シンギュラリティ後の世界を著者の経験に基づく予測から、結構自由な論考が展開されているのかな思ったのだが、様々なデータを駆使して予測が進行しているので説得力が高い。
冒頭のテクノロジーの性能が時間と共に指数関数的成長に突入していき、現在がこの指数関数的成長の起点に足を踏み入れたかどうかの地点という解釈は面白いし、そうかなと思う。
日本語の訳が硬く理解しにくい個所はあるが、十分に読み応えのある一冊である。
昨今、アフターコロナにおいて、デジタルトランスフォーメーション(DX)、在宅勤務、オンラインミーティングといった、これまで触れることの少なかった概念が注目されているが、これもデジタル社会下の本質的な変革が可視化されてきたひとつの現象なのであろう。ますますシンギュラリティを意識する必要がありそうである。
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シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき 単行本(ソフトカバー) – 2016/4/22
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2045年、これが私たちの衝撃の姿だ!
未来学者として技術的特異点の到来をいち早く予見し、人工知能(AI)の世界的権威として現在はGoogle社でAI開発の先頭に立つレイ・カーツワイル。彼が世界に衝撃を与えた名著『ポスト・ヒューマン誕生』(2007年小社刊)のエッセンスが一冊に! AIが人類の知性を上回り、私たちは生物の限界を超えてついにシンギュラリティへと到達する──。
未来学者として技術的特異点の到来をいち早く予見し、人工知能(AI)の世界的権威として現在はGoogle社でAI開発の先頭に立つレイ・カーツワイル。彼が世界に衝撃を与えた名著『ポスト・ヒューマン誕生』(2007年小社刊)のエッセンスが一冊に! AIが人類の知性を上回り、私たちは生物の限界を超えてついにシンギュラリティへと到達する──。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2016/4/22
- 寸法13 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-10414081697X
- ISBN-13978-4140816974
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商品の説明
著者について
レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)
1948年ニューヨーク生まれ。発明家、思想家、フューチャリスト。人工知能の世界的権威であり、現在はGoogle社で機械学習と自然言語処理の技術責任者を務める。これまでにオムニ・フォント式OCRソフト、フラットベッド・スキャナー、シンセサイザー「Kurzweil K250」、文章音声読み上げマシンなどを発明し、その功績からMITレメルソン賞やアメリカ国家技術賞などを受賞、2002年には「発明家の殿堂」に名を連ね、PBSは彼を「過去2世紀においてアメリカに革命を起こした16人の発明家」の1人に挙げている。著書The Age of Intelligent Machines(1990)でチェスの試合においてコンピュータが勝利することを予言、The Age of Spiritual Machines(1999)(邦訳『スピリチュアル・マシーン』翔泳社)では「収穫加速の法則」を提示し、The Singularity Is Near(2005)(邦訳『ポスト・ヒューマン誕生』NHK出版)で「シンギュラリティ」という概念を世界に広めた。2008年にはシリコンバレーにシンギュラリティ・ユニバーシティを共同で創設、人類の最も困難な課題に取り組むべく加速進化する革新的技術の開発を目指している。
