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リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす Kindle版
リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。
■新しいことを始める人すべてが起業家
著者自身が、起業で失敗を重ねる過程で得た考え方ですが、それは会社を興す人にかぎらず、企業や組織のなかであっても新しい事業を始めようとする人にも役立ちます。
本書のなかでも、「スタートアップとは、不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織であり、そこで働く人は皆アントレプレナー(起業家)である」と語っています。
■「構築―計測―学習」のフィードバックループ
リーン・スタートアップは具体的には、「構築―計測―学習」のフィードバックループを通して、まず要となる仮説に基づいて実用最小限の製品(MVP)をすぐに作って、実際に顧客に使ってもらった実験結果から、成長につながる価値を学ぶ(検証による学び)という工程をくり返します。
その中で、仮説に対して結果が違ったら、そのまま進むか、あるいは方向転換(ピボット)するかを選びます。
その判断基準も、いっときの成果ではなく、事業として継続できるかどうかを見る、著者ならではの鋭い指摘が示されています。
■リーン・スタートアップの本質は、不確実で先が読めない時代への挑戦
本書の中でたびたび登場する言葉が「不確実な状況」であり「価値」です。
著者はロケットの発射のように綿密な計画を立て、わずかでも仮説が間違っていたために悲惨な結果を招くよりも、自動車の運転のように状況に応じで進路を変えながら進んでいく操縦法が起業においては重要であると説きます。
先の見えない不確実ないまの時代、失敗をくり返さなければすばらしい新製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗をムダにしないためのアプローチがリーン・スタートアップです。
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2012/4/16
- ファイルサイズ1785 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
アントレプレナーとして「スタートアップの教訓(Startup Lessons Learned)」という
ブログを執筆。New Context社ゼネラルパートナー。彼にとって3社目の起業であるIMVUに
は、共同創業者として、また、CTO(最高技術責任者)として参画した。最近はビジネス
関連のイベントで講演することが多く、さまざまなスタートアップや大企業、ベンチャー
キャピタルに事業戦略や製品戦略のアドバイスを提供している。ハーバード・ビジネス・
スクールのアントレプレナー・イン・レジデンスでもある。
井口耕二(いのくち・こうじ)
1959年生まれ。東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油
会社勤務を経て、1998年に技術・実務翻訳者として独立。翻訳活動のかたわら、プロ翻訳
者の情報交換サイト、翻訳フォーラムを友人と共同で主宰するなど多方面で活躍している。
主な訳書に『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『スティーブ・ジョブズ 驚異の
プレゼン――人々を惹きつける18の法則』(日経BP社)、『アップルを創った怪物―――
もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』(ダイヤモンド社)などがある。
伊藤 穰一(いとう・じょういち)
MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。デジタルガレージ共同創業者で
取締役。Creative Commons会長。内閣官房IT戦略本部本部員、慶応義塾大学大学院メディア
デザイン研究科非常勤講師ほか、FireFox開発のMozilla Foundationをはじめとする
非営利団体のボードメンバーも務める。エンジェル投資家として、シリコンバレー地域を
中心に複数のインターネット事業への投資、事業育成にも携わり、これまでに Twitter、
Six Apart、Wikia、Flickr、Last.fm、Kickstarterなどの創業や事業展開を支援。2008年
ビジネスウィーク誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」に選出された。
登録情報
- ASIN : B00F3UTIQY
- 出版社 : 日経BP; 第1版 (2012/4/16)
- 発売日 : 2012/4/16
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1785 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 389ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 11,467位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,461位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
