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発送元: Amazon 販売者: 明海堂書店
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一発屋芸人列伝 単行本(ソフトカバー) – 2018/5/31
山田ルイ53世
(著)
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購入オプションとあわせ買い
第24回雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞!
芸人初の快挙!
連載時の読者からの大反響に、発売前に重版が決定した話題作。
ブームには例外なく終わりが来る。そして、終わった後も生き続けなければならない。
不器用だけれども、一歩一歩前に進んでいる一発屋芸人達。決して憐れな存在などではない。
それを髭男爵の山田ルイ53世がホロ苦く教えてくれた。
東野幸治
ここに出てくる芸人さんたちは、当たり前だが本当は誰も終わってなどいない。
むしろ皆さんに共通しているのは、見えにくいけど「今を一所懸命生きている」ということだ。
私はその姿に胸を打たれた。
ジャパネットたかた創業者 高田明
人の弱さを勝ち誇ったように刺すのは、もういいじゃないか。
僕は最近、人はどうやって再生するのか、その人にとっての幸せは何か、
ということに興味がある。この本には男爵の驚くような華麗な筆致で、
弱さを抱えた人間たちの愛すべきルネッサンス(再生)が描かれている。
テリー伊藤
輝いた時代は終わる。それでも、人生は続く。
同じ芸人でなければここまで肉薄できなかった、
話題沸騰の連載がついに書籍化。
我々一発屋は、ただ余生をやり過ごしているだけの“生きた化石"ではない!
レイザーラモンHG── 一発屋を変えた男
コウメ太夫──“出来ない"から面白い
テツ and トモ──この違和感なんでだろう
ジョイマン──「ここにいるよ」
ムーディ勝山と天津・木村──バスジャック事件
波田陽区── 一発屋故郷へ帰る
ハローケイスケ──不遇の“0.5"発屋
とにかく明るい安村──裸の再スタート
キンタロー。──女一発屋
髭男爵──落ちこぼれのルネッサンス
世の中から「消えていった」芸人たちのその後の人生を、自らも「一発屋」を名乘る著者が追跡取材。
これまで誰も書いたことがなかった彼らの現在は、ブレイクした“あの時"より面白かった?!
涙あり笑いあり、そしてなぜか生きる勇気が湧いてくる。時代に翻弄されつつも必死に芸に生きる、
どうしようもなく不器用な人間たちに捧げるノンフィクション!
芸人初の快挙!
連載時の読者からの大反響に、発売前に重版が決定した話題作。
ブームには例外なく終わりが来る。そして、終わった後も生き続けなければならない。
不器用だけれども、一歩一歩前に進んでいる一発屋芸人達。決して憐れな存在などではない。
それを髭男爵の山田ルイ53世がホロ苦く教えてくれた。
東野幸治
ここに出てくる芸人さんたちは、当たり前だが本当は誰も終わってなどいない。
むしろ皆さんに共通しているのは、見えにくいけど「今を一所懸命生きている」ということだ。
私はその姿に胸を打たれた。
ジャパネットたかた創業者 高田明
人の弱さを勝ち誇ったように刺すのは、もういいじゃないか。
僕は最近、人はどうやって再生するのか、その人にとっての幸せは何か、
ということに興味がある。この本には男爵の驚くような華麗な筆致で、
弱さを抱えた人間たちの愛すべきルネッサンス(再生)が描かれている。
テリー伊藤
輝いた時代は終わる。それでも、人生は続く。
同じ芸人でなければここまで肉薄できなかった、
話題沸騰の連載がついに書籍化。
我々一発屋は、ただ余生をやり過ごしているだけの“生きた化石"ではない!
