この本を読み終えて、正直かなり気が重くなってしまった。。
今現在の日本の若者が抱えている問題を全て浮き彫りにした本である。
景気回復の兆しが全く見えず、子供から老人までの貧困が社会問題と化している
世の中だが、解決の糸口が見えていない状態だ。
将来に希望を抱けない若者が増えるのも当然だろう。
他の先進国と比べると日本の政策はかなり遅れているのではないだろうか?
著者曰く、こういった問題を政治に強く反映させるには
「世論の後押しが重要」とのこと。
少しでも多くの人に読んで頂き、今日本の抱えている問題を解決に導けたらと思う。
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貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書) 新書 – 2016/3/16
藤田 孝典
(著)
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購入オプションとあわせ買い
昨年『下流老人』が20万部超えのベストセラーとなった著者の新書第2弾!今回は若者の貧困に着目し、「一億総貧困社会」をさらに深く読み解く。これまで、若者は弱者だとは認められず、社会福祉の対象者として扱われなかった。本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けて生きる30代女性、脱法ハウスで暮らさざるを得なくなった20代男性などの事例から、若者の貧困を分析する。
「貧困世代(プア・ジェネレーション)」は下流老人よりも悲惨だ!
「現在の若者たちはもはや、ロスト・ジェネレーションのような一時的な就職難や一過性の困難に置かれているのではない。雇用環境の激変を一因とする、一生涯の貧困が宿命づけられている。
若者たちは何らかの政策や支援環境の再編がない限り、ワーキングプアから抜け出せないことも増えてきている。
ここでわたしは、現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代であると指摘したい。彼らは自力ではもはや避けようがない、日本社会から強いられた貧困に直面している。日本史上でも類を見ない、特異な世代である。
だからこそわたしは、彼らの世代を、『貧困世代(プア・ジェネレーション)』と総称することにした」(「はじめに」より)
大多数の若者たちは、現代日本の社会構造のおかげで、夢や希望を叶える活力を持ちながらも、それを生かせずにもがいている。しかも悪いことに、若者たちは支援が必要な存在だと認識されておらず、社会福祉の対象としては扱われてこなかった。
貧困世代約3600万人はまるで、日本社会がつくった監獄に閉じ込められている囚人のようである。
若者は働けば収入を得られる、若者は家族が助けてくれる、若者は元気で健康である、昔の若者のほうが大変だった、若者の苦労は一時的なものだ・・・・・・こうした「大人の言説」はすべて間違っている。
本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けながら生きる30代女性、ブラック企業でうつ病を患った20代男性、脱法ハウスで暮らさざるを得ない20代男性の事例などの、筆者自らが聞き取った体験談を分析し、いかに若者が社会からこき使われ、疲れ果て、貧困に至っているのかを書き尽くす。
貧困世代のつらさを全国民が深く理解し、いびつな社会構造を変えなければ、下流老人も含めた日本固有の貧困問題は絶対に解決しない。
「貧困世代(プア・ジェネレーション)」は下流老人よりも悲惨だ!