1948年ニューヨーク生まれ。発明家、思想家、フューチャリスト。人工知能の世界的権威であり、現在はGoogle社で機械学習と自然言語処理の技術責任者を務める。これまでにオムニ・フォント式OCRソフト、フラットベッド・スキャナー、シンセサイザー「Kurzweil K250」、文章音声読み上げマシンなどを発明し、その功績からMITレメルソン賞やアメリカ国家技術賞などを受賞、2002年には「発明家の殿堂」に名を連ね、PBSは彼を「過去2世紀においてアメリカに革命を起こした16人の発明家」の1人に挙げている。著書The Age of Intelligent Machines(1990)でチェスの試合においてコンピュータが勝利することを予言、The Age of Spiritual Machines(1999)(邦訳『スピリチュアル・マシーン』翔泳社)では「収穫加速の法則」を提示し、The Singularity Is Near(2005)(邦訳『ポスト・ヒューマン誕生』NHK出版)で「シンギュラリティ」という概念を世界に広めた。2008年にはシリコンバレーにシンギュラリティ・ユニバーシティを共同で創設、人類の最も困難な課題に取り組むべく加速進化する革新的技術の開発を目指している。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2016/4/22)
- 発売日 : 2016/4/22
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 414081697X
- ISBN-13 : 978-4140816974
- 寸法 : 13 x 1.7 x 18.9 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月17日に日本でレビュー済み
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2018年1月21日に日本でレビュー済み
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「シンギュラリティ」という言葉はずいぶん有名になりましたが、その意味するところは、いまだ正確に広まっていないように思われます。
「人間の能力を超越したAIが、人類を置き去りにする」・・・というようなイメージを持たれている人が、多くはないでしょうか。
(じつは自分自身も、そう誤解しておりました)
「シンギュラリティ」提唱の中心的存在・レイ・カーツワイル氏の言うシンギュラリティの「意味」は、むしろ
「人類は将来的に機械と融合して超越的存在に変容するだろう」ということだと言えます。
カーツワイル氏の未来に対するビジョンはこのようなものです。
「人間は、自分を徐々に機械化し、病気も死も克服し、生身の脳細胞よりも遥かに優れた思考能力を用いて
それによってむしろ『人間的』な悦び(美や快さや知的満足など)を、これからも探求し続けるだろう。
そして宇宙にある物質を全てコンピューティング能力に活用し、遂にはひとつの偉大な精神体になるであろう」
・・・それは、到底本当のこととして考えることが出来ないほどに飛躍的な発想です。
しかしカーツワイル氏はそれを信じており、自分も非常な大枠としては、それに賛成します。
それは「物語」ではないということです。
「AI」や「シンギュラリティ」を語るうえで、未来のハードウエアが持つ驚異的な能力ばかり注視されがちですが、
この本の核心は、最後の第六章(エッセンス版ではないもとの本では第七章)にあると言えます。
それというのもカーツワイル氏は、自分自身がハードウエアと合体して「超・カーツワイル氏」になれる日を夢見ている
(その為に健康維持に多大な努力を費やしているそうです) わけですが、仮にそれが可能になったとして、
電子頭脳に意識を移動させたカーツワイル氏は、はたして本当にカーツワイル氏と言えるのか?・・・という問題が必ず生じてきます。
もしも、記憶、思考、感性その他において完璧なカーツワイル氏を複製できたとしても、
もともとのカーツワイル氏本人から見ればそれは「私自身」と言えるものではありません。
そう思うのは、カーツワイル氏を客観的に見ている第三者だけなのです。
「自分自身」と言えないものに、真の「心」あるいは「魂」と呼べるようなもの
(カーツワイル氏は「スピリチュアリティ」「バターン」「超越性」という言葉を用いていますが)
が在るかどうかは、確認する手立てがないということ。
そしてまさに「客観的観測が不可能」だという点から、
それを必須とする「科学」では「自分自身」、つまり「魂」の所在は証明不可能だということになります。
これは単なる哲学上の問題ではなく、超AIが現実視される未来においてはこれ以上ないほど重要な点です。
なぜなら、AIが何かのテストに合格したとか、優れた文章や音楽を作成したというだけでは、
そこに「意識」が存在しているという証明にはならないということだからです。
