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ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史 大型本 – 2016/11/13
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最新の科学の成果に基づいて138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づけ、それを複雑さが増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」という視点を軸に読み解いていく。宇宙論、生物学、化学などの自然科学と歴史学、地理学、社会学などの人文社会学が融合した「新しい学問」、ビッグヒストリーのオリジナルテキスト。
●日本語版監修・長沼毅氏による本書のための書き下ろし「ビッグヒストリーを味わい尽くす」を収録!
※スレッショルド【threshold】 辞書では「(戸口の)敷居」「(家の)玄関・入り口」「(物事の)入り口、開始=出発=点」「しきい値」「閾値」などと訳されるが、本書では、カタカナで「スレッショルド」と表し、「(物事が複雑化する)跳躍点/(新しい段階への)入り口/その地点を通過するとあと戻りできない地点」のような意味で用いる。宇宙開闢から現在(未来)までを「複雑さが増大する8つのスレッショルド」を軸に記述する本書を貫く視点であり、本書の最重要キーワードの1つ。
【メディア掲載情報】
●2017年3月19日 佐賀新聞「拝啓、書店より」コーナーで紹介されました(丸善丸の内本店、沢樹伸也氏談)。
●2017年3月6日 産経新聞文化欄「広角レンズ」コーナーで紹介されました(「翻訳歴史本に新トレンド 世界成立の「なぜ」 文理融合で答える)
●2017年2月26日 朝日新聞書評欄「ひもとく」コーナーで紹介されました(「科学で見る人間の歴史 壮大な視野で「20万年」見直す」、評者・渡辺政隆氏)。
●2017年2月22日 朝日新聞×駿台予備学校特別プロジェクト「知の広場」リレーゼミ(第3回ゼミ)の採録がアップされました(テーマ:「ビッグヒストリー」、講師・長沼毅氏)。
●2017年2月4日 図書新聞で紹介されました(「最も新しい「世界史の教科書」」、評者・小彼積民人氏、2017年2月11日号)
●2017年1月17日 『週刊朝日』「ベストセラー解読」コーナーで紹介されました(「楽観論と悲観論」、評者・永江朗氏、2017年1月27日号)。
●2016年12月16日 NHK「あさイチ」で紹介されました(「クリスマス&お年玉にもぴったりなプレゼント本」、書籍ナビゲーター・中江有里氏)。
●2016年11月30日 長沼毅氏による解説動画「ビッグヒストリーを味わい尽くすために」をYouTubeにアップしました。
●2016年11月27日 毎日新聞「今週の本棚」欄で紹介されました。
●2016年11月20日 朝日新聞「情報クリップ」欄で紹介されました。
【各氏絶賛!!】
●池谷裕二氏(脳研究者、東京大学薬学部教授)――「ビッグバン、宇宙、生命、進化、農業、文明、殺戮、経済――この世の空前絶後のノンフィクションを、わずか一冊で知ることのできる文字通り空前絶後の書物だ。」
●佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)――「われわれはどのようにして生まれたかを宇宙の始まりから解いた優れた書。この本を読む前と後では、世界の見方が変わる。」
●土井隆雄氏(宇宙飛行士、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授)――「138億年前に起こったビッグバンから歴史が始まった。原子が作られ、星が生まれ、地球ができた。そこに生命が誕生し、進化し、今、私たちがいる。ビッグヒストリーは、私たちに過去を理解する知恵を授け、未来を予想する力を与える。」
●中村桂子氏(生命科学者、JT生命誌研究館館長)――「身のまわりにあるすべてを生み出した138億年の歴史とその中での人間の活動がみごとに描き出された壮大な物語。ここから新しい物語を創るのが私たちの役割です。」
【本書の特徴】
●138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づける。
●その視点として、複雑さが増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」を軸に読み解いていく。
●単に歴史的事実を羅列・紹介するのではなく、138億年の時間軸に従って人間の歴史を鳥瞰することで、従来型の歴史の思考と一線を画す。
●最新の科学の成果を反映しつつ、自然科学以外の歴史学、地理学、社会学、政治学、経済学、哲学、宗教、未来学などが一体となった文理融合の新しい学問的視点から記述。
●「歴史を学ぶ」ことにとどまらず、「歴史から学び、未来を考える」ための道筋を提示。
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社明石書店
- 発売日2016/11/13
- 寸法21.6 x 2.3 x 27.7 cm
- ISBN-104750344214
- ISBN-13978-4750344218
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
楽観論と悲観論
最近、スケールの大きな歴史本が注目されている。歴史を人類の歴史として、あるいは地球の歴史としてとらえる本だ。なかでも『ビッグヒストリー』のスケールはとびきり大きい。なにしろ宇宙が誕生してから現代、そして未来までを描くのだから。大判で400ページ超、カラー印刷。文字どおり「大きな歴史」の本だ。3人の執筆者はオーストラリアやアメリカの大学で教える歴史学者。
宇宙が誕生してから現在までの138億年の間に、八つの大きな転換点があった、と本書はいう。「スレッショルド(大跳躍)」と呼ぶこの転換点で、世界の(あるいは宇宙の)複雑さが一気に増し、違うレベルへと進む。
八つのスレッショルドのうち三つは地球誕生以前のもの。第4スレッショルドで太陽系と地球が誕生し、第5で生命が、第6でようやく人類が誕生する。天文学や物理学、化学、生物学、人類学、(一般的な意味での)歴史学、経済学などさまざまな分野の知見が横断的に語られる。
