あぁらしいこうらしい、と人伝に聞くよりも実際に調査した方の情報を読みたくて買いました。
それにしてもこれだけ危険な食の世界を作り出してしまっているアメリカと、そのまま輸入して何も知らずに食べてしまっていた事に衝撃を受けます。
去年から菜食に切り替えましたがこの本を読むと尚更食を見直して良かったと実感してます。
お肉食べる方はオーガニックで放牧、もしくは食べる回数を減らす事をおすすめします。

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これ、食べていいの?: ハンバーガーから森のなかまで――食を選ぶ力 単行本 – 2015/5/25
何を食べていいか、どんな食物を選ぶべきか。世界の食物連鎖の現状をつぶさに伝えた基本図書。全米ミリオンセラー。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2015/5/25
- ISBN-104309247105
- ISBN-13978-4309247106
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商品の説明
著者について
アメリカのジャーナリスト。1955年生まれ。食や農業、人間と自然界が交わる世界を書き続け、ジェームズ・ビアード賞、ロイター&国際自然保護連合環境ジャーナリズム・グローバル賞など数々の賞を受賞。
翻訳家。訳書に、ピーター・メイル『南仏プロヴァンスの木陰から』『プロヴァンスの贈りもの』、ダニエル・ウォレス『ビッグフィッシュ』『西瓜王』、他多数。
翻訳家。訳書に、ピーター・メイル『南仏プロヴァンスの木陰から』『プロヴァンスの贈りもの』、ダニエル・ウォレス『ビッグフィッシュ』『西瓜王』、他多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2015/5/25)
- 発売日 : 2015/5/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4309247105
- ISBN-13 : 978-4309247106
- Amazon 売れ筋ランキング: - 541,835位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速で確実、商品が手元に届くまで安心の満足の出来る購入なりました。商品の状態も新品とまったく変わらず、内容についても多くのことを学べる皆様にお薦めの出来る一冊です。本当にありがとうございます。
2021年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「食べたらまずいものリスト」や「食材選びの参考になる知識」を求めて買いました。
ただ、内容は肉も魚もトウモロコシからできてて、今の食文化の成り立ちは歪ですよ、という提言です。(食材選びの参考にはなりませんでした)
厚みはリアルな食ができる過程を追っていくジャーナル的なもので、知らなくても普通は困らない内容です。(食事内容を考えるなら『パレオダイエット』の方が参考になります)
ただ、内容は肉も魚もトウモロコシからできてて、今の食文化の成り立ちは歪ですよ、という提言です。(食材選びの参考にはなりませんでした)
厚みはリアルな食ができる過程を追っていくジャーナル的なもので、知らなくても普通は困らない内容です。(食事内容を考えるなら『パレオダイエット』の方が参考になります)
2015年12月21日に日本でレビュー済み
アメリカで100万部のベストセラーになった「雑食動物のジレンマ」の、中高生向け要約版。
「雑食動物のジレンマ」は上下巻の2冊組で量が多く、読破するのが大変ですが、こちらは適度な分量だったので短時間で読み終えられました。
内容は、ジャーナリストである著者が、アメリカで食されている食事を
(1)「工業的に作られた加工食」
(2)「有機食(オーガニック)」
(3)「自然食(自然農法&狩猟採集)」
の3つに大別し、それぞれの食の実態について詳細に、具体的に書いているというものです。
