本書が描くお金の歴史は、18世紀の産業革命に端を発する資本主義以前のグローバル経済史そのものだ。「古代からの交易では全ての場所に共通する貨幣基準が必要で、金銀がその基準となった」としている。ここから、資本主義が勃興する前は、金銀が貨幣としてグローバルに流通する「金属主義」の世界だったことが分かる。近隣部族間や領域内の「名目主義」的に債権債務関係を表そうとする信用貨幣とは違う世界だ。実際、「古代インドの遺跡からはローマ金貨が膨大に発見されている」し、「カンボジアでもローマ金貨や中国銅銭が発掘されている」。カルタゴの「積み荷を波打ち際に置き、原住民がそれに見合う金を置く」という沈黙貿易からも、金の普遍価値が見て取れる。
冒頭で、筆者は「重金主義とは貿易の決済方法だから、国家が有する金や銀の貨幣量で算出される。このことが金銀本位制に延長された」と述べている。ポトシ銀山採掘で国富を得ても浪費で国を豊かにできなかったスペイン、溜め込んだ資金が招いたオランダのチューリップバブル....。交易で得た国富を有効に活用し、そこから如何に国を豊かにできるかが大切だ。その後に、大量の貨幣流通を必要とする資本主義がグローバルな信用貨幣の時代が来たとしても、重金主義時代の教訓は肝に銘じるべきだと思った。
最近、貨幣の起源を論じる書籍が多いが、これとはひと味違うグローバルな視点から、貨幣を捉えることができた。全てが信用貨幣になった今となっても、グローバルに金銀が行き交った金属貨幣の時代から学べることは多い。
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「お金」で読み解く世界史 (SB新書) 新書 – 2017/4/7
関 眞興
(著)
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歴史を本当に動かしたのは「お金の流れ」だ
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ――。」
19世紀後半、ドイツを統一した鉄血宰相ビスマルクは、そんな至言を残した。
では、教養としての歴史がブームないま、本当に学んでおくべき歴史とは何だろうか?
この本では、政治や戦争、文化で語られがちな歴史を、視点を変えて、
個人の蓄財から商売、貿易、金融、商社や国家の財務まで含めた
「お金の流れ」から読み解き、歴史の本質をつかむもの。
本書を読むことで、国家や王室、政権などの栄枯盛衰のパターン、
国家や王室よりも本当は世界を動かしていた存在、
戦争の勝敗を本当に裏側で左右していたこと、
お金をめぐる執着や欲望が時として世界史を揺るがす大きな事件を引き起こしたこと、
現在の資本主義社会のシステム(金融システム)のはじまりなどが理解でき、
古代から産業革命前の人類がいかに財や富を追い求めてきたかをることで、
歴史を本当に動かしていたのが「お金の流れ」であることが頷けるはずである。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ――。」
19世紀後半、ドイツを統一した鉄血宰相ビスマルクは、そんな至言を残した。
では、教養としての歴史がブームないま、本当に学んでおくべき歴史とは何だろうか?
