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獲物山 (SAKURA・MOOK 93) ムック – 2016/12/26
服部文祥の獲物を巡る山行、思想を膨大な写真とともに収録した「獲物山」。
過去2年にわたりアウトドア誌「Fielder(フィールダー)」にて掲載してきた
サバイバル登山や狩猟記録に大幅な加筆、再編集を施したほか、
本書書き下ろしの山行記録、家庭、生死にまつわるエッセイなどを収録。
木村伊兵衛写真賞を受賞した新進気鋭の写真家・石川竜一による
「命影(めいえい)」と題した写真企画も本書の見どころとなっている。
ケモノと同じ、この世界を構成する一介の生き物としての人間を突き詰め、
圧倒的な文と写真で常識を蹴とばす、服部文祥とフィールダー渾身の一撃。
- 本の長さ129ページ
- 言語日本語
- 出版社笠倉出版社
- 発売日2016/12/26
- ISBN-104773058005
- ISBN-13978-4773058000
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出版社より

人間が偉いのか?
服部文祥の獲物を巡る山行、思想を膨大な写真とともに収録
圧倒的な文と写真で常識を蹴とばす、服部文祥とフィールダー渾身の一撃。
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Fielder別冊 De-Fi vol.1 | 野食読本DELUXE | 獲物山II / 服部 文祥 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.7
20
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5つ星のうち4.4
67
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5つ星のうち4.4
28
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価格 | ¥1,650¥1,650 | ¥2,178¥2,178 | ¥1,760¥1,760 |
登録情報
- 出版社 : 笠倉出版社 (2016/12/26)
- 発売日 : 2016/12/26
- 言語 : 日本語
- ムック : 129ページ
- ISBN-10 : 4773058005
- ISBN-13 : 978-4773058000
- Amazon 売れ筋ランキング: - 201,723位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 744位登山・ハイキング (本)
- - 31,341位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

ども、はっとりぶんしょうです。アマゾンに宣伝のスペースがあるとのことで、入り込んでまいりました。
6月の下旬にみすず書房から『ツンドラ・サバイバル』(サバイバル登山家シリーズの第3弾)を出すことになり、それのあわせて、いろいろなところでしゃべることになったので、ここで宣伝しておきます(イベント告知のスペースもあるようですが、面倒なので)。6月15日石川県金沢市で夕方(SLANT主催)、7月4日国際ブックフェア。19日湘南ツタヤ(19時から)、7月30日下北B&B、8月8日に群馬県の山の日のフェスにも顔出します。最近「本の雑誌」で連載が始まりました。隔月刊の『フィールダー』でも連載しています。もちろん「岳人」でも連載中です。
月刊「新潮」2月号に創作(小説)が掲載されています。歴史ある文芸誌に掲載していただくという経験全部が面白かったです。作品も苦労した分、なかなかおもしろいものになったのではないかと思います。「ヒロ、青木は登ったぞ」
2014年12月も終わりです。
数年ぶりの単著は『サバイバル登山入門』おかげさまで評判もいいようですが、アマゾンでは品切れが続いていますね。現在、月刊「新潮」2月号に掲載予定の創作の最終ゲラをチェック中です。まともな創作をきちんと発表するのははじめてと言っていいかと思います。よかったら立ち読みしてください。2万字以上あります。『Fielderフィルダー』の19号、12月末発売でも、表紙と中カラー8ページやっています。これは創作とは違いますが、なかなか面白いものになったと思います。他、ビーパル、岳人、などちょこちょこ出ています。岳人は新連載がはじまりました。
以下は2014年4月以前の書き込みです。
「つり人別冊 渓流2014夏」発売されています。3万字以上書きました。ゲラ段階では失敗したかなと思いましたが、できあがったのを読んだら、けっこう面白く書けたなあ、と思いました。
『百年前の山を旅する』が新潮文庫になりました。12月の下旬に発売しています。文庫版あとがきを長々書きました。まだ思いがまとまっていなかったようで、原稿は少し失敗作かもしれません。角幡君が解説を書いてくれました。
『富士の山旅』編集本が河出文庫からでてます。いちおう編者ですが、編集を手伝って解説を書いた編者代表という程度です。他にBE-PALにもときどき出ています。
以下最近の執筆
「つり人別冊 渓流2014春」つり人社(2014/2)連載と新規の短期連載?の二本です。
「BE-PAL2月号」小学館(2014/1)に歩くことに関して寄稿しています。
