1970年代から東京のミュージックシーンの先駆者として名を馳せ、90年代初頭からはプロデュース業に専念してきたs-ken。 昨年には25年ぶりに自身の新作アルバムをリリースするなど、今なおエネルギーに満ちあふれ動き続ける彼の自伝本と、今までに手がけた100作を越えるプロデュース作品から選ばれた2枚組(全28曲)のコンプレーションCDアルバムをリリースする。 s-ken は 1971年、ヨーロッパ最大規模のポーランド音楽祭に作曲者として数万人の応募者から選ばれ渡欧。その後 2 年半にわたる アメリカでの海外特派員生活を経て帰国し、パンクロックムーブメント TOKYO ROCKERS を牽引 し、自身もアーティストとして' 81 年にメジャーデビューを果たす。以来、既成の音楽業界や国の概念を超えて、世界標準のクオリティーを追求し続けてきた。 時には "TOKYO SOY SOURCE "、" カメレオンナイト " などのイベントプロデューサーとして、時には " 異人都市 TOKYO"、 "PINHEAD" などの著作・編集者として活動しながら、「JAZZ HIP JAP(UK クラブチャートにイン )」、「東京ラテン宣言」などシーンを活性化させたレーベル & 音楽プロデューサーとしても活動し、様々なアーティストの発掘、育成には今日に至るまで尽力している。 テレビではその生き様を追いかけるドキュメンタリー番組が放送されるなど、ニューヨークから東京、グローバルかつ破天荒な 彼の哲学がわかる一冊であり、ジャンルレスに構築されたサウンドセンスがわかるCDが、同世代や次世代を勇気づける道しるべとなるだろう。