「現在、サラリーマン。独立したいが、勇気が無い」
「既にフリーランスだが、もっと稼ぎたい」
「経営者だが、フリーランスの力をもっと活用したい」
上記の3つに該当する方は、是非、本書を手にして欲しいと思います。
まず、大方のサラリーマンは、
組織の中で「飼い殺し」にされています。
そんな人生より、フリーになって、
大海を自由に泳ぎ回る方が、楽しいに決まっているのです。
まさに「養殖魚」と「天然魚」の違いが、そこにはあります。
しかし「脱サラしたフリーランスに、仕事のニーズはあるのか?
本当に、食っていけるのか?」という永遠の命題が立ちはだかります。
本書では、まず、コンサル出身の著者、
北村貴明さんが運営する「コンサルポータル」というサービスを利用して、
サラリーマン時代に月収40万円だったコンサルタントが、
フリーランスに転身後、月収200万円、つまり5倍に跳ね上がった実例が紹介されています。その上で、北村さんは、自分のスキルが「実は高く売れる」ことを知らないサラリーマンが多い現状を指摘しています。
一方の企業側にとっても、
わざわざ「雇用」という形をとるのは一定のリスクが存在します。
それより、フリーランスと「契約」を結んだ上で、
「自社の欲しいスキルを、必要な時に、必要な期間だけ」活用できれば、
これに越したことはありません。
政府が声高に叫ぶ「働き方改革」ですが、
「とどのつまり」は、
この「フリーランス」と「企業」との効率的なマッチングの推進に他なりません。
ということは、
「クラウドワークス」や「ランサーズ」の様な、
「マッチング・サイト」を十二分に活用すればよいことになります。
しかし、利用した経験がある人は、すぐにご理解頂けると思うのですが、
こうしたサービスにも、数々の課題があり、
単に登録しただけで、仕事が降ってくる訳ではありません。
本書では、「企業に欲される専門スキル」を有していることを大前提として、
▼「仕事のスキル」と「仕事を取るスキル」は別物であること、
▼「仕事を取るスキル」は、「外部」に任せた方が良いこと。
▼「仕事を取るスキル」の役割の一翼を
「コワーキングスペース」の「コミュニティー」が担えること、
・・・というロジックで著者の考えが展開されています。
私は、著者の北村さんを個人的に存じ上げていますが、
「Basis Point」(ベーシスポイント)というコワーキングスペースを、
主要都市に拡大しようとしています。
「Basis Point」は、現在、都内に5店舗ですが、
登録している会員数は、既に1万数千人で、
国内のコワーキングスペースとしては最大。
この拠点を更に拡大することで、
「物理的、人的なネットワーク」を構築し、
仕事や情報を紹介しあえる場所として活用してもらおうという狙いです。
しかしながら、当たり前ですが、
誰でも「クール」な「フリーランス」として成功する訳ではありません。
本書の第5章で、北村さんは、いみじくも次の様に指摘しています。
「『売れるフリーランス』と『売れないフリーランス』が存在する。
同様に、『売れる専門性』と『売れない専門性』も存在する」
上記の詳しい内容は、本書を読んで頂くとしますが、
これだけでも、本書を手にする価値があると思います。
一方で、北村さんは、「売れるスキル」を取得できる
「教育機関」の整備も手掛ける考えも示しており、
現時点でスキルを持っていないフリーランスであっても、
十分な戦力を身に付けてもらえる近未来を描いています。
私が個人的に親しくさせて頂いていることを差し引いても、
北村さんが描くビジネスモデルは、大きなウェーブを起こすと思います。
ただの「フリーランス」から、「クールワーカーズ」への転換を目指す第一歩として、
本書を手にして損は無いと推薦させて頂きます。
最後に、私も大企業からスピンアウトした身として、独立を悩んでいる人に、
次の質問をさせて頂きます。
「独立しないリスクの方が、はるかに大きいのでは?」
(終)
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クールワーカーズ 時間と場所に縛られず、専門性を売って稼ぐ人になる 単行本 – 2018/8/20
北村 貴明
(著)
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購入オプションとあわせ買い
少子高齢化・生産年齢人口減少へと向かう日本で、あなたはどう生きる?
