私は小説家になりたいと考える者だ。著者の態度がとてもいいと感じた。この本の全てが個人的、個性的であって汎用性があるかどうかはわからない、と。その通りと思う。つまり好きにやれば良い、と。
薄々そうではないかと思ってきた(はずだ)が、『文学界』などの月刊誌を買って研究する⁇と言う誘惑にもかられていた。ちなみにまだ一文字も小説らしきものを書いたことはない。
本を出版した豪州人の友達に、"If you want to a writer, write it!"と言われた事がある。NIKEのキャッチフレーズか!と思ったがおっしゃる通り。この本がとてもいい刺激を受けた。やってみよう。
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職業としての小説家 (新潮文庫) 文庫 – 2016/9/28
村上 春樹
(著)
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いま、村上春樹が語り始める――小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実に――。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2016/9/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101001693
- ISBN-13978-4101001692
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2016/9/28)
- 発売日 : 2016/9/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4101001693
- ISBN-13 : 978-4101001692
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,495位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年5月30日に日本でレビュー済み
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村上春樹さんの本は癒しになる。村上さんの本を読むと救われる。村上さんがいなかったらどんな人生を送っていたのかと思う。それだけ私の心に癒しをもたらせてくれる。本なしでは生きれない。本は語りかけてくれる。想像の世界に連れて行ってくれる。孤独な私の心に水を与えてくれる。澄んだ水を。ごくごくと飲む。さあ、また本の世界に逃げ込もう。
2024年1月15日に日本でレビュー済み
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小説を書いてるときは文章を書いているというより音楽を演奏しているというのに近い感覚があるという言葉は読み手として間違いなく感じる、また誰にでも小説は書けると謙遜してるが、やはり作者には才能を感じる、そして芥川賞等文学賞に拘らないことや選考委員を辞退したことなど作品に対する思いや姿勢に共感できるものがあった。
2023年2月20日に日本でレビュー済み
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一つの物語を書くのに、これほどまでに推敲を重ねるとは。
自分の書いた文章を見直すのが嫌いでしたが、この本を読んで、考え方を改めました。
面白い物語は丈夫な体から生まれる(すみません、障がいのある方を差別する意図はありませんので、くれぐれも誤解のないようにお願いします。飽くまでも例えです。)
そして、丈夫な体は、規則正しい生活や運動で作られる。
周りの評価に左右されない。何度も読み返したいと思える一冊です、
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2023年3月11日に日本でレビュー済み
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タイトルの通り、作家活動に関する全てを読者にさらけ出し、説明し、我々を導いてくれる。まるで学校の先生のように、作者自身まめで親切な一面があるんだろうなあ、と感慨深く読ませて頂きました。ここまでわかりやすく読者に様々なヒントをくれてるけど、作品は難解なんだよなあ、というギャップ萌え間違いなし。
2023年2月15日に日本でレビュー済み
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天に選ばれた人というのがよくわかります。自然にやって好きなようにやってそれなりのものが作れるのですから。納得するまで書き直し、一日10枚以上は書き続ける。これぞ、プロなのですね。
ちなみに私は彼の作品はほとんど好きです。ダークサイドとの関わりかたに新鮮さを感じる。
才能のない人は書き続けて運を待つしかないですね。
ちなみに私は彼の作品はほとんど好きです。ダークサイドとの関わりかたに新鮮さを感じる。
才能のない人は書き続けて運を待つしかないですね。
2019年10月9日に日本でレビュー済み
普通。この言葉に尽きます。小説家という、一般人に馴染みのない職業だからどんなものだろうと気になって読みました。「読んでて楽しい!」を追求している本では無いにしても、あまりにも自伝寄りです。「職業としての小説家」というタイトルではなく、「村上春樹の小説家人生」がふさわしいと思いました。
2022年2月6日に日本でレビュー済み
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この本は買わないでほしい。もし買ったら、小説家が増える。
結論:村上春樹は普通の人間であり、作家になるために運と努力が必要である。作家はエゴイスティックであり、面倒なことをやっている。「作家は物語を語る」。
1 村上の作家キャアリア
村上春樹は29歳まで作家になろうと考えすらしなかった。ある日は「小説を書くか」と決め、書き始めた。あるコンサートで賞をもらい、今(2022年)まで書き続けた。
2 村上の小説の書き方
村上の小説の書き方は複雑ではない。朝か深夜に時間を作り、半年(180日)に10枚の400字の原稿用紙を書く。もちろん、簡単ではない。イマジネションに頼るので、村上は作家になろうかという人のために二つのアドバイスをあげた。第一は本を読む。できれば、たくさんが、一冊でもいいから本を読むようになってくれ。第二は人生でただ観察をしろう。最近、多くの人々は急いで判断をするので・誤解が生じる。そのため、全部の出来事をマテリアとして扱った方がいい。「その人はこうだ」「あの女は○◯である」ということを中止し、「こいう人もいるんだ」になれ。
3 自分が安全やリラックスする場所
子供はイマジネションだけを失わないでほしいと村上が願っている。安全できる場所は本や音楽であり、そこからたとえどんな苦しい思い出があっても、自分を癒せる方法になる。酒やドラッグと違い、自分を守るんだ。
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