「現在の若者たちはもはや、ロスト・ジェネレーションのような一時的な就職難や一過性の困難に置かれているのではない。雇用環境の激変を一因とする、一生涯の貧困が宿命づけられている。
若者たちは何らかの政策や支援環境の再編がない限り、ワーキングプアから抜け出せないことも増えてきている。
ここでわたしは、現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代であると指摘したい。彼らは自力ではもはや避けようがない、日本社会から強いられた貧困に直面している。日本史上でも類を見ない、特異な世代である。
だからこそわたしは、彼らの世代を、『貧困世代(プア・ジェネレーション)』と総称することにした」(「はじめに」より)
大多数の若者たちは、現代日本の社会構造のおかげで、夢や希望を叶える活力を持ちながらも、それを生かせずにもがいている。しかも悪いことに、若者たちは支援が必要な存在だと認識されておらず、社会福祉の対象としては扱われてこなかった。
貧困世代約3600万人はまるで、日本社会がつくった監獄に閉じ込められている囚人のようである。
若者は働けば収入を得られる、若者は家族が助けてくれる、若者は元気で健康である、昔の若者のほうが大変だった、若者の苦労は一時的なものだ・・・・・・こうした「大人の言説」はすべて間違っている。
本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けながら生きる30代女性、ブラック企業でうつ病を患った20代男性、脱法ハウスで暮らさざるを得ない20代男性の事例などの、筆者自らが聞き取った体験談を分析し、いかに若者が社会からこき使われ、疲れ果て、貧困に至っているのかを書き尽くす。
貧困世代のつらさを全国民が深く理解し、いびつな社会構造を変えなければ、下流老人も含めた日本固有の貧困問題は絶対に解決しない。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/3/16
- 寸法10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104062883589
- ISBN-13978-4062883580
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商品の説明
著者について
藤田 孝典
1982年生まれ。埼玉県在住の社会福祉士。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科博士前期課程修了。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授(公的扶助論、相談援助技術論など)。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)。著書に、『ひとりも殺させない』(堀之内出版)、『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新聞出版)などがある。
2015年6月に出版された朝日新書『下流老人』は20万部を突破するベストセラーとなり、「下流老人」は同年のユーキャン新語・流行語大賞のノミネート50語に選ばれた。
1982年生まれ。埼玉県在住の社会福祉士。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科博士前期課程修了。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授(公的扶助論、相談援助技術論など)。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)。著書に、『ひとりも殺させない』(堀之内出版)、『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新聞出版)などがある。
2015年6月に出版された朝日新書『下流老人』は20万部を突破するベストセラーとなり、「下流老人」は同年のユーキャン新語・流行語大賞のノミネート50語に選ばれた。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/3/16)
- 発売日 : 2016/3/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4062883589
- ISBN-13 : 978-4062883580
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 194,392位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 811位講談社現代新書
- - 1,403位コミュニティ (本)