日本の雇用問題解決のカギを握る、クールワーカーズ(Cool Workers)。
それは、好きな仕事を、望む場所で行い、より多くの報酬を得る働き方を実現する、最強フリーランス。
限りある人材を「雇用」という形で一つの会社が縛る時代は、終わりに近づいています。
少子化により、今後ますます「必要とするスキルを持った人材」が各企業で不足していく中、著者が推進するのは、フリーランスで働く人を活用したインフラ作り。
コワーキングスペースを軸に、フリーランサーの集うコミュニティーを作り、そこから人も仕事も情報もつなげていく。
本書では今までにない、自由な働き方を生み出す仕組みと仕掛けを提案しています。
近い将来到来する「必要なときに、必要なスキルを持っている人を、必要な期間だけ調達する」時代に向けて、売れるスキルを身に付けるためにはどうすべきか。
時代は、雇用から契約へシフトする――。
働き方革命、ここに始まる!
これからの働き方に不安を覚える会社員、既にフリーランスで働く人、人材不足に悩む企業担当者にぜひお読みいただきたい一冊です。
★「AERA」や「PRESIDENT WOMEN」で紹介された、注目の著者による処女作!
【もくじ】*詳細は「もくじページ」をご覧ください。
プロローグ 少子高齢化が日本人の働き方を変える
第1章 社会の変化に対応する「新しい働き方」
第2章 フリーランスに「働く場」を提供する
第3章 クールワーカーズが集う「コミュニティー」作り
第4章 「クールワーカーズ」の理想と現実
第5章 「自分を売れるフリーランス」になるために
第6章 「クールワーカーズ」の最前線
日本の雇用問題解決のカギを握る、クールワーカーズ(Cool Workers)。
それは、好きな仕事を、望む場所で行い、より多くの報酬を得る働き方を実現する、最強フリーランス。
限りある人材を「雇用」という形で一つの会社が縛る時代は、終わりに近づいています。
少子化により、今後ますます「必要とするスキルを持った人材」が各企業で不足していく中、著者が推進するのは、フリーランスで働く人を活用したインフラ作り。
コワーキングスペースを軸に、フリーランサーの集うコミュニティーを作り、そこから人も仕事も情報もつなげていく。
本書では今までにない、自由な働き方を生み出す仕組みと仕掛けを提案しています。
近い将来到来する「必要なときに、必要なスキルを持っている人を、必要な期間だけ調達する」時代に向けて、売れるスキルを身に付けるためにはどうすべきか。
時代は、雇用から契約へシフトする――。
働き方革命、ここに始まる!
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【もくじ】*詳細は「もくじページ」をご覧ください。
プロローグ 少子高齢化が日本人の働き方を変える
第1章 社会の変化に対応する「新しい働き方」
第2章 フリーランスに「働く場」を提供する
第3章 クールワーカーズが集う「コミュニティー」作り
第4章 「クールワーカーズ」の理想と現実
第5章 「自分を売れるフリーランス」になるために
第6章 「クールワーカーズ」の最前線
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社合同フォレスト
- 発売日2018/8/20
- 寸法13.2 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-104772661158
- ISBN-13978-4772661157
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商品の説明
著者について
Ascent Business Consulting 株式会社 代表取締役
1977年滋賀県生まれ。
関西学院大学経済学部卒業後、コンサルティング業界で外資系含め十数年経験を積み、2012年にAscent Business Consulting株式会社を創業。外資コンサル時代では常にトップクラスの成績を収め年間最優秀プロジェクト賞や社長賞など数々の賞を受賞。
現在ではコンサル事業に加えフリーランスコンサルタントのマッチングサービスである業界特化型クラウドソーシング、コワーキングスペースやWebメディアの運営など『自由なはたらき方』を実現するために必要な複数の事業を展開。
1977年滋賀県生まれ。
関西学院大学経済学部卒業後、コンサルティング業界で外資系含め十数年経験を積み、2012年にAscent Business Consulting株式会社を創業。外資コンサル時代では常にトップクラスの成績を収め年間最優秀プロジェクト賞や社長賞など数々の賞を受賞。
現在ではコンサル事業に加えフリーランスコンサルタントのマッチングサービスである業界特化型クラウドソーシング、コワーキングスペースやWebメディアの運営など『自由なはたらき方』を実現するために必要な複数の事業を展開。
登録情報
- 出版社 : 合同フォレスト (2018/8/20)
- 発売日 : 2018/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 206ページ
- ISBN-10 : 4772661158
- ISBN-13 : 978-4772661157
