著者の分析した日本企業像の全てに納得できるわけではないけれど、中に居ると見えないものを見せてくれたようで参考になりました。
人材の流動性が高まると思われるこれからの時代、企業も社員も、常に社員の(自分の)市場価値を考えたキャリアプランを構築する必要があるという、グローバルでは当たり前かもしれない視点に世界の厳しさを感じました。

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日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか? 単行本 – 2015/1/30
ロッシェル・カップ
(著)
日本企業のこれからを担う経営者へ
日本人の「働き方」について、「勤労意欲が高い」「仕事の生産性が高い」というイメージを持っている人は少なくないはずです。
しかし、それは本当でしょうか?
世界の潮流から見ると、日本人の働き方や働くしくみは
大きく変わらなければいけない時期に来ているのです。
人材マネジメントの世界で、
社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する
「エンゲージメント」という言葉が注目されています。
このエンゲージメントについて、
世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、
驚くべきことに、調査をした主要28か国の中で日本は最下位でした。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、
アメリカや世界の企業社員の仕事観について、
また、社員のエンゲージメントを高める方法について述べていき、
日本企業の活性化を目指します。
モチベーションや生産性の向上だけではなく、
非正規社員への依存やメンタルヘルスなど、
日本企業が抱える様々な問題を解決する糸口になること間違いなし。
目次
はじめに
第1章 日本人の働き方
第2章 社員のモチベーションとパフォーマンスをいかに高めるか
第3章 雇用関係の構造
第4章 仕事中毒の日本人
第5章 日本におけるマネージメントスキルとリーダーシップの現状
第6章 人事管理システムの在り方
第7章 多様な社員の有効活用のあり方
第8章 自ら進路を選択し、やる気を出す
脚注
あとがき
謝辞
日本人の「働き方」について、「勤労意欲が高い」「仕事の生産性が高い」というイメージを持っている人は少なくないはずです。
しかし、それは本当でしょうか?
世界の潮流から見ると、日本人の働き方や働くしくみは
大きく変わらなければいけない時期に来ているのです。
人材マネジメントの世界で、
社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する
「エンゲージメント」という言葉が注目されています。
このエンゲージメントについて、
世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、
驚くべきことに、調査をした主要28か国の中で日本は最下位でした。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、
アメリカや世界の企業社員の仕事観について、
また、社員のエンゲージメントを高める方法について述べていき、
日本企業の活性化を目指します。
モチベーションや生産性の向上だけではなく、
非正規社員への依存やメンタルヘルスなど、
日本企業が抱える様々な問題を解決する糸口になること間違いなし。
目次
はじめに
第1章 日本人の働き方
第2章 社員のモチベーションとパフォーマンスをいかに高めるか
第3章 雇用関係の構造
第4章 仕事中毒の日本人
第5章 日本におけるマネージメントスキルとリーダーシップの現状
第6章 人事管理システムの在り方
第7章 多様な社員の有効活用のあり方
第8章 自ら進路を選択し、やる気を出す
脚注
あとがき
謝辞
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日2015/1/30
- 寸法13.2 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104844373951
- ISBN-13978-4844373957
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商品の説明
著者について
ロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。
シリコンバレー在住。
エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。
大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしている
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。
現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、
トヨタ自動車、東レ、アステラス製薬、DeNA、JINSなど多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う。