『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻 』新潮文庫(2013/8)の解説を書いています。
「現代思想 富士山特集」青土社(2013/9)に寄稿しています。
「ユリイカ 熊特集」青土社(2013/8)に寄稿しています。
『星の王子さまとサン=テグジュペリ ---空と人を愛した作家のすべて』河出書房新社(2013/4)。フランス文学科出身なのですが、この原稿は苦労しました。
『人類滅亡を避ける道―関野吉晴対論集』東海大学出版局(2013/4)のゲストの一人です。
「ユリイカ2012年1月臨時増刊号 総特集=石川直樹」青土社(2011/12)で石川君と対談しています。けっこう面白い話になりました。
『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』 (14歳の世渡り術) 河出書房新社(2013/5)
『冬の本』夏葉社(2012/12)。本紹介の単行本です。
「雑誌 広告 2012年11月号」博報堂(2012/10)インタビュー記事ですが上手くまとまったと思います。
「考える人 特集・ひとは山に向かう」新潮社(2011/12)。情熱大陸での事故の話を書きました。
『ハイグレード山スキー最新ルート集』東京新聞(2008/1)共著・編集本です。
『日本の登山家が愛したルート50』東京新聞(2006/4)共著・編集本です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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買ってよかったです。
服部さんの同様レベルでトライするのはかなりハードで経験が必要だと思いますが
参考になります。
今回、Kindle Unlimitedで本書及びFielder各号を読めることを知り、喜び勇んで一気読み。本書は基本的にFielder誌に掲載されたものの再編集版のようなものですが、本書だけを読むのならその点は問題ないでしょう。
猟銃の免許は取るのが面倒なので狩猟は真似できませんが、テンカラ釣りは私も嗜むため参考になりました。
このような本が一部の人々から好意的に受け入れられているのは、陳腐な言葉で言えば、現代社会へのアンチテーゼとしての「生きる実感」を求めているのだと思います。わたしもそんな一人です。
服部氏、Fielder誌の今後ますますのご発展を一読者として期待しています。
農耕的な家畜(牛、馬、豚、鶏、蜂、蚕。。。)という生き物、狩猟的な獲物という生き物
同じ動物の屠殺であっても、根本的な違いがそこにある
農耕での家畜は肉(脂肪)、内蔵、皮(革)、骨、血液にいたる全ての物を利用するが、狩猟はそうでは無い
内蔵や皮、骨、、、肉や必要な部位以外は山へ置いてくる(返している)。。。
後から来る野生動物やしいては微生物のためにだ
著者は『自分はずるい』と言う
「命を奪う不快さを感じずに、人に任せて、その手間にお金を払っている」
そして、モノ(生き物)を壊す不快の中にある残虐性にも、少しの快感が存在している、とも言う
食肉用も含め家畜とされる動物は人間が食するために交配し、飼育し屠殺するが、その根底となっているものは家畜に対する愛情である。
お金だけを目的とする労働の対価としてだけでは、日々家畜の世話などできやしないだろう
我々は当たり前のように食卓に並ぶ肉などは、全て誰かの手によって、屠殺、解体されていることは頭では理解している
しかしそれはつもりであって、実際に目の当たりにしてはいない
狩猟、農耕であれ、自分の手を血や泥で汚してこそ、もっとも根本的な考え方が生まれてくるのだ
その誰かの手ということに、目をつぶり、見て見ぬふりをすることから、『偏見。。。差別。。。』が生まれてくるのだと思う
最も基本的な 『食』 についての根底を考えさせられる本であり
あきれるほどの著者の本音が垣間見れた一冊である
ムック形式の記録集。創作で敢えてモラルを踏みにじるようなことをした著者が、この『獲物山』にも殺しを見せ物にするような写真を、「(所詮)人間とはこういうものだ」ということを誤魔化すことなく載せている。特に66Pからの「命影」(2014年木村伊兵衛写真賞受賞、新進気鋭の写真家石川竜一とのコラボ)が秀逸。69Pの自由律詩(マザーグースか)、70Pの鹿射殺の瞬間写真(流石の写真)、そこには「なぜ殺すのか なぜ殺していいのか」との著者コメントがある(続けて、著者は「暫定的な解をもっている」と吐露するが、そこでは明かされない)。
これまで、著書を全て読んできて、そのコッテリぶりにたまに食傷気味になったりしてきたが、120P「服部家の食卓」は字面を追わなければただただホッコリするし、122P「近所の食材」でミドリガメを獲る姿は間抜けだし、なにより126P「サバイバル登山家のアタリ嫁 服部小雪」では著者初のゴシップ記事(当然、著者とその妻小雪さんの)を掲載。「アタリクジ」を引いてご一緒になった小雪さん評を恥ずかしげもなく書いている(しかしながら小雪さん本人のコメントは伏せているようだ)。
126Pから129Pまでに載っている小雪さんの凛とした姿が美しく、この本の目的はここにあるのではないかと一瞬勘繰り、いや待てよ、と。「サバイバル登山家」から、「サバイバル登山家『族』」へ概念を拡げているのではあるまいか。そういう本です。おすすめします。
別に「狩猟」との付き合い方や距離感は人それぞれでいいと思うのですが、自身が一番正しいと信じ、その枠から外れる他者を許容できない感じは、読んでいて疲れます。そういうのはブログでやって欲しいなと思いました。