一つ大事な話をしよう。
プロレスじゃないよね、これ？
ニンジャファイトがバトルエンターテイメントとして認識されている世界。
最大団体ＷＮＥ（ワールド・ニンジャ・エンターテイメント）で最強を決める大会『シノビガミＧＰ』が始まろうとしていた。
準決勝に残ったのは、虫使いの小学生ニンジャファイター、ツノダ・カブト。
ＷＮＥのエース、不死身のラファエロ朝霧。
同じくＷＮＥ所属の空手使い、蒼龍。
改造忍者ネネキリ（乱入）。
だが、その裏では狂気の計画と他陣営の思惑が錯綜した混沌の情勢が渦巻いていた。
ＰＶＰをメインに置きつつ、戦う男たちのドラマが展開する。ＴＲＰＧリプレイに女性ＰＣゼロと言うスタート（ＮＰＣのお色気有り）から怒涛のＴＲＰＧらしさが際立つ流れ。ここまで大波乱となるリプレイも珍しいのはシノビガミのスタンスによるところも大きい。
舞台設定こそ現代に準じているが、まさに、昭和のプロレス劇画（プロレススターウォーズあたりを意識して貰うと）。
この世界設定が巻末にルールなどと共に収録されている。ＷＮＥと並ぶ名門、ストロングニンジャスタイルの『日本ファイト』の代表は猪木ならぬ元鬼で、エースはなぜか鶴田ならぬジャンボ尾田。では長州的なストーム春辺はと言うと、なぜかエンターテイメントスタイルのＷＮＥのベテランだったりする。
小学生がプロレスラーになる、と言うのは昭和の児童誌漫画（ボンボン？）っぽく、お色気要素もどこかあの時代の劇画的。
まあルール等はガンダムファイトなわけですが。
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