著書は『外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価』(語研)、
『グローバルエリートのビジネス・キーワード100』(IBCパブリッシング)など、多数。
職場における異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタント。
シリコンバレー在住。
エール大学歴史学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA取得)。
大手金融機関の東京本社勤務を経て、日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートしている
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社を設立、同社社長。
現在、北米、日本、ヨーロッパ、南米と中国に拠点を置き、
トヨタ自動車、東レ、アステラス製薬、DeNA、JINSなど多くの日本企業へのコンサルティング活動を行う。
著書は『外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価』(語研)、
『グローバルエリートのビジネス・キーワード100』(IBCパブリッシング)など、多数。
登録情報
- 出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015/1/30)
- 発売日 : 2015/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 302ページ
- ISBN-10 : 4844373951
- ISBN-13 : 978-4844373957
- 寸法 : 13.2 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 128,209位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 737位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
問題点がまとめられている。
多くの問題の背景には終身雇用がある。
定年は差別だということも書いてほしかった。
多くの問題の背景には終身雇用がある。
定年は差別だということも書いてほしかった。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本企業の正社員は誰もが望んでいる地位を獲得している。
「終身雇用」は、もはや日本企業でも必ずしも保障されていないが、それでも正社員は自分の職が長期間保障されていると当てにすることができる。
その代わりに正社員は、興味の有無または勤務場所に関わらず、企業に指定された仕事を無条件に受け入れる覚悟があることが必要とされている。
これが、数々の非効率性および状況の不整合を引き起こし、社員のやる気を妨げる原因となっている。
また、非効率なジョブローテーションによる長時間労働も日本企業の課題である。
今日の複雑化する世界で、様々な事業の側面と事業所に関する幅広い知識を持つ社員を多数育てることは、企業にとってそれほど重要ではなくなってきている。
代わりに今日は、より一層の専門化、つまり、同じ分野で深く集中したスキルと経験を養うことにより多くの時間を費やすことが、より重要になってきている。
しかしながら、日本企業は全員社長候補に育て上げるがごとく、非効率なジョブローテーションを実施し、その結果業務が非効率化し、長時間労働へとつながっている。
さらに、日本企業の文化は「頑張る」ことを奨励し「ガッツ」を賞賛しており、これも非効率な業務を助長している。
確かに日本的な文化での労働環境というのはもはや競争優位性を築く上では効用をもたらさないようになってきているのだと思う。
この文化を変えなければ日本の再生は難しいのだろうと改めて思った。
日本の長時間労働の労働環境に課題を感じている方におすすめ。
「終身雇用」は、もはや日本企業でも必ずしも保障されていないが、それでも正社員は自分の職が長期間保障されていると当てにすることができる。
その代わりに正社員は、興味の有無または勤務場所に関わらず、企業に指定された仕事を無条件に受け入れる覚悟があることが必要とされている。
これが、数々の非効率性および状況の不整合を引き起こし、社員のやる気を妨げる原因となっている。
また、非効率なジョブローテーションによる長時間労働も日本企業の課題である。
今日の複雑化する世界で、様々な事業の側面と事業所に関する幅広い知識を持つ社員を多数育てることは、企業にとってそれほど重要ではなくなってきている。
代わりに今日は、より一層の専門化、つまり、同じ分野で深く集中したスキルと経験を養うことにより多くの時間を費やすことが、より重要になってきている。
しかしながら、日本企業は全員社長候補に育て上げるがごとく、非効率なジョブローテーションを実施し、その結果業務が非効率化し、長時間労働へとつながっている。
さらに、日本企業の文化は「頑張る」ことを奨励し「ガッツ」を賞賛しており、これも非効率な業務を助長している。
確かに日本的な文化での労働環境というのはもはや競争優位性を築く上では効用をもたらさないようになってきているのだと思う。
