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進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス) 新書 – 2007/1/19
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最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録!
あなたの人生も変わるかもしれない?
『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。
「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。
メディアから絶賛の声が続々と!
『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』――(朝日新聞、書評)
『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』――(毎日新聞、書評)
『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評)
- ISBN-109784062575386
- ISBN-13978-4062575386
- 出版社講談社
- 発売日2007/1/19
- 言語日本語
- 寸法11.4 x 1.9 x 17.4 cm
- 本の長さ304ページ
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商品の説明
著者について
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学薬学部教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探究を続ける。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞。現在、「ERATO 池谷脳AI融合プロジェクト」の研究総括も務める。高校生への脳講義シリーズは、『進化しすぎた脳』のほか、『単純な脳、複雑な「私」』(朝日出版社/講談社ブルーバックス)、『夢を叶えるために脳はある』(講談社)がある。その他の著書に『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社/新潮文庫)、『パパは脳研究者』(クレヨンハウス/扶桑社新書)など、共著に『海馬』(朝日出版社/新潮文庫)、『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』(講談社)などがある。
登録情報
- ASIN : 4062575388
- 出版社 : 講談社 (2007/1/19)
- 発売日 : 2007/1/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 304ページ
- ISBN-10 : 9784062575386
- ISBN-13 : 978-4062575386
- 寸法 : 11.4 x 1.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,306位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
─ 池谷裕二(いけがやゆうじ) 東京大学・薬学部・教授 ──
こんにちは、池谷です。脳の健康や発達、老化を探求する基礎研究を行いながら、脳に関する一般向けの本を書いています。
脳は知れば知るほど奥が深く、さらなる探究心がくすぐられます。研究現場は毎日がわくわくの連続です。この高揚感を自分だけにとどめておくのはもったいない ── 脳研究の最前線のトピックを、できるだけ噛み砕いて語ることで、「知の興奮」を皆様と共有したいと願っています。
初めて拙著を読まれる方は、高校生への講義シリーズ『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』『夢を叶えるために脳はある』(講談社)の3冊を、まずはお手に取ってみてください。私の「脳観」を感じ取っていただけると思います。
『脳はこんなに悩ましい』(新潮社)、『脳はみんな病んでいる』(新潮社)、『ココロの盲点 完全版』(講談社)も個人的に大好きな本です。より手軽な本としては、『海馬』(新潮社)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)、『パパは脳研究者』(扶桑社)、『記憶力を強くする』(講談社)などもございます。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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人間の脳が現在のような姿になったのは数十万年前だ。人間が成長するために何が重要かというと、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要だ。脳とは進化に必要な程度の進化を遂げたのではなく、過剰に進化してしまった。つまり、脳に関しては、環境に適応する以上に進化し、全能力は使いこなされていない。脳は無駄と思えるほどに進化してしまっているが、これは将来予期せぬ環境に出会ったとき、スムースに対応できるようなリダンダンシー(余剰)と考えることができる。
