Lotoo ハイレゾ・デジタルオーディオプレーヤー 32GBメモリ内蔵Lotoo PAW Pico JP Edition
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スポーツ時は付属のバッククリップとアームベルトで本機を腕に装着できる
AV/オーディオ/ガジェット情報サイト『PHILE WEB(ファイルウェブ)』(http://www.phileweb.com)による商品レビュー。
Lotooより、“世界最小”のDSD対応DAP「PAW Pico」が登場した。そのサイズは幅わずか45mm、重量は26g。
驚異的な小型さながら音質最優先の設計思想と、通常のDAPとしての利用が可能な「Hi-Fiモード」、各種センサーを利用した「スポーツモード」という興味深い2つのモードを持つなど、他にはない実にユニークなDAPだ。
従来の組み込みOSを踏襲したうえで、iOS向け専用操作アプリ(Android用は2017年内にリリース予定)を用意。Bluetooth(BT)接続したスマホから楽曲のブラウズや再生指示、さらにはGPS連動機能や行動記録管理など、実に多彩な機能を有する。
ちなみにBTとは言っても、本機とは通信を行うだけで、音声伝送は有線専用となる。
まずは一般的なオーディオプレーヤーとして使用する。
まず感じたのは、音を無理やり作ったような不自然さがなく、小型ボディからは想像できないキレと量感を両立していることだ。96kHz/24bit FLACの『jazzとHepburnと君と/福山雅治』では、リアルかつ自然なヴォーカル表現で、上下のfレンジも広い。DSD 5.6MHzのクラシック・ピアノソロ『Piano Improvisations/オラ・イェイロ』では、楽曲そのものの表現が自然で、空間に広がる余韻の広がり方などもしっかりと聴かせてくれる。楽曲の持つ個性をスポイルせず、そのまま忠実に表現する本格的な音作り。このサイズからは考えられない、かなり良好な再生音だ。
続いて、スポーツモードを実際にランニングしながらテスト。デフォルトの状態で本体内に「sport」フォルダがあり、その中に入れた楽曲ファイルが再生される。
音楽を聴きながら距離や歩数、平均速度など主要な履歴を、音声案内で確認できる。アプリをBT経由で同期させると、実際に移動したルートがマップに表示されるなど、詳細なスポーツ履歴が表示される。これらの完成度はかなり高い。
さらに本機ならではの魅力を挙げると、ランニング中にDSD 5.6MHzの音楽ファイルを再生できる。これは、ウェアラブルデバイスでは絶対できないことだ。
Lotooらしさ溢れるマニアも唸る再生品質の高さと、価格面でも手に届きやすいエントリーモデル的な側面の両方を兼ね備えたDAPである。