英単語は英文のパーツであり、命です。
言語の羅列とはある論理的な文脈に沿って、英単語が線形性に並ぶのであり、
筆者は守備範囲にある英単語の中から、最も文脈や言いたいことに適った英単語を選択し、
なおかつ文法・語法規則に従って活用してゆくものです。
そこで、河合出版からの本書をおすすめします。
語義先出しの約400語を含め、総語数約2600あり、
いずれも文法・語法（英単語のつなぎ方）、読解・解釈（英文の読み取り方）、
会話（口語表現を含む）の3方向からのアプローチが効いています。
英語入試にも必要な総合的な（英作文等にも応用可能な）英単語力を培うには、
おそらく本書だけでも足りるのでは。例えば、東大・京大入試に関していえば、
本書だけで十分です。難度や専門性の高い英単語には必ずといっていいほど注が付くので、
受験生としてはむしろ基礎的な英単語が広範囲にわたってスタンバイ状態であればよく、
少なくとも大学・大学院入試レベルの総合英語の範囲ではそれ以上は問われません。
そのことを念頭に、本書でシソーラス（英単語間の意味的なウェブサイト）を、
アタマの中に形成しておくことを重ねておすすめしておきます。
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