１巻は普通のエクソシストものの、ちょっとした変形みたいな内容で、後半で徐々に別の姿を現してくるものの、まだまだ物語の正体を隠していました。
２巻では、敵の全体像が明らかになってくると共に、浸食・侵略系ホラーにジャンルを変え、事態はオオゴトとなり、個人が救済行為をすればよいなどというレベルでない、集団による暴力の、アグレッシブな話になります。
主人公の過去も判り、対処法も少しハッキリしてきて、それが何を示すものなのかは判らないものの敵の計画も語られます。事態が悪化しているのに、唯一の協力者が闇落ちするという展開もあり……。
少しずつ事態が判ってきたからこそ、かえって残りの謎があかされるのが待ち遠しいですし、この先どうなるかも気になります。
が、１巻と２巻は2017年に発売したのに、そこで刊行が止まっています。翻訳のキッカケになったと思われるドラマも打ち切られてしまったようですし、３巻は絶望的なのか……。なにとぞ続刊をお願いします！
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