元新聞記者の著者が書いただけはある非常に高尚な本です。論文と言っても差し支えないと思います。
第一部では、近衛・ルーズベルト会談を開催するために、日本及びグルー大使が最後まで希望を捨てず、努力した姿が詳細に描かれている。
第二部では、真珠湾攻撃について
そして、第三部では、衝撃の核心に。
また、現在、一般的に”大成果”を挙げたと思われている(?)真珠湾攻撃については、最近出版された茂木 弘道氏著の 「大東亜戦争 日本は「勝利の方程式」を持っていた! ―実際的シミュレーションで証明する日本の必勝戦略」でも検証しているが、このような検証・議論がもっとあっても良いと思います。
いままで、日本人は、大東亜戦争の検証から逃げていたのかも。
※本書の第一部は、出版社のワックの雑誌『歴史通』の2017年1月号に掲載された拙論「真珠湾『奇襲』ルーズベルトに操られた日本 序章」にほぼ論考の基礎を置くが、その論述を根本から書き直し、さらに第二部、第三部などを新たに書き下ろしたものである。
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自壊 ルーズベルトに翻弄された日本 単行本 – 2018/12/6
長谷川 煕
(著)
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元朝日記者による衝撃のノンフィクション! 1941・12・8「真珠湾」は好戦主義者ルーズベルトの仕掛けた罠だった! 日本は「インテリジェンス」でいかにして敗北に到ったのか!
──ルーズベルト政権が日本の真珠湾攻撃を察知していた事実を指摘すると、例によって例のごとく陰謀論、陰謀史観、歴史修正主義と反射的に嘲り謗る人々が日米双方にいるようだが、私はそうした罵りを一蹴する。
──アメリカは日本の外交暗号だけでなく海軍暗号も真珠湾攻撃以前から解読に成功していた。ハワイの日本人スパイ「モリムラ」は泳がせられていた。開戦のはるか前からアメリカは「エトロフ・ヒトカップ」を注視していたのだ。
・ルーズベルトとの首脳会談を模索した近衛文麿の誤算
・アメリカは日本の外交暗号だけでなく海軍暗号も真珠湾攻撃以前から解読に成功していた。ハワイの日本人スパイ「モリムラ」は泳がせられていた。開戦のはるか前からアメリカは「エトロフ・ヒトカップ」を注視していた。
・日米両政権・双方内部のインテリジェンス、スパイ活動はソ連・スターリンに奉仕するものだった。
・忍者の伝統がある日本の陸海軍が、なぜインテリジェンス(情報収集)に無頓着に体質になったのか?
・自国「本土」への第一撃を日本にさせ、日本に「侵略者」の烙印を押し、そして自衛の大義を掲げて、英国・ソ連を救うことに成功したルーズベルトの世界戦略の罠にかかった惨めな日本……。
・真珠湾攻撃は、博打好きな山本五十六の杜撰で幼稚な作戦でしかなかった。それを許した日本海軍の無為、腐敗を糾す。
・海軍善玉史観は完全に間違っている。シナ事変拡大・日米開戦に躊躇し避戦を求めていた陸軍首脳を追い込んだ日本海軍の罪と罰。
・昭和天皇はなぜ、日中和解を目指し、トラウトマン仲介を支持していた多田駿の陸軍大臣就任を拒絶したのか?
・北進(対ソ攻撃)を妨げ、シナ事変を拡大させた米内光政はなぜ東京裁判で裁かれなかったのか。彼はソ連で何を体験したのか?
・尾崎秀実、風見章、松本慎一といったコミンテルンスパイやコミュニストたちは「大東亜戦争」を礼賛していた。
・大東亜戦争で敗れるべくして敗れた日本の国家としての体質は、今も不変ではないのか? 東西ドイツの統一をありえないと見なした外務官僚や、臨機応変を欠く危機管理体制(阪神大震災時の自衛隊出動への躊躇)を見るにつけ、同じ国家崩壊が起こりうる……それを阻止するために今必要なのは---昭和、平成の世に、岩瀬忠震がいないことを惜しむ!