翻訳者(出版・実務)。1959年生まれ、東京大学工学部卒業。大手石油会社から会社派遣で米国オハイオ州立大学大学院修士課程に留学するも、1998年、子育てに必要な時間的やりくりを家庭内でつけられるようにと退職し、技術・実務翻訳者として独立。その後、産業翻訳から出版翻訳へと仕事の主軸を移し、多くの話題作を手がける。得意分野は、エネルギー・環境、エンジニアリング、IT、ビジネスなど。翻訳フォーラム共同主宰。大昔はフィギュアスケート選手(シングル、アイスダンスで全日本に出場)で、いまは年がいもなく自転車ロードレースを走っているなど根は体育会系。楽しみは、自転車イベントで訪れた地域のクラフトビールを飲み歩くこと。
訳書:『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『イーロン・マスク 上・下』(文藝春秋)、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』『リーン・スタートアップ』(日経BP)、『リーダーを目指す人の心得』(飛鳥新社)、『PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』(文響社)など多数。
著書:『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア』(講談社)、『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)
共著書:『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える 翻訳のレッスン』(講談社)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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こうして失ってしまった30年。それを取り戻すカギは、この本の中にあると感じました。
トヨタの生産方式を研究した結果、生まれたリーン生産方式。日本人が本来持つ感覚を活かせば、ムダなく生産性の高い仕事ができるはず。自分の仕事のしかたに取り入れるべき考え方が多数ありました。
過去の具体事例を含めて、顧客に価値ある製品を早く世に出すにはどうしたらいいのか解説しています。
過去の失敗例が記載してあるので、何をしてはいけないかが明確になっている点が良かったです。
マイナス面として、後で説明されている項目が、説明なしに先に出てくるので、若干読みにくいと感じました。
・リーンスタートアップのベースになったリーン生産管理は生産管理であって、製品開発ではない。しかし、この本ではそこがごちゃごちゃになっている。
・トヨタ自動車でいうと、製品企画(設計、原価企画)と生産は明確に違う。
・トヨタ自動車の製品企画(設計、原価企画)は、アーリーアダプター向けのMVP(実用最小限の製品)とは違う。豊田喜一郎のAA型も、中村健也のクラウンもいきなり売り物だ。
・iPhoneでは1,500ほどの改善バッチとして顧客にリリースしているが、バッチサイズは継続的デプロイメントすべき。この考えはトヨタ生産管理の1個流しと同じ。
この本は、ソフトウェア開発がターゲット、という前提条件があって、そこでの試作的なフェーズでトヨタ生産管理を参考にしているのだ。つまり、著者の頭の中には以下があるのだろう。
「ソフトウェアの製品開発のバグなどの改善フェーズ=生産」
本来は、以下の図式になる。
「ソフトウェアの製品開発(MVP含む)=トヨタ自動車の製品企画(原価企画)」
「ソフトウェアのダウンロード=トヨタ自動車の生産」
MVP(実用最小限の製品)を作るまでのプロセスは、明らかに製品開発だが、それを改善バッチでバグFIXするプロセスを生産と捉えている。(途中、トヨタ自動車のシエナの主査の製品開発の話などもあるので、混乱してしまう)
米国の読者が、製品開発と生産の違いが分からないとは思えないが、特に「ピボット」が重点的に解説されていることに対し共感を与えたのではないだろうか。
感想としては
名著と言われる本は期待通りの名著でした。
という感じです。
事業の立ち上げからスケールまで、
何を指標にしながらどこに向かっていけば良いのか。
あとがきにあった、
「地図を捨ててコンパスを持て」
という言葉も素敵でしたが、どこに向かっているのかを見失わずに指標をみながら現在地を正しく理解したいですね。
とても参考になりました。
業界の新規参入者には一読しておくことをお勧めします。
現代人には時間がないかもしれませんが、リーンスタートアップとググると「リーンスタートアップは時代遅れ」というピーター・ティールの主張を都合よく切り取ったクソ記事が出てきます。
著者のエリック・リースもインターネットメディアの短く薄い記事で内容を理解した人々のことに嘆いています(THE LEADER'S GUIDE リーンスタートアップ式 新時代の組織を作る方法 超実践編)。
なお批判したピーター・ティールも「Zero To One」でリーンスタートアップは最適化や自動化には向いていると言っていますし、全ての技術は向き不向きが存在し、何もかも解決出来る銀の弾丸などは存在しません。時代がどうのこうのという人間は技術や人類の文化というものを全く理解していないのでしょう。
現代のプロダクトマネジメントはここからはじまりました。あなたがテック業界で共通の言葉を学びたいのなら手に取ることをお勧めします。