僕は秋葉原が大好きです。
オタク(アニメ、ゲーム系)だということもあるんですが、この街特有の雑多な感じ、
しかし、どこかヌメッとした感じの歌舞伎町なんかとは違う、乾いた感じが得も言われず好きなんですよね。
ニュースなどで秋葉原の映像を見ただけで「行きたい!!」っていてもたってもいられなくなってしまいます。
「AKIBA'S TRIP」をプレイするたびに、「ラブライブ!」を見るたびに、秋葉原に行きたくなるのです。
GoogleMapのストリートビューで、秋葉原を歩き回っていたら、あっという間に2時間位経過していました。
わかりますでしょうか? 何か精神の病なのかもしれません。
しかし、僕自身にもいまいちよくわからない部分が多い、そんな不思議な魅力を持った街が
「秋葉原」なんだと思っています。
もし、万が一、この気持ちを共有してくださる方がいるのなら、本書はとてもオススメです。
ラジオ会館の建て替えとともに、あるいは再開発に伴うヨドバシカメラの進出とともに、
急速に失われていったものがたくさんありました。本書には、その一部が残されているのです。
秋葉館とサトームセンのネオンの並びには、諸行無常の響きあり。
また「ネオン」と銘打っていますが、写真のいくつかには近くの看板も映されており、アニオタ目線からは、
これを見るのも楽しい(数としては多くはないです)。
「この頃らき☆すた流行ってたんだな! 」とか「おお、でじこ(の大看板)、なくなってしまうとはなさけない」とか。
また、「ザ・コン館」「ラジ館」といったランドマーク的な建物の解体作業の様子も記録されており、
比較的生き生きとした記憶を蘇らせてくれるのも嬉しいところです。
ただ、ベルサール秋葉原(旧日通ビル)の建設途中(2007年)はもっと詳しく見たかったな。
惜しむらくは、比較的最近の写真ばかりで、古くとも2007年までしか遡れないこと。
秋葉原に転機が訪れた、メルクマール的な出来事であるUDXビル開業(2006年)、
ヨドバシカメラ開業(2005年)が記録されていないのは返す返すももったいないです。
もしかすると、撮影者さんは、再開発の始まりを見たことで、さまざまなものが変容していくことに気づき、
その過程を記録しようと考えられたのかもしれませんね。
また、個人的には、2000年頃の、駅前にバスケットコートがあった秋葉原に一番思い入れがあるので、
その頃の写真集も、ぜひ見てみたいです。
余談ですが、明後日2017年5月31日には、中央通りのソフマップ本店が一時閉店を経て、ビックカメラに改装されます。
正直あまり行く機会のない店舗でしたが(アミューズメント館があるので)、ひとつの時代の終焉を見る気分です。
さらばソフマップ本店!! お前がかつてヤマギワだったことは忘れないよ……。
(ソフマップ本店の開店が2007年なので、本書ではそこまで遡れないのが残念至極)
こうして、現在進行形で目まぐるしく変わっていく秋葉原。
本書の撮影者であるフォト秋葉原さんのTwitterでは、そんな現在の秋葉原の写真が公開されているので、
気になった方はチェックされるといいかと思います。
僕にとっては、お宝写真の宝庫です。
・2017年6月9日追記
なんと、秋葉原を何度か訪れたことのある人なら、誰もが知ってるカレー屋さん「ベンガル」が
8月中に現住所から移転してしまうのだそうです!!
