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彼の生きかた (新潮文庫) 文庫 – 1977/6/1
購入オプションとあわせ買い
日本猿の餌づけに一身を捧げる男の純朴でひたむきな生き方を描く。
モデルとなった猿の研究者による「解説」を付す。
〈俺は人間の世界が嫌や。言葉も不自由やし……俺もお前たちの中に入りたいわ〉 ドモリで気が弱いために人とうまく接することができず、人間よりも動物を愛した福本一平は、野生の日本猿の調査に一身を捧げる決意をする。しかし、猿の餌づけに精魂をかたむける彼の前には、大資本が、無理解な人間たちが立ちふさがる。
一人の弱い人間の純朴でひたむきな生きかたを描く感動の長編。
本文より
「ガ、ガ、ガ、ガッ」 放りなげられた蜜柑にこの猿は手も出さず鋭い声を発した。
と、疾風が急に吹いてきたように一本の木の葉がゆれはじめた。ガ、ガ、ガという別の叫び声が聞えた。いつの間にか、ボスの秀吉が一平のすぐそばの切株の上でこちらを睨み、怒りの声をあげている。
突然、静寂だった林のなかに、同じような声があちこちから響き木々がゆれだした。群の先頭にいたワカオス猿たちが今、枝をゆすり、怒声をあげながら、集まってきたのである。……(「挫折」)
本書「解説」より
昭和二十九年の十月、初めて嵐山国有林内でサルを発見して以来、(京都大学で動物学を研究していた)私は一番電車に間に合うように毎朝四時半に家を出るか、あるいは嵐山に泊りこんで山に登りました。(略)
初めのうちは私の姿を発見した見張りザルの鋭い警声に算を乱して逃げていたサルたちも、出会いの回数を重ねるうちに私に敵意のないことを分ってくれ、サルと私の間にはしだいに理解と信頼が生れ、対話ができるようになりました。そして一匹一匹根気よく教え導いた結果、サルたちは年間を通して完全に遊園地に定着し、境界線を正確に守ってくれるようになったのです。……
――間直之助(野生ニホンザル研究者)
遠藤周作(1923-1996)
東京生れ。幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
- ISBN-104101123101
- ISBN-13978-4101123103
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1977/6/1
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ496ページ
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【新潮文庫】遠藤周作 作品 | ナチ拷問に焦点をあて、存在の根源に神を求める意志の必然性を探る「白い人」、神をもたない日本人の精神的悲惨を追う「黄色い人」。〈芥川賞〉 | 何が彼らをこのような残虐行為に駆りたてたのか?終戦時の大学病院の生体解剖事件を小説化し、日本人の罪悪感を追求した問題作。〈毎日出版文化賞・新潮社文学賞〉 | 時代を異にして留学した三人の学生が、ヨーロッパ文明の壁に挑みながらも精神的風土の絶対的相違によって挫折してゆく姿を描く。 | やさしく許す”母なるもの”を宗教の中に求める日本人の精神の志向と、作者自身の母性への憧憬とを重ねあわせてつづった作品集。 | 吃るため人とうまく接することが出来ず、人間よりも動物を愛し、日本猿の餌づけに一身を捧げる男の純朴でひたむきな生き方を描く。 | 過激派集団に入った西も、詐欺漢に身を捧げたトシも真実を求めて生きようとしたのだ。ひたむきに生きた若者たちの青春群像を描く。 |
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戦犯の過去を持つ開業医、無類のお人好しの外人……大都会新宿で輪舞のようにからみ合う人々を通し人間の弱さと悲しみを見つめる。 | 殉教を遂げるキリシタン信徒と棄教を迫られるポルトガル司祭。神の存在、背教の心理、東洋と西洋の思想的断絶等を追求した問題作。〈谷崎潤一郎賞〉 | 青年大工イエスはなぜ十字架上で殺されなければならなかったのか──。あらゆる「イエス伝」をふまえて、その〈生〉の真実を刻む。〈国際ダグ・ハマーショルド賞〉 | 十字架上で無力に死んだイエスは死後”救い主”と呼ばれ始める……。残された人々の心の痕跡を探り、人間の魂の深奥のドラマを描く。〈読売文学賞〉 | 信仰につまずき、キリストを棄てようとした男──彼は真実のイエスを求め、死海のほとりにその足跡を追う。愛と信仰の原点を探る。 | シャム(タイ)の古都で暗躍した山田長政と、切支丹の冒険家・ペドロ岐部――二人の生き方を通して、日本人とは何かを探る長編。 |
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1977/6/1)
- 発売日 : 1977/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 496ページ
- ISBN-10 : 4101123101
- ISBN-13 : 978-4101123103
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,974位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

(1923-1996)東京生れ。
幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの遠藤周作の小説について、面白く感動的で切なく美しい物語だと評価しています。若いときにも感動した経験がある一方で、この年になって理解できるものがたくさんあるようです。また、大きなことができなくても身近なものを守っていこうと思わせてくれる本だと感じているようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説の物語性を高く評価しています。面白く感動的で切なく美しい物語であり、若いときにも感動したと述べています。また、人生の理不尽をたくさん体験してきたため理解できる点が多くあるようです。
