最初に読んだのは高校生の頃だったように思うので、40年超前のこと、か。
時を経て読もうと思ったのは、当時ラジオで伊武雅刀さんが(ラジオドラマ仕立てで)朗読していた、その音声が、突如として頭にグルグル回りはじめたからだった。
一体なんだ、このグルグル回しは。
あー、オレは椎名さんの文体に影響を受けてたんだなあ、やっぱし、と懐かしんだり。
え、ちょっとこれ、純文学的私小説的じゃん、この書きっぷり、絶対、と発見したり。
思いつきの勢いで書いているようで、しっかり全体のバランスと流れを考えた構成となっているではないか、と感心したり。
おー、オレも面白がりながらも冷静に文章を読めるオトナになったな、とニタリとしたり。
青春プレイバックをしつつ、今の自分を見つめ直しつつ。
ぐんぐん読み進めてしまう。
いやいや、楽しく読めた。
伊武雅刀さんの声のグルグル回しは天啓であった。
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さらば国分寺書店のオババ 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ Kindle版
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椎名誠が衝撃的なデビューを飾ったスーパーエッセイ。ここから作家椎名誠の伝説が始まった。客を叱りつける古書店のオババとの確執を軸に鉄道業界、警察、甲子園への疑問や怒りをぶつける。その文体と流れ、構成などそれまでのエッセイの常識を破壊した作品が電子書籍になって登場。
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
<目次>
1 国鉄はいま わしらの眼をまともに見ることができるか
2 日本の“本官”たちはいったい何を話しておるのか
3 死ね! そこいら中の制服関係の皆様
4 うに寿司のジャーナリズム的摂取方法
5 夕陽にむかい背を丸め痛恨のチーズケーキ九六〇円の春
文庫版のためのあとがき
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
<目次>
1 国鉄はいま わしらの眼をまともに見ることができるか
2 日本の“本官”たちはいったい何を話しておるのか
3 死ね! そこいら中の制服関係の皆様
4 うに寿司のジャーナリズム的摂取方法
5 夕陽にむかい背を丸め痛恨のチーズケーキ九六〇円の春
文庫版のためのあとがき
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表
- 言語日本語
- 出版社クリーク・アンド・リバー社
- 発売日2014/5/29
- ファイルサイズ5.7 MB
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
笑撃のパワーの中に天才的なセンスがキラキラしている、著者のデビュー作新装版。初版当時、「スーパーエッセイ」という発作的創作ジャンルをつくり出した伝説的作品が甦る。
登録情報
- ASIN : B00KMO1EOK
- 出版社 : クリーク・アンド・リバー社 (2014/5/29)
- 発売日 : 2014/5/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 5.7 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 267ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,168位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,308位エッセー・随筆 (Kindleストア)
- - 1,748位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。「本の雑誌」編集長。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)『武装島田倉庫』などのSF作品、『わしらは怪しい探検隊』シリーズなどの紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『大きな約束』などの自伝的小説、『風のかなたのひみつ島』『全日本食えば食える図鑑』『海を見にいく』など旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している。
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
88グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2023年8月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2006年10月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入椎名誠という作家の文章に恋焦がれ、ついには処女作となる本書を手にした。
その文体は、「これが原点なのか!?」と思わされるほど、現在の文体と非常に酷似している。
その文章は、「処女作」だからなのか、まだ「椎名誠と名乗るには早いよ。」と言いたくなる。
今と似ているからといって、今と同じだけの力はない。
それは「椎名誠がやっぱり人間だった」と思うところでもある。
最初っから今まで、ずっとず〜〜〜っと椎名誠だったら怖い。
