この著書は2018年前トランプ大統領時代の中間選挙から2020年の本選に向けて筆者の予測とその根拠となる分析を基に、トランプ大統領と共和党の関係性を表し、日本の政治状況を浮き彫りにしている。
2024年大統領選挙を控え、共和党候補がトランプ氏に確定した現在、この著書を再読してみた。
2018年中間選挙の結果は本書での最有力パターンの通りであった。
あれから今日まで、コロナ禍、2020年不正選挙暴動、宇露紛争、ガザ地区での戦乱など、予想しなかった様々な状況を経た今、改めてトランプ氏の政治家としての力量、変質してきた共和党保守派、などについての筆者の論を伺いたいところである。
一方、日本の政治状況はこの本が上梓された時とあまり変わっていないようにも思う。世襲政治、政治への無関心な大衆、選挙制度など。
しかし、それでも岸田政権が定額減税を打ち出さざるを得ないほどに、減税の声が無視できない社会になってきたことは僥倖だ。
まだ米大統領選挙まで半年以上ある。民主党か共和党かは予断を許さないが、どちらになっても日本はどうあるべきか、それを見守る一国民の目も、同著者の著作によって肥やしておきたい。
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日本人の知らないトランプ再選のシナリオ―奇妙な権力基盤を読み解く 単行本 – 2018/10/10
渡瀬 裕哉
(著)
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【話題沸騰! 発売前から重版出来! ! 】
米中貿易戦争、米朝首脳会談、イラン核合意見直し…。
「ドナルド・トランプの言動は、シナリオ通りです。」
政権の裏側を熟知する気鋭の論客が
トランプ劇場のこれからと日本へのインパクトを徹底解析!
【内容構成】
2016 トランプ大統領を読み解くキーファクター
1.トランプは米国政治を「ハック」したアウトサイダー
2.閣僚人事は、トランプを動かす勢力図
2017 就任1年目を読み解く
1.アウトサイダーから「保守派大統領」へ
2.2017年補欠選挙・州知事選挙で大苦戦
2018 中間選挙を読み解く
1.2018年中間選挙情勢の読み解き方
2.過熱するトランプ政権の貿易戦争
3.中間選挙と複雑に絡み合う「対イラン・対北朝鮮」政策の行方
2019~2020 トランプ大統領再選を読み解く
1.2020年大統領選挙へ
2.4つのシナリオを深掘りする
●日本の対米外交戦略は変わるのか
――2020年大統領選に向けた提言
1.日本の対米外交戦略を見直す
2.「自由主義VS権威主義」の時代の日本の戦略構想
米中貿易戦争、米朝首脳会談、イラン核合意見直し…。
「ドナルド・トランプの言動は、シナリオ通りです。」
政権の裏側を熟知する気鋭の論客が
トランプ劇場のこれからと日本へのインパクトを徹底解析!