この文化を変えなければ日本の再生は難しいのだろうと改めて思った。
日本の長時間労働の労働環境に課題を感じている方におすすめ。
2016年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつては「ジャパンアズナンバーワン」
と、世界から絶賛された日本の経営手法は
この本にて、ボロクソに書かれています。
日本の企業体質、世界と比較した経営手法、ひいては従業員の考え方まで
ダメな点が徹底的に書かれています。
本書の良い点はそこで終わらず、どうしたら良いか、ということについても詳しく書かれています。
経営者の人は典型的な日本経営に陥らないよう本書で書かれていることを取り入れるべきです。
と、世界から絶賛された日本の経営手法は
この本にて、ボロクソに書かれています。
日本の企業体質、世界と比較した経営手法、ひいては従業員の考え方まで
ダメな点が徹底的に書かれています。
本書の良い点はそこで終わらず、どうしたら良いか、ということについても詳しく書かれています。
経営者の人は典型的な日本経営に陥らないよう本書で書かれていることを取り入れるべきです。
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の雇用慣行が環境に合わなくなっていく中で、個人や企業が合理的な行動をとろうとすればするほど、その矛盾が拡大していく。その結果、従業員の価値を実現できない多くの日本企業が競争力を失っていく。
これは、日本のことをよく知る著者だから書ける、日本企業の競争力回復のための雇用改革の提言だ。日本の慣行の良いところは残しながら、そこにうまくグローバルな慣行を積極的に入れていく。その具体的な提案を考えることが出来る。
この本は、人事の専門家だけでなく、これからグローバルな労働市場に出ていく若者から企業の経営に携わる人々まで、幅広く勧めたい良書だ。
これは、日本のことをよく知る著者だから書ける、日本企業の競争力回復のための雇用改革の提言だ。日本の慣行の良いところは残しながら、そこにうまくグローバルな慣行を積極的に入れていく。その具体的な提案を考えることが出来る。
この本は、人事の専門家だけでなく、これからグローバルな労働市場に出ていく若者から企業の経営に携わる人々まで、幅広く勧めたい良書だ。
2015年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
外国人の方が、どうやったらこれほど的確に日本企業の組織文化を言い表すことができるのか疑問に思ったというのが第一印象。
読み進めると、著者は日本の金融機関(安田信託銀行)に新卒で就職し、その後人事系のコンサルタントとして日本の「所謂グローバル企業」をクライアントとして生計を立てている方であった。
上記の通り、日本の組織の特徴、問題点を学ぶためのテキストになるのではないかと言うほどで、私が所属する組織の問題点も見事に言い表していた。
特に当てはまっていたのは、マイクロマネジメントの項。あまりにも部下の業務を把握しようとするあまり、部下の自主性は育たず、モチベーションも下がっていく一方。そのため、さらに細かく管理する必要が出てくるという、今正に私が所属する組織の問題点と原因が記述されていた。
このように、日本において、なんでこんなに効率が悪いのか、生産性が低いのか、その他の疑問を的確に記述しているので、人事系の本を読んだことがない人は一読されたい。
(注)私は人事組織等の書籍を読んだことがないので、上記のように感じます。人事部署に所属する方にとっては、記載内容が教科書的過ぎて物足りないかもしれないですのであしからず。
読み進めると、著者は日本の金融機関(安田信託銀行)に新卒で就職し、その後人事系のコンサルタントとして日本の「所謂グローバル企業」をクライアントとして生計を立てている方であった。
上記の通り、日本の組織の特徴、問題点を学ぶためのテキストになるのではないかと言うほどで、私が所属する組織の問題点も見事に言い表していた。
特に当てはまっていたのは、マイクロマネジメントの項。あまりにも部下の業務を把握しようとするあまり、部下の自主性は育たず、モチベーションも下がっていく一方。そのため、さらに細かく管理する必要が出てくるという、今正に私が所属する組織の問題点と原因が記述されていた。
このように、日本において、なんでこんなに効率が悪いのか、生産性が低いのか、その他の疑問を的確に記述しているので、人事系の本を読んだことがない人は一読されたい。
(注)私は人事組織等の書籍を読んだことがないので、上記のように感じます。人事部署に所属する方にとっては、記載内容が教科書的過ぎて物足りないかもしれないですのであしからず。
2015年2月20日に日本でレビュー済み
おそらく今の30代以下にとっては当たり前の感覚。
50代以上の世代にはなかなか理解できない感覚。このギャップが閉塞感を産み出している。
50代以上の人にこそ読んでほしい本。
50代以上の世代にはなかなか理解できない感覚。このギャップが閉塞感を産み出している。
50代以上の人にこそ読んでほしい本。
2017年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔よく聞いた欧米との比較論に近い印象。気付かされる部分もあったので星3つ。