その文章が椎名誠の文であると感じ、椎名誠らしさが甘ければ甘いほど、何かおもしろみを感じる。
そうそんな本だ。
- 2021年3月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本をきっかけに、椎名さんの他の本も読んでみたくて5冊ほど注文た次第です。
- 2023年5月27日に日本でレビュー済み本書の刊行は1979年だから、まだ国鉄が走っている頃のことである。「昭和軽薄体」と自称する独特な文体が特徴的なエッセイは、至るところで本筋から外れたやたらと擬音語や擬態語を伴う妄想が暴走し、妄想したことについての怒りが沸騰し、ひとしきり怒りを振りまいてはふと冷静になって頭を掻きつつすごすごと本筋に戻る、ということの繰り返しであり、そしてそのおよそ非現実的な妄想こそが面白い。しかもその妄想はいつの間にか現実をも侵食していたりするから油断もできない。たとえば当時の作者について、「まことに固いある雑誌社の編集部の床を這い回り、ケシゴムなどを拾っている(p179)」との自己紹介があるのだが、前半は事実にしても後半は「そんなことないだろ」と突っ込むべきところであって、そんな部分に突っ込みを入れつつ読み進めるのが正しい読み方と言えるのではないだろうか。
- 2019年11月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入数年ぶりに読みたくなり購入しました。椎名誠氏の原点がここにあります。サクサクと読めて、とても面白いです。再会できて良かった。
- 2017年1月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入二十数年前に読み始めた椎名誠さんの本。いつ頃からか読まなくなって処分してしまった。何十冊持ってたか覚えてない。Kindle購入してまた集めたくなり先ずはアドバード、そしてオババ。読み始めてすぐ椎名ワールドに浸れた。いい気分だ、読んで楽しい。懐かしさはあるけど斬新で突飛ようしもない展開は今読んでも楽しい。これからも買い揃えて読んで楽しみたい。
- 2014年4月4日に日本でレビュー済み思いつくまま気の向くまま♪さらさらと綴ったらベストセラーに!彗星のごとく鮮やかに文壇界に
登場した、椎名誠の記念すべきデビュー作のエッセイ。新潮文庫20世紀の100冊1979年。
社会に対しちょっと反抗的な態度で臨む。強がって見せる。そんな作者が作品の中に見え隠れする。
若いなぁ・・・。その若さがまぶしく見える。軽いノリのタッチで描かれたこの作品は、当時の若者の
心をわしづかみにした。よくテレビにも登場した。そんな作者を、ちょっと冷ややかな目で見ていた
自分がいた。なので、作品はずっと読まなかった。今回この作品を読んで、なぜこの作品が衝撃を
起こしたのかが分かるような気がした。出版されてすぐ(私が20代の頃)に読んでいたのなら、
かなり共感しただろうと思う。古き良き時代の貴重な作品だ。読んでいて懐かしい気持ちになった。
今の若い人にも、ぜひ読んでもらいたいと思う。
余談ですが、1979年という年について・・・。
この年には、ソニーがウォークマンを発売しました。また、アニメ「機動戦士ガンダム」が放送を開始した
年でもありました。
- 2011年1月27日に日本でレビュー済み「たまに肩の凝らない本を読みたいなあ。とはいえあんまりにも中身のない本は読みたくないんだよね、あ、そういえば椎名さんの本は、昔冒頭部だけ立ち読みして吹き出したよ−な気がする」−−とある日思い立ち、さくっと古本で購入。椎名さんは色々なメディアで断片的にお姿を拝見してはいたのだが、今まで何となく、著作をきちんと読む機会というのはなかったのだ。
面白かった。他の本の手前があるので(?)満点は付けられないが、面白かった。「椎名さんの本なら肩が凝らなくて面白い気がするう。するったらするう」という、天啓にも似たサンゼンたる閃きに基づいた、我がバクゼンたる見込みにはスンブンの狂いもなかったことが、今ココに立証されたのである。
ちなみに本書は大きく5章で構成されており、一見まとまりがないようでいてゆるっとまとまっている。
目次は、
「国鉄はいまわしらの眼をまともに見ることができるか」
「日本の<本官>たちはいったい何を話しておるのか」
「死ね!そこいら中の制服関係の皆様」
「うに寿司のジャーナリズム的摂取方法」
「夕陽にむかい背を丸め痛恨のチーズケーキ960円の春」
である。このぬるま湯的奥歯にものが挟まった的日和見主義全盛のハジシラズ黄金時代に物申す、パンチの効いた、エモイワレヌ刺激的なタイトルばかりではないか。
このエッセイには、椎名さん言うところの「昭和軽薄体」という文章が使用されている(実は本レヴューはその軽薄体の真似をして書いている)。一見テキトーな様でいて、砕けすぎない程度の節度が土俵際一杯の所でシッカリピッチリ守られている、と思いきやあれっでもトータルでいうとやっぱテキトーかな?みたいな、ある意味心癒される丁度いい具合のいい加減さを持つ文体である。
扱われている内容や、話に出てくる状況は平成23年の今読むと流石に古いのだが、椎名誠という特異な個性を持つ男の感性と、上述した文体を含めた表現の面白さで、読めてしまう。しかも、やはり私も人間がちょっとアレなのか、所々結構共感できるのである。「制服」の権威に対する反発や発見、ジャーナリズム関係者を通しての個性についての所感、パンチの効いた古本屋のオババに対するフクザツな愛着・・等々。
夕暮、近所にあるラーメン屋さんの匂いのように、どこかのんびりと漂う昭和のノスタルジーを感じられる、椎名さんの面白社会派エッセイでした。