はじめに──裁かれるべきはアメリカだ
第一部 好戦主義者・ルーズベルトに翻弄された近衛文麿
泳がされた日本人スパイと狙い撃ちされたスパイ/「国土」を攻撃してほしかった/近衛・グルー会談の〝謎〟/給仕した愛人の証言/余りに過酷な対日挑発/陸軍も避戦を求めていた/近衛は日独伊三国同盟を廃棄した?/失態か上策か……/首脳会談を恐れた米国/ルーズベルトは「間抜ケ」に非ず/英ソ支援に焦る米国/ルーズベルト曰く「私は戦争を起こす」/さらなる挑発としての「ハル・ノート」/歴史の奸計/日本海軍は素人集団だった/嶋田繁太郎は優れた軍政家だった/インド洋以西に進撃しなかった愚/ドゥーリットル東京奇襲が英国を救った/うやむやにされた〝騙し討ち〟の責任者追及/野村大使は更迭するべきだった!
第二部 日本陸海軍の「インテリジェンス」は破綻していた
「エコノミスト」と「ゾルゲ」/「ハル・ノート」に逆上した日本の情報戦略の拙さ/日本海軍の腐敗現象/敵潜水艦に見張られていたのではないか?/暗号解読とスパイ網を究明する術もないのか/歴史に残る労作/三論点の決着はついている/戦艦は囮でしかなかった/北太平洋を〝空白状態〟にした理由とは?/米哨戒機は飛んだのか?/「森村」→「赤城」に至る情報を米側はどう見たか/アメリカは「エトロフ」を知っていた! /ハットンは何を見、何を隠したのか/「日本を破滅に追い込んだスパイ」とは/無視された小野寺情報/瀬島龍三と大島浩
第三部 米内光政という〝平和主義者〟の虚像を剝ぐ
鼠をなぶる猫の愉悦/日本嫌いのホーンベック/「大東亜戦争」を欲したスターリン/親ソの海軍、反ソの陸軍/米内光政は何故被告にされなかったのか/支那事変拡大の最大の責任者/多田駿と米内光政の対立/海軍「平和派」三羽烏(米内・山本・井上)の謎/風見章に対する多田駿の孤立/近衛首相、広田外相を煽ったのは誰か/多田陸相案を拒んだ昭和天皇の〝明治憲法違反〟/米内はソ連で何をしていたのか/米内は日本を滅したかったのか/北進か、南進か──陸軍中央部の葛藤/首尾一貫して実行された革命化路線/道化的な存在/共産主義者・松本慎一の「大東亜戦争肯定論」/近衛上奏文の警告/戦争目的は〝西洋追放〟だったか
おわりに──昭和、平成の世に、岩瀬忠震がいないことを惜しむ
愚鈍だった日本指導部。そしてその後も……/「自主決定」の衝撃/「東西ドイツ統一はありえない」と明言した外務省高官/自衛隊出動を躊躇させた防衛官僚の妄言/「騙し討ち」の責任を追及せず/顕彰すべきは「岩瀬忠震」である
参考資料・文献一覧
──ルーズベルト政権が日本の真珠湾攻撃を察知していた事実を指摘すると、例によって例のごとく陰謀論、陰謀史観、歴史修正主義と反射的に嘲り謗る人々が日米双方にいるようだが、私はそうした罵りを一蹴する。
──アメリカは日本の外交暗号だけでなく海軍暗号も真珠湾攻撃以前から解読に成功していた。ハワイの日本人スパイ「モリムラ」は泳がせられていた。開戦のはるか前からアメリカは「エトロフ・ヒトカップ」を注視していたのだ。
・ルーズベルトとの首脳会談を模索した近衛文麿の誤算
・アメリカは日本の外交暗号だけでなく海軍暗号も真珠湾攻撃以前から解読に成功していた。ハワイの日本人スパイ「モリムラ」は泳がせられていた。開戦のはるか前からアメリカは「エトロフ・ヒトカップ」を注視していた。
・日米両政権・双方内部のインテリジェンス、スパイ活動はソ連・スターリンに奉仕するものだった。
・忍者の伝統がある日本の陸海軍が、なぜインテリジェンス(情報収集)に無頓着に体質になったのか?