【内容構成】
2016 トランプ大統領を読み解くキーファクター
1.トランプは米国政治を「ハック」したアウトサイダー
2.閣僚人事は、トランプを動かす勢力図
2017 就任1年目を読み解く
1.アウトサイダーから「保守派大統領」へ
2.2017年補欠選挙・州知事選挙で大苦戦
2018 中間選挙を読み解く
1.2018年中間選挙情勢の読み解き方
2.過熱するトランプ政権の貿易戦争
3.中間選挙と複雑に絡み合う「対イラン・対北朝鮮」政策の行方
2019~2020 トランプ大統領再選を読み解く
1.2020年大統領選挙へ
2.4つのシナリオを深掘りする
●日本の対米外交戦略は変わるのか
――2020年大統領選に向けた提言
1.日本の対米外交戦略を見直す
2.「自由主義VS権威主義」の時代の日本の戦略構想
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社産学社
- 発売日2018/10/10
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104782535066
- ISBN-13978-4782535066
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商品の説明
出版社からのコメント
トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、
その後も情勢分析の正確さから、日系・外資系ファンド30社以上の支持を得るアナリストが
2018年中間選挙、そして2020年米国大統領選までの未来を独自予測。
日本への多大なる影響と、対応策について解析・提言します。
その後も情勢分析の正確さから、日系・外資系ファンド30社以上の支持を得るアナリストが
2018年中間選挙、そして2020年米国大統領選までの未来を独自予測。
日本への多大なる影響と、対応策について解析・提言します。
著者について
渡瀬裕哉(わたせ・ゆうや)
パシフィック・アライアンス総研所長、早稲田大学公共政策研究所招聘研究員
早稲田大学大学院公共経営研究科修了。トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリストとして活躍。ワシントンD.C.で実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティングである水曜会出席者であり、テキサス州 ダラスで行われた数万人規模の保守派集会FREEPACに日本人唯一の来賓として招かれる。著書に『トランプの黒幕 共和党保守派の正体』(祥伝社)。テレビ朝日「ワイド! スクランブル」などにコメンテーターとして出演。雑誌『プレジデント』『週刊ダイヤモンド』などに寄稿多数。
パシフィック・アライアンス総研所長、早稲田大学公共政策研究所招聘研究員
早稲田大学大学院公共経営研究科修了。トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリストとして活躍。ワシントンD.C.で実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティングである水曜会出席者であり、テキサス州 ダラスで行われた数万人規模の保守派集会FREEPACに日本人唯一の来賓として招かれる。著書に『トランプの黒幕 共和党保守派の正体』(祥伝社)。テレビ朝日「ワイド! スクランブル」などにコメンテーターとして出演。雑誌『プレジデント』『週刊ダイヤモンド』などに寄稿多数。
登録情報
- 出版社 : 産学社 (2018/10/10)
- 発売日 : 2018/10/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4782535066
- ISBN-13 : 978-4782535066
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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- - 4,469位外交・国際関係 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリスト。
ワシントンD.Cで実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティングである水曜会出席者、テキサス州ダラスで行われた数万人規模の保守派集会FREEPACへの日本人唯一の来賓者。
チャンネルくらら で動画を配信中
https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg
イメージ付きのレビュー

5 星
『マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術』の政治・選挙版・・?