著者の問題意識は、アメリカで流通している食事はすでに自然の摂理に則った健全な食事ではなく、ほとんど工業製品だ、ということにあるようです。ファストフードでも、清涼飲料でも、シリアルでも、食品がどこから来ているかを認識できないほど高度に加工されてしまっているためです。
(1)の工業食の部分では、清涼飲料、菓子、食肉などが実はすべてトウモロコシをベースに作られていることが示唆されています。トウモロコシは遺伝子組み換えであること、石油から製造される大量の肥料が投入されていること、本来穀物を食べない牛に無理にトウモロコシを与えて急速に肥育していること、など、なかなかショッキングな内容が忠実に描写されています。石油→トウモロコシ→牛肉、や、石油→トウモロコシ→果糖ブドウ糖液、の製造の流れはまるで工業的であり、しかも、エネルギー効率が非常に悪いとのことです。これが可能になるのは、ひとえに、政府がトウモロコシ栽培に対して多額の補助金を出しているからである、という点が指摘されています。
(2)のオーガニック食については、昨今の有機食品についての問題点が指摘されています。最近、アメリカではホールフーズなどの有機食品スーパーの台頭で有機食品の市場規模が広がりましたが、これらはいずれも大手なので、個人経営の農場や牧場から商品を仕入れているわけではなくて、特定の大規模「オーガニック」農場から一括仕入れしているそうです。そうした大規模なオーガニック農場というのは、結局のところ、本当の意味での自然農法ではなく、有機指定されている肥料を大量に投入したり、有機指定されている飼料を家畜に与えたりして量産しているだけ。オーガニックの鶏肉といえども、一度も日の光を浴びることも、屋外で活動することもないまま、鶏舎で有機飼料を食べて肥育されて肉にされたりしているとのことでした。
そういうわけで、オーガニック食といっても準工業製品のようですし、運搬コストを考えるとエネルギー的なムダが多くエコではない(リーフレタスを何百キロも運搬すれば、消費されるエネルギーのほうがレタスより高い)という点が鋭く指摘されています。しかし (1)の工業食よりは幾分マシで、オーガニック農場の運営者も、そうした自負と矜持はあるようです。
(3)の自然食については、自然農法を実践している農場に住み込みで働く体験を通じて、本当にナチュラルな食とはどういうものであるか、その具体像が記されています。特に、牧草と家畜の育て方についての部分は素晴らしく、牧草地をいくつかの区画に分け、1つの区画に牛を放して牧草を食ませる → 1日後に牛を別の牧草地に移す → 2~3日後に牛糞の中に蛆虫が発生するので、その区画に鶏を放す。すると、鶏は喜んで蛆虫を食す。病害虫予防になるし、鶏の良い栄養源にもなる。鶏は栄養たっぷりの卵を産む。また、鶏糞と牛糞が肥料となって、2週間ほどで牧草が再生する。といった循環農法が事細かに書かれています。
日本はまだアメリカほどには食は工業化されてはいませんが、外食の回数を減らして自分で調理する、近郊の新鮮な農産物を買う、自然な餌で育った肉を買う、といった食生活が理想なのだろうな、と思いました。
「雑食動物のジレンマ」は上下巻の2冊組で量が多く、読破するのが大変ですが、こちらは適度な分量だったので短時間で読み終えられました。
内容は、ジャーナリストである著者が、アメリカで食されている食事を
(1)「工業的に作られた加工食」
(2)「有機食(オーガニック)」
(3)「自然食(自然農法&狩猟採集)」
の3つに大別し、それぞれの食の実態について詳細に、具体的に書いているというものです。
著者の問題意識は、アメリカで流通している食事はすでに自然の摂理に則った健全な食事ではなく、ほとんど工業製品だ、ということにあるようです。ファストフードでも、清涼飲料でも、シリアルでも、食品がどこから来ているかを認識できないほど高度に加工されてしまっているためです。