"遠藤周作の本は絶対に間違い無く面白く感動的。" もっと読む
"20代の時に読み(30年以上前)このたび復刊したとのことで改めて読み直しました。若いときにも感動しましたがこの年になって理解できるものがたくさんありました。人生の理不尽をたくさん体験してきたせいかもしれません。無限にあるように感じていた未来は有限なことが実感できます。..." もっと読む
"綺麗です♫..." もっと読む
"切なく美しい物語..." もっと読む
お客様はこの本について、すごい話だと評価しています。派手な話ではないにもかかわらず、どんどん読んでしまうほど面白いと感じています。また、身近なものを守ることを応援していこうと思わせてくれる内容です。東京都内にも猿が出没しているようです。
"...状態もとても良く、綺麗に保管されていたようです。 本当に有難うございました。 今後も、恐らく何回も読むと思います。 良い本に出会うのは、本当に嬉しいものです!" もっと読む
"すごい話だった 派手な話ではないのにどんどん読んでしまった。" もっと読む
"...弱くてもいい。大きなことができなくてもいい。身近なものを守っていこう、応援していこうと思わせてくれる本です。 都内にも猿が出没しているようです。猿の側からも少しだけ見てくれる人が増えますように。" もっと読む
イメージ付きのレビュー

綺麗です♫
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2024年9月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入約50年前に発行された長編小説です。
私は文庫本で何十年も前に読みました。
初めての長編作、この小説で遠藤小説の虜となったぐらいです。
最近、偶然本の整理をしていたら当時の文庫本を見つけ、思わず何回目かの再読です。
そして、ネットサーフィンをしていたところ、
「古本倶楽部」さんのショップで見つけました。当時のお値段はなんと、780円。
50年前のお金の価値は分かりません。
思わず
「プチッ!」
とお買い上げ。
状態もとても良く、綺麗に保管されていたようです。
本当に有難うございました。
今後も、恐らく何回も読むと思います。
良い本に出会うのは、本当に嬉しいものです!
約50年前に発行された長編小説です。
私は文庫本で何十年も前に読みました。
初めての長編作、この小説で遠藤小説の虜となったぐらいです。
最近、偶然本の整理をしていたら当時の文庫本を見つけ、思わず何回目かの再読です。
そして、ネットサーフィンをしていたところ、
「古本倶楽部」さんのショップで見つけました。当時のお値段はなんと、780円。
50年前のお金の価値は分かりません。
思わず
「プチッ!」
とお買い上げ。
状態もとても良く、綺麗に保管されていたようです。
本当に有難うございました。
今後も、恐らく何回も読むと思います。
良い本に出会うのは、本当に嬉しいものです!
このレビューの画像
- 2021年10月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入遠藤周作の本は絶対に間違い無く面白く感動的。
- 2022年3月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入こうなるしかない結末であったのだと思う。しかし切ない。彼は「弱虫」だったのだろうか、いや、違うだろう。どうすればよかったのだろう。幸せってなんだろう。考えさせられる作品です。遠藤周作作品は、やはりすごい。
- 2022年9月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入すごい話だった
派手な話ではないのにどんどん読んでしまった。
- 2023年7月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入遠藤作品の中では、軽い読物の部類に入るかも知れませんが、私は好きな作品で何度か読み返してます。誠実な生き方の難しさや尊さを感じます。
- 2017年12月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入20代の時に読み(30年以上前)このたび復刊したとのことで改めて読み直しました。若いときにも感動しましたがこの年になって理解できるものがたくさんありました。人生の理不尽をたくさん体験してきたせいかもしれません。無限にあるように感じていた未来は有限なことが実感できます。
いじめのなくならい日本、若い世代にはぜひ読んでもらいたいです。そして有限の未来を過ごし憂鬱に思われるお疲れの世代の方々にも。声なきもの、弱い立場にあるもの、それはすべて自分自身なのです。遠藤周作氏の深い動物愛、人間愛、醜い面をも含めてうけとめてくれる懐の温かさに励まされます。
弱くてもいい。大きなことができなくてもいい。身近なものを守っていこう、応援していこうと思わせてくれる本です。
都内にも猿が出没しているようです。猿の側からも少しだけ見てくれる人が増えますように。
- 2020年8月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入主人公、一平は、日本猿の研究者である。子供の頃から、うまく喋ることができないということに引け目を感じている。周りからも馬鹿にされ、辛い思いもしてきた。
また、彼の小学校の時の同級生である朋子ももう一人の主人公である。
彼ら二人も含めて、登場人物たちがある意味不器用で、誰もが不幸せに見える。
自分は弱いと思っている人にも強い部分があり、また強いと思っている人にも弱い部分がある。それでも自分にはよくわからないで生きている。
このような不器用な人間たちの哀れさを、猿たちは見透かしているんじゃないか、という気もしてくる。
- 2022年2月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入一気に読んだ