面白そうだなとは思ったが、値段が高いし、著者名も聞いたことがないので、数日迷ったが、思い切って購入して大正解だった。☆6個以上つけたいほどの値打ちものである。
<広告というものは時代を反映する鏡ではないか。その時代に生きた人たちが何を望み、何を求めていたのかが一目でわかる。当然のことながらその鏡は、経済や暮らしを映し出している。明日のパンも事欠く社会にスポーツカーの広告があふれるわけはない。広告は豊かさのバロメーターでもあるのだ。>
<こうやって併合時代の広告を見ていると、併合時代の半島の人たちの生活程度が現代の私たちのそれとさしたる違いがないことがわかる。生活程度とは知的程度も含む。あの時代、内地にいた朝鮮人は労働者だけではない。多くのインテリたちが内地に留学し、様々な刺激を受け、表現活動や社会運動に身を捧げていった。>
<併合時代、半島の人々は被搾取者ではなく、立派な「消費者」だったのである。化粧品もキャラメルも自動車も稼ぎに応じて好きに買えた。ついでにいえば、賢い消費者でもあった。なかには日本人相手に大儲けした人もいっぱいいる。むしろそれを誇るべきではないか。併合時代の朝鮮人が目も耳も口も塞がれた、主体性をもたぬ奴隷だったと主張するのは、それこそ自分たちのご先祖さまに対する冒涜であり、韓国流の「自虐史観」そのものではないかというのが僕の意見である。>
上記は、「はじめに」の抜粋である。その前に、博覧会のポスター、美貌のダンサーの海外公演パンフレット、雑誌類、ホーロー看板のカラー写真がある。「はじめに」の次に、薬、殺虫剤、味の素、石鹸、化粧品、タバコ、チョコレート、キャラメル、自動車、粉ミルク、習い事、蓄音機、ビール、ワイン、自動車・飛行機学校、創氏改名、自転車、映画、楽劇団、ハングル用タイプライターの広告が紹介される。これらを見ると、韓国人が主張する「日韓併合の36年間は人類史上類例のない過酷な植民地支配の時代」というのが、いかに嘘っぱちかがよくわかるというものである。
特に目を引いたのが第3章「女性が輝く併合時代」で紹介される美貌のダンサー崔承喜(チェスンヒ)である。彼女は、身長168センチの東洋人離れしたのびやかな肢体と神秘的な美貌、エキゾチックかつ可憐なダンスで、その名を日本ばかりでなく、広くアメリカ、南米、欧州にまで轟かせ、川端康成、ジャン・コクトー、パブロ・ピカソ、ロマン・ロランといった一流の芸術家たちに愛された国際的スターである。また欧州仕込みの最新モードを颯爽と着こなす彼女は、若い女性にとってのファッション・リーダー的存在でもあった。
戦後、彼女は日本軍への慰問行為があだとなり「親日派芸術家」のレッテルを貼られ、彼女の夫にはもっと恐ろしい「共産主義者」の烙印を押されたため、一家は1946年、北朝鮮に渡る。初めは歓迎されたが、1958年、夫が突然の粛清にあい、1967年には彼女自身が投獄され、消息不明となる。
「あとがき」で、著者の但馬氏は、朝鮮動乱時、陥落後のソウルでは、様々な韓国の人材が拉致、連行され北に渡っていると述べている。自分の意思で北に渡った歌手や女優や映画監督らも、親日派のレッテルを貼られ、反民族行為処罰法によっていつ牢獄に送られるかしれないため、新天地に向かったと述べている。
女性のパイロットや奇術師、タイピストなど、女性が活躍していたことがよくわかる。また併合時代初期のポストカードの主役は妓生であり、中でも売れっ子は、キャペーンガールやグラビアアイドル、コマーシャル・タレントのような役回りだったといえる。平壌の妓生学校では、歌舞音曲はもちろん、国語、算術、書画、修身までカリキュラムにあり、宝塚音楽学校をイメージさせる。
「日韓併合時代は暗黒」どころか、庶民が幸せだったことがよく分かる書である。
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300枚のユニークな広告が語るこんなに明るかった朝鮮支配 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/21
但馬 オサム
(著)
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なんだ! 「日帝36年が暗黒」はウソだったのか! 日本が統治した戦前の朝鮮は消費が拡大、広告があふれていた。
韓国人は日韓併合の35年を振り返って"人類史上類例のない過酷な植民地支配"時代と言い切る。
民族の文化、言葉、名前を奪われ、搾取と差別に泣いた恥辱の時代と。またそれを信じ込む日本人も多い。
果たして本当だろうか。
本書は戦前の朝鮮の新聞広告、ポスター、絵葉書などから日韓併合時代の実態は何だったのかを検証するユニークな1冊である。
果たして本当に日韓併合時代は不幸で陰惨な時代だったのか。
[発掘のオモシロ広告が満載 ]
・便秘薬のラベルに女性の裸のイラスト
・どうせ創氏改名するなら運勢のいい名前にしよう「熊崎式姓名学」
・英語からラブレター指南まで多彩な入門書
・半島のカー・ライフは併合時代に始まった
・慰安婦は蓄音機をもっていた
はじめに
第1章 「消費」が拡大し広告があふれた時代
第2章 民族を背負った「男」たち
第3章 「女性」が輝く併合時代
第4章 半島の「夜」
あとがき
韓国人は日韓併合の35年を振り返って"人類史上類例のない過酷な植民地支配"時代と言い切る。
民族の文化、言葉、名前を奪われ、搾取と差別に泣いた恥辱の時代と。またそれを信じ込む日本人も多い。
果たして本当だろうか。