器用にそういうことをこなせるだけの、中身が空っぽの単なるカラクリ仕掛けに「心」があると錯覚するかもしれない。
だからこそカーツワイル氏は「自分」自身が、そういう超存在になることにこだわる。
AIについて考えるということは、
人間とは何か、自分とは何か、そして自分は何のために存在しているのかといった命題から切り離して考えることは出来ません。
机上の論理ではなく、いわば「現実的哲学」として何よりも重視される必要が、近未来において生じてきます。
それを念頭においてこの本を読むと面白いかもしれません。
未来において、この本は記念碑的なものになる可能性もあります。
ただし、非常に注意すべき点がひとつあるように思います。
カーツワイル氏は「収穫加速の法則」によってテクノロジーは指数関数的に進歩するため、
「今後数十年で」劇的な進歩が起きると述べています。
しかし私は、カーツワイル氏の未来予測は、見立てがあまりにも早すぎると考えます。
たとえば彼は、2020年代に五感の全てをVRに置き換えられると言っていますが、これはおそらく無理でしょう。
私の予想が外れてそれが出来るようになったらおおいに結構なことですが、無理だと思います。
カーツワイル氏は、自分自身が未来を見ずに死にたくないために、ものごとの進展をとてつもなく早く予想している。
つまり、「自分が死ぬ前に、決定的な改革が起きて欲しい」・・・という願望が、
氏の時間感覚をかなり歪めているのかもしれません。
しかし、この本に書かれている事柄のスケールに比べれば、それが数百年ズレていようと「ささいなこと」だと言えます。
ノストラダムスの予言よろしく「2045年」という数字にあまりこだわらない方が良いでしょう。
「いつまで」ということではなく「何が起きるか」という内容の方が重要です。
2045年にカーツワイル氏は97歳です。・・・つまりこの数字は
「私が生きている内にそれを見たい!」という、氏の切なる叫びだくらいに取っておけばよろしいのではないでしょうか。
「人間の能力を超越したAIが、人類を置き去りにする」・・・というようなイメージを持たれている人が、多くはないでしょうか。
(じつは自分自身も、そう誤解しておりました)
「シンギュラリティ」提唱の中心的存在・レイ・カーツワイル氏の言うシンギュラリティの「意味」は、むしろ
「人類は将来的に機械と融合して超越的存在に変容するだろう」ということだと言えます。
カーツワイル氏の未来に対するビジョンはこのようなものです。
「人間は、自分を徐々に機械化し、病気も死も克服し、生身の脳細胞よりも遥かに優れた思考能力を用いて
それによってむしろ『人間的』な悦び(美や快さや知的満足など)を、これからも探求し続けるだろう。
そして宇宙にある物質を全てコンピューティング能力に活用し、遂にはひとつの偉大な精神体になるであろう」
・・・それは、到底本当のこととして考えることが出来ないほどに飛躍的な発想です。
しかしカーツワイル氏はそれを信じており、自分も非常な大枠としては、それに賛成します。
それは「物語」ではないということです。
「AI」や「シンギュラリティ」を語るうえで、未来のハードウエアが持つ驚異的な能力ばかり注視されがちですが、
この本の核心は、最後の第六章(エッセンス版ではないもとの本では第七章)にあると言えます。
それというのもカーツワイル氏は、自分自身がハードウエアと合体して「超・カーツワイル氏」になれる日を夢見ている
(その為に健康維持に多大な努力を費やしているそうです) わけですが、仮にそれが可能になったとして、
電子頭脳に意識を移動させたカーツワイル氏は、はたして本当にカーツワイル氏と言えるのか?・・・という問題が必ず生じてきます。
もしも、記憶、思考、感性その他において完璧なカーツワイル氏を複製できたとしても、
もともとのカーツワイル氏本人から見ればそれは「私自身」と言えるものではありません。
そう思うのは、カーツワイル氏を客観的に見ている第三者だけなのです。
「自分自身」と言えないものに、真の「心」あるいは「魂」と呼べるようなもの
(カーツワイル氏は「スピリチュアリティ」「バターン」「超越性」という言葉を用いていますが)
が在るかどうかは、確認する手立てがないということ。
そしてまさに「客観的観測が不可能」だという点から、
それを必須とする「科学」では「自分自身」、つまり「魂」の所在は証明不可能だということになります。
これは単なる哲学上の問題ではなく、超AIが現実視される未来においてはこれ以上ないほど重要な点です。