日本のマスコミ報道を真に受けていたら予想外でしかなかった、一昨年のアメリカ大統領選挙。その中で、データに基づく冷静な選挙分析を発信し、トランプ大統領の誕生を予測していたのが筆者だった。野球のメジャーリーグを舞台とした『マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術』では、カンと経験だけを頼りにする球界関係者の世界から、データに基づく球団運営の世界を切り拓く姿が描かれていたが、その政治・選挙版がこの本かと。今後のトランプ政権の動向と、それに影響される日本経済の動向を予測する上でも、必読の本かと思われる・・。
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2019年7月9日に日本でレビュー済み
トランプ大統領は、予測不能な「思いつき」で行動しているのではなく、
アメリカ共和党(それも主流派と保守派)などの思惑を採り入れて行動
しているという事がよく分かった。
また、「トランプ一辺倒」の安倍政治の危険性も分かった。
★5つでもいいのだが、それだとステマと思われるかもしれないので、★4つにした。
アメリカ共和党(それも主流派と保守派)などの思惑を採り入れて行動
しているという事がよく分かった。
また、「トランプ一辺倒」の安倍政治の危険性も分かった。
★5つでもいいのだが、それだとステマと思われるかもしれないので、★4つにした。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
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著者はブログをしている様で、その分析はいつも的中するので注目していました。トランプが、共和党予備選に当選する前から有力候補として分析していた様です。トランプが、あれだけ日米のマスコミに叩かれていたのにね。
日本に米国政治学術研究書はかなり多種ありますが、明らかに日本史上最高レベルだろ、これ。学術論文ではなくて、読みやすい読み物風になっていますが、内容は本質的且つシンプルなことがひたすらズバズバ述べられている。政権維持の為の共和党の選挙活動に配慮した政権であることが明記されていますが、これは学者・官僚の方々では詳しく分かるわけがない視点です。著者は、戦略的な実務家の方と思います。これからの日本にこういう論客必要だと思った。
何気ない一文一文の視点や、分析のために引用しているシンクタンク等団体の陳述は、極めてレベルが高いです。この視点に到達するために、どれだけ勉強しなければならないことか分からないよな、と。良くある過去の研究ではなくて、現状分析と未来シナリオを描いた稀有の本ですな。こんな種類の分析本が売られているのは見たことないです。しかも、米国本国の著名な論客も予測を外すような現況で、数的証拠をしっかりと確認されて構造的に説明されている。内外の投資家がこぞってセミナーを依頼する方と聞いていますが、その基本メソッドを惜しげもなく公開されているらしいことに驚いた。これは本当に、1500円定価は激安と思う。多分、投資家に対してセミナーで説明しているレクラム版なのでしょう。実践的過ぎる背景分析。やっぱり、戦略的実務家の視点を感じる。明らかに日本で聞けない水準だと思うし、何で一般に販売されているのか分からない。
トランプの当選は、外務省も予測を外したらしいし、マスコミの論客については当選を予測したといわれる方々は、本当は嘘であるらしいです。著者の予測はよく的中するけれど、分析が公開情報をもとに、ロジカルに構造的に積み上げられているのは、ヤバいものを感じる。米国政治だけではなくて、選挙を視野に入れた新しい政治分析手法が示されているのではないか、と感じた。
この手の時事本は、暫くしたら入手が難しくなるケースが多いので、たまたま見つけたので自分は即購入しておいた。この内容、よくよく読み直しているがヤバい水準ね。読んだらわかるけれど、何で一般に市販されているのか。。プレジデント誌でも名前を見ますが、今後も著者の発言に注目している。久しぶりに大満足な良書を見ました。
日本に米国政治学術研究書はかなり多種ありますが、明らかに日本史上最高レベルだろ、これ。学術論文ではなくて、読みやすい読み物風になっていますが、内容は本質的且つシンプルなことがひたすらズバズバ述べられている。政権維持の為の共和党の選挙活動に配慮した政権であることが明記されていますが、これは学者・官僚の方々では詳しく分かるわけがない視点です。著者は、戦略的な実務家の方と思います。これからの日本にこういう論客必要だと思った。
何気ない一文一文の視点や、分析のために引用しているシンクタンク等団体の陳述は、極めてレベルが高いです。この視点に到達するために、どれだけ勉強しなければならないことか分からないよな、と。良くある過去の研究ではなくて、現状分析と未来シナリオを描いた稀有の本ですな。こんな種類の分析本が売られているのは見たことないです。しかも、米国本国の著名な論客も予測を外すような現況で、数的証拠をしっかりと確認されて構造的に説明されている。内外の投資家がこぞってセミナーを依頼する方と聞いていますが、その基本メソッドを惜しげもなく公開されているらしいことに驚いた。これは本当に、1500円定価は激安と思う。多分、投資家に対してセミナーで説明しているレクラム版なのでしょう。実践的過ぎる背景分析。やっぱり、戦略的実務家の視点を感じる。明らかに日本で聞けない水準だと思うし、何で一般に販売されているのか分からない。