本書は戦前の朝鮮の新聞広告、ポスター、絵葉書などから日韓併合時代の実態は何だったのかを検証するユニークな1冊である。
果たして本当に日韓併合時代は不幸で陰惨な時代だったのか。
[発掘のオモシロ広告が満載 ]
・便秘薬のラベルに女性の裸のイラスト
・どうせ創氏改名するなら運勢のいい名前にしよう「熊崎式姓名学」
・英語からラブレター指南まで多彩な入門書
・半島のカー・ライフは併合時代に始まった
・慰安婦は蓄音機をもっていた
はじめに
第1章 「消費」が拡大し広告があふれた時代
第2章 民族を背負った「男」たち
第3章 「女性」が輝く併合時代
第4章 半島の「夜」
あとがき
- 本の長さ151ページ
- 言語日本語
- 出版社ビジネス社
- 発売日2018/7/21
- ISBN-104828420436
- ISBN-13978-4828420431
登録情報
- 出版社 : ビジネス社 (2018/7/21)
- 発売日 : 2018/7/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 151ページ
- ISBN-10 : 4828420436
- ISBN-13 : 978-4828420431
- Amazon 売れ筋ランキング: - 568,157位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,294位アジア史
- カスタマーレビュー:
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5 星
本当の歴史を垣間見れる!
これを読んで、同じ様に併合していた台湾と韓国が何故、親日と反日とに極端に対日感情が分かれているのか、が分かってきました。日本を戦争に引き込んだルーズベルト政権内の共産主義インターナショナルの後続陣営が、同じ様に戦後、朝鮮半島に李承晩を遣わして大韓民国を建国しました。その李承晩以降の韓国では反日教育という洗脳が行われてきたのでしょう。以前、昔の朝鮮半島のインテリが日本が朝鮮で行った学校や病院やインフラ整備などにより、生活の水準が格段に上がった事への感謝の発言をされていたのを聴いた事がありますが、太平洋戦争後は、そういう意見は封殺されて、反日教育により日本への感情を悪くする洗脳をされてきたのですね。だから法律で親日の韓国人は罰せられるとか変なことになっているのでしょう。韓国の人にも読んで欲しい本です。
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2019年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者をあるルートで知っていたのと内容が興味深かったので購入させて頂きました。
読んでいて思ったのは当時の朝鮮人はみんながむしゃらに生きていたんだと言うこと。
それは日本人も同じです。
非常に内容の濃い一冊でした。
しかしこんな資料残っていたんですね、驚き。
読んでいて思ったのは当時の朝鮮人はみんながむしゃらに生きていたんだと言うこと。
それは日本人も同じです。
非常に内容の濃い一冊でした。
しかしこんな資料残っていたんですね、驚き。
2019年5月10日に日本でレビュー済み
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著者の但馬オサム氏の韓国関連の本は大好きだ。右派左派、親韓嫌韓国、などの思想は横に置いてクスっと笑わされた「韓国呪術と反日」に続いて肩のこらない楽しい本作である。
日韓併合時代の「広告」というエビデンスをひたすら紹介している本作だが見ているだけで本当に楽しい。
読後にしみじみ思ったことは「こんなに双方が仲がイイ時代があったのに、どうして今恨まれるんだか、、、」だった。その疑問は但馬オサム氏の前著「韓国呪術と反日」が独特の視点で明らかにしているのでこちらもオススメである。
「日帝36年は暗黒時代」と主張する韓国の方々(一部の日本人)にこそ見ていただきたいのが本著である。
たとえ本文が読めなくとも当時のハングル交じりの広告を見れば暗黒の日帝時代を懐かしむかの国のご老人の気持ちがわかるであろう。
日韓併合時代の「広告」というエビデンスをひたすら紹介している本作だが見ているだけで本当に楽しい。
読後にしみじみ思ったことは「こんなに双方が仲がイイ時代があったのに、どうして今恨まれるんだか、、、」だった。その疑問は但馬オサム氏の前著「韓国呪術と反日」が独特の視点で明らかにしているのでこちらもオススメである。
「日帝36年は暗黒時代」と主張する韓国の方々(一部の日本人)にこそ見ていただきたいのが本著である。
たとえ本文が読めなくとも当時のハングル交じりの広告を見れば暗黒の日帝時代を懐かしむかの国のご老人の気持ちがわかるであろう。
2019年12月8日に日本でレビュー済み
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最近の日韓のこじれ、併合時代の間違った言い伝えなど、議論する前にこの本の内容をしっかりと見つめてもらいたい。
私の父は韓国から自分の意志で戦前に渡ってきたので、いろいろな話を聞いているし日本人の悪口も一切言いませんでした。ちなみに母は日本人。どうして韓国では的外れの恨が根を生やしてしまったのでしょう。その当時を知る人は一番つらかったのは朝鮮戦争だ、何もかも失った。と・・・日本時代はずっとよかったというと殺される。おかしいでしょ?