- - 2,070位社会一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1982年生まれ。埼玉県越谷市在住。社会福祉士。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科博士前期課程修了。首都圏で生活困窮者支援を行うソーシャルワーカー。生活保護や生活困窮者支援の在り方に関する活動と提言を行う。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授(公的扶助論)。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)。著書に『ひとりでがんばらない』(クレヨンハウス2022)『コロナ貧困』(毎日新聞出版2021)『続・下流老人 一億総疲弊社会の到来』(朝日新聞出版2016)『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』(講談社現代新書2016)『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新聞出版2015)、『ひとりも殺させない』(堀之内出版2013)、共著に『知りたい!ソーシャルワーカーの仕事』(岩波書店2015)など多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月20日に日本でレビュー済み
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2024年3月21日に日本でレビュー済み
経団連は(当時は日経連)1995年に、「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」を公表した。それは労働者を「長期蓄積能力活用型グループ」「高度専門能力活用型グループ」「雇用柔軟型グループ」の3つの階層に分けるというものだ。要するに「特権階級」「プロッフェショナル」「奴隷階級」というわけだ。国民の大部分は「奴隷階級」に落とされた。今の日本は「特権階級」のみが生き残り、「奴隷階級」は使い捨てにされる、そういう国になったということだ。国民はそのことをはっきりと認識し、自身の生存を確保する方策を考えていかなければならないだろう。
2021年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代日本で貧困に苦しむ若者が増えている。
要は社会構造の変化に政策や制度が追い付けず、収入が少ないのに支出が増えて生活が成り立たない悪循環に陥っているのである。
親世代の収入源が教育に手を回すことが出来ず、家庭内不和や離婚を引き起こし子供にまで貧困の害が及んでいる。
さらに大学に通うのに得た奨学金が事実上の借金であり、さらに大学時代からブラックバイトに従事せねばならないという過酷な環境に置かれる。
社会に出て学生時代の投資に見合うような高い報酬を貰える様な仕事に誰もが就ける時代ではない。
借金が返済できなくなり人生が詰む若者が激増した。
本来なら奨学金の貸付ではなく給付や住居の保証等の若者重視の政策が取られるべきなのだが、どうも政治を担当している60代以上の方々とは世代間の断絶があり、状況をよく理解されていないようである。
欧米でそういった若者重視の政策を実行できている国は出生率も改善できているのに対し、住居費の負担が重く親との同居をしなければならない割合が高い日本・イタリア・スペインなどは少子化が進んでいるそうだ。
もっと若い世代にお金を回すように社会の仕組みを変えないと日本の未来は暗いだろう。
現実としてそうなってきている。
ブラック企業や精神を病んだ若者たちは国の政策や制度が生み出したものでもあると言えるのだ。
要は社会構造の変化に政策や制度が追い付けず、収入が少ないのに支出が増えて生活が成り立たない悪循環に陥っているのである。
親世代の収入源が教育に手を回すことが出来ず、家庭内不和や離婚を引き起こし子供にまで貧困の害が及んでいる。
さらに大学に通うのに得た奨学金が事実上の借金であり、さらに大学時代からブラックバイトに従事せねばならないという過酷な環境に置かれる。
社会に出て学生時代の投資に見合うような高い報酬を貰える様な仕事に誰もが就ける時代ではない。
借金が返済できなくなり人生が詰む若者が激増した。
本来なら奨学金の貸付ではなく給付や住居の保証等の若者重視の政策が取られるべきなのだが、どうも政治を担当している60代以上の方々とは世代間の断絶があり、状況をよく理解されていないようである。
欧米でそういった若者重視の政策を実行できている国は出生率も改善できているのに対し、住居費の負担が重く親との同居をしなければならない割合が高い日本・イタリア・スペインなどは少子化が進んでいるそうだ。
もっと若い世代にお金を回すように社会の仕組みを変えないと日本の未来は暗いだろう。
現実としてそうなってきている。
ブラック企業や精神を病んだ若者たちは国の政策や制度が生み出したものでもあると言えるのだ。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
という表現が一番しっくりきました。
作者が最も主張している住宅政策の脆弱性が少子化の原因というのは、そうかもしれないなと思いました。
僕自身、派遣労働者として働いてた時は最後の出勤日から一週間以内で出て行けと言われました。
安心して生活できる拠点は誰にとっても(特に無職は)必要ですな。
あと、この本の中で「労働法に関する知識を持たずに働くことは、丸腰で戦場に行くのと一緒」という表現があります。 全くその通りです。
知識がなければどう行動したらいいか考えることもできませんからね。
作者が最も主張している住宅政策の脆弱性が少子化の原因というのは、そうかもしれないなと思いました。