・自国「本土」への第一撃を日本にさせ、日本に「侵略者」の烙印を押し、そして自衛の大義を掲げて、英国・ソ連を救うことに成功したルーズベルトの世界戦略の罠にかかった惨めな日本……。
・真珠湾攻撃は、博打好きな山本五十六の杜撰で幼稚な作戦でしかなかった。それを許した日本海軍の無為、腐敗を糾す。
・海軍善玉史観は完全に間違っている。シナ事変拡大・日米開戦に躊躇し避戦を求めていた陸軍首脳を追い込んだ日本海軍の罪と罰。
・昭和天皇はなぜ、日中和解を目指し、トラウトマン仲介を支持していた多田駿の陸軍大臣就任を拒絶したのか?
・北進(対ソ攻撃)を妨げ、シナ事変を拡大させた米内光政はなぜ東京裁判で裁かれなかったのか。彼はソ連で何を体験したのか?
・尾崎秀実、風見章、松本慎一といったコミンテルンスパイやコミュニストたちは「大東亜戦争」を礼賛していた。
・大東亜戦争で敗れるべくして敗れた日本の国家としての体質は、今も不変ではないのか? 東西ドイツの統一をありえないと見なした外務官僚や、臨機応変を欠く危機管理体制(阪神大震災時の自衛隊出動への躊躇)を見るにつけ、同じ国家崩壊が起こりうる……それを阻止するために今必要なのは---昭和、平成の世に、岩瀬忠震がいないことを惜しむ!
はじめに──裁かれるべきはアメリカだ
第一部 好戦主義者・ルーズベルトに翻弄された近衛文麿
泳がされた日本人スパイと狙い撃ちされたスパイ/「国土」を攻撃してほしかった/近衛・グルー会談の〝謎〟/給仕した愛人の証言/余りに過酷な対日挑発/陸軍も避戦を求めていた/近衛は日独伊三国同盟を廃棄した?/失態か上策か……/首脳会談を恐れた米国/ルーズベルトは「間抜ケ」に非ず/英ソ支援に焦る米国/ルーズベルト曰く「私は戦争を起こす」/さらなる挑発としての「ハル・ノート」/歴史の奸計/日本海軍は素人集団だった/嶋田繁太郎は優れた軍政家だった/インド洋以西に進撃しなかった愚/ドゥーリットル東京奇襲が英国を救った/うやむやにされた〝騙し討ち〟の責任者追及/野村大使は更迭するべきだった!
第二部 日本陸海軍の「インテリジェンス」は破綻していた
「エコノミスト」と「ゾルゲ」/「ハル・ノート」に逆上した日本の情報戦略の拙さ/日本海軍の腐敗現象/敵潜水艦に見張られていたのではないか?/暗号解読とスパイ網を究明する術もないのか/歴史に残る労作/三論点の決着はついている/戦艦は囮でしかなかった/北太平洋を〝空白状態〟にした理由とは?/米哨戒機は飛んだのか?/「森村」→「赤城」に至る情報を米側はどう見たか/アメリカは「エトロフ」を知っていた! /ハットンは何を見、何を隠したのか/「日本を破滅に追い込んだスパイ」とは/無視された小野寺情報/瀬島龍三と大島浩
第三部 米内光政という〝平和主義者〟の虚像を剝ぐ
鼠をなぶる猫の愉悦/日本嫌いのホーンベック/「大東亜戦争」を欲したスターリン/親ソの海軍、反ソの陸軍/米内光政は何故被告にされなかったのか/支那事変拡大の最大の責任者/多田駿と米内光政の対立/海軍「平和派」三羽烏(米内・山本・井上)の謎/風見章に対する多田駿の孤立/近衛首相、広田外相を煽ったのは誰か/多田陸相案を拒んだ昭和天皇の〝明治憲法違反〟/米内はソ連で何をしていたのか/米内は日本を滅したかったのか/北進か、南進か──陸軍中央部の葛藤/首尾一貫して実行された革命化路線/道化的な存在/共産主義者・松本慎一の「大東亜戦争肯定論」/近衛上奏文の警告/戦争目的は〝西洋追放〟だったか
おわりに──昭和、平成の世に、岩瀬忠震がいないことを惜しむ
愚鈍だった日本指導部。そしてその後も……/「自主決定」の衝撃/「東西ドイツ統一はありえない」と明言した外務省高官/自衛隊出動を躊躇させた防衛官僚の妄言/「騙し討ち」の責任を追及せず/顕彰すべきは「岩瀬忠震」である
参考資料・文献一覧
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社ワック
- 発売日2018/12/6