この本では、政治や戦争、文化で語られがちな歴史を、視点を変えて、
個人の蓄財から商売、貿易、金融、商社や国家の財務まで含めた
「お金の流れ」から読み解き、歴史の本質をつかむもの。
本書を読むことで、国家や王室、政権などの栄枯盛衰のパターン、
国家や王室よりも本当は世界を動かしていた存在、
戦争の勝敗を本当に裏側で左右していたこと、
お金をめぐる執着や欲望が時として世界史を揺るがす大きな事件を引き起こしたこと、
現在の資本主義社会のシステム(金融システム)のはじまりなどが理解でき、
古代から産業革命前の人類がいかに財や富を追い求めてきたかをることで、
歴史を本当に動かしていたのが「お金の流れ」であることが頷けるはずである。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2017/4/7
- 寸法11.3 x 1.5 x 17.5 cm
- ISBN-104797388668
- ISBN-13978-4797388664
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出版社からのコメント
全国学校図書館協議会選定図書
著者について
1944年、三重県生まれ。歴史研究家。東京大学文学部卒業後、駿台予備校世界史講師を経て、著述家となる。『学習漫画 世界の歴史』『学習漫画 中国の歴史』(以上、集英社)の構成を手がけたほか、著書に『読むだけ世界史 古代~近世』『読むだけ世界史近現代』(以上、学習研究社)、『総図解 よくわかる世界の紛争・内乱』『さかのぼり世界史』(以上、新人物往来社)、『30の戦いから読む世界史』(上下、以上、日経ビジネス人文庫)、『世界史の流れをつかむ技術』(洋泉社)などがある。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2017/4/7)
- 発売日 : 2017/4/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4797388668
- ISBN-13 : 978-4797388664
- 寸法 : 11.3 x 1.5 x 17.5 cm
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- - 779位世界史一般の本
- - 800位SB新書
- - 23,354位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
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2021年7月5日に日本でレビュー済み
2018年11月22日に日本でレビュー済み
経済史の専門家が書いたにしてはお粗末な記述が散見されるなあと思って読んでいたら、著者は研究者などではなく予備校の先生だった。別に予備校の先生がダメだと言うつもりはないが、変な記述を何度も見てしまうと、さもありなんと思ってしまう。
その代表例が、14ページに出てくる、「税は原則、金や銀で支払われたが例外もある。それは農作物や家畜である」だ。
おいおい、紀元前18世紀の世界に農業以外の産業なんてあるのかよ、と思わず突っ込みたくなるw
国富というかGDPのおそらく90パーセント以上は農業牧畜によるものだろう。何故なら近世に属する江戸時代でさえ、国富の9割は農業生産によるものだったというのは経済史の常識だからである。江戸時代の遥か3000年以上前のメソポタミアにおいて、江戸時代以上の高度な産業社会が現出していたとはとても想像できない。
後は国語力の問題でもあろう。90パーセント以上の事象を例外と言ってのける言語感覚は如何なものかw
最近、予備校の先生と称する擬似専門家が、こういった専門書まがいの教養書を出版するのをちょくちょく見かける。確かに文章は平易で読みやすいから、つい私のようなものぐさは手にとってしまいがちである。しかし、私のような老齢期の暇つぶしの読者なら害は少ないが、知識を吸収すべき青少年期の読者にとっては与える害は小さくないのではと老婆心ながら思ってしまう、、、
その代表例が、14ページに出てくる、「税は原則、金や銀で支払われたが例外もある。それは農作物や家畜である」だ。
おいおい、紀元前18世紀の世界に農業以外の産業なんてあるのかよ、と思わず突っ込みたくなるw
国富というかGDPのおそらく90パーセント以上は農業牧畜によるものだろう。何故なら近世に属する江戸時代でさえ、国富の9割は農業生産によるものだったというのは経済史の常識だからである。江戸時代の遥か3000年以上前のメソポタミアにおいて、江戸時代以上の高度な産業社会が現出していたとはとても想像できない。
後は国語力の問題でもあろう。90パーセント以上の事象を例外と言ってのける言語感覚は如何なものかw
