中学の歴史の授業で、なんか変、と疑問に思っていたこと、またギリシャ神話を読んで、デジャヴュ感を抱いたなど、これまでの歴史にまつわる疑問が一掃され、私にとっては名著でした。
ヨーロッパ美術史の第一人者で、東北大学教授だった著者が、50歳を過ぎてから日本の歴史(国史)の研究を始められたそう。それによって、古事記の正しい解釈が!
そう鹿島神宮、香取神宮と、神宮がふたつも関東にあるのはナゼか。絵空事のような国譲りが、実際どうなされたのか、それを示す300を越す発見された銅剣の意味は、など、かなりエキサイティングな内容のオンパレードで素晴らしい。南京虐殺とか慰安婦とか捏造国家による“魏志倭人伝”も、フィクションだ、と多くの資料から解明。そりゃそうよね、卑弥呼なんて、卑しい漢字を統治者につけるわけないですよね。土偶の見方もかなり刺激的。

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高天原は関東にあった 日本神話と考古学を再考する 単行本 – 2017/7/24
田中英道
(著)
日本古代史の常識を覆す衝撃の一冊! !
土偶の造形は「水蛭子」がモデルとなっている!
鹿島・香取神宮の存在が、日高見国の位置を明らかにしている!
邪馬台国・卑弥呼は実在しなかった!
古代の文献と考古学的を読み解けば、新たな古代史が見えてくる。
土偶の造形は「水蛭子」がモデルとなっている!
鹿島・香取神宮の存在が、日高見国の位置を明らかにしている!
邪馬台国・卑弥呼は実在しなかった!
古代の文献と考古学的を読み解けば、新たな古代史が見えてくる。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社勉誠出版
- 発売日2017/7/24
- 寸法15.5 x 2.5 x 21.6 cm
- ISBN-104585221832
- ISBN-13978-4585221838
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商品の説明
著者について
田中 英道(たなか・ひでみち)
1942年生まれ。美術史家。東北大学名誉教授。
主な著書に『歴史のかたち 日本の美―論争・日本文化史』(徳間書店、2001年)、『日本美術 傑作の見方・感じ方』(PHP新書、2004年)、『日本と西洋の対話 一文化史家のたたかい』(講談社出版サービスセンター、2010年)、『日本の文化 本当は何がすごいのか』(育鵬社、2013年)、『芸術国家 日本のかがやき』全3巻(勉誠出版、2017年)などがある。
1942年生まれ。美術史家。東北大学名誉教授。
主な著書に『歴史のかたち 日本の美―論争・日本文化史』(徳間書店、2001年)、『日本美術 傑作の見方・感じ方』(PHP新書、2004年)、『日本と西洋の対話 一文化史家のたたかい』(講談社出版サービスセンター、2010年)、『日本の文化 本当は何がすごいのか』(育鵬社、2013年)、『芸術国家 日本のかがやき』全3巻(勉誠出版、2017年)などがある。
登録情報
- 出版社 : 勉誠出版 (2017/7/24)
- 発売日 : 2017/7/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4585221832
- ISBN-13 : 978-4585221838
- 寸法 : 15.5 x 2.5 x 21.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 524,266位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 304位古代日本史
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月24日に日本でレビュー済み
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2021年4月30日に日本でレビュー済み
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今まで記紀の解釈の中でクリアでなかった部分について、鋭く切り込んでいる点が素晴らしい。著者の言うとおりだなと思った部分は本当に沢山ありました。この本に書かれたように、歴史上、特に古代の実体が徐々に解明されていくことはとてもよいことだと思います。
ただその上で、疑問が残るのは次のようなポイント。
・茨城の古い神社に残る「鹿島、香取は後から来た」という言い伝えとの矛盾
・日高見国と高天原の違い・同一?の説明が不明瞭。前者が蝦夷地なら、記紀でのスルー感も分からなくもないが、後者が蝦夷地ではない茨城なら、どうして茨城という地域に対する好印象のなさがこれだけ長期間日本に定着しちゃってるんでしょうか? 茨城の地元で高天原の存在や天孫降臨が重要視されていないようにしか見えないのは何故?