僕自身、派遣労働者として働いてた時は最後の出勤日から一週間以内で出て行けと言われました。
安心して生活できる拠点は誰にとっても(特に無職は)必要ですな。
あと、この本の中で「労働法に関する知識を持たずに働くことは、丸腰で戦場に行くのと一緒」という表現があります。 全くその通りです。
知識がなければどう行動したらいいか考えることもできませんからね。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
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【概要】
(分野)格差社会、若者の貧困
(頁数)序文&目次18頁 + 本文193頁 + 後書&索引11頁
(出版日)2016/3/16
本書は、「現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代である」と指摘し、若者を取りまく現状が、よく使用される「努力論」や「精神論」では解決し難い、大きな問題であると説いています。
本書では、こうした「貧困世代」となった若者たちの生活が、どんなに酷いものであるかを描写し、社会制度の歪みを指摘しています。
【内容】
本書で力点をおいて主張されているのは、よく「努力論」や「精神論」を語る40代以上の世代と、現在の若者の置かれた条件が、どれほど変化しているのか?という点です。
例えば、現代の若者は、大学へ進学しても仕送りは20年で2割近くも減り、一方で学費は倍近く上がっています。更には、親世代の平均年収も低下しているため、親世代からのさらなる援助は見込めず、アルバイトをしないと、学生生活が送れない若者が多くなっています。
そして、アルバイトでは、デフレ景気と人材不足を反映して「ブラックバイト」が横行し、薄給で学生をこき使っており、学生生活の大きな妨げとなっています。
本書でもう一つ、力点を置いて述べられるのは、「住宅政策」についてです。住宅に市場原理が適用されたことで、特に首都圏の住宅価格が上昇し、給料の半分近くが家賃に消えていく若者が増えていると指摘しています。筆者は、住宅にお金を取られすぎているため、「子供作るなんてできるはずがない」と、事の深刻さを訴えています。
本書の後半では、筆者はイギリスの政治学者シャンタル・ムフ氏の提唱する「闘技的民主主義」を標榜し、こうした若者の声をもっと社会と政治に届けることで、こうした問題について、国民一人一人が「熟議」する重要性について述べています。
【感想】
バブル世代と比べて、半分の人口しかもたない今の20代前半の世代は、「貧困世代」と認知されることで、ビジネスの世界、マーケティングにおいても無視される傾向があるように感じます。お金をもたないがために、今の20代という「世代」に特化して新商品が作られるということをあまり感じて来ませんでした。
しかし、インターネットで多くの人の意見を聞けるようになり、少数の意見が大きく反映される社会となりました。私たち20代はもっと声を挙げていいのかもしれないと思いました。
(分野)格差社会、若者の貧困
(頁数)序文&目次18頁 + 本文193頁 + 後書&索引11頁
(出版日)2016/3/16
本書は、「現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代である」と指摘し、若者を取りまく現状が、よく使用される「努力論」や「精神論」では解決し難い、大きな問題であると説いています。
本書では、こうした「貧困世代」となった若者たちの生活が、どんなに酷いものであるかを描写し、社会制度の歪みを指摘しています。
【内容】
本書で力点をおいて主張されているのは、よく「努力論」や「精神論」を語る40代以上の世代と、現在の若者の置かれた条件が、どれほど変化しているのか?という点です。
例えば、現代の若者は、大学へ進学しても仕送りは20年で2割近くも減り、一方で学費は倍近く上がっています。更には、親世代の平均年収も低下しているため、親世代からのさらなる援助は見込めず、アルバイトをしないと、学生生活が送れない若者が多くなっています。
そして、アルバイトでは、デフレ景気と人材不足を反映して「ブラックバイト」が横行し、薄給で学生をこき使っており、学生生活の大きな妨げとなっています。
本書でもう一つ、力点を置いて述べられるのは、「住宅政策」についてです。住宅に市場原理が適用されたことで、特に首都圏の住宅価格が上昇し、給料の半分近くが家賃に消えていく若者が増えていると指摘しています。筆者は、住宅にお金を取られすぎているため、「子供作るなんてできるはずがない」と、事の深刻さを訴えています。
本書の後半では、筆者はイギリスの政治学者シャンタル・ムフ氏の提唱する「闘技的民主主義」を標榜し、こうした若者の声をもっと社会と政治に届けることで、こうした問題について、国民一人一人が「熟議」する重要性について述べています。
【感想】
バブル世代と比べて、半分の人口しかもたない今の20代前半の世代は、「貧困世代」と認知されることで、ビジネスの世界、マーケティングにおいても無視される傾向があるように感じます。お金をもたないがために、今の20代という「世代」に特化して新商品が作られるということをあまり感じて来ませんでした。
しかし、インターネットで多くの人の意見を聞けるようになり、少数の意見が大きく反映される社会となりました。私たち20代はもっと声を挙げていいのかもしれないと思いました。