最近、予備校の先生と称する擬似専門家が、こういった専門書まがいの教養書を出版するのをちょくちょく見かける。確かに文章は平易で読みやすいから、つい私のようなものぐさは手にとってしまいがちである。しかし、私のような老齢期の暇つぶしの読者なら害は少ないが、知識を吸収すべき青少年期の読者にとっては与える害は小さくないのではと老婆心ながら思ってしまう、、、
2017年5月9日に日本でレビュー済み
いい本だと思う。すべての本に重要な意味がある、という決まりもない。
だが、経済で世界史をひもとくことは
もの凄く斬新で目からウロコ、というものでもない。
すでに言われていることもある。
ただ、こうして1冊に、しかも新書でまとめられると、
比較的簡単に「通史」をわかることもできた。
全体が30のテーマに分かれ、資本主義が確立するまでの流れが見通せる。
欲張りかもしれないが、これから世界はどういう方向にむかうのかという
「予測」のようなことも、経済の側面からもっと掘り下げてほしかった。
だが、経済で世界史をひもとくことは
もの凄く斬新で目からウロコ、というものでもない。
すでに言われていることもある。
ただ、こうして1冊に、しかも新書でまとめられると、
比較的簡単に「通史」をわかることもできた。
全体が30のテーマに分かれ、資本主義が確立するまでの流れが見通せる。
欲張りかもしれないが、これから世界はどういう方向にむかうのかという
「予測」のようなことも、経済の側面からもっと掘り下げてほしかった。
2018年7月29日に日本でレビュー済み
著者は駿台予備校の世界史講師の経験がある著述家。
古代文明期からフランス革命までを取り上げ、お金の動きが世界史をどう動かしてきたかを読み解く一冊です。
いくつか勉強になったことがありました。
◆金の永遠性を信じたエジプトは装飾品に金を用いることはあっても貨幣に鋳造する発想はなかった。アレクサンドロス大王の征服後のプトレマイオス朝期になってからようやく貨幣の鋳造が始まる。その一方、メソポタミアではシュメール文明ですでに銀貨の鋳造が始まっていた。
◆エジプトは三方を砂漠に囲まれ、北は海という閉鎖的な地形だったためにメソポタミアほど周辺異民族との諍いは少なかった。そのためエジプト王朝は長期に及び、庶民生活は物々交換が主流であった。だから国際交易に必要な貨幣の誕生が遅れた。
◆フェニキア人やアラム人は大規模な国家を建設するのではなく、むしろ大国に従属しながら国際貿易に従事する「交易民族」であった。フェニキア人はアッシリアやアケメネス朝に従属したため、ペルシア戦争でギリシアと戦うことになった。
◆カルタゴは本国ティルスの中継地の一つにすぎなかったが、本国がアッシリアに圧迫されて弱体化する一方で、イベリア半島に東方世界の日用品を輸送して大きな利益を上げていった。やがてティルスにかわってカルタゴが交易の実権を握っていく。
◆アリストテレスは利子所得などの商取引を否定した。この考え方が中世キリスト教神学に採用され、教会は利子禁止の立場を強化していった。
◆中世ヨーロッパでは森を切り開くために斧や鉈の需要が高まる。鍛冶屋は冶金技術を向上させ、政治的な発言力も増していった。また水車の利用も広まった。鍛冶屋が鉄を打つのに用いられ、風まかせの風車よりも安定して利用できた。
◆16世紀にボヘミアでザンクト=ヨアヒム=ターラー銀鉱山が発見された。この銀でつくられた貨幣をヨアヒム・ターラーと呼び、このターラー(谷)がドルの語源になった。
◆ヴェネツィアの発展の背後にはレヴァント地方に成立した十字軍国家がある。第一回十字軍の熱がさめるとイェルサレム王国など十字軍国家の人口が減り、武器補給などの面で困窮が進んだ。そこへヴェネツィア商人たちが商機を見て富を蓄積した。
◆叙任権をめぐって教皇と皇帝が対立した時代、毛織物・絹織物産業でうるおっていたフィレンツェは教皇派について教皇庁の財政を一手に引き受け富を増やした。
しかし長大な歴史を扱うには紙数が230頁余と限られているのが難点です。スペイン継承戦争とアン女王戦争の関係とか、フレンチインディアン戦争だとか、世界史の授業で習った知識が今やすっかりぬぐわれてしまった身としては、もう少し詳しく説明していただかないと理解が進まない個所がいくつかあったのが残念でした。
-----------------
*69頁:「経済活動に中に身を置いた」とありますが、「経済活動の中に身を置いた」の誤りでしょう。最初の助詞「に」は「の」とすべきです。
-----------------
類書をいくつか紹介しておきます。
◆大村大次郎『 お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」 』(KADOKAWA)
◆大村大次郎『 お金の流れで探る現代権力史 「世界の今」が驚くほどよくわかる 』(KADOKAWA)
:著者は元国税調査官との由。国税局に10年勤務したのちフリーライターになり、30冊を超える税務関係の著作を物してきた人です。
◆宇山卓栄『 経済を読み解くための宗教史 』(KADOKAWA)
:宗教と経済の連携作業を様々な史実の中に読み取っていく一冊です。
.