(1)の工業食の部分では、清涼飲料、菓子、食肉などが実はすべてトウモロコシをベースに作られていることが示唆されています。トウモロコシは遺伝子組み換えであること、石油から製造される大量の肥料が投入されていること、本来穀物を食べない牛に無理にトウモロコシを与えて急速に肥育していること、など、なかなかショッキングな内容が忠実に描写されています。石油→トウモロコシ→牛肉、や、石油→トウモロコシ→果糖ブドウ糖液、の製造の流れはまるで工業的であり、しかも、エネルギー効率が非常に悪いとのことです。これが可能になるのは、ひとえに、政府がトウモロコシ栽培に対して多額の補助金を出しているからである、という点が指摘されています。
(2)のオーガニック食については、昨今の有機食品についての問題点が指摘されています。最近、アメリカではホールフーズなどの有機食品スーパーの台頭で有機食品の市場規模が広がりましたが、これらはいずれも大手なので、個人経営の農場や牧場から商品を仕入れているわけではなくて、特定の大規模「オーガニック」農場から一括仕入れしているそうです。そうした大規模なオーガニック農場というのは、結局のところ、本当の意味での自然農法ではなく、有機指定されている肥料を大量に投入したり、有機指定されている飼料を家畜に与えたりして量産しているだけ。オーガニックの鶏肉といえども、一度も日の光を浴びることも、屋外で活動することもないまま、鶏舎で有機飼料を食べて肥育されて肉にされたりしているとのことでした。
そういうわけで、オーガニック食といっても準工業製品のようですし、運搬コストを考えるとエネルギー的なムダが多くエコではない(リーフレタスを何百キロも運搬すれば、消費されるエネルギーのほうがレタスより高い)という点が鋭く指摘されています。しかし (1)の工業食よりは幾分マシで、オーガニック農場の運営者も、そうした自負と矜持はあるようです。
(3)の自然食については、自然農法を実践している農場に住み込みで働く体験を通じて、本当にナチュラルな食とはどういうものであるか、その具体像が記されています。特に、牧草と家畜の育て方についての部分は素晴らしく、牧草地をいくつかの区画に分け、1つの区画に牛を放して牧草を食ませる → 1日後に牛を別の牧草地に移す → 2~3日後に牛糞の中に蛆虫が発生するので、その区画に鶏を放す。すると、鶏は喜んで蛆虫を食す。病害虫予防になるし、鶏の良い栄養源にもなる。鶏は栄養たっぷりの卵を産む。また、鶏糞と牛糞が肥料となって、2週間ほどで牧草が再生する。といった循環農法が事細かに書かれています。
日本はまだアメリカほどには食は工業化されてはいませんが、外食の回数を減らして自分で調理する、近郊の新鮮な農産物を買う、自然な餌で育った肉を買う、といった食生活が理想なのだろうな、と思いました。
2016年4月25日に日本でレビュー済み
4つのパートの冒頭がそれぞれ『お品書き」風になっている。
1が車中でマクドナルド
2が自宅でスーパーで買えるオーガニック食材を使った料理
3が持続可能な地産池消の農場でのBBQ
4ではついに森で狩りをして獲ったイノブタを料理してパーティーを開く。
ただ、工業的な食の問題点を指摘するだけではなく、作者の体験した
4つの食卓を、読者も共にしたような臨場感があり、より深く感じ、
考えさせてくれる。
1が車中でマクドナルド
2が自宅でスーパーで買えるオーガニック食材を使った料理
3が持続可能な地産池消の農場でのBBQ
4ではついに森で狩りをして獲ったイノブタを料理してパーティーを開く。
ただ、工業的な食の問題点を指摘するだけではなく、作者の体験した
4つの食卓を、読者も共にしたような臨場感があり、より深く感じ、
考えさせてくれる。
2015年7月12日に日本でレビュー済み
題名を見ただけで、「こんなの読んだら何も食べられなくなるから・・」とフライドチキン大好きの知人は目をそらしました。私自身は、食品のルーツをかなり分かっていると思っていたけれど、この本を読んで、恐ろしいとか、ああいやだとか、困ったことだ、というのはやめて、今一度生きることの基本、食べることに向き合うようにしようと思いました。知っていれば誰にでも少しでも選択の余地はあるというのが、この本の前向きになれる価値です。数値や図面をふんだんに配置してあるものには、教科書の様に面白くないものが多いですが、この本は読みやすくわかりやすいです。