山崎千裕+ROUTE14bandの5枚目のオリジナルアルバムということで、前作、音の世界からどのような世界観でアルバムが作られたのか非常に楽しみにしていました。 山崎千裕は三角関係feat.三浦拓也やソロアルバムも年に1枚のペースで出しており、それぞれ独特の世界観を持っているため、パーマネントメンバーであるROUTE14bandとの久しぶりの作品ということでどんな化学変化が起きるのだろうか。 聞いてまず驚いたのはギタリストMizをfeatしたReady for the partyだ。 インストバンドだよね?トランペットメインだよね?と思わず疑いたくなるほどの楽曲だが、きちんと山崎千裕とバンドとしての音に昇華しており、完成度も音質も非常に高く仕上がっている(LAレコーディングの賜物か?)その自由度も彼女たちの魅力であり、素晴らしい所だと1曲目から驚かされた。 2曲目のBill CantosをfeatしたMissed the busは秀逸の一言。 もはや洋楽の往年の名曲の様な作品で、作詞・作曲を日本人が行い、それを英語圏のしかもトップレベルのシンガーに歌ってもらうなんて初めて聞きましたし、非常に驚きました!自由度というか行動力すごいな!笑 他にもsproutは草木が芽生える様子を綺麗なメロディに乗せた美しい曲。 your wordもROUTE14band節が光る名バラード。 DrugRaceは攻め攻めのロックナンバーですが、どこか新しい。 twinkleはにんじんを彷彿とさせる優しい曲で心が和みます。 Get ShockedはミュートトランペットとEVI?というウインドシンセサイザーが新鮮でした。 結成して8年くらい経つかと思いますが、ますますバンドの息が合っている中、こういった自由度と素晴らしい作品でファンを楽しませてくれるので、ますます応援したくなります。 是非、皆さん一度聞いてみてください。