アルベルチーヌが出奔し、やがて落馬死!ということだけど、にもかかわらず相変わらずだな、嫉妬心満々の「私」は、生前の彼女の性癖を暴きまわす・・・・そかそか、彼女はやっぱり相当のレスビアン狂いだったんだな……って納得し、じゃ、俺も別の女を物色・・・・ってね。
「他者に対するわれわれの愛情が衰えるのは、その他者が死んだからではなく、われわれ自身が死ぬからである」というわかったようなわからないような結論に達してしまった「私」ではありました。
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失われた時を求めて(12)――消え去ったアルベルチーヌ (岩波文庫) 文庫 – 2018/5/17
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アルベルチーヌの突然の出奔、続く事故死の知らせ。なぜ出ていったのか、女たちを愛したからか? 疑惑と後悔に悶える「私」は「真実」を暴こうと狂奔する。苦痛が無関心に変わる頃、初恋のジルベルトに再会し、その境遇の変転と念願のヴェネツィア旅行に深い感慨を覚える。作者生前の未定稿を精査した、決定版新訳。(全14冊)
- 本の長さ704ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2018/5/17
- 寸法10.5 x 2.7 x 14.8 cm
- ISBN-104003751213
- ISBN-13978-4003751213
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2018/5/17)
- 発売日 : 2018/5/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 704ページ
- ISBN-10 : 4003751213
- ISBN-13 : 978-4003751213
- 寸法 : 10.5 x 2.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 148,552位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 229位フランス文学 (本)
- - 1,024位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月23日に日本でレビュー済み
やっぱ僕には君が必要なんだ、
なんて呼び戻そうと万策尽くした結果、
知ることになった
アルベルチーヌの乗馬中の事故死。
あああああ「私」は
これからどうやって…
アルベルチーヌの残像は消えぬまま、
また脳内ぐるんぐるん。
"そうだよ、アルベルチーヌは
太ってしまったし老けたし、
もう好きじゃないんだもん。
いいさもう覚えていないよ"
なんて自分に言い聞かせるかの如く嘯き、
嫉妬の呪縛から逃れようとしてみたり
右往左往の迷宮回路。
やにわにアンドレや巷の娘たちに
欲望のまなざしを向け、
なぐさみとしての代償にすべく
思いを巡らせてみたり。
またもやパラドックスである。
この苦悩に満ちた懊悩煩悶の刻が、
またも冗長である。
だがしかし、読者を飽きさせないのは、
心の襞をくまなく露にし
言葉として綴る力に他ならない。
訳者後書きでも書かれているが、
読者側に立ち代わり
高き俯瞰での目線をもった
作者の至妙さに感服。
それにしても、各貴族の遺産については
お金の単位が大きすぎて見当がつかん笑
約五百億円ってイッタイナンエン?笑
はたと気付く、
アルベルチーヌを囲うことに
夢中になりすぎ、
受け継いだ叔母の遺産も
気がつきゃかなり目減りしている事に。
その位、嫉妬の中での
夢想と現実に揺蕩っていたらしい。
…のんびりさんか。
そんなこんなで日薬なのか何なのか、
日毎にアルベルチーヌへの執着は
解脱するかのように薄れていく。
執着の影が潜んだ後は、
時を経て変わり行く
「私」を取り巻く人物
それぞれの性格や行動、
あるいは隠しきれない裏の顔に
興味の矛先が向く。
「私」言うところの悪徳や悪癖を
自由に振り撒く登場人物に、
魅力さえ感じる。
…この辺り、かなり興味深いのだが、
ネタバレになるので自重…
人の愛情や憎しみの織り成す影絵の
複雑怪奇さ。
小説中での性の概念を超えた、
多様性豊かな恋もようを
目の当たりにすると、
現代に巣くうLGBTQへの差別意識が
愚かにさえ思える。
後に母に連れられ向かった
ヴェネツィアでの
「私」側に於ける"囚われ"からの解放。
ここで心の転換を迎え、
拠り所としての母に回帰してゆく。
求めているのはいつも母性。
話は逸れるが、
アルベルチーヌはじめ
何人もの娘と関係を持ちながらも
こどものように
「お母さん」のあとをくっついて歩く、
またそれを受け入れる母の感覚。
それが自分にはわからない…
お互い変な感じしないの?
