MV曲+先行シングルを中心としており、曲のクオリティが安定している感じ。
4曲目にいきなりでんぱ組的ボーカルアレンジの曲が登場し不穏な空気になるが、
基本的にはロック色の強いストレートな楽曲が連続してたたみこむ、勢いのあるアルバムです。
また全体的には前アルバムに比べ、聞いていて赤面する歌詞は激減しました。
「DTM+生撮りギター」+「単純なスケール」+「複雑(唐突)な曲転換」といった
曲作りの基本線は従来のまま。斬新ではあるがそろそろ曲が型にはまりつつある感もあります。
20代プロデューサーの引き出しがどこまで続くのかが今後のカギなのかな。
ボーカルについては、いくつかの曲ではレコーディングに変化を持たせ、
単調にならないように見せる工夫を感じます。
ですが、基本的に4人とも声が似ているのか、
どこを誰が唄っているのかは全くわからないし、わからせようともしていない。
このグループの最大の武器、「ちゆなのシャウト」ですが、
アルバム収録の1曲目から3曲目連続で、同じような使われ方で登場。
なんかお決まりの様になってきた感じで印象も平凡。
しかし1曲目「MOON PHASE」での使われ方は飛びぬけて秀逸。
ギターリフとの絡み方はこれまでになく印象的でした。
今後はシャウトで始まる曲とかもう少し冒険していってほしいなあ。
最後に、例のニュース見ました。ゆうきゃんカムバック! ・・・ないか。