気になるのは「未来のヒストリー」と題された最終章だ。これからの100年間に何が起きるか。人口の増加と化石燃料供給の限界、気候の不安定化など、悪い話はたくさんある。一方、人類は創意工夫に富んだ生物種だから問題を解決できるだろう、という楽観的予測も可能だという。ここ数年の世界を見渡すと、悲観論を採りたくなる。
いずれにせよ、いつか宇宙は終わりをむかえるし、地球もなくなるということだけはたしかだ。それに比べれば、いま地球上でおこなわれている争いごとなんて大したことはない……と思いたい。
評者:永江朗
(週刊朝日 掲載)出版社からのコメント
著者について
デヴィッド・クリスチャン ……歴史学者。1946年、米国生まれ。68年、英オックスフォード大学卒業。74年、オックスフォード大学(ロシア史)で博士号を取得。1975から2000年、豪マッコーリー大学(ロシア史)、2001から2009年、米サンディエゴ州立大学で教鞭をとる。ビッグヒストリーの授業は、オーストラリアのマッコーリー大学で1989年より開始。その後、同授業のDVDを観て感銘を受けた、マイクロソフト社創業者ビル・ゲイツ氏から1千万ドルを提供され、同氏とともに「ビッグヒストリー・プロジェクト」を立ち上げ、世界中から注目を集めている
日本語版監修
長沼 毅(ながぬま・たけし) ……一九六一年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。深海生物学、微生物生態学、系統地理学を専門とし、極地、深海、砂漠、地底など、世界中の極限環境にいる生物を探索する。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了、海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構研究員)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員などを経て、現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。『宇宙がよろこぶ生命論』(ちくまプリマ―新書)、『形態の生命誌――なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書)、『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(共著・光文社新書)、『地球外生命 われわれは孤独か』(共著・岩波新書)、『生命の始まりを探して僕は生物学者になった』(河出書房新社)ほか著書多数。
訳者
石井克弥(いしい・かつや) 京都大学文学部卒業。主にノンフィクションの翻訳に携わる。訳書に『地図の世界史大図鑑』(河出書房新社、共訳)などがある。
竹田純子(たけだ・じゅんこ) 同志社大学文学部卒業。主にノンフィクションの翻訳に携わる。訳書に『深呼吸の時間』(宝島社)がある。
中川泉(なかがわ・いずみ) 大阪外国語大学英語学科卒業。ジャンルを問わず、翻訳に携わる。訳書に『太陽系惑星大図鑑』(河出書房新社、共訳)などがある。
登録情報
- 出版社 : 明石書店; 初版 (2016/11/13)
- 発売日 : 2016/11/13
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4750344214
- ISBN-13 : 978-4750344218
- 寸法 : 21.6 x 2.3 x 27.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 93,441位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 166位世界史一般の本
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この本を大雑把に説明すると、歴史を考えるには広い視野と深い考察が必要なことから単に歴史学だけを学んだり、研究するのではなく、生物学や天文学、物理学など多種多様な要素を含めた上で考察し、まとめるというコンセプトで作られていた。
そして、その内容は自分にとって様々な視野や考えをまとめる上で良い土台となると感じたので、星5に設定した。
大判サイズに文字ビッシリと言った感じで圧倒されるかもしれませんが、文章自体は読みやすいです。
また、要所要所に気の利いた写真や図表が挿入されているため、理解の助けになります。
1エピソードが比較的コンパクトに纏まっているおかげで、一気に読んでもちょっとずつ読んでも楽しめる作りになっています。
サイズがデカいので気軽に持ち出して読めないというのが難点といえば難点。
腰を落ち着けて読む必要があるため、読了までにかなり時間がかかってしまいました(笑)。
一般的な単行本の3〜4冊分の情報量はあるので、少し高額ですが満足度は高いです。
本書は,大型版でマージンが狭い400ページという大部の書なので,通読にはかなりの時間を要する.しかし人間として生を享けた者として,本書に書かれている程度のことは一応学んでおくべきではなかろうか.
お正月に家族でゆっくり読めそうです。
世界各地の創造神話にあるように混沌から始まった宇宙,最初にできた原子である水素やヘリウムに続いて次々とつくられた元素の組み合わせで星々や生命が産み出され,今では113番元素(ニホニウムと命名予定)などを人間が合成するまでに至っている。
洞窟壁画,周期表,DNA,言語遺伝子FOXP2,プレートテクトニクス,ブラックスモーカー,光合成,カンブリア爆発,地母神,ジェンダー,広島,リービッヒ(第12章中の『イノベーションの体系化:科学と研究』に登場),再生可能エネルギー,……。私が60年超の個人史の中で慣れ親しんだ言葉や図版が散りばめられ,さらにアントロポシーンなどの耳新しい単語が新たな刺激を与えてくれるのは本当にエキサイティングである。
本書はあのビル・ゲイツも支援している教育システムであるビッグヒストリー・プロジェクト(無料のオンライン動画教材多数)のテキスト日本語版でもあり,翻訳監修に当たった長沼 毅さん(ご専門は極限環境生物学ほか)の大変な熱情が全ページに埋め込まれている。そのことは巻末に収められた長沼さんの『「ビッグヒストリー」を味わい尽す』で一端を知ることができ,例えば“文系と理系のクロスオーバー”という語が現在の日本の状況の中で重みがある。
国内外で様々な“分断”が表出しているように見える今,新たな段階のコレクティブ・ラーニングが必要になっているように思えてならない。光が散在する宇宙に浮かぶ青い地球を“知の沃野”にすることができるのか否か。丁寧に網羅されたヒストリーを地道になぞることで考え続け,多くの方々と通底する認識を持ってわずかでも行動に結び付けたい。