- 寸法 : 13.2 x 1.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 630,414位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,036位起業
- カスタマーレビュー:
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5 星
「もっと稼ぎたい!」フリーランスは必読の書籍です。
「現在、サラリーマン。独立したいが、勇気が無い」「既にフリーランスだが、もっと稼ぎたい」「経営者だが、フリーランスの力をもっと活用したい」上記の3つに該当する方は、是非、本書を手にして欲しいと思います。まず、大方のサラリーマンは、組織の中で「飼い殺し」にされています。そんな人生より、フリーになって、大海を自由に泳ぎ回る方が、楽しいに決まっているのです。まさに「養殖魚」と「天然魚」の違いが、そこにはあります。しかし「脱サラしたフリーランスに、仕事のニーズはあるのか?本当に、食っていけるのか?」という永遠の命題が立ちはだかります。本書では、まず、コンサル出身の著者、北村貴明さんが運営する「コンサルポータル」というサービスを利用して、サラリーマン時代に月収40万円だったコンサルタントが、フリーランスに転身後、月収200万円、つまり5倍に跳ね上がった実例が紹介されています。その上で、北村さんは、自分のスキルが「実は高く売れる」ことを知らないサラリーマンが多い現状を指摘しています。一方の企業側にとっても、わざわざ「雇用」という形をとるのは一定のリスクが存在します。それより、フリーランスと「契約」を結んだ上で、「自社の欲しいスキルを、必要な時に、必要な期間だけ」活用できれば、これに越したことはありません。政府が声高に叫ぶ「働き方改革」ですが、「とどのつまり」は、この「フリーランス」と「企業」との効率的なマッチングの推進に他なりません。ということは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」の様な、「マッチング・サイト」を十二分に活用すればよいことになります。しかし、利用した経験がある人は、すぐにご理解頂けると思うのですが、こうしたサービスにも、数々の課題があり、単に登録しただけで、仕事が降ってくる訳ではありません。本書では、「企業に欲される専門スキル」を有していることを大前提として、▼「仕事のスキル」と「仕事を取るスキル」は別物であること、▼「仕事を取るスキル」は、「外部」に任せた方が良いこと。▼「仕事を取るスキル」の役割の一翼を「コワーキングスペース」の「コミュニティー」が担えること、・・・というロジックで著者の考えが展開されています。私は、著者の北村さんを個人的に存じ上げていますが、「Basis Point」(ベーシスポイント)というコワーキングスペースを、主要都市に拡大しようとしています。「Basis Point」は、現在、都内に5店舗ですが、登録している会員数は、既に1万数千人で、国内のコワーキングスペースとしては最大。この拠点を更に拡大することで、「物理的、人的なネットワーク」を構築し、仕事や情報を紹介しあえる場所として活用してもらおうという狙いです。しかしながら、当たり前ですが、誰でも「クール」な「フリーランス」として成功する訳ではありません。本書の第5章で、北村さんは、いみじくも次の様に指摘しています。「『売れるフリーランス』と『売れないフリーランス』が存在する。 同様に、『売れる専門性』と『売れない専門性』も存在する」上記の詳しい内容は、本書を読んで頂くとしますが、これだけでも、本書を手にする価値があると思います。一方で、北村さんは、「売れるスキル」を取得できる「教育機関」の整備も手掛ける考えも示しており、現時点でスキルを持っていないフリーランスであっても、十分な戦力を身に付けてもらえる近未来を描いています。私が個人的に親しくさせて頂いていることを差し引いても、北村さんが描くビジネスモデルは、大きなウェーブを起こすと思います。ただの「フリーランス」から、「クールワーカーズ」への転換を目指す第一歩として、本書を手にして損は無いと推薦させて頂きます。最後に、私も大企業からスピンアウトした身として、独立を悩んでいる人に、次の質問をさせて頂きます。「独立しないリスクの方が、はるかに大きいのでは?」(終)
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2018年8月27日に日本でレビュー済み
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「現在、サラリーマン。独立したいが、勇気が無い」
「既にフリーランスだが、もっと稼ぎたい」
「経営者だが、フリーランスの力をもっと活用したい」
上記の3つに該当する方は、是非、本書を手にして欲しいと思います。
まず、大方のサラリーマンは、
組織の中で「飼い殺し」にされています。
そんな人生より、フリーになって、
大海を自由に泳ぎ回る方が、楽しいに決まっているのです。
まさに「養殖魚」と「天然魚」の違いが、そこにはあります。
しかし「脱サラしたフリーランスに、仕事のニーズはあるのか?