脳はコンピュータと違って、体からの情報が脳の構造や機能を決めている。ハードウェアそのものが変わるうるのが脳で、ハードウェアそのものがそのままで変わらないコンピュータとは違う。目ができたからそれを世界としてはじめて認識できた。目があるから今の脳の構造になった。逆に、世界を見るために目と脳が発達したのではない。
感情は無意識だが、言葉は意識の典型だ。原始的な感情としての恐怖は、扁桃体が活動して、その情報が大脳皮質に送られと、そこではじめて「怖い」という感情が生まれる。つまり、われわれ危険だから怖いのではなく、怖いかどうかは無関係に単に扁桃体が活動したから怖いのだ。他に、悲しみの感情の源になる神経細胞がどこかにあり、そこが活動する涙が出るという脳部位に情報を送っているのだ。
従来は脳が体を支配する総司令部ではなく、むしろ体が脳を主体的にコントロールしている。脳が体をコントロールしているのは確かだが、同時に体も脳をコントロールしている。
「心」は脳が生み出している。脳がなければ「心」はない。しかし、体がなければ脳はないのだから、体と心は密接に関係している。たとえば、人間は咽頭によって「言葉」をしゃべれるようになった。「言葉」がしゃべれるように脳が再編集されることになり、抽象的な物事を考えられるようになった。意識として「心」を生み出すのは「言葉」だ。つまり、「心」は咽頭が作り出したとも言える。
脳と心、体と脳、意識と無意識、言葉と心など、整理しておきたい考え方を、最先端の脳科学から解明してくれるありがたい1冊だ。
文系の私には章が進むに連れて次第に難解になりました。
章序盤は楽しく理解できました。
本書における知見は、人間に関する見方を根本的に変えてしまいうるようなものも含まれている。その点で、少し「怖い」本でもあるのだが、真に教育的な本だとも言える。
以下は、私の印象に残った箇所を簡略化して記したもの(カッコ内は私のコメントです)。
・鼠の脳に電極を刺して、鼠をラジコンにすることができる(p24)。
(これが人間だったら・・と考えたら、ぞっとした。)
・脳の地図は、体が決めている。つまり、体からの情報が、脳の神経回路のあり方を決めている。もし手に指が20本あったら、それに対応した脳の変化が起こって、自在に操れる可能性がある(p82)。
(人間の脳を他の動物に移植したら、おそらく羽や尻尾やヒレを動かすための部位が脳にできるだろう)
・脳にとっては、100分の1秒以下の時間差は、「同時」と認識される。だから、百メートル走の記録もそれ以下の時間で計測されないのだろう(p124)。
(私は鈍いので、10分の1秒以下の時間差は同時に感じられる気がする。)
・<いま>と感じている瞬間は、0.5秒前の世界である。つまり、人間は常に過去に生きている。
(0.5秒以内に即死した場合、認識されることはない。これは究極の安楽死かもしれない。)
・言語を司る脳の部位に障害が起こると、抽象的な思考ができなくなる(p160)。
(この脳の部位の有無が、人間を人間らしくしているのだろう。)
・自由意志は、潜在意識の奴隷にすぎない。
(世の中の法律は、自由意志を前提としている。いずれ、法体系は根本的な見直しを迫られることになるかもしれない。)
・記憶は、あいまいであることが絶対に必要。完璧な記憶は役に立たない。あいまいさのおかげで、私たちは下手な文字を読むことができるし、いつもと違う服装をしている友人を友人と識別できる。
(自分たちの記憶力の悪さを嘆くのではなく、喜ぶべきなのだと知って、複雑な気分だ。)
生物学的に語るだけでなく、複雑系の話や科学のあるべき姿に関する話など、後半に進むにつれて話が広がる。非常に面白い本。学生時代にこんな講義を受けてみたかったと思うと同時に、今出会えたことに感謝している。池谷先生ありがとう!
いままでにに何冊も本を出されています。
この本は、ブルーブックスとしては異例のボリュームで400頁もあり、中身も濃いです。
中高生を対象に最新の大脳生理学についてわかりやすく語っています。
発行は10年前ですので、かなり内容は変わっているのではと思います。
脳研究の進展は日進月歩の速さで、新しい論文は毎日、数百くらい発表されています。
池谷先生は、そのうち毎日、100くらいの論文をチェックし、自分の研究や関心のある分野については目を通すとのことです。
この本でも随所に最新の研究成果を踏まえて論を展開しています。
ニューロンの働きについて、これほど分かりやすく詳細に描かれた本は初めてです。
人間の脳の機能の解明は、意識・心・自己・存在・言葉・記憶など従来は哲学・心理学のジャンルだった概念に修正を迫っています。
まったくスリリングな展開です。
池谷先生は脳科学者ですが薬学博士での研究が専門です。
2002年に、アルツハイマー病のメカニズムを解明した研究でも知られています。
私にとっては脳科学のメンターの一人でもあります。