思っていたよりずっと豊かな時代だったのね。
私の父は韓国から自分の意志で戦前に渡ってきたので、いろいろな話を聞いているし日本人の悪口も一切言いませんでした。ちなみに母は日本人。どうして韓国では的外れの恨が根を生やしてしまったのでしょう。その当時を知る人は一番つらかったのは朝鮮戦争だ、何もかも失った。と・・・日本時代はずっとよかったというと殺される。おかしいでしょ?
思っていたよりずっと豊かな時代だったのね。
2018年8月30日に日本でレビュー済み
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とてもよい一次資料、いかに韓国朝鮮が捏造の言いがかりをしてきたかが良く分かる❗絶対見てほしい。
2018年8月26日に日本でレビュー済み
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米国の自動車・オートバイの広告が紹介されていたのに驚きました。当時の朝鮮人はそれらを買う事が出来たし、自動車・オートバイの教習所も存在していた。味の素や歯磨き粉の広告は現代でも使えそうです。映画・舞踊・演劇などの娯楽の広告は興味深いです。
2019年5月23日に日本でレビュー済み
これを読んで、同じ様に併合していた台湾と韓国が何故、親日と反日とに極端に対日感情が分かれているのか、
が分かってきました。
日本を戦争に引き込んだルーズベルト政権内の共産主義インターナショナルの後続陣営が、
同じ様に戦後、朝鮮半島に李承晩を遣わして大韓民国を建国しました。
その李承晩以降の韓国では反日教育という洗脳が行われてきたのでしょう。
以前、昔の朝鮮半島のインテリが日本が朝鮮で行った学校や病院やインフラ整備などにより、生活の水準が格段に上がった事への感謝の発言をされていたのを聴いた事がありますが、
太平洋戦争後は、
そういう意見は封殺されて、
反日教育により日本への感情を悪くする洗脳をされてきたのですね。
だから法律で親日の韓国人は罰せられるとか変なことになっているのでしょう。
韓国の人にも読んで欲しい本です。
が分かってきました。
日本を戦争に引き込んだルーズベルト政権内の共産主義インターナショナルの後続陣営が、
同じ様に戦後、朝鮮半島に李承晩を遣わして大韓民国を建国しました。
その李承晩以降の韓国では反日教育という洗脳が行われてきたのでしょう。
以前、昔の朝鮮半島のインテリが日本が朝鮮で行った学校や病院やインフラ整備などにより、生活の水準が格段に上がった事への感謝の発言をされていたのを聴いた事がありますが、
太平洋戦争後は、
そういう意見は封殺されて、
反日教育により日本への感情を悪くする洗脳をされてきたのですね。
だから法律で親日の韓国人は罰せられるとか変なことになっているのでしょう。
韓国の人にも読んで欲しい本です。
これを読んで、同じ様に併合していた台湾と韓国が何故、親日と反日とに極端に対日感情が分かれているのか、
が分かってきました。
日本を戦争に引き込んだルーズベルト政権内の共産主義インターナショナルの後続陣営が、
同じ様に戦後、朝鮮半島に李承晩を遣わして大韓民国を建国しました。
その李承晩以降の韓国では反日教育という洗脳が行われてきたのでしょう。
以前、昔の朝鮮半島のインテリが日本が朝鮮で行った学校や病院やインフラ整備などにより、生活の水準が格段に上がった事への感謝の発言をされていたのを聴いた事がありますが、
太平洋戦争後は、
そういう意見は封殺されて、
反日教育により日本への感情を悪くする洗脳をされてきたのですね。
だから法律で親日の韓国人は罰せられるとか変なことになっているのでしょう。
韓国の人にも読んで欲しい本です。
が分かってきました。
日本を戦争に引き込んだルーズベルト政権内の共産主義インターナショナルの後続陣営が、
同じ様に戦後、朝鮮半島に李承晩を遣わして大韓民国を建国しました。
その李承晩以降の韓国では反日教育という洗脳が行われてきたのでしょう。
以前、昔の朝鮮半島のインテリが日本が朝鮮で行った学校や病院やインフラ整備などにより、生活の水準が格段に上がった事への感謝の発言をされていたのを聴いた事がありますが、
太平洋戦争後は、
そういう意見は封殺されて、
反日教育により日本への感情を悪くする洗脳をされてきたのですね。
だから法律で親日の韓国人は罰せられるとか変なことになっているのでしょう。
韓国の人にも読んで欲しい本です。
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2019年11月16日に日本でレビュー済み
本当に明るい時代だったら当時に帰りたいと思う韓国人が少なからずいるはずだが現実はその反対だ。