本当に、食っていけるのか?」という永遠の命題が立ちはだかります。
本書では、まず、コンサル出身の著者、
北村貴明さんが運営する「コンサルポータル」というサービスを利用して、
サラリーマン時代に月収40万円だったコンサルタントが、
フリーランスに転身後、月収200万円、つまり5倍に跳ね上がった実例が紹介されています。その上で、北村さんは、自分のスキルが「実は高く売れる」ことを知らないサラリーマンが多い現状を指摘しています。
一方の企業側にとっても、
わざわざ「雇用」という形をとるのは一定のリスクが存在します。
それより、フリーランスと「契約」を結んだ上で、
「自社の欲しいスキルを、必要な時に、必要な期間だけ」活用できれば、
これに越したことはありません。
政府が声高に叫ぶ「働き方改革」ですが、
「とどのつまり」は、
この「フリーランス」と「企業」との効率的なマッチングの推進に他なりません。
ということは、
「クラウドワークス」や「ランサーズ」の様な、
「マッチング・サイト」を十二分に活用すればよいことになります。
しかし、利用した経験がある人は、すぐにご理解頂けると思うのですが、
こうしたサービスにも、数々の課題があり、
単に登録しただけで、仕事が降ってくる訳ではありません。
本書では、「企業に欲される専門スキル」を有していることを大前提として、
▼「仕事のスキル」と「仕事を取るスキル」は別物であること、
▼「仕事を取るスキル」は、「外部」に任せた方が良いこと。
▼「仕事を取るスキル」の役割の一翼を
「コワーキングスペース」の「コミュニティー」が担えること、
・・・というロジックで著者の考えが展開されています。
私は、著者の北村さんを個人的に存じ上げていますが、
「Basis Point」(ベーシスポイント)というコワーキングスペースを、
主要都市に拡大しようとしています。
「Basis Point」は、現在、都内に5店舗ですが、
登録している会員数は、既に1万数千人で、
国内のコワーキングスペースとしては最大。
この拠点を更に拡大することで、
「物理的、人的なネットワーク」を構築し、
仕事や情報を紹介しあえる場所として活用してもらおうという狙いです。
しかしながら、当たり前ですが、
誰でも「クール」な「フリーランス」として成功する訳ではありません。
本書の第5章で、北村さんは、いみじくも次の様に指摘しています。
「『売れるフリーランス』と『売れないフリーランス』が存在する。
同様に、『売れる専門性』と『売れない専門性』も存在する」
上記の詳しい内容は、本書を読んで頂くとしますが、
これだけでも、本書を手にする価値があると思います。
一方で、北村さんは、「売れるスキル」を取得できる
「教育機関」の整備も手掛ける考えも示しており、
現時点でスキルを持っていないフリーランスであっても、
十分な戦力を身に付けてもらえる近未来を描いています。
私が個人的に親しくさせて頂いていることを差し引いても、
北村さんが描くビジネスモデルは、大きなウェーブを起こすと思います。
ただの「フリーランス」から、「クールワーカーズ」への転換を目指す第一歩として、
本書を手にして損は無いと推薦させて頂きます。
最後に、私も大企業からスピンアウトした身として、独立を悩んでいる人に、
次の質問をさせて頂きます。
「独立しないリスクの方が、はるかに大きいのでは?」
(終)
「既にフリーランスだが、もっと稼ぎたい」
「経営者だが、フリーランスの力をもっと活用したい」
上記の3つに該当する方は、是非、本書を手にして欲しいと思います。
まず、大方のサラリーマンは、
組織の中で「飼い殺し」にされています。
そんな人生より、フリーになって、
大海を自由に泳ぎ回る方が、楽しいに決まっているのです。
まさに「養殖魚」と「天然魚」の違いが、そこにはあります。
しかし「脱サラしたフリーランスに、仕事のニーズはあるのか?
