聞きやすいように話す。読みやすいように書く。ぼく自身、牧師として、教師として、わかりやすい言葉を心掛けてきた。
人の言葉もわかりやすく理解しようとしてきた。けれども、何を言っているのかわからない人の話を聞く時は、わかる部分だけを聞こうとしていた、と白状しよう。わからない部分は、聞き流していたのだ。本当は、そこにこそ、その人自身の声があるかもしれないのに。ぼくが「わかる」と思ったところは、じつは、「この人はこういうことを言っているのだろう」とぼくが性急に決めつけてしまった部分に過ぎないかも知れないのに。
読むときも同じだ。わかるところに線を引きながら読む。わからないところにはこだわらない。わかったところだけをまとめて、このようなレビューにしてしまう。
東日本大震災の被災者の声をもぼくたちは「わかろう」としていないか。「わかりやすく」聞こうとしていないか。
記者である著者は、「この仕事をしていると、いつも『わかりやすさ』から誘惑される」「わかりやすさとは党派性の肯定のことだ」(p.270)と言う。
言葉にはわかりにくい「揺らぎ」がある。それが削ぎ落とされたとき、「正解」ができ、「当事者の声」という「権力」ができてしまう。けれども、当事者の真の声は、揺らぎ自身なのではなかろうか。
この本には、著者が取材した相手の言葉が、そのまま載せられている。何ページにもわたる。著者による要約や削ぎ落としをなるべく避けるためだろう。
その中で、以下のような言葉が心に残った。
「国や東電に対する怒りは当然あるよ。でも、それは俺の怒りであって他の人に利用されるのは嫌なんだよね」(p.50)。
「原発のリスクというのは、健康への影響だけではありません。問題を健康に限定してしまうのは、事故の本当の被害を見えにくくしていると思います。本当の被害というのは、生活そのもの。当たり前の暮らしです」(p.226)。
「原発があったからいいこともあったと思うんです。私の楽しかった思い出は原子力と共に暮らす地域で成り立っていたのですから。でも、そのいいことも破壊してしまう。これが原発事故です」(p.228)。
「原発に賛成・反対、どこどこは/この食べ物は安全・有害、この説は真・偽」で線引きするだけでは伝わらない大事なものがある。線引きで削ぎ落とされてしまうものの中にこそ、被災者の言葉、いや、被災者代表ではなく、被災者ひとりひとりの個の言葉がある。
ところで、「福島は安全」を連発する元東大教授へのインタビューも掲載されているが、これはどういう意図なのか。
わからない。おっと。わかりやすいことは権力であった。著者の声も、このわかりにくさにあるのかもしれない。
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リスクと生きる、死者と生きる 単行本(ソフトカバー) – 2017/8/24
石戸 諭
(著)
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数字では語れない、あの日の出来事――。
岸政彦さん、星野智幸さん、推薦!
「被災地」は存在しない。「被災者」も存在しない。 土地と人が存在するだけだ。
「それでも生きていこうとする人々」の物語が、胸を打つ。
(岸政彦)
ここには、あなたを含め、この本に書かれていない被災した人すべての物語が、ぎっしりと詰まっている。
その見えない言葉に目を凝らして、読んでほしい。
(星野智幸)
「リスク論」からこぼれ落ちる生を探し求めて、東北、そしてチェルノブイリへ――。
若き記者による渾身のノンフィクション。
【目次】
序章
第1章 科学の言葉と生活の言葉
なぜ農家は米を捨てたのか
もう住めないといわれた村で
「帰りたい」が言えない
間に立つ言葉
第2章 死者と対話する人たち
死では何も終わらない
言葉の揺らぎ
揺らぎの先に
第3章 歴史の当事者
観光者のまなざし
災厄のモニュメント
原発と個人の歴史
歴史を託すということ
原爆ドームはなぜ残ったのか
終章
【書評・メディア情報】
朝日中高生新聞(9月24日)/書評(花田菜々子氏・パン屋の本屋)
福島民報(10月14日)「中国新聞」(10月29日)(大林由香子氏・フリーライター)
読売新聞(10月15日)/書評(稲泉連氏・ノンフィクションライター)
朝日新聞(10月29日)/書評(佐倉統氏・東京大学教授)
週刊現代(10月7日)/武田砂鉄氏が紹介
小説新潮(11月号)/西きょうじ氏が紹介
WEDGE Infinity(9月29日)/著者インタビューが掲載
President Online(10月22日)/著者インタビューが掲載
昨日、なに読んだ(? WEBちくま)(10月25日)/書評(山田航氏・歌人)
朝日新聞(10月29日)/書評(佐倉統氏・東京大学教授、科学技術社会論)
中國新聞(10月29日)/書評(大林由香子氏・フリーライター)
毎日新聞(11月19日)/短評
2018年
産経新聞(3月24日)/書評(東ちづる氏・女優)
2020年
早稲田ウィークリー(10月26日)/「小説家・重松清教授が選ぶ 2020年、早大生にオススメの5冊と楽しみ方」
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なぜ農家は米を捨てたのか
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2020年