2021年8月4日に日本でレビュー済み
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まずもってこの国の正体を知らなければなりません。この国では貧困層予備軍は資産が五千万円以下の人のことだそうです。国内に貧乏人が増えた理由は、国内の製造業が衰退しているのに知的財産産業や最先端産業に手を出さず、インフラ維持と部品産業や観光・農林水産業が主産業になったため全体的な生活水準が低下したからです。グローバル企業は好調でも、もうけは他国で地産地消なので国内経済に力を貸しません。現在はコロナに守られています。コロナが静まると政府支援が止まり、貧富の差が急加速し、今度は労働者よりもお年寄りから子供へ貧困が蔓延するはずです。非正規労働者どころか将来は年収二百万円程度の家庭を政府が生活モデルにしています。私たちは稼がなければなりません。内需拡大ではありません。すでにこの国は衰退途上国でアメリカは日本を植民地であったフィリピンのように思っています。だからこそ、その考えを逆手にとって能力のある日本人はアメリカで働いて富を国内へ還元、国内はデジタル化や英語の推進とアメリカモデルの知的財産産業と最先端産業に参入しアジア拠点になるしかありません。国内の一般人の仕事がインフラ維持以外に介護・食料・運送・ビルメンテなど限定しています。男女問わず、まず食品スーパーで修行し調理師免許取得です。家庭事情や学問の経歴は関係なく若ければ若いほどです。理由は、専門学校より経費が掛からない、通信講座は教育訓練給付で還付、将来的に専門調理師という手もある、だからです。その過程で登録販売者の前に、自動車運転免許、第一種衛生管理者、簿記三級です。そして、調理師。そのあとに登録販売者です。これで現在の仕事に不満か何かあって再就職でもなんとかなる資格のはずです。当然、その先に向かうのは医療介護施設です。その前に消防設備士の乙6・7や危険物の乙4を取っておけばと思います。そして、介護の初任者資格で介護施設での雇用や病院での仕事にめどがつくと思われます。すでにこの国には国内に余ったお金はありません。マスコミは云々いっても増税の記事を見れば一目瞭然です。すでにアメリカがインターネットや個人情報を使って間接的にこの国を植民地化奴隷化しています。収入が少ないのは大部分がアメリカへ流れているからです。トヨタやソニーがいくら海外で稼いでもその利益は全く国内で流通していません。だから私たちは貧困なのです。アジアにおけるアメリカ、つまり最先端技術事業や高付加価値知的財産事業で海外から稼ぐことがない限り嘘八百の国でルンペン生活を送ることになるだけです。登録販売者でドラッグストアで雇用されても最終的に持病があっても家庭が忙しくても頑張っているのになぜ賃金が安いのか収入が増えないのかという疑問がつきまといます。中古ですが本当に良かった、鮨専門調理師を目指して将来必ず資格取得したいです。お上ではないけれど殿上人が勢ぞろいです。だからこそ、調理師免許を取って将来的に鮨専門調理師免許を取りたいです。この国は、ここ最近技術や商品模型を国内で作って製造をアジア各国に委託してきました。その結果として国内の雇用はガタガタになりました。自動車分野もEVに移行することでそうなることが決定されています。しかし、中高齢になって食品スーパーで三年以上働いて、給料は激安の200万円程度ですがやっとその芽が出てきました。その芽を花咲かせたいです。登録販売者や第一種衛生管理者や消防設備士乙6や簿記や自動車免許の資格は絶対的に必要です。しかし、それ以上のものは必要ありません。ただ、親の介護の関係があるのでキャリカレの在宅介護インストラクターの知識ぐらいは必要と思います。そこから先は実力勝負なので立身出世に失敗して自宅でニートする暇があるのなら第二第三の人生は専門調理師を目指すべきです。そう思います。その答えを含めてレビューしました。この国には未来があります。
2017年11月22日に日本でレビュー済み
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世代のせいではなく、ただの個々人の問題だと思います。ブラック企業のせいでも、世の中のせいでもなく、そういう状況に陥ったのは自業自得。
他責すぎ。
読み進めるのが不愉快にすら思う。
でもこんな感じ方をしている若者が多いのも事実。そういう意味では、価値のある本。
結婚出産はぜいたくだ、と帯にありますが、
金がないなら結婚したらいい。生活費は安くあがるのに。なんかいろいろズレてる本。
他責すぎ。
読み進めるのが不愉快にすら思う。
でもこんな感じ方をしている若者が多いのも事実。そういう意味では、価値のある本。
結婚出産はぜいたくだ、と帯にありますが、
金がないなら結婚したらいい。生活費は安くあがるのに。なんかいろいろズレてる本。
2017年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「私」自身が何とか暮らしていける状況とは別に、現代日本における若者の貧困化は一層深刻化していることを著者は端的に指摘する。
この状況を打破していくことは私を含む多くの「者」に喫緊の課題であり、必須なのである。
とにかく一読されたい。
この状況を打破していくことは私を含む多くの「者」に喫緊の課題であり、必須なのである。
とにかく一読されたい。