本当に、食っていけるのか?」という永遠の命題が立ちはだかります。
本書では、まず、コンサル出身の著者、
北村貴明さんが運営する「コンサルポータル」というサービスを利用して、
サラリーマン時代に月収40万円だったコンサルタントが、
フリーランスに転身後、月収200万円、つまり5倍に跳ね上がった実例が紹介されています。その上で、北村さんは、自分のスキルが「実は高く売れる」ことを知らないサラリーマンが多い現状を指摘しています。
一方の企業側にとっても、
わざわざ「雇用」という形をとるのは一定のリスクが存在します。
それより、フリーランスと「契約」を結んだ上で、
「自社の欲しいスキルを、必要な時に、必要な期間だけ」活用できれば、
これに越したことはありません。
政府が声高に叫ぶ「働き方改革」ですが、
「とどのつまり」は、
この「フリーランス」と「企業」との効率的なマッチングの推進に他なりません。
ということは、
「クラウドワークス」や「ランサーズ」の様な、
「マッチング・サイト」を十二分に活用すればよいことになります。
しかし、利用した経験がある人は、すぐにご理解頂けると思うのですが、
こうしたサービスにも、数々の課題があり、
単に登録しただけで、仕事が降ってくる訳ではありません。
本書では、「企業に欲される専門スキル」を有していることを大前提として、
▼「仕事のスキル」と「仕事を取るスキル」は別物であること、
▼「仕事を取るスキル」は、「外部」に任せた方が良いこと。
▼「仕事を取るスキル」の役割の一翼を
「コワーキングスペース」の「コミュニティー」が担えること、
・・・というロジックで著者の考えが展開されています。
私は、著者の北村さんを個人的に存じ上げていますが、
「Basis Point」(ベーシスポイント)というコワーキングスペースを、
主要都市に拡大しようとしています。
「Basis Point」は、現在、都内に5店舗ですが、
登録している会員数は、既に1万数千人で、
国内のコワーキングスペースとしては最大。
この拠点を更に拡大することで、
「物理的、人的なネットワーク」を構築し、
仕事や情報を紹介しあえる場所として活用してもらおうという狙いです。
しかしながら、当たり前ですが、
誰でも「クール」な「フリーランス」として成功する訳ではありません。
本書の第5章で、北村さんは、いみじくも次の様に指摘しています。
「『売れるフリーランス』と『売れないフリーランス』が存在する。
同様に、『売れる専門性』と『売れない専門性』も存在する」
上記の詳しい内容は、本書を読んで頂くとしますが、
これだけでも、本書を手にする価値があると思います。
一方で、北村さんは、「売れるスキル」を取得できる
「教育機関」の整備も手掛ける考えも示しており、
現時点でスキルを持っていないフリーランスであっても、
十分な戦力を身に付けてもらえる近未来を描いています。
私が個人的に親しくさせて頂いていることを差し引いても、
北村さんが描くビジネスモデルは、大きなウェーブを起こすと思います。
ただの「フリーランス」から、「クールワーカーズ」への転換を目指す第一歩として、
本書を手にして損は無いと推薦させて頂きます。
最後に、私も大企業からスピンアウトした身として、独立を悩んでいる人に、
次の質問をさせて頂きます。
「独立しないリスクの方が、はるかに大きいのでは?」
(終)
このレビューの画像

2019年1月15日に日本でレビュー済み
この本が「働き方改革」を説いていると思っている読者が多いようだが、
働き方は手段であり、目的ではない。そのことは、この本で著者自身が
書いている。
この本が説いているのは、「社畜」としての人生から解放されて、自分が
主体となって生きることができるようになるための「生き方改革」である。
また、「独立開業したら年収ン千万円」などという開業や起業の煽り本と
違って、フリーランスになるリスクもしっかり説明しながら、それでもフリー
ランスになることの魅力を説いている良書だと思った。
しかし、そういう人生を送るには、35歳が独立の目途らしい。高齢者の
起業にも一応触れてはいるが、本書では付け足し程度の扱いだった。
働き方は手段であり、目的ではない。そのことは、この本で著者自身が
書いている。
この本が説いているのは、「社畜」としての人生から解放されて、自分が
主体となって生きることができるようになるための「生き方改革」である。