本巻においては、
草稿や加筆を含めた原稿が入り交じる中、
取捨選択や組立て直しのうえ
纏められた訳者様のご苦労が伺える。
それを加味したうえで
読み進めるのもまた一興。
なんて呼び戻そうと万策尽くした結果、
知ることになった
アルベルチーヌの乗馬中の事故死。
あああああ「私」は
これからどうやって…
アルベルチーヌの残像は消えぬまま、
また脳内ぐるんぐるん。
"そうだよ、アルベルチーヌは
太ってしまったし老けたし、
もう好きじゃないんだもん。
いいさもう覚えていないよ"
なんて自分に言い聞かせるかの如く嘯き、
嫉妬の呪縛から逃れようとしてみたり
右往左往の迷宮回路。
やにわにアンドレや巷の娘たちに
欲望のまなざしを向け、
なぐさみとしての代償にすべく
思いを巡らせてみたり。
またもやパラドックスである。
この苦悩に満ちた懊悩煩悶の刻が、
またも冗長である。
だがしかし、読者を飽きさせないのは、
心の襞をくまなく露にし
言葉として綴る力に他ならない。
訳者後書きでも書かれているが、
読者側に立ち代わり
高き俯瞰での目線をもった
作者の至妙さに感服。
それにしても、各貴族の遺産については
お金の単位が大きすぎて見当がつかん笑
約五百億円ってイッタイナンエン?笑
はたと気付く、
アルベルチーヌを囲うことに
夢中になりすぎ、
受け継いだ叔母の遺産も
気がつきゃかなり目減りしている事に。
その位、嫉妬の中での
夢想と現実に揺蕩っていたらしい。
…のんびりさんか。
そんなこんなで日薬なのか何なのか、
日毎にアルベルチーヌへの執着は
解脱するかのように薄れていく。
執着の影が潜んだ後は、
時を経て変わり行く
「私」を取り巻く人物
それぞれの性格や行動、
あるいは隠しきれない裏の顔に
興味の矛先が向く。
「私」言うところの悪徳や悪癖を
自由に振り撒く登場人物に、
魅力さえ感じる。
…この辺り、かなり興味深いのだが、
ネタバレになるので自重…
人の愛情や憎しみの織り成す影絵の
複雑怪奇さ。
小説中での性の概念を超えた、
多様性豊かな恋もようを
目の当たりにすると、
現代に巣くうLGBTQへの差別意識が
愚かにさえ思える。
後に母に連れられ向かった
ヴェネツィアでの
「私」側に於ける"囚われ"からの解放。
ここで心の転換を迎え、
拠り所としての母に回帰してゆく。
求めているのはいつも母性。
話は逸れるが、
アルベルチーヌはじめ
何人もの娘と関係を持ちながらも
こどものように
「お母さん」のあとをくっついて歩く、
またそれを受け入れる母の感覚。
それが自分にはわからない…
お互い変な感じしないの?
本巻においては、
草稿や加筆を含めた原稿が入り交じる中、
取捨選択や組立て直しのうえ
纏められた訳者様のご苦労が伺える。
それを加味したうえで
読み進めるのもまた一興。
2020年5月16日に日本でレビュー済み
鈴木道彦氏訳版で、本巻(「逃げ去る女」)だけ、新プレイヤッド版ではなく旧リーブル・ド・ポッシュ版であった。
内容的には大差がないようだが、鈴木氏のあとがきを読んでも、テキストに重大な問題があるとのことであったがよく理解はできなかった。
なんと、岩波文庫版でも、本巻(「消え去ったアルベルチーヌ」)にかぎり、新プレイヤッド版ではなく新リーブル・ド・ポッシュ版を主に翻訳したとある。
吉川一義氏のあとがきを読んだが、やはり内容には大差がないがテキストに重大な問題があるようなことではあった。よく理解できなかった。
どのみち、フランス語の読めない我が身にさしたる影響はないのであるが、何か引っかかるものがある。いかんともしがたいところである。
あとは、光文社古典新訳文庫版に期待したいのだが、今の進行具合ではかなり先になりそうである。
誰か、新プレイヤッド版のどこに問題があるのか、わかりやすく教えていただきたいものだ。
内容的には大差がないようだが、鈴木氏のあとがきを読んでも、テキストに重大な問題があるとのことであったがよく理解はできなかった。
なんと、岩波文庫版でも、本巻(「消え去ったアルベルチーヌ」)にかぎり、新プレイヤッド版ではなく新リーブル・ド・ポッシュ版を主に翻訳したとある。
吉川一義氏のあとがきを読んだが、やはり内容には大差がないがテキストに重大な問題があるようなことではあった。よく理解できなかった。
どのみち、フランス語の読めない我が身にさしたる影響はないのであるが、何か引っかかるものがある。いかんともしがたいところである。
あとは、光文社古典新訳文庫版に期待したいのだが、今の進行具合ではかなり先になりそうである。
誰か、新プレイヤッド版のどこに問題があるのか、わかりやすく教えていただきたいものだ。