最近ではアニメ「アキバズトリップ」でも紹介され、40余年にわたって秋葉原の顔として活躍したお店
なのだそうですが、やはり、時代の波というのは容赦呵責のないものですね。
移転先は外神田を予定しているそうですが……。
驚くほどの勢いで変わっていく秋葉原。
近年は外国人観光客の爆買いにおもねる店舗も少なからずあり、
「ぼくらの秋葉原」から遠ざかっていくような、一抹の寂寥感と危惧はありますが、今後とも目が離せません。
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電気街アートミュージアム ネオンで見る秋葉原 (学研スマートライブラリ) Kindle版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ネオンは秋葉原電気街が描いてきたアートである。それは街を彩ると同時に、秋葉原の変化を色濃く反映する。石丸電気、サトームセン、ラジオ会館――懐かしさと斬新さが同居する“ネオン視点”のアキバを堪能できる唯一の写真集。
ネオンは秋葉原電気街が描いてきたアートである。それは街を彩ると同時に、秋葉原の変化を色濃く反映する。石丸電気、サトームセン、ラジオ会館――懐かしさと斬新さが同居する“ネオン視点”のアキバを堪能できる唯一の写真集。
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2017/4/13
- ファイルサイズ185480 KB
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登録情報
- ASIN : B06Y5RYKBY
- 出版社 : 学研プラス (2017/4/13)
- 発売日 : 2017/4/13
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 185480 KB
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- 本の長さ : 161ページ
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- - 4,196位写真 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋葉原の写真集は同人誌などで何冊も見た事がありますが、ネオンをテーマにしているところが秀逸です。
秋葉原を「変わり続ける街」と表現する人をよく見かけます。
戦後の闇市から電気街へと発展し、コンピュータの街、サブカルの街へと、時代時代の流れに合わせて変化してきたからでしょう。
すると当然ながら、街の風景も時代に合わせて変わっていくので、収録されている写真の中には「既に見る事のできない風景」が多くあります。
そこにネオンというどこか懐かしさを感じる要素が絶妙にマッチしていて、ページをめくるたびに懐かしさが胸いっぱいに込み上げてきます。
特に旧ラジオ会館のネオンの解体風景は、ラジオ会館自体は今も残っているにも関わらず、多くの秋葉原ファンがいま再びの切なさを感じる事でしょう。
秋葉原を「変わり続ける街」と表現する人をよく見かけます。
戦後の闇市から電気街へと発展し、コンピュータの街、サブカルの街へと、時代時代の流れに合わせて変化してきたからでしょう。
すると当然ながら、街の風景も時代に合わせて変わっていくので、収録されている写真の中には「既に見る事のできない風景」が多くあります。
そこにネオンというどこか懐かしさを感じる要素が絶妙にマッチしていて、ページをめくるたびに懐かしさが胸いっぱいに込み上げてきます。
特に旧ラジオ会館のネオンの解体風景は、ラジオ会館自体は今も残っているにも関わらず、多くの秋葉原ファンがいま再びの切なさを感じる事でしょう。
2017年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋葉原好きにはたまらないと思います。
もう5年ほどさかのぼると、もっと悶絶できたかも。
ネオンとは関係ないけどUDXになる前の駐車場とかあったら
発狂してるw
続編を熱望しております。ホントに。
もう5年ほどさかのぼると、もっと悶絶できたかも。
ネオンとは関係ないけどUDXになる前の駐車場とかあったら
発狂してるw
続編を熱望しております。ホントに。
2017年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネオン管の看板は(LEDに比べて)消費電力も大きければ管が切れてメンテナンスを必要とするため近年その数を減らしてきている。
本作は秋葉原電気街のネオン看板に焦点を当てた一冊。
写真の切り取り方がアーティスティックなのは勿論、看板の一つ一つが強いアート性を持っている(持っていた)事を再認識。
今は無き石丸電気の赤い看板やラオックスザ・コンピューター館の看板にノスタルジーを覚えるベテランの秋葉原民も、最近秋葉原に遊びに来るようになったファンの人も10年程度でここまでの変貌を遂げた秋葉原に感じるものはあると思う。
秋葉原のネオンというニッチな写真集ではあるけれど、広くお勧め。
本作は秋葉原電気街のネオン看板に焦点を当てた一冊。
写真の切り取り方がアーティスティックなのは勿論、看板の一つ一つが強いアート性を持っている(持っていた)事を再認識。
今は無き石丸電気の赤い看板やラオックスザ・コンピューター館の看板にノスタルジーを覚えるベテランの秋葉原民も、最近秋葉原に遊びに来るようになったファンの人も10年程度でここまでの変貌を遂げた秋葉原に感じるものはあると思う。
秋葉原のネオンというニッチな写真集ではあるけれど、広くお勧め。
2018年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電気街じゃなくて、石丸電機だけでした。
ネオンもあんまり無くて、つまらん。
ネオンもあんまり無くて、つまらん。