- 寸法12.7 x 1.6 x 18.8 cm
- ISBN-104898314775
- ISBN-13978-4898314777
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商品の説明
著者について
長谷川煕(はせがわ・ひろし)
1933年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科哲学専攻卒。1961年に朝日新聞社入社。88年初めまで経済部など新聞の部門で取材、執筆し、次いで、創刊の週刊誌『AERA』に異動。93年に定年退社したが、その後もフリーの社外筆者などとして『AERA』を舞台に取材、執筆を2014年8月末まで続ける。
1990年前後に、歴史的な転換をしつつあった東西ドイツなど中東欧諸国、旧ソ連内の各地、また北朝鮮に接する中国の延辺朝鮮族自治州などを取材した。
著書に『こんな朝日新聞に誰がした』(共著)『偽りの報道──冤罪「モリ・カケ」事件と朝日新聞』『崩壊 朝日新聞』(以上、ワック)、『コメ国家黒書』『松岡利勝と「美しい日本」』『アメリカに問う大東亜戦争の責任』(以上、朝日新聞社)、『新幹線に乗れない』(築地書館)などがある。
1933年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科哲学専攻卒。1961年に朝日新聞社入社。88年初めまで経済部など新聞の部門で取材、執筆し、次いで、創刊の週刊誌『AERA』に異動。93年に定年退社したが、その後もフリーの社外筆者などとして『AERA』を舞台に取材、執筆を2014年8月末まで続ける。
1990年前後に、歴史的な転換をしつつあった東西ドイツなど中東欧諸国、旧ソ連内の各地、また北朝鮮に接する中国の延辺朝鮮族自治州などを取材した。
著書に『こんな朝日新聞に誰がした』(共著)『偽りの報道──冤罪「モリ・カケ」事件と朝日新聞』『崩壊 朝日新聞』(以上、ワック)、『コメ国家黒書』『松岡利勝と「美しい日本」』『アメリカに問う大東亜戦争の責任』(以上、朝日新聞社)、『新幹線に乗れない』(築地書館)などがある。
登録情報
- 出版社 : ワック (2018/12/6)
- 発売日 : 2018/12/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4898314775
- ISBN-13 : 978-4898314777
- 寸法 : 12.7 x 1.6 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 666,808位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,068位日中・太平洋戦争
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年1月2日に日本でレビュー済み
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2019年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大東亜戦争は日本の侵略ではなく、アメリカやイギリスの野望の立ち向かったという歴史事実、何事にも「インテリジェンス」がもっとも重要であることがわかりました。
2018年12月23日に日本でレビュー済み
まだきちんと読めていないが
戦後、妙に評判がよく持ち上げられる傾向のある海軍平和派三羽烏(米内光政、山本五十六、井上成美)に対する、疑念を出したところは非常に興味深かった。
確かにこの三人が、日米戦争回避のために懸命の努力した印象はないのである。
特に真珠湾攻撃をはじめとする投機的、博打的な作戦を指導、日米戦争を泥沼に引き込んだ山本五十六は論外である。