また、「独立開業したら年収ン千万円」などという開業や起業の煽り本と
違って、フリーランスになるリスクもしっかり説明しながら、それでもフリー
ランスになることの魅力を説いている良書だと思った。
しかし、そういう人生を送るには、35歳が独立の目途らしい。高齢者の
起業にも一応触れてはいるが、本書では付け足し程度の扱いだった。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
到着後即ページを撒くって読んでみました、昨今コロナ感染からか開業を思い切る状況が始まってるからかフリーランスに関して書かれた内容でもあり、大変興味深かったです、その点価値有です。良い書物有難う御座います。
2018年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の中で、「売れるフリーランス」と「売れないフリーランス」の
違いについて書かれていますが、その違いは、
・「先に与える」人かどうか
・「売れる専門性」を持っているかどうか
とあります。
これは「企業」もそうなのですが、それが「一個人」となったときは、
それが「企業」ではなく、「その人」ということがより顕著になります。
特に「個人」の場合の方が、切りやすい、簡単に決められるので、
その人自身と働きたいか、が重要になってくるということですね。
もちろん、お金を払う対象として求められている専門性は重要ですが。
その結果、会社に所属しているより、収入が多くなっている事例も多く、
今後の働き方についても考えるきっかけになりました。
著者は、フリーランスが集まるコワーキングスペースを運営していますが、
著者自身がフリーランスのコンサルタントからスタートした点もありますが、
たくさんのフリーランスを見ているからこその厳しいメッセージも多いです。
違いについて書かれていますが、その違いは、
・「先に与える」人かどうか
・「売れる専門性」を持っているかどうか
とあります。
これは「企業」もそうなのですが、それが「一個人」となったときは、
それが「企業」ではなく、「その人」ということがより顕著になります。
特に「個人」の場合の方が、切りやすい、簡単に決められるので、
その人自身と働きたいか、が重要になってくるということですね。
もちろん、お金を払う対象として求められている専門性は重要ですが。
その結果、会社に所属しているより、収入が多くなっている事例も多く、
今後の働き方についても考えるきっかけになりました。
著者は、フリーランスが集まるコワーキングスペースを運営していますが、
著者自身がフリーランスのコンサルタントからスタートした点もありますが、
たくさんのフリーランスを見ているからこその厳しいメッセージも多いです。
2018年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少子高齢化する日本での、働き方・雇用マッチングの進化系理論が書かれています。
本著では、
雇用問題解決のカギとなるキーワードを、
クールワーカーズ(Cool Workers)としています。
好きな仕事を、望む場所で行い、
より多くの報酬を得る働き方を実現する、
最強フリーランスというスタイルを提唱。
「雇用」という形ではなく、「顧問」的な
契約が出来る「スキルを持った人材」時代の到来を知らせてくれる名著です。
コワーキングスペースを軸にした、
フリーランスで働く人を活用したインフラ作り。
フリーランサーの集うコミュニティーを作り、そこから人も仕事も情報もつなげていく。
「必要なときに、必要なスキルを持っている人を、必要な期間だけ調達する」時代に向けて、売れるスキルを身に付けるためにはどうすべきか。
「時代は、雇用から契約へシフトする。」
その概要を示す前段はもちろん、
第5章の 「自分を売れるフリーランス」になるために
第6章 の「クールワーカーズ」の最前線
は、必読にして、自分への未来予想図としたい。
本著では、
雇用問題解決のカギとなるキーワードを、
クールワーカーズ(Cool Workers)としています。
好きな仕事を、望む場所で行い、
より多くの報酬を得る働き方を実現する、
最強フリーランスというスタイルを提唱。
「雇用」という形ではなく、「顧問」的な
契約が出来る「スキルを持った人材」時代の到来を知らせてくれる名著です。