・鹿児島辺りに辿り着いたスンダランド南方系人は九州巨大火山の噴火で再び東、北方面に逃げ延びた、という逆の移動説に対する考察・反論がない。
という辺りで、「古代史から見た方がよくわかる なぜ日本と朝鮮半島は仲が悪いのか」など、関祐二氏の考察と面白いコントラストを醸しているような気がしたので、是非一度対談などで、お二人の考えを対峙させてみて頂きたいと思いました。古代史の解明に絶対よい刺激になると思います。出版社の皆さん、是非企画を!
最後に、著者の思考はかなりコンサバ系な部分もあるので、そこはちょっと鼻につきましたねぇ~。
ただその上で、疑問が残るのは次のようなポイント。
・茨城の古い神社に残る「鹿島、香取は後から来た」という言い伝えとの矛盾
・日高見国と高天原の違い・同一?の説明が不明瞭。前者が蝦夷地なら、記紀でのスルー感も分からなくもないが、後者が蝦夷地ではない茨城なら、どうして茨城という地域に対する好印象のなさがこれだけ長期間日本に定着しちゃってるんでしょうか? 茨城の地元で高天原の存在や天孫降臨が重要視されていないようにしか見えないのは何故?
・鹿児島辺りに辿り着いたスンダランド南方系人は九州巨大火山の噴火で再び東、北方面に逃げ延びた、という逆の移動説に対する考察・反論がない。
という辺りで、「古代史から見た方がよくわかる なぜ日本と朝鮮半島は仲が悪いのか」など、関祐二氏の考察と面白いコントラストを醸しているような気がしたので、是非一度対談などで、お二人の考えを対峙させてみて頂きたいと思いました。古代史の解明に絶対よい刺激になると思います。出版社の皆さん、是非企画を!
最後に、著者の思考はかなりコンサバ系な部分もあるので、そこはちょっと鼻につきましたねぇ~。
2020年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
納得。今までにない納得できる考察。教科書で学ばせたい。
2018年1月31日に日本でレビュー済み
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私は水戸市に住んでいて、常磐線赤塚駅(水戸駅より一つ東京よりの駅)の近くのY理髪店に行くとき通る道に「県立高天原団地入口」という道路標識があり、かつてより不思議に思っていました。その後、この本を読んで、なるほど昔はこの辺りを高天原と呼んでいたのだということが分かりました。Y理髪店主によると現在の住所は水戸市河和田何丁目というのですが、このあたり一帯を現在も高天原ともいっているということです。(本書158ページ終わりから2行目の「…現在の水戸市、河相田町に、「高天原」と地名がある。…」の「河相田町」は「河和田町(かわわだちょう)」の誤りです)
この本の内容のあらすじはカスタマーレビュー「即興詩人」氏の文に譲るとして、私の感じたところをリストアップします。
1. 地名というのは、当てる漢字が変わっても、長い間そんなに変わるものでないこと。
2. 米国の地名に、以前住んでいたところの英国やスペインの地名を付けているのと同じように、「鹿島」→「鹿児島」というのは無理が無い地名と思います。
3. 記紀で人の集団が天から降りてくるという(現在の感覚では)荒唐無稽な話が、関東地方の「高天原」から渡ってきたというのであれば、頷ける話です。日本人というのは、とんでもないフィクションを書き残さ無いように思います。
4. 神武天皇が2600年以上前に関西から統一事業を始めるずっと以前から、青森から九州までかなり高度な文明が既にあって、とりわけ関東地方には人口が集中していた時期があったことが分かってきていることが、この本で良く分かりました。(最近出た、田中英道著「日本の起源は日高見国にあった」(勉誠出版)の76頁から80頁に地図付きでさらに詳しく書いてある)
5. 魏志倭人伝にある当時の日本の記述がいい加減なフィクションであることを、卑弥呼の神社や寺の無いことをもって、指摘されているのは非常に鋭い指摘と思います。この指摘一発で、これまでのおびただしい魏志倭人伝や卑弥呼の研究が何であったのかと「笑って」しまいます。これを読んで以降、卑弥呼についての記述や、ユーチューブの映像を見ると、どれも色あせて見えます。
