なければなりません。そのために、担税力の高い高額所得者に多くの納税を求めるのが、不公正とは思えませんが。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
無知と文明のパラドクスー複雑系人間社会へのハイエク・アプローチー (神奈川大学経済貿易研究叢書第28号) 単行本 – 2017/1/20
小山 和伸
(著)
文明は人間の知性が創ったとする主知主義を排し、むしろ人間の無知なる無数の試行錯誤と
偶然で稀な成功例の模倣が多様な文明を創ってきたプロセスを明らかにする。人間に全知的
知性があれば最適な様式が選択され、文明の多様性は遥かに小さかったに違いない。
目次
第一章 文明の発達プロセス
第二章 危機がもたらす文明の変革
第三章 コスモスとタクシス
第四章 計画経済と自由競争の限界
第五章 自由主義と企業家精神
終 章 天才が文明をつくるのではない
偶然で稀な成功例の模倣が多様な文明を創ってきたプロセスを明らかにする。人間に全知的
知性があれば最適な様式が選択され、文明の多様性は遥かに小さかったに違いない。
目次
第一章 文明の発達プロセス
第二章 危機がもたらす文明の変革
第三章 コスモスとタクシス
第四章 計画経済と自由競争の限界
第五章 自由主義と企業家精神
終 章 天才が文明をつくるのではない
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社晃洋書房
- 発売日2017/1/20
- ISBN-104771028087
- ISBN-13978-4771028081
登録情報
- 出版社 : 晃洋書房; A5版 (2017/1/20)
- 発売日 : 2017/1/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4771028087
- ISBN-13 : 978-4771028081
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,335,436位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26,529位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。