早稲田ウィークリー(10月26日)/「小説家・重松清教授が選ぶ 2020年、早大生にオススメの5冊と楽しみ方」
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社亜紀書房
- 発売日2017/8/24
- 寸法13 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104750515205
- ISBN-13978-4750515205
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商品の説明
著者について
1984年生まれ、東京都出身。2006年立命館大学法学部卒業、同年に毎日新聞入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016 年1月にBuzzFeed Japan に入社。
登録情報
- 出版社 : 亜紀書房 (2017/8/24)
- 発売日 : 2017/8/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 280ページ
- ISBN-10 : 4750515205
- ISBN-13 : 978-4750515205
- 寸法 : 13 x 2 x 18.8 cm
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- - 953位福祉の社会保障
- - 1,104位マスメディア (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1984年、東京都生まれ。記者、ノンフィクションライター。2006年に立命館大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016年にBuzzFeed Japanに入社。2018年からフリーランスに。2019年、ニューズウィーク日本版の特集「百田尚樹現象」にて第26回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。著書に『リスクと生きる、死者と生きる』(亜紀書房)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年9月1日に日本でレビュー済み
書評 石戸論「リスクと生きる、死者と生きる」亜紀書房
本書は被災者個人の感じたこと、考えていることだけを追うことで、今までの東日本大震災の報道では伝えてこれなかった現実を伝えている。個人に向き合うことを徹底する姿勢は本書で何度も語られ、読者に言っているだけではなく、著者がご自身に対して言い聞かせているように感じる。記者として被災者数等の数字を伝えることで、分かりやすく現実を伝えられる反面、本質的な何かを伝えていないという葛藤がこの6年間付いて回っているのだろう。ただ、震災の現実をどう伝えるかを自由に設定できる立場の記者だからこそ生まれる悩みである。政治家や役人であれば、復興という目的のために被害の状況を把握し、建設するインフラや建物を考えるために、数字をフル活用した現実を知ることが第一であり、何を知るべきかという点で悩むことはない。しかし一個人として、何を知るべきかを考えれば、自分なりの答えに到達することは容易ではない。つまり、知るべき対象は膨大であり、最終的な達成感が得られないからである。
津波に子供をさらわれて、遺体が見つからないまま日々が過ぎ、幽霊となってその子供が現れるというような幽霊体験が震災後、多数語られるようになった。あまりにも突然の死であり、遺族やご近所さんにとって生と死の区切りが見えにくい死だったためだろう。そのため、本書では、p.113にて社会学者の金菱清教授が
「『死を受け入れられない』という声に寄り添い、その存在を肯定していること。中間領域を消さずに、丸ごと肯定し、死者に対して敬意を払っていることが大事なのです。被災地の人々が多様な死者へ払っている敬意から私たちはもっと学ばないといけない。死者の思いを受け止めない慰霊は、誰の感情に寄り添っているのか。もっと被災者の視点から問われないといけないのではないでしょうか」
と述べている。ベルトコンベアー式のお葬式が標準的なお葬式になった現代において非常に重い言葉である。
「現代人は忙しい」を合言葉に様々な伝統、文化が形骸化され、結果として現代人は生きる意味を失っている。時間を摂るべきところを見極め、あいまいな死を大切にするということも生きる意味を見つけるひとつの手段となるだろう。ただ、それは具体的な何をすることかということを考えることから始まり、画一的な正解を求め続ける現代人にとって、かなり難しいことではある。しかしその難しい作業の合間に、猫の動画でも見て休むことも現代人のやり方である。
p.s. Buzzfeed社の記者の本にもかかわらず、初版時に電子書籍版がないということで、星1つ減。