レイザーラモンHG── 一発屋を変えた男
コウメ太夫──“出来ない"から面白い
テツ and トモ──この違和感なんでだろう
ジョイマン──「ここにいるよ」
ムーディ勝山と天津・木村──バスジャック事件
波田陽区── 一発屋故郷へ帰る
ハローケイスケ──不遇の“0.5"発屋
とにかく明るい安村──裸の再スタート
キンタロー。──女一発屋
髭男爵──落ちこぼれのルネッサンス
世の中から「消えていった」芸人たちのその後の人生を、自らも「一発屋」を名乘る著者が追跡取材。
これまで誰も書いたことがなかった彼らの現在は、ブレイクした“あの時"より面白かった?!
涙あり笑いあり、そしてなぜか生きる勇気が湧いてくる。時代に翻弄されつつも必死に芸に生きる、
どうしようもなく不器用な人間たちに捧げるノンフィクション!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2018/5/31
- 寸法13 x 1.9 x 19.1 cm
- ISBN-104103519215
- ISBN-13978-4103519218
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商品の説明
著者について
髭男爵 山田ルイ53世
本名・山田順三(やまだ・じゅんぞう)。 お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。 兵庫県出身。地元の名門・六甲学院中学に進学するも、引きこもりになり中途退学。大検合格を経て、愛媛大学法文学部に入学も、その後中退し上京、芸人の道へ。現在は山梨放送「はみだし しゃべくりラジオ キックス」、文化放送Podcast「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」のパーソナリティーを務めるほか、ナレーション、コメンテーター、イベントなどでも幅広く活動中。著書「ヒキコモリ漂流記」(マガジンハウス)も版を重ねる。新潮45で連載した「一発屋芸人列伝」が第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞「作品賞」受賞。withnews、TOFUFU、CONTINUEでもコラム連載中。「貴族のメルマガ」毎週木曜配信中。
本名・山田順三(やまだ・じゅんぞう)。 お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。 兵庫県出身。地元の名門・六甲学院中学に進学するも、引きこもりになり中途退学。大検合格を経て、愛媛大学法文学部に入学も、その後中退し上京、芸人の道へ。現在は山梨放送「はみだし しゃべくりラジオ キックス」、文化放送Podcast「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」のパーソナリティーを務めるほか、ナレーション、コメンテーター、イベントなどでも幅広く活動中。著書「ヒキコモリ漂流記」(マガジンハウス)も版を重ねる。新潮45で連載した「一発屋芸人列伝」が第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞「作品賞」受賞。withnews、TOFUFU、CONTINUEでもコラム連載中。「貴族のメルマガ」毎週木曜配信中。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2018/5/31)
- 発売日 : 2018/5/31
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4103519215
- ISBN-13 : 978-4103519218
- 寸法 : 13 x 1.9 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 354,682位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,041位テレビの本
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2022年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西原理恵子さんのエッセイを読んで購入しました。独特の視点で面白かったです。
2023年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田ルイさんの記事を読み、この方の本を読んでみたくなり、買いました。