トランプの当選は、外務省も予測を外したらしいし、マスコミの論客については当選を予測したといわれる方々は、本当は嘘であるらしいです。著者の予測はよく的中するけれど、分析が公開情報をもとに、ロジカルに構造的に積み上げられているのは、ヤバいものを感じる。米国政治だけではなくて、選挙を視野に入れた新しい政治分析手法が示されているのではないか、と感じた。
この手の時事本は、暫くしたら入手が難しくなるケースが多いので、たまたま見つけたので自分は即購入しておいた。この内容、よくよく読み直しているがヤバい水準ね。読んだらわかるけれど、何で一般に市販されているのか。。プレジデント誌でも名前を見ますが、今後も著者の発言に注目している。久しぶりに大満足な良書を見ました。
2019年3月12日に日本でレビュー済み
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著者の渡瀬裕哉さんというかたを私は、倉山満氏のネット番組を通して初めて知りました。番組内でいつも本当に楽しそうに、互いに敬意を持って喋っておられる倉山氏と渡瀬氏ですが、当然ながら意見を異にされている問題もいくつかあります。たとえば日本の選挙制度。倉山氏は小選挙区制、渡瀬氏は条件付きながら中選挙区制を支持されているようです。これは突き詰めれば倉山氏が政治を最終的には「人」で捉えているのに対して、渡瀬氏が政治を最終的には「構造」で捉えておられることから来る意見の相違のようにも思えます。どちらが正しいということではなく、だからこそ渡瀬氏には、現在の日本の政治の構造上の問題点を総合的に分析したような本を、つい期待してしまいます。「安倍晋三をもってしても、なぜこんなに何も変わらないのか」と悶絶している私のような人間にとって、「安倍晋三がどういう人だろうが関係ない」という視点から政治を捉える渡瀬氏なら、腑に落ちる説明をしてくれるような気がするのです。
前置きが長くなってすみません。本書においても渡瀬氏は政治の動きを「構造」で捉え、トランプを人格ではなくその寄って立つ基盤から捉えることで、その言動を解釈し、予測しておられます。そしてその方法は決して難解なものではなく、「普通に考えれば当然こうなる」の積み重ねだなあと感じました。その結果としての具体的な分析の深さ、鋭さについては他のかたのレビューに詳しく書かれていて、何も付け足すことはありません。私にとっては何より、「あ、普通に考えておかしいことはやっぱりおかしいんだ」という何だか当たり前なことを、あらためて教えてくれた本でした。
前置きが長くなってすみません。本書においても渡瀬氏は政治の動きを「構造」で捉え、トランプを人格ではなくその寄って立つ基盤から捉えることで、その言動を解釈し、予測しておられます。そしてその方法は決して難解なものではなく、「普通に考えれば当然こうなる」の積み重ねだなあと感じました。その結果としての具体的な分析の深さ、鋭さについては他のかたのレビューに詳しく書かれていて、何も付け足すことはありません。私にとっては何より、「あ、普通に考えておかしいことはやっぱりおかしいんだ」という何だか当たり前なことを、あらためて教えてくれた本でした。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
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トランプ政権発足から報道や各論者の論考などをフォローしてきたが、中間選挙までのトランプ大統領の動向を共和党の内部の勢力までここまで精緻に分析して論じたものはこれが初めてだ。このような本を日本語で読めることに著者に感謝しなければいけないとしみじみ感じた。
今後の予測について中間選挙で上下院がどちらの党が勝利するかで4通りに分けてのケースシナリオが本書の肝だ。
中間選挙が終わってからも読み返さなければ。
今後の予測について中間選挙で上下院がどちらの党が勝利するかで4通りに分けてのケースシナリオが本書の肝だ。
中間選挙が終わってからも読み返さなければ。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
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マスコミが取り上げるトランプの破天荒な言動の裏で、その政策は確実に実行に移され成果を上げているのですが、そこには共和党保守派の協力があり、そのためにトランプは共和党保守派に人事や政策について譲歩どころか丸呑みまでしており、個人的な信条よりも実益を重視したかなりのヤリ手とも言えます。譲歩や丸呑みが得意な(でも成果は上がらない)日本の政治家とどこが違うのでしょうかね?
2018年10月31日に日本でレビュー済み
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他にない切り口、情報、分析に富んでいる。他の自称第一人者がいつまでもこれまでのアメリカ感で情報をアップデートしているだけであるのに対し、著者の知識は今のアメリカの変化を適切に捉えていると思う。共和党支持者の思考、メンタリティを理解できているところに強みがある。