お恥ずかしながら広島史への知識が浅かった私は、ここまで市民がカープを支えようとする熱い原動力はどこから来るのか…と思っていたのですが、それをこの小説から知れた思いです。
私の住む熊本の街も寂れてしまった商店街が多数あり昔の活気ある姿を知っている者としては通るたび心痛でなりませんでしたが、小説がその背景とも重なり多くの熊本の方にも読んで頂きたい本だなと思いました。
熊本人も絆力が強い県民性なのでストーリー的にも好まれやすくとても心に響く小説だと思います。
先日、凄い引き寄せだなぁと思えた出来事がありましたのでお伝えさせてください。
Facebookのシェアで流れてきた記事で、昨年7月にオープンしたばかりのうどん屋さんが経営難で店閉めに追い込まれ最後になるので食べに来て下さいと言う呼びかけのものでした。
小説を読んでいたタイミングでもあり似たような出来事に妙に気になり行ってみたら店閉め2日前で、さらに驚いたのが店主が知人のお父様だった事です。再起は既に諦めておられました。
最近こんな本を読んだんですよと小説の内容をお話してみたら、カープは広島復興のシンボルだった事をご存知で興味をもたれたので車内にのせていた本をプレゼントさせて頂いたら喜んでくださいました。
帰り際、店主が外まで追いかけて来られ「最後の望みがもしかしたらあるんじゃないかと思えてきました」と言ってくださりお別れしましたが、店じめ最後の日に支える会としてうどんを食べに来て下さる支援者を集うアプローチに動き出されていてとても嬉しくなりました。
これこそ桝本さんやスタッフの皆さまの『エールを贈りたい』と云う愛が伝わったのだなと思えた出来事でした。
また店主の息子さんは市議会議員でもあり熊本市も地震から復興に向け取り組むべき課題が山積みのはずです。
市議選では私も鶯としてお手伝いさせて頂きましたが、国会議員の秘書の経歴があられ『市政から国政へと繋いでいきます』と必死でアナウンスした当選翌年に熊本地震が起こり、その言葉通りのお役目の天命が巡られたなと思いました。
その息子さんの手にも小説は届く事になり、番組もそうですが鯉のはなシアターは私に感動的な体験を沢山プレゼントしてくれます。
世界中の皆さまに著者からの愛を受け取って頂きたいなと思えた小説です。
愛と感謝を込めて。
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鯉のはなシアター 単行本 – 2017/5/20
桝本壮志
(著)
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購入オプションとあわせ買い
広島ホームテレビ人気番組『鯉のはなシアター』のオフィシャル本!
25年ぶりの優勝で盛り上がるカープ。華々しい選手たちの活躍の陰に、先人たちが築き上げてきた「カープ」を『鯉のはなシアター』では毎週、深夜に紹介している。そんな知られざる秘話を映像ではなく、書籍にすることで、ライトなカープファンにもわかりやすくおもしろい内容に。秘話を紹介するのではなく、それら話を小説にして読み物とすることで、カープファンならずとも小説として楽しめる一冊
物語は『鯉のはなシアター』放送作家の桝本壮志が、初の書き下ろしとなる小説。実際に番組が取材を通して判明したカープにまつわる実話を交えながら、桝本氏の描く物語を織り交ぜたストーリーが展開していく。謎の男を中心に商店街の人々が、それぞれの事情を抱えながらも「何かに一生懸命になる」ことの可笑しみと愛おしさが伝わってくるハートウォーミングな物語。また、広島東洋カープが「復興」するために動いた実話を真似ることで、少しずつかつての活気を取り戻していく様子はリアリティがある一冊となっている。
25年ぶりの優勝で盛り上がるカープ。華々しい選手たちの活躍の陰に、先人たちが築き上げてきた「カープ」を『鯉のはなシアター』では毎週、深夜に紹介している。そんな知られざる秘話を映像ではなく、書籍にすることで、ライトなカープファンにもわかりやすくおもしろい内容に。秘話を紹介するのではなく、それら話を小説にして読み物とすることで、カープファンならずとも小説として楽しめる一冊
物語は『鯉のはなシアター』放送作家の桝本壮志が、初の書き下ろしとなる小説。実際に番組が取材を通して判明したカープにまつわる実話を交えながら、桝本氏の描く物語を織り交ぜたストーリーが展開していく。謎の男を中心に商店街の人々が、それぞれの事情を抱えながらも「何かに一生懸命になる」ことの可笑しみと愛おしさが伝わってくるハートウォーミングな物語。また、広島東洋カープが「復興」するために動いた実話を真似ることで、少しずつかつての活気を取り戻していく様子はリアリティがある一冊となっている。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社ザメディアジョン
