市民ケーン [Blu-ray]
フォーマット | Blu-ray, モノ, 字幕付き |
コントリビュータ | エヴェレット・スローン, ドロシー・カミンゴア, オーソン・ウェルズ, ルース・ウォリック, レイ・コリンズ, ジョセフ・コットン, ジョージ・クールリス |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 59 分 |
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商品の説明
ハリウッド黄金時代を支えた伝説的映画スタジオRKOの傑作集をHDマスターで連続リリース!
第一弾はオーソン・ウェルズが弱冠25歳にして発表した映画史に燦然と輝く永遠の名作『市民ケーン』、そして監督第2作目となる『偉大なるアンバーソン家の人々』。
『市民ケーン』
天才オーソン・ウェルズが弱冠25歳で発表した永遠の名作。革新的な映像表現や物語構成は今なお鮮烈で色あせることなく多大な影響を与え続けている。
オーソン・ウェルズ生誕100年のアニバーサリー・イヤーに初のBlu-ray発売!
【内容】
ある日、ひっそりとした大邸宅で新聞王のケーンは「ばらのつぼみ」とつぶやきその生涯を終えた。彼の生涯をまとめた記録映画のプロデューサーのロールストンは作品の試写を見て、どこか物足りない思いでいた。「もっとケーンという人物に深く切り込んだ内容にしたい。彼は一体どんな男だったのか?」。ケーンというほかに類を見ない人物の謎を解くヒントが、彼の遺した言葉「ばらのつぼみ」にあると確信をしたロールストンは、記者のトンプソンにその秘密を解くように指示を下す。トンプソンは、ケーンと近い関係にあった人々を訪ねていくのだが・・・。
【作品情報】
監督:オーソン・ウェルズ
製作:オーソン・ウェルズ
脚本:ハーマン・J・マンキウィッツ/オーソン・ウェルズ
撮影:グレッグ・トーランド
編集:ロバート・ワイズ
音楽:バーナード・ハーマン
出演:オーソン・ウェルズ; ジョセフ・コットン; ルース・ウォリック; ドロシー・カミンゴア; エヴェレット・スローン; ジョージ・クールリス; レイ・コリンズ
【スペック】
製作国:アメリカ、119分(予定)、モノクロ、日本語字幕、英語音声、製作年:1941年
4:3スタンダード
★1941年 アカデミー賞脚本賞受賞
★1941年 ニューヨーク批評家協会賞 作品賞受賞
封入特典 解説リーフレット
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4933672246499
- 監督 : オーソン・ウェルズ
- メディア形式 : Blu-ray, モノ, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 59 分
- 発売日 : 2016/1/29
- 出演 : オーソン・ウェルズ, ジョセフ・コットン, ルース・ウォリック, ドロシー・カミンゴア, エヴェレット・スローン
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : IVC,Ltd.(VC)(D)
- ASIN : B017XAAP2W
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 32,585位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,951位外国のドラマ映画
- - 3,379位ブルーレイ 外国映画
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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言い換えれば、”色あせた”作品と言えるかもしれない。
ベスト100のトップ10には、他に『ゴッドファーザー』『風と共に去りぬ』『オズの魔法使』等の作品が名を連ねている。
これらの諸作品は、仮に令和の時代に新作として発表されても、大ヒットするものと私は確信する。
脚本、スリル性、老若男女を問わず楽しめる作品としての普遍性を兼ね備えた、傑作映画だからだ。
翻って『市民ケーン』である。
終始、淡々とストーリー展開は進み、格別の盛り上がりを見せることはない。
一見すると”rose bud”の謎をめぐる推理映画のようで、正解発表までは、初見ではまず答えを見抜きえない難易度の高さだ。