コワーキングスペースを軸にした、
フリーランスで働く人を活用したインフラ作り。
フリーランサーの集うコミュニティーを作り、そこから人も仕事も情報もつなげていく。
「必要なときに、必要なスキルを持っている人を、必要な期間だけ調達する」時代に向けて、売れるスキルを身に付けるためにはどうすべきか。
「時代は、雇用から契約へシフトする。」
その概要を示す前段はもちろん、
第5章の 「自分を売れるフリーランス」になるために
第6章 の「クールワーカーズ」の最前線
は、必読にして、自分への未来予想図としたい。
2018年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素直に面白い本ですね。コンサル出身の方の著書だけに、かなり説得力のある
内容になっています。
要するに、労働人口減少に伴い、これからの就業スタイルが変化してきます。
今までは、個人が持っている技術をその会社が占有し、会社が利益を出す時代。
これからは、日本の労働人口減少に伴い、個人が持っている技術を様々な会社に
シェアする、ある種、技術、人のシェアリングエコノミー時代が来るという話で、
今の政府が進めている日本の働き方改革におけるある種の完成形です。
著書には時代の予測だけでなく、民間企業の役割としてそのプラットフォームを
提供していくというようなことが記されています。
フリーランスや、独立のイメージが変わります。
内容になっています。
要するに、労働人口減少に伴い、これからの就業スタイルが変化してきます。
今までは、個人が持っている技術をその会社が占有し、会社が利益を出す時代。
これからは、日本の労働人口減少に伴い、個人が持っている技術を様々な会社に
シェアする、ある種、技術、人のシェアリングエコノミー時代が来るという話で、
今の政府が進めている日本の働き方改革におけるある種の完成形です。
著書には時代の予測だけでなく、民間企業の役割としてそのプラットフォームを
提供していくというようなことが記されています。
フリーランスや、独立のイメージが変わります。
2018年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当の意味での「働き方改革」ここにあり、という一冊でした。
政府主導・企業主導の働き方改革は、どうも労働時間に偏りがちで、
働き手の働きやすさ・個々人の意向が大事にされている感じがしていませんでした。
まだまだフリーランスという働き方、雇用でなく契約関係での働き方は一般的ではありませんが、
働き方のオプションとそれを支えるプラットフォームができてくれば、非常に有意義だなと思いました。
社会としてもスキルのある人をシェアでき、個人としても一度に複数の経験ができ稼ぎ口ができるからです。
私もCoolWorkersとして活躍できることを1つの目標にしてみようかと思います。
政府主導・企業主導の働き方改革は、どうも労働時間に偏りがちで、
働き手の働きやすさ・個々人の意向が大事にされている感じがしていませんでした。
まだまだフリーランスという働き方、雇用でなく契約関係での働き方は一般的ではありませんが、
働き方のオプションとそれを支えるプラットフォームができてくれば、非常に有意義だなと思いました。
社会としてもスキルのある人をシェアでき、個人としても一度に複数の経験ができ稼ぎ口ができるからです。
私もCoolWorkersとして活躍できることを1つの目標にしてみようかと思います。
2018年8月12日に日本でレビュー済み
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サラリーマンとして働く中で、会社の「働き方改革」に違和感を抱いていました。
残業を減らすことが自分にとって何の価値があるの?と。
そんな時に本書に触れて、頭がスッキリしました。
変化する外部環境と労働の概念。
その変化への対応方法としてクールワーカーズがあると思う。
特に第6章の最新事例は刺激を受けた。越川さんのように目的を明確にして成長を楽しみたい。
残業を減らすことが自分にとって何の価値があるの?と。
そんな時に本書に触れて、頭がスッキリしました。
変化する外部環境と労働の概念。
その変化への対応方法としてクールワーカーズがあると思う。
特に第6章の最新事例は刺激を受けた。越川さんのように目的を明確にして成長を楽しみたい。