本当に面白い。読みやすい、読み始めたらとまらない。
本当に面白い文章を書く方だなと思いました。
また、芸人の皆様の本質みたいなものも感じられて、本当に面白かったです。
本当におすすめします。
本当に面白い。読みやすい、読み始めたらとまらない。
本当に面白い文章を書く方だなと思いました。
また、芸人の皆様の本質みたいなものも感じられて、本当に面白かったです。
本当におすすめします。
2022年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メディアでは決して語られない、栄枯盛衰を味わった一発屋の芸人たちの思いを知ることができ、一人一人の人生を想うことができる一冊です。
色々疲れてしまって、一息つきたい人などにおすすめです。
色々疲れてしまって、一息つきたい人などにおすすめです。
2018年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特別な思い入れがあるわけではないけれど、個人的に髭男爵は好きな芸人さんだ。
何十組もの芸人が数分のネタを披露する2時間番組に髭男爵が出演するとして、髭男爵のネタが始まってから終わるまで、トイレに行ったりしない程度には好きだ。
けれどもちろん、トイレに行かないのは髭男爵だけではない。個人的に好きな数組の芸人のうち、一組が髭男爵というだけのことだ。
ともあれ、この本の著者が髭男爵のひげを生やした方、山田ルイ53世だということは、個人的に興味を持つには十分だったし、好意的に映った。
そのうえ、何やら賞までとっているのだから、これはちょっと買ってみよう。読み終えたら売るなり捨てるなりすればいい。ちょうど給料も出たところだ。
軽い、とても軽い購入動機だった。レビューをする気なんて当然なかった。自分の人生の時間をレビューに割く気はなかった。
けれど、こうして書いてしまっている。本を手放す気もなくなった。
テレビから消え去り、フレーズや動きを真似れば「古い」だの「今更」だのと言われるようになってしまった、遺物ともいうべき芸人たち。テレビで見ていた側からすれば、消えたって人生に何ら支障はないのだから、一過性の話題の一つに過ぎない。
けれど当の芸人たちは人間なので、今も生きている。誰もが上げられるわけではない大きな花火を打ち上げ、それがきれいに消え去ったあと、それぞれがそれぞれの人生を歩んでいる。
その姿はテレビに映る「話題」ではなく、テレビを見ていた僕たちと同じ姿をしている。生きるために悩み、あがき、苦しんでいる。
この本は、そんな身近な人間の姿を、少し特異な人生を体験した側の著者が読みやすいタッチで語っている。
同じ側の人間にしかわからない感情や、この著者だったからこそ聞けたであろう話が10篇。もちろんすべて毛色が違う。
この本を読み終えたときに感じた爽やかさはきっと、筆者の描写がなせる技なのだろう。
誰に何と言われようと、忘れ去られたとしても、希望を捨てない限り、意思ある限り、人は生き続けていける。
こう書くと大げさに見えるが、実際のところ、この本は希望に満ちている。
線香花火のように、今にも落ちて消えてしまいそうな僕にも、もう少しやってみようか、と思わせてくれるような、たしかな希望が詰まっている。
読後、僕にとってこの本は一発屋ではなくなった。
きちんと本棚に収めておいて、ふとした時に、取り出して読んでみたいと思う。
その時もきっと、もう少しやってみようか、と思わせてくれるはずだから。
何十組もの芸人が数分のネタを披露する2時間番組に髭男爵が出演するとして、髭男爵のネタが始まってから終わるまで、トイレに行ったりしない程度には好きだ。
けれどもちろん、トイレに行かないのは髭男爵だけではない。個人的に好きな数組の芸人のうち、一組が髭男爵というだけのことだ。
ともあれ、この本の著者が髭男爵のひげを生やした方、山田ルイ53世だということは、個人的に興味を持つには十分だったし、好意的に映った。
そのうえ、何やら賞までとっているのだから、これはちょっと買ってみよう。読み終えたら売るなり捨てるなりすればいい。ちょうど給料も出たところだ。
軽い、とても軽い購入動機だった。レビューをする気なんて当然なかった。自分の人生の時間をレビューに割く気はなかった。
けれど、こうして書いてしまっている。本を手放す気もなくなった。
テレビから消え去り、フレーズや動きを真似れば「古い」だの「今更」だのと言われるようになってしまった、遺物ともいうべき芸人たち。テレビで見ていた側からすれば、消えたって人生に何ら支障はないのだから、一過性の話題の一つに過ぎない。
けれど当の芸人たちは人間なので、今も生きている。誰もが上げられるわけではない大きな花火を打ち上げ、それがきれいに消え去ったあと、それぞれがそれぞれの人生を歩んでいる。