なぜ本作品が第1位の名誉に浴するのか?一見しては、私は理解しえなかった。
識者によれば、評価されているのは「パンフォーカス」「ローアングル」等の映像表現の高度さ、またそれらの技術をいち早く採り入れた先駆性、革新性にあるようだ。だが、映画の素人の立場からは、その”スゴさ”がいまいちピンとこないため、脚本の美しさという観点から本作品を称賛したい。
ストーリー展開は、主人公である大富豪ケーンの死去をきっかけに、ある記録映画製作者が”rose bud”を独自の切り口にケーンの生涯を紐解こうと志し、関係者への聞き取りをすすめるというものだ。
ところが、謎はいっこうに解けない一方で、否応なしに浮かびあがってくる事実が少しずつ明確になる。
それは、第一に、主人公のかつての配偶者、親しかった友人すら”rose bud”を耳にしたこともないこと。
第二に、かれらが一様に晩年の主人公とは決別していたこと。
第三に、主人公は顕職、名誉、巨富等の社会的地位を一つずつ手に入れるごとに、人生の大切なパートナーらを失っていったことだ。
そして空虚な豪邸で寂しく余生を送り、最期を迎えた。
もっとも印象的なシーンは、最後の妻スーザンとの決別の一コマだ。
主人公の下を去ろうとする妻に対して、主人公は君が大事だ、真摯に心を入れ換えると誓う。
そして、大真面目に言う「離れないでくれ。僕を傷つけないでくれ」
たまらずスーザンは”笑み”を浮かべる。「やっぱり」
「結局は私のことじゃなくて、自分の利益のため」
「僕を傷つけるなですって?」
「傷つけるわよ」
なお、この”笑み”は映画史上に残る名場面だと、私は信じてやまない。
「真の幸福は、物質的性質からはもたらされない」
なんと古くさく、使いまわされた、陳腐化したテーマだろう。
だが、源氏物語の時代から普遍的に用いられる題材であり、多くの人々が共感するはずだ。
私は一市民に過ぎないが、人生で得たいと思うものは、大富豪ケーンとまったく変わらない。
妻が去った後、錯乱したまま、床からスノードームを拾い上げ、主人公がつぶやいた”rose bud”
彼は生涯をかけて追い求めたが、掴みかけつつも、ついに得ることは叶わなかった点に、本作品の悲哀がある。
ベスト100の頂点に君臨するにふさわしい名作中の名作だと断言する。
鑑賞した方々に問いたい。あなたにとっての”rose bud”は何ですか?
与える愛はたくさんあった けれども慈しみかたが分からない。富を持ち愛を知らないことがどれだけ孤独を産むのか。見ていて終始哀れであった。
当時としては斬新なカット割り、素晴らしい芝居、観終えて余韻がつづく。
薔薇のつぼみ・・スノードーム・・幼少期の思い出だけが彼に残された。
最後の記者のことばに「ひとの一生をひとことで表現できるわけがない」・・これは薔薇のつぼみだけで分かるわけがない それは巨大なパズルの一片でしかないのだ と言う意味であるが、実際は ひとこで表現できるともいえよう。望んで得られなかった愛情 心の平穏 それがバラのつぼみだった。彼はそれを追い求めて生き、死んだのだ。
「Rosebut」(薔薇のつぼみ)というキーワードからケーンの過去を遡り、人生の謎解きを行うのだが、最後の最後にその秘密が映画を観たものにだけ明かされる、という映画。
途中、Netflixにある「天才の頭の中」というビル・ゲイツのドキュメンタリー映画で、メリダさんがゲイツの設計した豪邸を語るシーンがあるが、ケーンの豪邸に住むスーザンと被ってしまった。
「映画史上最大の傑作」とは思えないが、プロが好むタイプの映画なのだろう。
小さなころに母親から引き離され、なぜだか慕っていた父親とも引き離され、
突然金と同じように自分の人生も管理下に置かれたケーンは
愛情を奪われた彼の境遇に抗うように成長します。
「ねえ、母さん見て、ねえ、父さん見て」と言って
後見人からのプレゼントだったのか、素敵なそりを父母に見せ
両親に自分の方を向いて欲しがったいますが
それどころではない父母はそれを無視。
ケーンにとって、それは打ち捨てられた自分の、与えられない愛情の
もしくは与えられるはずだった愛情の象徴になります。
非常に秀逸な映画!
学生の頃名作劇場のようなもので見ましたが
今の方が断然面白く見れました。
昔の映画の良さが最近染みます。。
アマゾンプライムには今古い名作映画がたくさんあるので
感謝です
レビューをみて、成程あのラストはそういう…!!と合点がいきました。
シンプルだけど、また思い出して浸りたくなる、そんなストーリーですね。