なぜなら、AIが何かのテストに合格したとか、優れた文章や音楽を作成したというだけでは、
そこに「意識」が存在しているという証明にはならないということだからです。
器用にそういうことをこなせるだけの、中身が空っぽの単なるカラクリ仕掛けに「心」があると錯覚するかもしれない。
だからこそカーツワイル氏は「自分」自身が、そういう超存在になることにこだわる。
AIについて考えるということは、
人間とは何か、自分とは何か、そして自分は何のために存在しているのかといった命題から切り離して考えることは出来ません。
机上の論理ではなく、いわば「現実的哲学」として何よりも重視される必要が、近未来において生じてきます。
それを念頭においてこの本を読むと面白いかもしれません。
未来において、この本は記念碑的なものになる可能性もあります。
ただし、非常に注意すべき点がひとつあるように思います。
カーツワイル氏は「収穫加速の法則」によってテクノロジーは指数関数的に進歩するため、
「今後数十年で」劇的な進歩が起きると述べています。
しかし私は、カーツワイル氏の未来予測は、見立てがあまりにも早すぎると考えます。
たとえば彼は、2020年代に五感の全てをVRに置き換えられると言っていますが、これはおそらく無理でしょう。
私の予想が外れてそれが出来るようになったらおおいに結構なことですが、無理だと思います。
カーツワイル氏は、自分自身が未来を見ずに死にたくないために、ものごとの進展をとてつもなく早く予想している。
つまり、「自分が死ぬ前に、決定的な改革が起きて欲しい」・・・という願望が、
氏の時間感覚をかなり歪めているのかもしれません。
しかし、この本に書かれている事柄のスケールに比べれば、それが数百年ズレていようと「ささいなこと」だと言えます。
ノストラダムスの予言よろしく「2045年」という数字にあまりこだわらない方が良いでしょう。
「いつまで」ということではなく「何が起きるか」という内容の方が重要です。
2045年にカーツワイル氏は97歳です。・・・つまりこの数字は
「私が生きている内にそれを見たい!」という、氏の切なる叫びだくらいに取っておけばよろしいのではないでしょうか。
2019年10月8日に日本でレビュー済み
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前半は難しいが、後半は読みやすくて面白い。
頑張って最後まで読めば元は取れます。
頑張って最後まで読めば元は取れます。
2020年3月7日に日本でレビュー済み
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特異点を超えたAIは人間を操ることが可能、ということを暗に述べている。ある意味、恐ろしさを知ることができた一冊てした。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳が読みづらいので星4つ。4章以降は内容として圧巻です。最初の読みづらさで投げ出すのはもったいないです。
シンギュラリティとはコンピュータの能力が人類全体の脳力を超えてしまう事と思っていたが、カーツワイル氏はそれ以上のことを見据えている。人間の脳をコンピュータと合体して拡張しようと。そのやり方がいろいろ述べられているけれど、人間の脳をリバースエンジニアリングしてそれをハードウェアにポーティングするというのが一番しっくり来た(深層学習はその第一歩に思える)。
それができると自分の脳を移したハードウェアはネットと接続されてどんどん賢くなっていく。ハードが壊れたらより性能のいい新しいハードに載せ替えていけば自分の脳(のコピー)は死滅することがなく、永遠の命を得る。
そうなると、でもそれって自分なの?というアイデンティティの問題が生ずる。肉体の上に精神が宿るとして、アイデンティティは精神(意識)であるとすると、それはソフトウェア(思考のパタン)である。
ソフトウェアが永遠の命を得るかどうかはそれが新しいハードへのリローディングを含めてメンテされ続けるかどうかで決まる。逆に言うと、あなたの精神がメンテされて命を持ち続けるかどうかは、周りの人があなた(の精神)をメンテしたいと思う価値があるかどうかで決まる。つまり、あなたの価値は他人(の心)の中にある(いいね!の数や検索エンジンでのブログのヒット率を意識するのはその準備をしているともいえる)。
ここまでくると哲学だけれど、ハードが進化するとその上で動くソフトが他者の心に生じさせるものが実体であるという、究極の唯心論になっていくのは必然に思える。
