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マーケティング・ゲーム: 世界的優良企業に学ぶ勝つための原則 (BEST SOLUTION) 単行本 – 2002/4/1
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104492554467
- ISBN-13978-4492554463
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商品の説明
商品説明
本書の特長は、マーケティング理論の基本を押さえながら、過去のさまざまなケースをひも解き、実践のポイントをわかりやすく示した点にある。実務家の立場から、消費者理解のための調査やナレッジマイニング、ブランド開発、新製品開発、マーケティングの4Pの実践方法などが、具体的なケースとともに詳細に論じられている。
ケースの豊富さは本書の一番の魅力である。歯磨き粉業界における過度のセグメント化の隙間を突いて成功したコルゲートの例や、かつて向かうところ敵なしだったリーバイスが自社製品を売る場所を間違ったばかりに70%のシェアを20%にまで落としてしまった例、著者自身の成功例・失敗例など、興味深い例は枚挙に暇がない。
本書のように、理論と実践のバランスが取れた本にはそうお目にかかれるものではない。また、コカ・コーラのマーケティング本部に所属する著者が翻訳していることもあり、訳文もこなれている。P&G、ウォルト・ディズニー、コカ・コーラのマーケティングノウハウを知りたい人や、豊富なケースを学びたい人に、ぜひおすすめしたい1冊である。(土井英司)
メディア掲載レビューほか
著者はコカ・コーラ、P&G、ウォルト・ディズニーなど、消費者心理を見抜いた商品開発や販売促進活動で世界的な実績を残す“マーケティング自慢の企業”で経験を重ねた人物。
本書は、豊富な成功・失敗事例を示しながら、それら企業の戦略に共通する最新の理論と実践法をまとめたもの。用語解説を含めた学術書としての要素と、参考事例集としての要素が配分よく織り込まれている。
まずは、マーケティングの基本と計画の策定方法を解説する。例えばブレーンストーミング1つでも、創造性を最大限に引き出せるものと使えないものがあると指摘。「カジュアルな服装を奨励する」など、何気ないことだが、成果を重視する場合には極めて重要な鉄則があることを論理的に示す。
また、一般的な実務書との違いは、広告代理店とのつき合い方を記した章に表れている。「広告代理店はあなたのパートナーではない。『わが社の調査はベストです』といった発言は“たわごと”である」など手厳しい。同時に、優秀なクリエーターを上手に活用する方法について詳しく語る。さらに、「広告・宣伝の『6つの大罪』」を示す。自社のロゴの過剰露出や安易な物まねが招く悪しき結果などについて実例を紹介する。
(日経ビジネス 2002/06/10 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4492554467
- ISBN-13 : 978-4492554463
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 51位マーケティング・セールス一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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マーケティングの失敗は、特にそれが消費財の世界であればなおさら際立ったものになるし、逆に成功も明確である。だからこそ本著はマーケティングの本質とは、同業他社に限らず、過去の成功例を範とし、失敗例を反面教師とすべきであることであり、数々の実例を挙げて「だから一体どうすればいいのだ」というマーケティングの教科書の読者が抱えがちな不満に応えてくれる良著である。
マーケティングの基本を学びたい人にはグロービスのMBAマーケティング等とっつきやすい著書もあるし、米国のトップビジネススクールのコアクラスのマーケティングの副読本であるコトラーに挑戦してもいいだろう。
私は理論と実践という安易な区分けは意味が無いと思っているが、本著は冒頭のミッションステートメントの例で示しているように、「ワーキング」のキーワードがふさわしい本である。
決して斜め読みせず、努めて現実に即して読んでほしい。
マーケティング本の久々の良著なのだから。
マーケティング原則がシンプルに、具体的に、豊富な事例とその理由とともに非常に良質な日本語でまとめられている。
SNSがマーケティング主流になったとしても、成功のための基本原則は同じだと感じる。
壁にぶつかった時、「原点回帰」できる稀有な作品。素晴らしいの一言。
でも、マーケにまつわるエピソードを求めている人には適。
筆者のCoca-cola社、P&G、ディズニーにおける経験、同業の知人のエピソードを存分に聞かせてもらえる(逆に話はそこに偏っているが…)。
コトラーがつまらなくて読破できなくてもこの本なら摘み食いはできそうです。
ただ、あくまでもUSAにおける事例なので事前にご了承ください。
訳者は元日本コカコーラの人と元経営コンサルティング会社ブーズ・アレンの人。無難に訳を起こしつつ、ガイドもつけてある。
上流工程として若干簡単ではあるが組織の作り方に始まり、ブレイン・ストーミング、市場調査を経てコンセプト開発・新製品企画をカバー(第1部)。新製品のコンセプトを作ったら、消費者セグメント分析とそれに基づいた製品ミックス、価格とパッケージ、そして流通チャネルをどうするかという基本戦略の立案(第2部)。戦略を立てた後は、どのように広告代理店と協働し消費者と上手にコミュニケーションを取り(第3部)、また小売店での販促活動から大規模なイベント協賛活動までを活用しながらどのように巧くプロモーションしていくか(第4部)までを解説。
個人的に大変気に入ったのは、一流のマーケティング企業でなされているプラクティス(例:某社では出張や休暇でどこかに行く際には、必ず3店以上に寄って自社製品と競合製品を手にとって見て回るというルールがある)や、莫大な費用をかけずともマーケティング担当者が小売店に出かけたりTVCMを見ながら実践できる分析手法等が紹介されていること。もし自分がマーケティングに関係する仕事をすることになったら是非とも試みたいと思うプラクティスが詰まっていた。
350頁弱の紙面で上記領域をカバーしているため、一つ一つの項目について手取り足取り細かく説明されているわけではない。が、マーケティングの基礎を一通り勉強して「で、具体的にどうしているんだろう?」と思っている人には、面白くてしょうがない一冊になると思う。
網羅的ではないにしも、マーケティングを行う上で抑えておくべき知識が、上述のケースと共に紹介され印象に残り易いこともあり、初心者は効果的に学習できると思います。
但し、事例紹介が多い分説明が少々冗長的であり、時間がない人には、各章末に要点が良く纏められているので、まずはそれらを読み、興味を持ったり、疑問に思った点について、前に戻って読む方法をお勧めします。
また、数年ぶりに読み返しましたが、事例内容は少々古いかも知れません。。。