- 発売日2017/5/20
- ISBN-104862504914
- ISBN-13978-4862504913
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商品の説明
著者について
「鯉のはなシアター」支配人 桝本壮志
広島県出身
名門・広島商業野球部出身
現在、『天才!志村どうぶつ園』、『ナニコレ珍百景』、『あのニュースで得する人損する人』、『ここがポイント! ! 池上彰解説塾』、『所さんの学校で教えてくれないそこんトコロ』、『今夜くらべてみました』、『AKBINGO! 』、『バイキング』、『Going! sport&news』、『ミュージックドラゴン』、『藤原竜也の一回道』、『NOGIBINGO2! 』など人気番組を手掛ける放送作家として活躍。
さらに、広島カープコラム歴10年でカープのイイ話が収録された書籍も出版。
カープ話をするトークライブは常に超満員。
広島県出身
名門・広島商業野球部出身
現在、『天才!志村どうぶつ園』、『ナニコレ珍百景』、『あのニュースで得する人損する人』、『ここがポイント! ! 池上彰解説塾』、『所さんの学校で教えてくれないそこんトコロ』、『今夜くらべてみました』、『AKBINGO! 』、『バイキング』、『Going! sport&news』、『ミュージックドラゴン』、『藤原竜也の一回道』、『NOGIBINGO2! 』など人気番組を手掛ける放送作家として活躍。
さらに、広島カープコラム歴10年でカープのイイ話が収録された書籍も出版。
カープ話をするトークライブは常に超満員。
登録情報
- 出版社 : ザメディアジョン; A6版 (2017/5/20)
- 発売日 : 2017/5/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4862504914
- ISBN-13 : 978-4862504913
- Amazon 売れ筋ランキング: - 931,807位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,783位歴史・時代小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年5月28日に日本でレビュー済み
この小説、本当に良かったです!
初めはカープのマニアックエピソードが詰まった本だと思っていましたが、
自分の故郷を再認識できる「ふるさと学」でもある小説でした。
カープを入り口にして、カープと広島の知られていない歴史を知ることができる。そして、故郷広島への誇りを更なるものにできる小説です。
背表紙にある一文「退屈な田舎だと飛び出した故郷。でも私は何一つ知らなかった。」がそっくりそのまま自分に当てはまり、自分の事の様に読んでました。
好きではあるのに何となく物足りないと思ってしまい広島を離れ、そして離れたからこそ深まった故郷への愛。
その中心にはいつもカープがありました。
広島を離れて生活している人や、地元とカープの歴史をまだ知れていない広島の若い人に特に読んで欲しいです。
そして、県外で頑張っていて時々くじけそうになることがある方にも。(自分もそういう境遇でカープが支えになっていたので)
広電の応援団、225日の首都機能、フマキラーや個人商店のチケット販売、エイト倶楽部やヤスカワなどのあまり知られていない広島の歴史的事実と年配のカープOBやカープを支えた方の想いを伝え残していくことの大事さも再確認しました。
文化を現存させる義務が私たちにはありますもんね。
その想いをこの小説を通じ私と同じ地元である広島の方にも共有してもらえたらこんなに嬉しい事はないと思います。
そして、それを実現できる内容の本だと思います。
この小説をきっかけにして(広島に対しての)意識と行動が変わる人が必ずいると思います。
「カープが方向を見誤ったらファンが待ったをかける。そんな距離感を保った市民球団でありたいな。」
この一文も大好きです。
過去に痛い目をみた暗黒の時期があったので。(笑)
※長いレビューになってしまいごめんなさい。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
そして、頑張れカープ!