VRが進んでVR映像が直接網膜に結像されるようになると生身の人間から見て実世界の映像とVRが区別なく混在するようになる。その時点でソフトウェアとなった人格(のアバター)と生身の人間との区別はつかなくなるし、いずれソフトウェアだけの人間の社会になるのはあり得るシナリオに思える。
ロボット工学の石黒浩博士は人間そっくりのアンドロイドを作って、それが他人の心に生じさせるもの(意識、認識)を研究しているが、そのアンドロイドがVRのアバターになっても同じものが人の心に生じる。人間の最終形はやはり人の心の中にある。その永遠の命を維持するために高性能コンピュータネットワークがある。そのネットワークはDNA情報とそれから派生するものを生み出すアルゴリズムを保存し、そのアルゴリズムで構成されるアプリケーションを維持、動作させている。それが指数関数的なテクノロジーの進歩が爆発した100-200年後の姿かもしれないと思った。
シンギュラリティとはコンピュータの能力が人類全体の脳力を超えてしまう事と思っていたが、カーツワイル氏はそれ以上のことを見据えている。人間の脳をコンピュータと合体して拡張しようと。そのやり方がいろいろ述べられているけれど、人間の脳をリバースエンジニアリングしてそれをハードウェアにポーティングするというのが一番しっくり来た(深層学習はその第一歩に思える)。
それができると自分の脳を移したハードウェアはネットと接続されてどんどん賢くなっていく。ハードが壊れたらより性能のいい新しいハードに載せ替えていけば自分の脳(のコピー)は死滅することがなく、永遠の命を得る。
そうなると、でもそれって自分なの?というアイデンティティの問題が生ずる。肉体の上に精神が宿るとして、アイデンティティは精神(意識)であるとすると、それはソフトウェア(思考のパタン)である。
ソフトウェアが永遠の命を得るかどうかはそれが新しいハードへのリローディングを含めてメンテされ続けるかどうかで決まる。逆に言うと、あなたの精神がメンテされて命を持ち続けるかどうかは、周りの人があなた(の精神)をメンテしたいと思う価値があるかどうかで決まる。つまり、あなたの価値は他人(の心)の中にある(いいね!の数や検索エンジンでのブログのヒット率を意識するのはその準備をしているともいえる)。
ここまでくると哲学だけれど、ハードが進化するとその上で動くソフトが他者の心に生じさせるものが実体であるという、究極の唯心論になっていくのは必然に思える。
VRが進んでVR映像が直接網膜に結像されるようになると生身の人間から見て実世界の映像とVRが区別なく混在するようになる。その時点でソフトウェアとなった人格(のアバター)と生身の人間との区別はつかなくなるし、いずれソフトウェアだけの人間の社会になるのはあり得るシナリオに思える。
ロボット工学の石黒浩博士は人間そっくりのアンドロイドを作って、それが他人の心に生じさせるもの(意識、認識)を研究しているが、そのアンドロイドがVRのアバターになっても同じものが人の心に生じる。人間の最終形はやはり人の心の中にある。その永遠の命を維持するために高性能コンピュータネットワークがある。そのネットワークはDNA情報とそれから派生するものを生み出すアルゴリズムを保存し、そのアルゴリズムで構成されるアプリケーションを維持、動作させている。それが指数関数的なテクノロジーの進歩が爆発した100-200年後の姿かもしれないと思った。
2017年11月25日に日本でレビュー済み
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この書籍は新刊ではなく、ポスト・ヒューマンを編集したものです
ポスト・ヒューマン読んだ人は買わなくて良いです
読んでない人は、こっちのほうが読みやすいかもしれません。
原作は本当にハードルが高いので・・
ポスト・ヒューマン読んだ人は買わなくて良いです
読んでない人は、こっちのほうが読みやすいかもしれません。
原作は本当にハードルが高いので・・
2018年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
講演会で進められて拝読しました。
近未来の予想、既に技術化されているものが書かれています。
少々難しい内容もありましたあが、大変興味深い内容でした。
近未来の予想、既に技術化されているものが書かれています。
少々難しい内容もありましたあが、大変興味深い内容でした。