朝日新聞と違っていまだに謝罪と訂正もない，一次資料による立証が皆無の「慰安婦強制連行」に関する虚報バラ撒きや，「シリーズ・JAPANデビュー，アジアの一等国」での，日本統治時代に対する台湾国の人々からの賛否両論のうち「否」のみを取り上げて編集した極端に偏向した異様な姿勢等，ヤラセと身勝手な独善と日本への憎悪に満ち満ちた「自称公共放送」の驚愕の実態を平易に立証した好著。
近年に限っても，職員による覚せい剤の常用や連続強姦，認知症を患う人々への衛星契約詐欺，タクシー運転手への暴行，あげくはブラック労働で死に追いやった女性記者への人権蹂躙を「同様の電通事件を報じつつ」厚顔にも隠ぺいし続ける等々，危険な反社会的組織としてのNHKの横暴は目に余る。まさしく反民主的で国民の真実を知る権利を日本への異常な憎悪をもって侵害し続ける公共の敵ナンバーワンだ。
これが他の組織ならば，他ならぬNHKがそれこそトイレまで追いかけ回して倒産に追い込むのは間違いなく，バランス感覚を全く欠き，コスト意識すら持たない電波押し売りにあぐらをかいて高給を貪るNHKの悪質な実態を炙り出し剔抉する本書は，訴訟をチラつかせては国民を脅すNHKに悩まされている国民にとっても必読の書と感じる。
読了して，かつての国鉄のようにNHKの分割民営化が成る日が待ち遠しく思えた。むろん，解体処分で民放各社が設備施設を引き継ぐならなおさらいいのだが。
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