初めはカープのマニアックエピソードが詰まった本だと思っていましたが、
自分の故郷を再認識できる「ふるさと学」でもある小説でした。
カープを入り口にして、カープと広島の知られていない歴史を知ることができる。そして、故郷広島への誇りを更なるものにできる小説です。
背表紙にある一文「退屈な田舎だと飛び出した故郷。でも私は何一つ知らなかった。」がそっくりそのまま自分に当てはまり、自分の事の様に読んでました。
好きではあるのに何となく物足りないと思ってしまい広島を離れ、そして離れたからこそ深まった故郷への愛。
その中心にはいつもカープがありました。
広島を離れて生活している人や、地元とカープの歴史をまだ知れていない広島の若い人に特に読んで欲しいです。
そして、県外で頑張っていて時々くじけそうになることがある方にも。(自分もそういう境遇でカープが支えになっていたので)
広電の応援団、225日の首都機能、フマキラーや個人商店のチケット販売、エイト倶楽部やヤスカワなどのあまり知られていない広島の歴史的事実と年配のカープOBやカープを支えた方の想いを伝え残していくことの大事さも再確認しました。
文化を現存させる義務が私たちにはありますもんね。
その想いをこの小説を通じ私と同じ地元である広島の方にも共有してもらえたらこんなに嬉しい事はないと思います。
そして、それを実現できる内容の本だと思います。
この小説をきっかけにして(広島に対しての)意識と行動が変わる人が必ずいると思います。
「カープが方向を見誤ったらファンが待ったをかける。そんな距離感を保った市民球団でありたいな。」
この一文も大好きです。
過去に痛い目をみた暗黒の時期があったので。(笑)
※長いレビューになってしまいごめんなさい。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
そして、頑張れカープ!
2017年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
意外と知られていないカープの秘話が書かれており、泣けます。正直、商店街の話は無くてもよいかもと書くと、元も子もないですが、これを読んでますますカープ愛が強くなりました。あとフィクション、小説とは言え、カープの選手名を一部変更して書いてあるので、名前が出るたびに、「誰?」と少し引っかかってしまい、小説にのめり込むのにブレーキがかかってしまいます。この際、選手名を変更せずに書いて欲しかった(笑)個人的満足度は100点満点中75点です。ほんとこのカープの真実を国民いや世界中の人に知ってほしいです。
2017年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
広島出身でもないし、カープにもさほど興味はありませんが、
田舎から上京した人間の一人として、非常に感慨深い作品でした。
物語の舞台は広島ですが、寂れていく商店街や映画館の閉館は日本のどこでも起こっている。
自分の街やふるさとに置き換えて読めました。
経営難だった一つのプロ球団と、それを支えた一般市民の無謀なまでの金策や奮闘。
それらの実話を現代社会で実行していくというストーリーは「ビジネス書」という目線でも面白い。
終盤にすすむにつれどんどん伏線が回収されていく構成もお見事。
田舎に帰りたくなる。おじいちゃんや家族に会いたくなる。そんな一冊ですよ。
田舎から上京した人間の一人として、非常に感慨深い作品でした。
物語の舞台は広島ですが、寂れていく商店街や映画館の閉館は日本のどこでも起こっている。
自分の街やふるさとに置き換えて読めました。
経営難だった一つのプロ球団と、それを支えた一般市民の無謀なまでの金策や奮闘。
それらの実話を現代社会で実行していくというストーリーは「ビジネス書」という目線でも面白い。
終盤にすすむにつれどんどん伏線が回収されていく構成もお見事。
田舎に帰りたくなる。おじいちゃんや家族に会いたくなる。そんな一冊ですよ。
2017年5月30日に日本でレビュー済み
「鯉のはなシアター」がTVから飛び出した!!
舞台は、広島にある商店街のさびれた映画館。
どことなく、私が大好きな作家・原田マハさんの『キネマの神様』に似た設定。
それになぞらえながら、「広島」や「カープ」という文脈で綴られた本書を拝読しました。
地方都市、ストレートにいえば「田舎」の広島。
思えば、なぜ出てきてしまったのか、息苦しい大都会・東京......
