絵や構成は、ライトノベルのコミカライズとしてはレベルが高い部類かと思います。
子ドラゴンがめちゃめちゃ可愛いです。
エロ成分は期待してはいけません。一応、水浴びヌード程度はありますがね。
コメディーです。コメディーなんですよ。その前に、ラブがつくかどうかは、議論の余地がありそうですが。（私はつかないと思いますよ）
いわゆる主人公最強系のお話ですが、コメディーに徹しているので、あまり鼻につかない感じです。
いきなり強くなってしまった理由が大変馬鹿馬鹿しいというか、まあ、それじゃあ仕方ないよねというかで、また理由説明の手法に思わず笑いとツッコミを誘発させられた時点で読者はすでに負けているのです。（興味が湧けば、買って読んであげてください。後述しますが、なろうなら無料でわかりますが）
チート（ずる）ではないし、同世界の他の人が知り得ないことを知っていたとかそういう話ではなく……っていうか、この理由ってある意味人類共通のお約束というか、世界中の民話で見られるパターンじゃないかｗ
強くなった主人公と世界の関わりが、そもそも主人公には（逃げ出した結果なので）当面なにも目的がないため、非常にあっけらかんとしたものです。
この強い主人公と周辺世界の関係ってどこか懐かしさを感じていたのですが、記憶を掘っていくとドラゴンボールのはじめの数巻くらいの雰囲気とかぶるんですよね。（あくまで、個人的な感想ですので）
原作は書籍化していますが、「なろう」に全話残っているので、話の内容が気になるのであれば、そちらを読んでからの購入でもよろしいかと思います。
私は、まとめサイトでコミックの解説を読んで、「なろう」を読み終えてからの購入でした。
書籍化されたもののレビューとなろうの第二部の作者解説によると、書籍化で話のかなり根本というか根源的な部分が改編されており、コミックは書籍化準拠とのこと。
ちなみに、改編については、賛否両論の様子。（改編点の情報を聞いただけですが、んー、私は改変前のほうがこの話らしかったというか、そこが人気だったのではないかと思うのですがね。ちなみに根本的改編については、コミックのこの巻ですでに出ています。わかりにくいですが）
個人的には、書籍版には手を出さず、コミックでまったりと追いかける方針です。
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