本書は被災者個人の感じたこと、考えていることだけを追うことで、今までの東日本大震災の報道では伝えてこれなかった現実を伝えている。個人に向き合うことを徹底する姿勢は本書で何度も語られ、読者に言っているだけではなく、著者がご自身に対して言い聞かせているように感じる。記者として被災者数等の数字を伝えることで、分かりやすく現実を伝えられる反面、本質的な何かを伝えていないという葛藤がこの6年間付いて回っているのだろう。ただ、震災の現実をどう伝えるかを自由に設定できる立場の記者だからこそ生まれる悩みである。政治家や役人であれば、復興という目的のために被害の状況を把握し、建設するインフラや建物を考えるために、数字をフル活用した現実を知ることが第一であり、何を知るべきかという点で悩むことはない。しかし一個人として、何を知るべきかを考えれば、自分なりの答えに到達することは容易ではない。つまり、知るべき対象は膨大であり、最終的な達成感が得られないからである。
津波に子供をさらわれて、遺体が見つからないまま日々が過ぎ、幽霊となってその子供が現れるというような幽霊体験が震災後、多数語られるようになった。あまりにも突然の死であり、遺族やご近所さんにとって生と死の区切りが見えにくい死だったためだろう。そのため、本書では、p.113にて社会学者の金菱清教授が
「『死を受け入れられない』という声に寄り添い、その存在を肯定していること。中間領域を消さずに、丸ごと肯定し、死者に対して敬意を払っていることが大事なのです。被災地の人々が多様な死者へ払っている敬意から私たちはもっと学ばないといけない。死者の思いを受け止めない慰霊は、誰の感情に寄り添っているのか。もっと被災者の視点から問われないといけないのではないでしょうか」
と述べている。ベルトコンベアー式のお葬式が標準的なお葬式になった現代において非常に重い言葉である。
「現代人は忙しい」を合言葉に様々な伝統、文化が形骸化され、結果として現代人は生きる意味を失っている。時間を摂るべきところを見極め、あいまいな死を大切にするということも生きる意味を見つけるひとつの手段となるだろう。ただ、それは具体的な何をすることかということを考えることから始まり、画一的な正解を求め続ける現代人にとって、かなり難しいことではある。しかしその難しい作業の合間に、猫の動画でも見て休むことも現代人のやり方である。
p.s. Buzzfeed社の記者の本にもかかわらず、初版時に電子書籍版がないということで、星1つ減。
2017年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元毎日新聞記者でBuzzFeedジャパンに勤める記者によるノンフィクション。
「被災者」「復興」などという言葉でひとくくりにされてしまいがちな現在の
東北地方の状況を、ヘンにまとめようとせず自分が見たままに素直な言葉で
綴っているところにとても共感した。
著者の真摯な態度は,取材対象者の心にも響いたのだろう。「取材する側」
「される側」という大きな隔たりを超えたところでつながっていなければ
出てこないような話も引き出されていた。
帯裏に「数字では『死者』を語れない」とあるが、本当にその通り。
読んでよかったと思える1冊だった。
「被災者」「復興」などという言葉でひとくくりにされてしまいがちな現在の
東北地方の状況を、ヘンにまとめようとせず自分が見たままに素直な言葉で
綴っているところにとても共感した。
著者の真摯な態度は,取材対象者の心にも響いたのだろう。「取材する側」
「される側」という大きな隔たりを超えたところでつながっていなければ
出てこないような話も引き出されていた。
帯裏に「数字では『死者』を語れない」とあるが、本当にその通り。
読んでよかったと思える1冊だった。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
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書き方がうまいかも。
2017年12月31日に日本でレビュー済み
福島での放射能のリスクや震災での死と向き合う人々に迫るノンフィクション。
震災直後に佐野眞一が『津波と原発』を書いていたのを思い出した。今もこういう本が出ることの意義は大きい。放射能の不安や死というテーマに分かれて、何人もの人生が語られる。不安や死別の感情は統計からは見えて来ない。
さらに最終章では福島だけでなく、チェルノブイリツアーやヒロシマの原爆ドーム保存について書かれている。震災と長い年月をかけてどう向き合っていくべきかの問題提起がされているように感じた。
今もこういった本が出ることに感謝。
震災直後に佐野眞一が『津波と原発』を書いていたのを思い出した。今もこういう本が出ることの意義は大きい。放射能の不安や死というテーマに分かれて、何人もの人生が語られる。不安や死別の感情は統計からは見えて来ない。
さらに最終章では福島だけでなく、チェルノブイリツアーやヒロシマの原爆ドーム保存について書かれている。震災と長い年月をかけてどう向き合っていくべきかの問題提起がされているように感じた。
今もこういった本が出ることに感謝。
2017年12月1日に日本でレビュー済み
この方プロのライターさんですよね。
意図的に、そういう使い方を、しているのかもしれませんが、目障りで、とても奇異に、感じました。
小説ならともかく、ルポルタージュで、あの読点の打ち方・置き方は、個人の好みとは言え、如何なものでしょうか。
子供の書いた、文章の様な、印象が残り、残念です。
意図的に、そういう使い方を、しているのかもしれませんが、目障りで、とても奇異に、感じました。
小説ならともかく、ルポルタージュで、あの読点の打ち方・置き方は、個人の好みとは言え、如何なものでしょうか。
子供の書いた、文章の様な、印象が残り、残念です。