古代文明期からフランス革命までを取り上げ、お金の動きが世界史をどう動かしてきたかを読み解く一冊です。
いくつか勉強になったことがありました。
◆金の永遠性を信じたエジプトは装飾品に金を用いることはあっても貨幣に鋳造する発想はなかった。アレクサンドロス大王の征服後のプトレマイオス朝期になってからようやく貨幣の鋳造が始まる。その一方、メソポタミアではシュメール文明ですでに銀貨の鋳造が始まっていた。
◆エジプトは三方を砂漠に囲まれ、北は海という閉鎖的な地形だったためにメソポタミアほど周辺異民族との諍いは少なかった。そのためエジプト王朝は長期に及び、庶民生活は物々交換が主流であった。だから国際交易に必要な貨幣の誕生が遅れた。
◆フェニキア人やアラム人は大規模な国家を建設するのではなく、むしろ大国に従属しながら国際貿易に従事する「交易民族」であった。フェニキア人はアッシリアやアケメネス朝に従属したため、ペルシア戦争でギリシアと戦うことになった。
◆カルタゴは本国ティルスの中継地の一つにすぎなかったが、本国がアッシリアに圧迫されて弱体化する一方で、イベリア半島に東方世界の日用品を輸送して大きな利益を上げていった。やがてティルスにかわってカルタゴが交易の実権を握っていく。
◆アリストテレスは利子所得などの商取引を否定した。この考え方が中世キリスト教神学に採用され、教会は利子禁止の立場を強化していった。
◆中世ヨーロッパでは森を切り開くために斧や鉈の需要が高まる。鍛冶屋は冶金技術を向上させ、政治的な発言力も増していった。また水車の利用も広まった。鍛冶屋が鉄を打つのに用いられ、風まかせの風車よりも安定して利用できた。
◆16世紀にボヘミアでザンクト=ヨアヒム=ターラー銀鉱山が発見された。この銀でつくられた貨幣をヨアヒム・ターラーと呼び、このターラー(谷)がドルの語源になった。
◆ヴェネツィアの発展の背後にはレヴァント地方に成立した十字軍国家がある。第一回十字軍の熱がさめるとイェルサレム王国など十字軍国家の人口が減り、武器補給などの面で困窮が進んだ。そこへヴェネツィア商人たちが商機を見て富を蓄積した。
◆叙任権をめぐって教皇と皇帝が対立した時代、毛織物・絹織物産業でうるおっていたフィレンツェは教皇派について教皇庁の財政を一手に引き受け富を増やした。
しかし長大な歴史を扱うには紙数が230頁余と限られているのが難点です。スペイン継承戦争とアン女王戦争の関係とか、フレンチインディアン戦争だとか、世界史の授業で習った知識が今やすっかりぬぐわれてしまった身としては、もう少し詳しく説明していただかないと理解が進まない個所がいくつかあったのが残念でした。
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*69頁:「経済活動に中に身を置いた」とありますが、「経済活動の中に身を置いた」の誤りでしょう。最初の助詞「に」は「の」とすべきです。
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類書をいくつか紹介しておきます。
◆大村大次郎『 お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」 』(KADOKAWA)
◆大村大次郎『 お金の流れで探る現代権力史 「世界の今」が驚くほどよくわかる 』(KADOKAWA)
:著者は元国税調査官との由。国税局に10年勤務したのちフリーライターになり、30冊を超える税務関係の著作を物してきた人です。
◆宇山卓栄『 経済を読み解くための宗教史 』(KADOKAWA)
:宗教と経済の連携作業を様々な史実の中に読み取っていく一冊です。
.
2020年8月18日に日本でレビュー済み
商学部の特性上、お金、経済について問われることが多いので購入した。
模試を通して2回役に立った。
早稲田に合格したら星を5にしようと思う。
模試を通して2回役に立った。
早稲田に合格したら星を5にしようと思う。
2018年2月9日に日本でレビュー済み
50代を過ぎて 世界史に興味をもちはじめました。基礎知識が乏しい私でも何とかついていけました。学校の教科書では学べない内容が書いてあり 興味深く読むことができました。