シンクロする小説の設定と自分、小説の舞台と広島の地
誰よりも熱い広島人の溢れる「反骨心」の源流は、1945年に一度真っ黒に塗りつぶされた過去、そして、そこから負けん気や奇想天外な発想で焦土の広島を甦らせ、広島の街を救った先人の気骨に他ならないと思います。
「なんとかせにゃあいけん!」。これに尽きると思います。
著者の桝本壮志さんをはじめとする日本を代表する各界の広島出身著名人。
彼らを生み出してきたもの。彼らと私達庶民が共有するもの。それは、当地に生まれた者だけが持つアイデンティティー。
本当に申し訳ないのですが、(個人的に)これだけは譲れないのです。「私達は、かの広島で生まれた」という事実だけは。
本書の各所に散りばめられた珠玉のエピソード。
私達広島人ですら知り得ぬ過去が、私達を広島人として「再教育」してくださっているように思います。
カープという球団のありえない「鯉ばな」は常識という常識を何度も覆し、再三訪れる危機を乗り越えてきたからこそ親会社がなくともしっかりとした球団経営ができているのかなとも思います。かつての広島人と同じように、今を生きる私達もカープを、そして広島を支える一助、「年に一度、広島に帰るだけでもいい」、何かしたいと今、心から思います。
ちなみに「携帯ラジオ」の件は懐かしかったです。TV中継がない日など、我が家でも必ずラジオが大活躍してくれました。
親父と二人でよく聴いたものです。カープを思うと童心に帰れますね。なんだかとても嬉しいです。
「平成の佐々木日紗子さん」へ
佐々木日紗子さんが残された最期の言葉、しかと胸に刻みます。
そして徳澤颯吾さん、「鯉のはなし」、確かに我が心に語り継がれました。
hello!より
舞台は、広島にある商店街のさびれた映画館。
どことなく、私が大好きな作家・原田マハさんの『キネマの神様』に似た設定。
それになぞらえながら、「広島」や「カープ」という文脈で綴られた本書を拝読しました。
地方都市、ストレートにいえば「田舎」の広島。
思えば、なぜ出てきてしまったのか、息苦しい大都会・東京......
シンクロする小説の設定と自分、小説の舞台と広島の地
誰よりも熱い広島人の溢れる「反骨心」の源流は、1945年に一度真っ黒に塗りつぶされた過去、そして、そこから負けん気や奇想天外な発想で焦土の広島を甦らせ、広島の街を救った先人の気骨に他ならないと思います。
「なんとかせにゃあいけん!」。これに尽きると思います。
著者の桝本壮志さんをはじめとする日本を代表する各界の広島出身著名人。
彼らを生み出してきたもの。彼らと私達庶民が共有するもの。それは、当地に生まれた者だけが持つアイデンティティー。
本当に申し訳ないのですが、(個人的に)これだけは譲れないのです。「私達は、かの広島で生まれた」という事実だけは。
本書の各所に散りばめられた珠玉のエピソード。
私達広島人ですら知り得ぬ過去が、私達を広島人として「再教育」してくださっているように思います。
カープという球団のありえない「鯉ばな」は常識という常識を何度も覆し、再三訪れる危機を乗り越えてきたからこそ親会社がなくともしっかりとした球団経営ができているのかなとも思います。かつての広島人と同じように、今を生きる私達もカープを、そして広島を支える一助、「年に一度、広島に帰るだけでもいい」、何かしたいと今、心から思います。
ちなみに「携帯ラジオ」の件は懐かしかったです。TV中継がない日など、我が家でも必ずラジオが大活躍してくれました。
親父と二人でよく聴いたものです。カープを思うと童心に帰れますね。なんだかとても嬉しいです。
「平成の佐々木日紗子さん」へ
佐々木日紗子さんが残された最期の言葉、しかと胸に刻みます。
そして徳澤颯吾さん、「鯉のはなし」、確かに我が心に語り継がれました。
hello!より