その姿はテレビに映る「話題」ではなく、テレビを見ていた僕たちと同じ姿をしている。生きるために悩み、あがき、苦しんでいる。
この本は、そんな身近な人間の姿を、少し特異な人生を体験した側の著者が読みやすいタッチで語っている。
同じ側の人間にしかわからない感情や、この著者だったからこそ聞けたであろう話が10篇。もちろんすべて毛色が違う。
この本を読み終えたときに感じた爽やかさはきっと、筆者の描写がなせる技なのだろう。
誰に何と言われようと、忘れ去られたとしても、希望を捨てない限り、意思ある限り、人は生き続けていける。
こう書くと大げさに見えるが、実際のところ、この本は希望に満ちている。
線香花火のように、今にも落ちて消えてしまいそうな僕にも、もう少しやってみようか、と思わせてくれるような、たしかな希望が詰まっている。
読後、僕にとってこの本は一発屋ではなくなった。
きちんと本棚に収めておいて、ふとした時に、取り出して読んでみたいと思う。
その時もきっと、もう少しやってみようか、と思わせてくれるはずだから。
2018年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中のブームの流行り廃りは本当に早い。
特に最近の旬な芸人の入れ替わりは残酷なくらいのスピードである。
一気に時代の頂点に駆け上がり、時代を謳歌し、そして飽きられ、時代によって一気に地面にたたきつけられる。
これが、いわゆる「一発屋」の売れ方である。
ここ10年ほど、たくさんの芸人がそのような売れ方をし、そして去っていった。
彼らはどうしているのか、いわゆる「あの人は今?」的内容でもあり、
多くの人が気になる内容でもある。
この本も著者自身もかつては「一発屋」として、
文字通り「華々しく」貴族の姿でブラウン管に登場し、「OOやないか~い」とワイングラスで相方と乾杯していた
シルクハットの山田ルイ53世という、れっきとした貴族、もといキャラ芸人である。
山田自身のコンビ、髭男爵を含む10組のいわば一発屋たちの、その後や芸の完成のことなどを取材し
巧みな文章力でストーリーを紡ぎだす。このような文章の運びのテクニックはどこか浅草キッドの水道橋博士を思わせる。
ひねりやウィットに富んだ文章で、読者を飽きさせない。そして外部の人間では書けない
芸人の内部事情や、一発でも当てることがどれだけ大変なのか、そして時代に飽きられた彼らのその後の
驚くべき生活などは興味深い。
そして彼らの凄いのは未だに芸人を続けている、ということである。
事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもの。同じ一発屋でも十人十色。それぞれのストーリーがあり
それぞれ違う。それが面白い。山田も彼らの気持ちをしっかり汲んでいる。彼らも山田だから話す、こともあっただろう。
おかしいと思うことはしっかり第三者目線でのつっこみも忘れない。芸人の性。
特に最近の旬な芸人の入れ替わりは残酷なくらいのスピードである。
一気に時代の頂点に駆け上がり、時代を謳歌し、そして飽きられ、時代によって一気に地面にたたきつけられる。
これが、いわゆる「一発屋」の売れ方である。
ここ10年ほど、たくさんの芸人がそのような売れ方をし、そして去っていった。
彼らはどうしているのか、いわゆる「あの人は今?」的内容でもあり、
多くの人が気になる内容でもある。
この本も著者自身もかつては「一発屋」として、
文字通り「華々しく」貴族の姿でブラウン管に登場し、「OOやないか~い」とワイングラスで相方と乾杯していた
シルクハットの山田ルイ53世という、れっきとした貴族、もといキャラ芸人である。
山田自身のコンビ、髭男爵を含む10組のいわば一発屋たちの、その後や芸の完成のことなどを取材し
巧みな文章力でストーリーを紡ぎだす。このような文章の運びのテクニックはどこか浅草キッドの水道橋博士を思わせる。
ひねりやウィットに富んだ文章で、読者を飽きさせない。そして外部の人間では書けない
芸人の内部事情や、一発でも当てることがどれだけ大変なのか、そして時代に飽きられた彼らのその後の
驚くべき生活などは興味深い。
そして彼らの凄いのは未だに芸人を続けている、ということである。
事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもの。同じ一発屋でも十人十色。それぞれのストーリーがあり
それぞれ違う。それが面白い。山田も彼らの気持ちをしっかり汲んでいる。彼らも山田だから話す、こともあっただろう。
おかしいと思うことはしっかり第三者目線でのつっこみも忘れない。芸人の性。