また彼らが海軍左派と呼ばれていたのも昔から違和感があった。実は本当に左翼の意味が込められていたのではないかという疑念も起こる。
一次資料が乏しいようなので、なかなか立証が難しいかもしれないが疑念だけでも提出しておくことは大事てあろう。
さらなる解明をのぞむ。筆者に期待したい。
戦後、妙に評判がよく持ち上げられる傾向のある海軍平和派三羽烏(米内光政、山本五十六、井上成美)に対する、疑念を出したところは非常に興味深かった。
確かにこの三人が、日米戦争回避のために懸命の努力した印象はないのである。
特に真珠湾攻撃をはじめとする投機的、博打的な作戦を指導、日米戦争を泥沼に引き込んだ山本五十六は論外である。
また彼らが海軍左派と呼ばれていたのも昔から違和感があった。実は本当に左翼の意味が込められていたのではないかという疑念も起こる。
一次資料が乏しいようなので、なかなか立証が難しいかもしれないが疑念だけでも提出しておくことは大事てあろう。
さらなる解明をのぞむ。筆者に期待したい。
2019年1月9日に日本でレビュー済み
私は団塊の世代の者で、小学校入学後は、「戦後生まれ」と先生方から呼ばれ、日教組教育の影響を、もろに受けた。しかし、戦争に行っていた父親(戦前の旧制高校・大学卒で田舎インテリ)の話を聞くと、日教組の教員や進歩的文化人の言うことは、我が日本国の立場を全く無視し、戦勝国史観と左翼史観のものばかりで、そのままは受け取るのは間違っているなと思いつつ育った。高校二年の時、ある受験雑誌に、役に立つからと推薦されていたのが、家永三郎・著 日本文化史(岩波新書)であった。親父に買って読もうと思うと言ったら、「馬鹿野郎、お前の様な脳の中がまっさらな若いもんが、家永の様な左翼・真っ赤カな野郎の本なんぞ読めば、染まってしまう。脳味噌に自分なりの社会観や歴史観の基礎ができてから読め、二十歳過ぎてからで十分だ、止めろ!」と叱られた。でもオヤジの監視を免れて、日本文化史や太平洋戦争まで、自分の子遣いで買って読んだんですがね。太平洋戦争 を読んだら、いくら出来の悪い田舎の高校生の私でも、余りの日本にたいする悪口雑言・罵詈罵倒のオンパレードで、辟易したことを思い出す。その後、上京して大学生となった時、東大の正門近くの道路でタマタマ家永氏本人と出っくわし、ぶつかりそうになったことも記憶にある。この様な人々書いた「日本は侵略国家だ!史観」の害毒を、根気よく時間をかけて薄めていった勇気ある人々と言えば、谷沢永一、渡部昇一、日下公人などの人である。殊に渡部氏や日下氏は殊勲甲と言うべきで、今後長く顕彰されるべきである。長谷川氏については、崩壊朝日新聞を読んで、あの朝日新聞社の中にも、これだけ冷静で思慮深くものを考えている人がいるんだ!と驚いたのである。昭和史の専門家の様に扱われて、多数の本を書いている、半藤一利氏や保坂正康氏らの書くものを読むと、日本国内の細かい事情ばかり取り上げて、大東亜戦争におけるルーズベルト、スターリン、チャーチル、蒋介石、などの奸智・謀略・嘘の固まりを平気で世界にばら撒く宣伝力などについて、決して触れないのである。日本人が戦争を避けようといくら一方的に努力しても、日本を戦争に引きずり込んで、完膚なきまでの敗戦に追い込もうと意識している相手がいれば、戦争に巻き込まれるのである。憲法第九条教の阿呆陀羅平和念仏をいくら唱えても、効果なく害のみと自覚せねばならない。元寇の際の、天皇陛下・藤原氏の頼った加持祈祷と同じなのである。元・高麗・支那の兵が引き挙げたのは、天佑神助台風神風のせいではなく、西国武士の血と勇気の賜物なのである。歴史教科書は、鎌倉武士の勇気を決して取り上げようとはしない。長谷川氏は、ルーズベルトを中心とする、アメリカ政府の奸智と策謀を余すことなく、分析記載している。老いも若きも、殊に高校生や大学生はこの本を繰り返し、擦り切れるほど読んでいただきたいと思うのです。もう古稀を迎える老人としては、マスコミに跳梁跋扈する、左翼人士や無知蒙昧の「平和憲法教信者」と、絶縁していただきたいのです。この本を精読して下さい。