以上、久しぶりに大変面白い本を読んだという感じです。また、学問というのはこのように文字文献だけでなく、あらゆるものを参照して、組み合わせて、先入観なく構築していくものなのだと、改めて教えてもらった感じです。
以上
この本の内容のあらすじはカスタマーレビュー「即興詩人」氏の文に譲るとして、私の感じたところをリストアップします。
1. 地名というのは、当てる漢字が変わっても、長い間そんなに変わるものでないこと。
2. 米国の地名に、以前住んでいたところの英国やスペインの地名を付けているのと同じように、「鹿島」→「鹿児島」というのは無理が無い地名と思います。
3. 記紀で人の集団が天から降りてくるという(現在の感覚では)荒唐無稽な話が、関東地方の「高天原」から渡ってきたというのであれば、頷ける話です。日本人というのは、とんでもないフィクションを書き残さ無いように思います。
4. 神武天皇が2600年以上前に関西から統一事業を始めるずっと以前から、青森から九州までかなり高度な文明が既にあって、とりわけ関東地方には人口が集中していた時期があったことが分かってきていることが、この本で良く分かりました。(最近出た、田中英道著「日本の起源は日高見国にあった」(勉誠出版)の76頁から80頁に地図付きでさらに詳しく書いてある)
5. 魏志倭人伝にある当時の日本の記述がいい加減なフィクションであることを、卑弥呼の神社や寺の無いことをもって、指摘されているのは非常に鋭い指摘と思います。この指摘一発で、これまでのおびただしい魏志倭人伝や卑弥呼の研究が何であったのかと「笑って」しまいます。これを読んで以降、卑弥呼についての記述や、ユーチューブの映像を見ると、どれも色あせて見えます。
以上、久しぶりに大変面白い本を読んだという感じです。また、学問というのはこのように文字文献だけでなく、あらゆるものを参照して、組み合わせて、先入観なく構築していくものなのだと、改めて教えてもらった感じです。
以上
2018年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前からずーっと宮崎の日向から東征に出発したという話は変だなと思っていました。
日向には何よりも、それだけの一大事業をするための富、豊かさを感じられません。しかも、明治時代には北海道と並んで国内の移民先でした。つまり過疎地域です。
それに対し、神武天皇一行が鹿島から鹿児島へ出立したというのならその点が納得できます。十年近く前に水戸の県立博物館に素晴らしい王冠が展示されていて、学芸員の説明では国内ではヤマトと霞ヶ浦周辺からの出土の二品しかないそうです。そこも田中先生の論から整合性が取れます。そして、富士山信仰とも繋がり、非常に納得してしまいました。
日向には何よりも、それだけの一大事業をするための富、豊かさを感じられません。しかも、明治時代には北海道と並んで国内の移民先でした。つまり過疎地域です。
それに対し、神武天皇一行が鹿島から鹿児島へ出立したというのならその点が納得できます。十年近く前に水戸の県立博物館に素晴らしい王冠が展示されていて、学芸員の説明では国内ではヤマトと霞ヶ浦周辺からの出土の二品しかないそうです。そこも田中先生の論から整合性が取れます。そして、富士山信仰とも繋がり、非常に納得してしまいました。
2019年12月23日に日本でレビュー済み
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老人の空想に過ぎない。
良く、記紀をよんで、出直しを勧めます。
良く、記紀をよんで、出直しを勧めます。
2021年9月22日に日本でレビュー済み
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予想していたよりも、専門的な内容で、学術的だった。
2018年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
達見と思われます、流石に東北大学名誉教授です。
関東以北は現在より温暖だったのかもしれない。
関東以北は現在より温暖だったのかもしれない。